JPS5865287A - ベーターアミノアルコール誘導体と,心筋梗塞の予防および治療剤 - Google Patents

ベーターアミノアルコール誘導体と,心筋梗塞の予防および治療剤

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JPS5865287A
JPS5865287A JP56162639A JP16263981A JPS5865287A JP S5865287 A JPS5865287 A JP S5865287A JP 56162639 A JP56162639 A JP 56162639A JP 16263981 A JP16263981 A JP 16263981A JP S5865287 A JPS5865287 A JP S5865287A
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hydroxy
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Tomoo Mazaki
知生 真崎
Toshiro Kamishiro
敏郎 神代
Takashi Okazoe
岡添 孝
Katsuhiko Arai
勝彦 荒井
Mitsuo Mazaki
光夫 真崎
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は新規なβ−アミノアルコール誘導体に関するも
のである。
また本発明は新規なβ−アミノアルコール誘導体を製造
する方法に関するものである。
さらに本発明は心筋梗塞症を予防または治療するための
薬剤に関するものである。
(技術的背景) わが国においては食生活の欧米化および老令人口の増加
にともなって、心筋梗塞症の患者が増加する傾向がみら
れる。したがって心筋梗塞症の予防および治療は、国民
の健康保持の観点から観てきわめて重要な課題である。
ところが心筋梗塞症の予防および治療は、現代の医学を
もってしてもきわめて困難であって、心筋梗塞症ととも
に併発する心不全、不整脈、虚血性心疾患などを緩解す
る薬剤を投与して心筋梗塞症の予防および治療に供して
いる現状である。したがって心筋梗塞症の予防および治
療のために有効な薬剤の開発には、大きな期待が寄せら
れている。
(発明の目的) 発明者らは、心筋梗塞症の予防および治療のためにすぐ
れた薬効を奏する薬剤の探究を継続してきたところ、前
記の一般式(I)によって表わされる新規化合物を合成
し、これらの化合物が心筋梗塞症に対してきわめてすぐ
れた抑制作用を示すとともに安全性も高いことを発見し
、この発見にもとづいて本発明を完成した。
(発明の構成) 本発明にがかるβ−アミノアルコール誘導体は下記の一
般式(Ilで表わされる化合物である。
たたし、式中の R1は水素原子、アルカリ金属原子または4個以下の炭
素原子を有する直鎖状または分枝状のアルキル基を意味
し、 nはOまたは1を意味する。
(製造方法) 一般式(11で表わされる本発明の化合物は、次のよう
にして製造することができる。
け) 一般式(1)における+1’がアルキル基である
場合(a)  一般式(Ill (式中のR2は、アミノ酸のアミノ基を保護する基たと
えばtert−ブトキシカルボニル基を表わす。) で表わされるロイシン誘導体またはその反応性誘導体を
一般式(II) O■■ (式中nは前記と同じ意味を示す。) で表わされるアミン誘導体に反応させて一般式[IV)
(式中nおよびR2は両町と同じ意味を示す。)で表わ
される化合物とした後、通常の方法により保護基を除去
することによって得られる一般式■)(式中nは前記と
同じ意味を示す。) で表わされるロイシルβ−アミノアルコール誘導体を一
般式(Vl) (式中R3は炭素原子数1〜4の分枝してもよいアルキ
ル基を示す。) で表わされるトランス−エポキシコハク酸モノエステル
またはその反応性誘導体に反応させて一般式(■) (式中nおよびR3は前記と同じ意味を示す。)で表わ
される化合物として得られる。
(bJ  あるいは、一般式(Vl) (式中R3は前記と同じ意味を示す。)で表わされるト
ランス−エポキシコハク酸モノエステルまたはその反応
性誘導体をロイシンと反応させて得られる一般式(Vl
) (式中R3は前記と同じ意味を示す。)で表わされるエ
ポキシコハク酸ロイシン誘導体またはその反応性誘導体
を一般式([1 (式中nは前記と同じ意味を示す。) で表わされるアミン誘導体と反応させて一般式(至)(
式中nおよびR3は前記と同じ意味を示す。)で表わさ
れる化合物として得られる。
一般式(Illの化合物と一般式(I)の化合物との縮
合反応、一般式(Vlの化合物と一般式(VIJの化合
物との縮合反応、および一般式(■)の化合物と一般式
(11の化合物との縮合反応は、通常の酸クロライド法
あるいは、公知の縮合剤たとえばN−ヒドロキシコハク
酸イミドとN 、 N’−ジシクロへキシルカルボジイ
ミドの共存下、塩化メナレン、クロロホルム、テトラヒ
ドロフラン等の有機溶媒中室温でおこなわれる。
一般式(1’IIlで表わされる化合物のエステル残基
は常法によるアルカリ加水分解することにより対応する
カルボン酸に容易に変換される。
to+  一般式(11中賜が水素原子である一般式(
II)(式中nは前記と同じ意味を示す。) で表わされる化合物は一般式例)で表わされる化合物の
エステル基を加水分解反応せしめることによって得られ
、また所望により常法によって無毒性塩に変換される。
このようにして得られたβ−アミノアルコール誘導体は
、所望により通常の方法ですトリウム。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、さらにはトリア
ルキルアミン、ジベンジルアミン、N−低級アルキルピ
ペリジン、N−ベンジル−β−フエネ干シルアミンどの
無毒性塩とすることができる。
(用 途) さらに他の観点からみれば、本発明は一般式(1)によ
って表わされる化合物を有効成分とする心筋梗塞症の予
防および治療剤である。
本発明における一般式(I)の化合物およびその無毒性
塩が心筋梗塞治療剤として有用であることは実験的心筋
梗塞モデルに対して、優れた予防ならびに治療効果を有
することによって示される。すなわちウサギあるいはイ
ヌの実験的心筋梗塞症に対して1〜400q/νを投与
した場合に著しい予防ならびに治療効果を示す。たとえ
ばウサギに200V′〜を投与した場合、無投与の場合
に比較して明白な梗塞抑制効果がみられる。
また、本発明はマウスにおける急性毒性試験により、生
体に対して安全性の高い物質であることがわかる。
本発明の化合物が心筋梗塞症に対して有効であること、
および急性毒性がきわめて微弱であることを示すために
、試験例1および試験例2の結果を下記に述べる。
試験例1 実験的心筋梗塞症に対する作用 体重2 g、前後の白色雄性ウサギをベントパルビター
ルナトリウム(3s vv/ Ky 、 r 、v、)
で麻酔後、人工呼吸下に開胸して左前下行枝(起始部か
ら約7mm下部)を結紮した。24時間後に心臓を摘出
し、心尖部から結紮部までの心筋を2 mm厚のヌライ
スにした後フォスフォリラーゼ反応による梗塞病巣の染
め分けを行ない壊死部の面積%を算出した。
薬物は、結紮5分前(1001nf/KP、 i、v、
)、結紮直後から1時間後まで(50η9/”y/ b
 r 、点滴)、結紮2時間後(25ツ/”/、1.V
、)および結紮3時間後(25”P/I&、 i、v、
 ’)に投与した。投与薬物は生理食塩水溶液として用
いた。難溶性の場合はナトリウム塩として用いた。対照
群には、生理食塩水のみを投与した。
その結果、表1に示すように、コントロール群は149
%の壊死率を示すのに対して、本発明の薬剤投与群にお
いては104〜120%の壊死率と著明な壊死抑制効果
が認められた。
試験例2 急性毒性試験 体重20〜28fのd、d、N系雄性マウスを用いた。
薬物は尾静脈より投与した。
その結果、表1に示すように本発明の薬剤は1yy%ま
で投与しても被験動物には何らの症状変化も観察されず
、安全性が極めて高いことが確認された。
表1 化合物 1ニドランス−3−((sl−1−(2−ヒドロキシ−
2−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチルカ
ルバモイルクー3−メチルブチルカルバモイル]オキシ
ラン−2−カルボン酸ナトリウム 2ニドランス−37,(、(s)−1−(2−tニトロ
キシ−1−メチル−2−フェニルエチルカルバモイル)
−3−メチルブチルカルバモイルJオキシラン−2−カ
ルボン酸ナトリウム(投与量) 本発明における一般式(1)の化合物およびその無毒性
塩の投与量は、心筋梗塞症の症状の程度によって異なる
が、通常は1日約100〜〜1yを患者に投与すればよ
い。
(剤 形) 一般式(IIで表わされる化合物およびその塩は、これ
を心筋梗塞治療剤として用いる場合、通常製剤的担体と
共に製剤組成物の形態とされる。担体としては、使用形
態に応じた薬剤を調製するのに通常使用される増量剤、
結合剤、崩壊剤、滑沢剤等の希釈剤あるいは賦形剤が用
いられる。
投与形態としては、注射剤、散剤、カプセル剤。
顆粒剤2錠剤などいずれの形態でも可能である。
錠剤の形態として用いるに際しては担体として、例えは
乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖液。
デンプン、炭酸カルシウム、結晶セルロース、ケイ酸等
の賦形剤、水、エタノール、プロパツール。
ブドウ糖、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、リン酸カリウム等の
結合剤、乾燥デンゾン、アルギン酸ナトリウム、カンテ
ン末、炭酸水素すトリウム。
炭酸カルシウム、ステアリン酸モノグリセリド。
、デンプン、乳糖等の崩壊剤、ステアリン酸塩、ホウ酸
末、固体ポリエナレングリコール等の滑沢剤等この分野
で広く用いられているものを使用することが出来る。更
に必要に応じて糖衣錠、ゼラチン被包錠、フィルムコー
ティング錠等にすることが出来る。
注射剤として調製される場合には、希釈剤として、例え
は水、エチルアルコール、プロピレングリコール、ポリ
オキシエチレンソルビット、ソルビタンエステル等をあ
げることが出来る。この際、等張付の溶液を゛調製する
のに充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを含
有させてもよく、また、通常の溶解補助剤、緩衝剤、無
痛化剤、保存剤等を必要に応じて含有させてもよい。
(実施例) 一般式(I)で表わされる化合物の製造方法および製剤
方法を詳細に説明するために、製造方法の実施例および
製剤方法の実施例を以下に記載する。
しかし本発明は下記の実施例によって制限を受けるもの
ではない。
製造例1 tcrt−フトキシカルボニルーL−ロイシン・1水和
物(12,5y)及びN−ヒドロキシコハク酸イミド(
5,8y)のテトラヒドロフラン(150m(! )溶
液に、水冷下N 、 N’−ジシクロへキシルカルボジ
イミド(10,3y)のテトラヒドロフラン(50ml
 )溶液を滴下し、室温にて2時間撹拌した。
再び水冷下、DL−α−(1−アミンエチル)−p−ヒ
ドロキシベンジルアルコール−ヒドロクロリド(1o2
y)を加え、次いでトリエチルアミン(7e+l)を滴
下注入して室温にて3日間撹拌した。
析出物質を戸別後、P液を留去し、残渣を酢酸エナルに
溶解し、重曹水、IN−塩酸、飽和食塩水の順に洗浄し
、芒硝で乾燥後減圧下溶媒留去して粗反応混合物を得た
。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製(展開溶媒 クロロホルム:メタノール−10:
1)L/、(s)−1−〔2−ヒドロキシ−2−(4−
ヒドロキシフェニル〕−1−メチルエチルカルバモイル
)−3−メチルブナルカルバミン、酸tert−ブチル
を白色粉末として19y(収率 定量的)得た。
IR(KBr)cm’ ; 1690,1640.83
ONMR(DMS O−d6)δ; 0.81 (9H,m、 (CI−I市cn−、CTI
、−CTI−)4.36 (I H、m 、 −02C
NTICH−)5.12 (IH,d、 J”4TTz
 、  −0TT  )6.62  (2H,m、  
芳香族プロトン)7.04  (21−T、m、  芳
香族プロトン )7.34  (IH,d、  J=8
TIz  、 −NTICO−)水冷下酢酸エチル(2
00me)に塩化水素ガスを導入、飽和させた後、上記
で得た(sl−1−(2−ヒドロキシ−2−(4−1ニ
ドロニ1−ジフェニル)−1−メチルエチルカルバモイ
ルJ−3−メチルブナルカルバミン酸tert−ブチル
(19F)を加えて、室温にて1.5時間撹拌した。そ
のまま溶媒及び残留塩化水素ガスを減圧下留去し、残渣
に水を加えて溶解して酢酸エチルで洗浄した後、水層に
重曹を加えて塩基性とし、食塩を加えて酢酸エチルで抽
出した。芒硝で乾燥後減圧下溶媒留去して(S)=2−
アミノ−N−12−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ
フェニル)−1−メチルエチルクー4−メチルペンタン
アミドを白色粉末として10.8ノ(収率 77%)得
た。
I R(KBr) am−’ ; 1640 、161
0 、830トランス−エポキシコハク酸モノエチル(
4,81)及びN−ヒドロキシコハク酸イミド(35y
)の酢酸エチル(100mA+)溶液に水冷下、N 、
 N’−ジシクロへキシルカルボジイミド(6,2y)
の酢酸エチル(50m/)溶液を滴下し、室温で2時間
撹拌した。再び水冷下、上記で得た(s)−2−アミノ
−N−〔2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−メチルエチルクー4−メチルペンタンアミド
(s4p)を加えて室温で一晩撹拌した。析出物を戸別
し、炉液を重曹水、IN−塩酸、飽和食塩水の順に洗浄
し、芒硝で乾燥後減圧下溶媒留去して粗反応混合物を得
た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製(展開溶媒;酢酸エチル:ベンゼン=1=1)
し、トランス−3−((s)−1−[2−ヒドロキシ−
2−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチルカ
ルバモイルツー3−メチルブチルカルバモイル〕オキシ
ラン−2−カルボン酸エチルを白色粉末として10.4
y(収率 82%)得た。
IR(KBr)cm−’ ; 1740.1650.8
95,83ONMR(DMSO−d”)δ; 0.84 (9H,m、 (CH3%CH−、CrT、
−)1.26 (3H,t 、 J=7I−Tz 、 
−CO2CJ12cns  )1.42 (3H、m 
、 −CT−TzCH−)■ 3−62 (t H、rn 、W  )3.75 (I
H,m、  弯/) ■ 5.18  (IH,m 、  −OH)6.73  
(2H,d 、 J”8Hz 、芳香族プロトン )7
.15  (2T−1,d 、 J=8Hz 、芳香族
プロトン )7.75  (LH,m、−NHCO−)
8.55  (IH,m、−NHCO−)上記で得たト
ランス−3−((sJ−1−(2−ヒドロキシ−2−(
4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチルカルバモ
イルクー3−メチルブチルカルバモイル〕オキシラン−
2−カルボン酸エチル(9y)のエタノール(50ml
)溶液に0.5N−水酸化カリウム−エタノール溶液(
85ml )を水冷下ゆっくり滴下し、室温で2時間撹
拌した。
エタノールを減圧下留去した後、水を加えて溶解し、酢
酸エチルで洗浄した。水層をIN−塩酸で酸性とし、酢
酸エチルで抽出し、芒硝で乾燥後減圧下溶媒留去して、
トランス−3−((81〜1−(2−ヒドロキシ−2−
(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチルカルバ
モイルクー3−メチルブチルカルバモイル〕オキシラン
−2−カルボン酸を白色粉末として7.2 ! (収率
 86%)得た。
IR(KBr) cm−’ ;  1725,1650
,890.83ONMR(DMSO−d’ )δ; 0.86  (9H、m 、  (CHs方CIT−、
CTI、−)1.42  (3)T 、 m 、  −
CITzCJT−)6.82  (2H、d 、 J=
8TIz 、  芳香族プロトン )7.24  (2
H、d 、 J=8TTz 、芳香族プロトン)7.8
2 (IH,m、  −NTTCO−)上記で得たトラ
ンス−3〜C(81−1−[2−ヒドロキシ−2−(4
−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチルカルバモイ
ルクー3−メチルブチルカルバモイル〕オキシラン−2
−カルボン酸(7、2y )の酢酸エチル溶液に、水(
50IIIe)を加えて、さらに重曹(1,51y)を
加え、30分間撹拌した。水層を分取し、酢酸エチルで
洗浄後、水層を減圧下濃縮乾固して、トランス−3−C
(SJ−1−(2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ
フェニル)−1−メチルエチルカルバモイルクー3−メ
チルブチルカルバモイル〕オキシラン−2−カルボン酸
ナトリウムを淡黄色粉末として6.5y(収率 87%
)得た。
IR(KBr)cm’ ; 1620,1380,89
0,825NM R(D MS O−da + D20
 )δ;0.83 (9H,m、 (CH!1)2CH
−、CH3−)1.40 (3H1m 、 −CH2C
H−)3.32 (I H2m 、  W  )■ 3.84  (IH,m、 −NHCHCH−)4.1
(1〜4.50 (2H,m、 −HNCHCO−、−
HNCHCH−)6.64  (2H、d 、 J ”
8T(z 、  芳香族ゾロトン)7.05  (2H
,d 、J=8T(z 、芳香族プロトン)製造例2 tert−ブトキシカルボニル−L−ロイシン、1水和
物(125y)及びN−ヒドロキシコノ\り酸イミド(
5,75y)の酢酸エチル(150覆e)溶液に、水冷
下N、N’−ジシクロへキシルカルボジイミド(10,
3y)の酢酸エチル(50肩e)溶液を滴下し、室温に
て3時間撹拌した。再び水冷下、DL−ノルエフェドリ
ン・塩酸塩(9,38y)を加えて、次いでトリエチル
アミン(7,0+++l)を滴下し、室温にて一晩撹拌
した。析出物をp別後、p液をIN−塩酸、重曹水、飽
和食塩水の順に洗浄し、芒硝で乾燥後減圧下溶媒留去し
て粗反応混合物を得た。このものをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製(展開溶媒;ベンセン;酢
酸エチル=2:1)L、(sJ−1−(2−ヒドロキシ
−1−メチル−2−フェニルエチルカルバモイル)−3
−メチルブチルカルバミン酸tert−ブチルを淡黄色
粉末として1.40y(収率 77%)得た。
IR(KBr)am−’ ;  1700,1650,
735,70ONMR,(CDC)、)δ; 0.94  (9H,m、 (C用市CH−、CHs−
)1.40  (9H、s 、 (CT%+)sO−)
1.50 (3I(、m、 −CH2(SH−)3.8
0−4.20 (3H、m 、 −0H−、−CHCH
s 、 −1−1’NCHCO−)4.75 (IT(
2m+ −NHcn6n−)5.10  (IH、m 
、’ −02CN)ICH−)6.50  (IH,m
、−NHCO−)7.20  (5H,m、芳香族プロ
トン )水冷下酢酸エチル(3oomg)に塩化水素ガ
スを導入して飽和させた後、上記で得た(sl−1−(
2−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニルエチルカル
バモイル)=3−メチルブチルカルバミン酸tert−
ブチル(1o9y−)を加えて、2時間撹拌した。減圧
上酢酸エチル及び過剰の塩化水素を留去して、fsl 
−2−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−1−メチル−2
−フェニルエチル)−4−メチルペンタンアミド=ヒド
ロクロリドを白色粉末として8.95p(収率定量的)
得た。
このうち少量を当量のトリエチルアミンと処理し、対応
する遊離塩基を得て、赤外吸収スペクトル及び核磁気共
鳴スペクトルザンプルとした。
IR(neat)cm−’ ;  1640,735,
70ONMR,(CDC)、)δ; 0.95 (9H,m、  (CTl3)2CTT−、
CTl5−  )1.60   (3H,m、    
−CH2Cl−)2.60 (3H,m、−NI(2,
−0r−T  )3.30  (H(、m 、 CH3
CT−I−)4.10  (IH,m、  −HNCT
−TCO−)4.75 (IH,m、  −14NCH
勧−)6.20−7.00 (IT−I、 br 、 
−NT−ICO−)7.25  (5H,m、芳香族プ
ロトン )トランス−エポキシコハク酸モノエチル(4
,48y)及びN−ヒドロキシコハク酸イミド(3,2
2y)の酢酸エチル(100m/)溶液に水冷下、N 
、 N’−ジクロへキシルカルボジイミド(5,77、
F)の酢酸エチル(35mJ)溶液を滴下し、室温にて
4時間撹拌した。再び水冷下上記で得た(s)−2−ア
ミノ−N−(2−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニ
ルエチル)−4−メチルペンクンアミド=ヒドロクロリ
ド(8,42y)を加え、次いでトリエチルアミン(4
,OmA’)を滴下し、室温にて一晩撹拌した。析出物
を戸別し、P液をIN−塩酸、重曹水、飽和食塩水の順
に洗浄し、芒硝で乾燥後減圧下溶媒留去して粗反応混合
物を得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製(展開溶媒;ベンゼン:酢酸エチル−1:
2)し、トランス−3−((s)−1−(2−ヒドロキ
シ−1−メチル−2−フェニルエチルカルバモイル)−
3−メチルブチルカルバモイル〕オキシラン−2−カル
ボン酸エチルを白色粉末として5.55FC収率 48
8%)得た。
IR(KBr) cm ’ ; 1745 、1650
 、905,730,70ONM几(CDCi3)δ 
; 0.96  (9H,m、 (CHll)2CH−2C
Hs−)1.34 (3H,t 、 J”7Hz 、 
−CO2CH2CH3)1.60 (3H,rn、 −
CI(20H−)一 3.60=4.10 (3H,m、 W 、 −OH)
4.45  (2H、q 、 J =7Hz 、 −C
O2C3CHa )5.05  (2H,m、  −C
HCHs 、 −ITNC)TCO−)7.05〜7.
50  (2I−Lm、  −NI−TCO−X 2 
  )7.80  (5H,m、  芳香族プロトン)
上記で得たトランス−3−((sJ−1−(2−ヒドロ
キシ−1−メチル−2−フェニルエチルカルバモイル)
−3−メチルブチルカルバモイル〕オキシラン−2−カ
ルボン酸エチル(5,49y)より、トランス−3−[
(sJ−1−(2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ
フェニル)−1−メチルエチルカルバモイルクー3−メ
チルブチルカルバモイル〕オキシラン−2−カルボン酸
を得たのと同様にして、トランス−3−((s)−1−
(2−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニルエチルカ
ルバモイル)−3−メチルブチルカルバモイル〕オキシ
ラン−2−カルボン酸を淡黄色粉末として4、851 
(収率 94.9%)得た。
I R(KBr)cln−’ ; 1740,1650
,900,760,70ONMR,(CDC鳥)δ; 0.94 (9H,m、 (CH3)2CH−、CI−
h−)1.56  (3H、m 、 −cH2cH−)
3.40−3.72 (3H,m、−’W 、 −OI
]’ )■ 4.24  (IH,m、 −HNC旦co−)4.5
6 (IH,m、−旬C)I3)4.84  (IH,
m、  −NHCHCH−)7.48  (5H,m、
芳香族プロトン)7.20〜9.00  (3H,br
 、 −NqeO−X 2 、−CO2H)上記で得た
トランス−3−[(s)−1−(2−ヒドロキシ−1−
メチル−2−フェニルエチルカルバモイル)−3−メチ
ルブチルカルバモイル〕オキシラン−2−カルボン酸(
4,、85f )より、トランス−3−[81−1−[
2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)〜1
−メチルエチルカルバモイルJ−3−メチルブチルカル
バモイル]オキシラン−2−カルボン酸ナトリウムを得
たのと同様にして、トランス−3−[(sノー1−(2
−ヒドロキシ−1−メチル−2−フェニルエチルカルバ
モイル)−3−メチルブチルカルバモイル〕オキシラン
−2−カルボン酸ナトリウムを淡黄色粉末として4.、
80 y(収率 定量的)得た。
J FL(I(Br) tx−’ ; 1680〜16
00.900.760.70ONMB、 (DM80−
 d“)δ; 0.88 (9H,m 、 (CI−]必CH−、CH
,−)1.40 (3H、m 、 −CI−T2CTT
−)―■−謝−−−―−■■訃 T、T 4.40 (L H、m 、 −(、T(CI−13’
)4.75 (I H、m 、 −NHCHCI−]’
−)7.60  (5H,m、芳香族プロトン )8.
50  (2H,m、  −NTqTCO−X 2  
)製剤例1(錠剤) 1錠(22(1■)中下記成分を含有するフィルムコー
ティング錠とする。
トランス−3−((s)−1−[2−ヒドロキシ−2−
(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチルカルバ
モイル〕−3−メチルブチルカルバモイル〕オキシラン
−2−カルボン酸ナトリ  50fllpウム 乳          糖             
100Tq結晶セルロース       5 Q ff
1lpステアリン酸マグネシウム         1
グヒドロキシプロビルメチルセルロース       
  15■ヒドロキシプロピルセルロース      
     4fng本発明において有効成分として用い
られる他の化合物も同処方によりフィルムコーティング
錠トすることが可能である。
製剤例2(顆粒) 顆粒IP中中下酸成分含有する。
トランス−3−((S)−1−(2−ヒドロキシ−2−
(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチルカルバ
モイル〕−3−メチルブチルカルバモイル 酸ナトリウム                  2
00■乳          糖          
  500■トウモロコシデンプン         
 300グ本発明において有効成分として用いられる他
の化合物も同処方により顆粒とすることが可能である。
製剤例3(注射剤) 1アンプル中下記成分を含有する。
トランス−3 − [、(S)−1 −[ 2−ヒドロ
キシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエ
チルカルバモイル〕ー3ーメチルブチルカルバモイル〕
オキシラン−2−カルボン酸ナトリウム   ゛   
           100町リン酸−水素カリウム
緩衝液(0.4M溶液)     1ml上記成分に無
菌蒸留水を10allなるようlこ加える。
本発明において有効成分として用いられる他の化合物も
同処方により注射剤とすることが可能である。
出願人  日本ケミファ株式会社 代理人 弁理士 井 坂 實 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の一般式(11で表わされるβ−アミノアルコール
    誘導体。 (1ま ただし式中の R,lは水素原子、アルカリ金属原子または4個以下の
    炭素原子を有する直鎖状または分枝状のアルキル基を意
    味し、 nは0または1を意味する。
JP56162639A 1981-10-14 1981-10-14 ベーターアミノアルコール誘導体と,心筋梗塞の予防および治療剤 Granted JPS5865287A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4912133A (en) * 1988-03-07 1990-03-27 Bristol-Myers Company BU-3862T antitumor antibiotic

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