JPS586711B2 - 高強度炭素材の製造方法 - Google Patents
高強度炭素材の製造方法Info
- Publication number
- JPS586711B2 JPS586711B2 JP54036399A JP3639979A JPS586711B2 JP S586711 B2 JPS586711 B2 JP S586711B2 JP 54036399 A JP54036399 A JP 54036399A JP 3639979 A JP3639979 A JP 3639979A JP S586711 B2 JPS586711 B2 JP S586711B2
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- JP
- Japan
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- powder
- carbon material
- manufacturing
- coke
- added
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は無定形炭素(コークス)粉末あるいは人造黒鉛
質粉末に、焼結促進剤としてAIB12粉末あるいはL
aB6粉末を数多(重量)添加し、ピッチなどの粘結材
を必要とすることなく、数百kg/dm3の加圧下で焼
成することにより高強度炭素材を製造する方法に関する
ものである。
質粉末に、焼結促進剤としてAIB12粉末あるいはL
aB6粉末を数多(重量)添加し、ピッチなどの粘結材
を必要とすることなく、数百kg/dm3の加圧下で焼
成することにより高強度炭素材を製造する方法に関する
ものである。
工業的には一般の炭素材あるいは黒鉛材はコークス粉末
に粘結材としてピッチを加え、混錬、成形、焼成するこ
とにより製造されている。
に粘結材としてピッチを加え、混錬、成形、焼成するこ
とにより製造されている。
粘結材としてピッチを加えるのは一般のセラミックス粉
末のようにコークス粉末のみではそれ自身焼結しないか
らである。
末のようにコークス粉末のみではそれ自身焼結しないか
らである。
粘結材としてのピッチの使用は焼成中、ピッチからの脱
ガスを生じ、気孔率の高い製品となる。
ガスを生じ、気孔率の高い製品となる。
その欠点を補うため、ピッチなどの粘結材に工夫をこら
して炭化率を上げる方法、圧力下で焼成することにより
炭化率を上げる方法、液状あるいは気体炭化水素により
気孔を埋める方法および焼成品を機械的圧力下で焼成し
、クJ一プにより気孔を押しつぶす方法などにより、炭
素材の高密度化が図られている。
して炭化率を上げる方法、圧力下で焼成することにより
炭化率を上げる方法、液状あるいは気体炭化水素により
気孔を埋める方法および焼成品を機械的圧力下で焼成し
、クJ一プにより気孔を押しつぶす方法などにより、炭
素材の高密度化が図られている。
これらの方法は、いずれも粘結剤を含む原料に関するも
ので、複雑な工程あるいはコストのかかる工程を必要と
する。
ので、複雑な工程あるいはコストのかかる工程を必要と
する。
また、これらの方法でかさ密度1.9以上の製品を製造
することは困難であり、かつ強度の向上もそれほど期待
できない。
することは困難であり、かつ強度の向上もそれほど期待
できない。
粘結材を使用しない新しい方法として、数百kg/dm
2の加圧下でコークス粉末のみを焼結させる試みがある
が、良い結果は得られていない。
2の加圧下でコークス粉末のみを焼結させる試みがある
が、良い結果は得られていない。
そこで、本発明者らは、種々の硼化物を焼結促進剤とし
てコークス粉末に少量添加し、加圧下での焼成を試みA
AIB12あるいはLaBe粉末を添加すると機械的強
度の高い炭素材あるいは黒鉛材が得られることを見い出
し、本発明に到ったものである。
てコークス粉末に少量添加し、加圧下での焼成を試みA
AIB12あるいはLaBe粉末を添加すると機械的強
度の高い炭素材あるいは黒鉛材が得られることを見い出
し、本発明に到ったものである。
すなわち、本発明の製造方法は焼結促進剤としてAIB
12あるいはLaB6を数多(重量)添加し、加圧下で
焼成するもので、ピッチなどの粘結材を使用しないのが
特徴であり、高強度炭素材あるいは黒鉛材が得られる、
本製造方法によれば、粘結材を用いることなく、製造工
程が簡略化できる。
12あるいはLaB6を数多(重量)添加し、加圧下で
焼成するもので、ピッチなどの粘結材を使用しないのが
特徴であり、高強度炭素材あるいは黒鉛材が得られる、
本製造方法によれば、粘結材を用いることなく、製造工
程が簡略化できる。
製造方法を述べると、粘結材を含まない無定形炭素(コ
ークス)粉末あるいは人造黒鉛粉末にAIB12あるい
はLaB6粉末を数係(重量)添加混合した後、この混
合粉末を黒鉛型に入れ、加圧下で焼成する。
ークス)粉末あるいは人造黒鉛粉末にAIB12あるい
はLaB6粉末を数係(重量)添加混合した後、この混
合粉末を黒鉛型に入れ、加圧下で焼成する。
AIB12粉末あるいはLaB6粉末の添加量は2〜1
0係(重量)が望ましい。
0係(重量)が望ましい。
加圧力は数百kg/cm2,焼成温度2100℃前後で
十分であるが、さらに強度の高い製品を望むとき、ある
いは添加量を少なくしたいときは、さらに高い加圧力お
よび焼成温度で製造する。
十分であるが、さらに強度の高い製品を望むとき、ある
いは添加量を少なくしたいときは、さらに高い加圧力お
よび焼成温度で製造する。
焼結促進剤としてAIB12あるいはLaB6を少量添
加することが本発明の最も特徴とすることであり、これ
らの焼結促進剤を添加しないとき、コークス粉末同士の
焼結は殆んど生じない。
加することが本発明の最も特徴とすることであり、これ
らの焼結促進剤を添加しないとき、コークス粉末同士の
焼結は殆んど生じない。
本発明の方法で製造した炭素材あるいは黒鉛材は従来の
市販炭素材の物性とくに機械的強度を上まわるものであ
った。
市販炭素材の物性とくに機械的強度を上まわるものであ
った。
AIB12の添加の場合、高強度に加えてコークスの黒
鉛化が著しく進んだ炭素材であった。
鉛化が著しく進んだ炭素材であった。
すなわち、2100℃の加圧下焼成でコークスの面間隔
d(002)=3.366〜3.367人の値が得られ
た。
d(002)=3.366〜3.367人の値が得られ
た。
この値は、2800〜3000℃で処理された市販の黒
鉛製品に相当した。
鉛製品に相当した。
以上のように、AIB12あるいはLaB6粉末の添加
はコークスの焼結にきわめて有効であり、その添加量お
よび温度、圧力などの製造条件を適切に選ぶことにより
、高強度炭素材が製造できる。
はコークスの焼結にきわめて有効であり、その添加量お
よび温度、圧力などの製造条件を適切に選ぶことにより
、高強度炭素材が製造できる。
実施例 1
粘結材を含まない仮焼ピツチコークス粉末15gにAI
B12粉末を4および7(重量)%添加し、捕撞機で混
合磨砕した。
B12粉末を4および7(重量)%添加し、捕撞機で混
合磨砕した。
各々の混合コークス粉末は径30mmの黒鉛型に入れ、
200ky/cm2の加圧下で2100℃まで昇温速度
約1時間で高周波誘導により加熱した。
200ky/cm2の加圧下で2100℃まで昇温速度
約1時間で高周波誘導により加熱した。
2100℃で約30分間保持した後放冷した。
以下の物性の炭素材が得られた。実施例 2
仮焼ピツチコークス粉末にLaB6粉末を4および7w
t%添加し、実施例1と同様な方法で製造した。
t%添加し、実施例1と同様な方法で製造した。
Claims (1)
- 1 粘結材を含まない無定形炭素粉末あるいは人造黒鉛
質粉末に焼結促進剤としてAIB12あるいはLaB6
粉末を添加し、加圧下1900℃以上の温度で焼成する
ことを特徴とする高強度炭素材あるいは黒鉛材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54036399A JPS586711B2 (ja) | 1979-03-27 | 1979-03-27 | 高強度炭素材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54036399A JPS586711B2 (ja) | 1979-03-27 | 1979-03-27 | 高強度炭素材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55130864A JPS55130864A (en) | 1980-10-11 |
JPS586711B2 true JPS586711B2 (ja) | 1983-02-05 |
Family
ID=12468766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54036399A Expired JPS586711B2 (ja) | 1979-03-27 | 1979-03-27 | 高強度炭素材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586711B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6372311A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-02 | Tsukishima Kikai Co Ltd | フイルタ−プレスの締付方法とその装置 |
JPH0338107U (ja) * | 1989-08-28 | 1991-04-12 | ||
JPH0588607U (ja) * | 1991-09-19 | 1993-12-03 | 月島機械株式会社 | フィルタープレスの締付装置 |
-
1979
- 1979-03-27 JP JP54036399A patent/JPS586711B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6372311A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-04-02 | Tsukishima Kikai Co Ltd | フイルタ−プレスの締付方法とその装置 |
JPH0338107U (ja) * | 1989-08-28 | 1991-04-12 | ||
JPH0588607U (ja) * | 1991-09-19 | 1993-12-03 | 月島機械株式会社 | フィルタープレスの締付装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55130864A (en) | 1980-10-11 |
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