JPH0577947A - 薄板投入装置 - Google Patents

薄板投入装置

Info

Publication number
JPH0577947A
JPH0577947A JP24164191A JP24164191A JPH0577947A JP H0577947 A JPH0577947 A JP H0577947A JP 24164191 A JP24164191 A JP 24164191A JP 24164191 A JP24164191 A JP 24164191A JP H0577947 A JPH0577947 A JP H0577947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
suction
sucked
suction pad
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24164191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takeda
浩志 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP24164191A priority Critical patent/JPH0577947A/ja
Publication of JPH0577947A publication Critical patent/JPH0577947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 積み重ね載置した薄板2の最上部2aを浮上
させるエアー吹きつけ手段1と、移動方向後部の薄板表
面を吸着して上昇する第1吸引手段3と、移動方向前部
の薄板表面を吸着して薄板を移動させる第2吸引手段4
とを有し、第2吸引手段4によって薄板を吸着して移動
する際には第1吸引手段3の吸着を停止し、次の薄板2
b表面を吸着する動作機構を備えてなることを特徴とす
る薄板投入装置。 【効果】 プリプレグ等の薄板を、2枚取りトラブルの
発生を回避しつつ、積み重ね載置部より、サイクルアッ
プを可能として正確に、かつ高効率での投入を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄板投入装置に関す
るものである。さらに詳しくは、この発明は、プリント
配線板製造用のクリアプリプレグ等の製造工程において
有用な、多数の薄板を載置した状態から1枚づつ正確
に、2枚取りのトラブルを回避しつつ取り出し、所定の
工程へと移送することのできる、生産性に優れた薄板投
入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、1mm前後、さらには1mm以下
という樹脂シート、紙、金属箔、さらには、それらの積
層体等の薄板を所定の位置から別の場所へと移送するた
めの手段として、真空吸引力を利用してこれらの薄板を
吸引パッドに吸着し、次いで移動させる吸引移動装置が
知られている。
【0003】たとえば、このような移動装置、すなわち
薄板投入装置は、クリアプリプレグの製造においても用
いられている。実際のプリプレグの製造においては、樹
脂含浸して乾燥・硬化処理したプリプレグを所定の大き
さに切断し、次いで再加熱することによってクリアプリ
プレグを製造するようにしているが、この時の再加熱
は、切断後のプリプレグの端面および表面にガラス粉、
樹脂粉が付着しているとこれが原因となってプリント配
線板の回路の損傷等の障害をもたらすことから、これら
の切断粉を溶融させて付着していない状態とするための
ものである。
【0004】通常、このようなクリアプリプレグ製造の
ための工程では、たとえば図4に示したように、多数の
プリプレグ(ア)を載置した状態からこれを1枚づつ取
出して処理・製造ラインに投入するために、プリプレグ
(ア)の4隅部を吸引パッド(イ)によって吸着し、ホ
イスト機構(ウ)による吸引・移送を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このホ
イストによる吸引パッド(イ)の吸引・移送を特徴とす
る従来の多くの薄板投入装置の場合には、プリプレグ
(ア)等のワークの4隅部を同時に吸引しているため、
載置しているワークの2枚取りがどうしても避けられな
い。これは積み重ねて載置している薄板が相互に密着し
ていることに原因がある。
【0006】また、従来の投入装置の場合には、ホイス
トによる移動を行っているため、この動作をサイクルア
ップするためにはホイストの走行アップでしか対応でき
ない。そして、このホイストの走行アップにはおのずと
限界があり、どうしてもこのサイクルアップによる生産
性の向上には問題があった。たとえある程度のサイクル
アップによる効率向上が可能であっても、従来装置の場
合には、ワークの2枚取りのトラブル発生によって操作
が中断されやすいという欠点が避けられなかった。
【0007】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の薄板投入装置の欠点を解消
し、2枚取りのトラブル発生を抑止し、1枚づつ確実に
吸引・移送することができ、しかも投入操作のサイクル
アップを図ることのできる新しい薄板投入装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、積み重ね載置した薄板の最上部
を浮上させるエアー吹きつけ手段と、移動方向後部の薄
板表面を吸着して上昇する第1吸引手段と、移動方向前
部の薄板表面を吸着して薄板を移動させる第2吸引手段
とを有し、第2吸引手段によって薄板を吸着して移動す
る際には第1吸引手段の吸着を停止し、次の薄板表面を
吸着する動作機構を備えてなることを特徴とする薄板投
入装置を提供する。
【0009】
【作用】この発明の装置においては、前記のエアー吹き
つけ手段によって積み重ね載置した薄板にエアーを吹き
つけて、最上部の薄板を浮き上がらせる。そして、浮き
上がった薄板を第1吸引手段によってワークの移動方向
後部を吸着し、薄板を上昇させる。次いで、移動方向前
部を第2吸引手段において吸着する。このような動作を
可能とすることによって、この発明の装置によっては薄
板の2枚取りというトラブルが生じることはない。
【0010】このことは、エアーの吹きつけによって薄
板の浮き上がりと、上下の薄板の間の空気槽が形成され
ることによる。しかも、この発明の装置では、第2吸引
手段が薄板の移動を開始すると、第1吸引手段は、次の
薄板を吸着するようにしている。このため、薄板の投入
サイクルは従来装置に比べてはるかに向上することにな
る。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示してさらに詳しくこの発明
について説明する。図1〜3は、この発明の投入装置と
その動作の要部構成を例示したものである。たとえばこ
の図1〜3に示したように、この発明の投入装置におい
ては、エアー吹きつけ手段としてのエアーノズル(1)
と、クリアプリプレグ製造用のプリプレグ等のワーク
(2)の移動方向後部を吸着する第1吸引手段としての
第1吸引パッド(3)と、移動方向前部を吸着する第2
吸引手段としての第2吸引パッド(4)とを有してい
る。
【0012】エアーノズル(1)は、積み重ね載置した
ワーク(2)の斜め方向より、ワーク(2)の最上部を
浮上させるようにエアーを吹きつける。重ねられたワー
ク(2)の上下のものの間に空気層を形成し、吸引パッ
ド(3)(4)によるワーク(2)の2枚取りを防止す
る。この場合、以下のような動作としてワーク(2)の
投入、たとえばベルトコンベア(5)への投入が行われ
ることになる。 (a) まず、図1に示したように、エアーノズル
(1)よりエアーを吹き出して、ワーク(2)載置部の
最上部に吹きつけ、最上部ワーク(2a)を浮き上がら
せる。この状態において、第1吸引パッド(3)によっ
て、ワーク(2a)の移動方向後部を吸着し上昇させ
る。
【0013】この時の第1吸引パッド(3)は、第2吸
引パッド(4)とともに、接触圧で吸着して上昇するシ
リンダー吸引機構を有していることが好ましい。すなわ
ち、ワーク(2a)に接触して真空圧が上がると自動的
にシリンダーが上昇する機構である。エアーノズル
(1)よりエアーが吹きつけていることと、この吸引動
作によって、ワーク(2a)は確実に1枚づつ取出され
る。 (b) 第1吸引パッド(3)によって吸着上昇させた
状態で、エアーノズル(1)からエアーを吹き出しつ
つ、図2に示したように、第2吸引パッド(4)によっ
てワーク(2a)の移動方向前部を吸着し、シリンダー
を上昇させる。
【0014】この状態において、第2吸引パッド(4)
を移動方向(A)に移動させ、同時に、第1吸引パッド
(3)の吸着を停止する。 (c) 次いで、図3に示したように、第1吸引パッド
(3)は、次のワーク(2b)の移動方向後部を吸着
し、シリンダーを上昇させる。
【0015】第2吸引パッド(4)は、ワーク(2a)
を所定の位置まで移動させ、吸引を停止し、図1に示し
た状態へと復帰する。もちろん、この図1〜3の示には
図示していないが、吸引パッド(3)(4)は、各々、
複数使用し、それぞれの役割を分担して作動する。ま
た、吸引パッド(3)(4)には各種の形状、構造のも
のが採用でき、吸引手段として他種のものでもよい。
【0016】以上の通りのこの発明の薄板投入装置は、
その対象に特に限定はなく、前記した通りのプリプレグ
をはじめ各種の薄物板状体、もしくは紙状体の投入に適
用されるものである。いずれの場合でも、この発明の装
置によって、2枚取りのトラブルを回避し、サイクルア
ップを可能とした精度のよい、高効率での投入が実現さ
れる。
【0017】
【発明の効果】この発明により、以上詳しく説明した通
り、プリプレグ等の薄板を、2枚取りトラブルの発生を
回避しつつ、積み重ね載置部より、サイクルアップを可
能として正確に、かつ高効率での投入を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図3】図1〜3の各々は、この発明の装置とその動作
を示した工程図である。
【図4】従来の装置を示した工程図である。
【符号の説明】
1 エアーノズル 2 ワーク 2a,2b ワーク 3 第1吸引パッド 4 第2吸引パッド 5 ベルトコンベア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ね載置した薄板の最上部を浮上さ
    せるエアー吹きつけ手段と、移動方向後部の薄板表面を
    吸着して上昇する第1吸引手段と、移動方向前部の薄板
    表面を吸着して薄板を移動させる第2吸引手段とを有
    し、第2吸引手段によって薄板を吸着して移動する際に
    は第1吸引手段の吸着を停止し、次の薄板表面を吸着す
    る動作機構を備えてなることを特徴とする薄板投入装
    置。
  2. 【請求項2】 接触圧で吸着するシリンダー機構を有す
    る第1吸引手段および第2吸引手段を備えてなる請求項
    1の薄板投入装置。
  3. 【請求項3】 プリント配線板用プリプレグまたは積層
    板の製造に用いる請求項1または2の薄板投入装置。
  4. 【請求項4】 クリアプリプレグの製造に用いる請求項
    3の薄板投入装置。
JP24164191A 1991-09-20 1991-09-20 薄板投入装置 Pending JPH0577947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24164191A JPH0577947A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 薄板投入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24164191A JPH0577947A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 薄板投入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0577947A true JPH0577947A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17077337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24164191A Pending JPH0577947A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 薄板投入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0577947A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050160A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Matsushita Electric Works Ltd シート状パルプ供給装置
JP2008081232A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Matsushita Electric Works Ltd シート状パルプ供給装置
CN102910466A (zh) * 2012-11-07 2013-02-06 金红叶纸业集团有限公司 片状物分取机构及方法
CN106081676A (zh) * 2016-07-29 2016-11-09 广东溢达纺织有限公司 裁片自动铺放机构
CN111747158A (zh) * 2019-03-28 2020-10-09 郭石生 一种包含两组递纸吸嘴的飞达

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050160A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Matsushita Electric Works Ltd シート状パルプ供給装置
JP2008081232A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Matsushita Electric Works Ltd シート状パルプ供給装置
CN102910466A (zh) * 2012-11-07 2013-02-06 金红叶纸业集团有限公司 片状物分取机构及方法
CN106081676A (zh) * 2016-07-29 2016-11-09 广东溢达纺织有限公司 裁片自动铺放机构
CN111747158A (zh) * 2019-03-28 2020-10-09 郭石生 一种包含两组递纸吸嘴的飞达
CN111747158B (zh) * 2019-03-28 2022-03-04 郭石生 一种包含两组递纸吸嘴的飞达

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20190065134A (ko) 릴리스 필름 박리 방법 및 릴리스 필름 박리 장치
JPH0577947A (ja) 薄板投入装置
TWM591096U (zh) 薄板堆疊裝置
JPH06263275A (ja) 板材の一枚捲り方法および一枚捲り装置
JP2018087085A (ja) 板材分離装置、その板材分離装置を備えた板材搬送装置、及び板材の分離方法
CN113923873A (zh) 一种撕膜转接系统
JPH0226095A (ja) フレキシブル配線基板用補強板貼り合わせ装置
TWM592163U (zh) 半導體裝片一體機
JPH0432426A (ja) 基板投入装置
JP2504929B2 (ja) スタッキング樹脂シ―トの分離装置
JP2582145Y2 (ja) フイルム積層装置におけるフイルム移送装置
CN219155876U (zh) 板材上料定位装置及板材加工设备
JP3695611B2 (ja) 移載搬送装置及び移載搬送方法
CN116354124B (zh) 放板机及板件的转运方法
CN110877001A (zh) 点胶装置
CN214381641U (zh) 一种具有防护机构的贴片机
JPH0324513Y2 (ja)
JPS62259934A (ja) 薄板の2枚供給防止装置
TWI745690B (zh) 薄板堆疊裝置及其使用方法
JPH033748A (ja) プリント基板加工用上板の除去装置
JPH06179535A (ja) シート材の搬送方法
JPS6338046Y2 (ja)
JP2003170330A (ja) 板材搬送装置
JPH0540023Y2 (ja)
JPH032524Y2 (ja)