JPH0358953A - (s)―5―ヒドロキシデカン酸およびそれを有効成分とする医薬組成物 - Google Patents

(s)―5―ヒドロキシデカン酸およびそれを有効成分とする医薬組成物

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JPH0358953A
JPH0358953A JP1193478A JP19347889A JPH0358953A JP H0358953 A JPH0358953 A JP H0358953A JP 1193478 A JP1193478 A JP 1193478A JP 19347889 A JP19347889 A JP 19347889A JP H0358953 A JPH0358953 A JP H0358953A
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alkali
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JP1193478A
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Kimihiro Murakami
村上 仁啓
Takeshi Jinbo
仁保 健
Hiroshi Ishikawa
浩 石川
Suguru Mochida
持田 英
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Mochida Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07C59/01Saturated compounds having only one carboxyl group and containing hydroxy or O-metal groups
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は循環器系疾患治療剤あるいは糖尿病治療剤とし
て有用な式(1) %式%(1) () で表わされる(S)−5−ヒドロキシデカン酸、その製
薬掌上許容しうる塩、その溶媒和物およびその塩の溶媒
和物、並びにその製造法、およびこれを有効成分とする
医薬組成物に関するものである。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題3式(
II ) OH CH3+CH2hCH+CH2hC02H(II )で
表わされる5−ヒドロキシデカン酸(ラセミ体)、その
塩およびそのエステルは極めて強い高脂血症の治療作用
、虚血性障害モデルとしてのミトコンドリア機能障害の
抑制作用ならびに心抑制作用のない顕著な抗不整脈作用
を併有し、かつ毒性も極めて低く、安全性の高いもので
あることが知られている(大面ら、特開昭59−141
5号)。また、5−ヒドロキシデカン酸ナトリウムは、
虚血性の不整脈モデルにおいても著明な治療効果を有し
、その作用機序の1つが心筋に存在するATP感受性に
+チャネルの抑制によるものであることが知られている
(仁保ら、日本薬理学雑誌、89巻、155頁〜167
頁、1987年)。
しかしながら、5−ヒドロキシデカン酸、その塩および
そのエステルは概して治療のための用量が多いことから
、製剤の困難さ、あるいは服用時の患者の負担等の問題
を有している。このため、薬理活性および治療効果がよ
り強く、より少量で使用できるものが望まれている。
一方、本発明の化合物である(S)−5−ヒドロキシデ
カン酸、その製薬掌上許容しつる塩、その溶媒和物およ
びその塩の溶媒和物については、これまでに単離、製造
されたことがなく、光学活性体についての物理化学的あ
るいは薬理学的性質も知られていない。
また、本発明の化合物の原料として用いられる光学活性
なδ−デカラクトンは(R)体、(S)体ともに公知の
物質である (M、 Utakaら、J。
Organic Chemistry、 52巻、 4
363〜4368頁、 1987年;特開昭61−19
1679号; G、 Tu’ynenbur3Muys
ら、 Applied Microbiol、、 11
巻、 389−393頁。
1963年;西口文子ら、第29回天然有機化合物討論
会要旨集、 ?29−735頁、 1987年; O,
Kohver。
Tetrahedron、 26巻、 2391〜23
96頁、 1970年;L。
Blancoら、 Tetrahedron Lett
、、 29巻、 1915−1918頁、 1988年
およびA、 Mo5andlら、 Z、 Lebens
m。
Unters、 Forsch、、 40−44頁、 
1988年)。
M、 Utakaら、 J、 Organic Che
mistry、 52巻、4363〜4368頁、 1
987年記載及びG、 Tuynenburg Muy
sら、  Applied Microbiol、、 
11巻、 389−393頁、1963年記載の方法に
よれば、5−オキソデカン酸をパン酵母を用いて還元す
ることにより、(R)−δ−デカラクトンが比較的容易
に、且つ高い光学純度で得られている。一方、(S)−
δ−デカラクトンについては今までに製造された例は極
めて少なく、前出の文献(G、 Tuynenburg
Muysら。
Applied Mierobiol、、 11巻、 
389−393頁、 1963年およびり、 Blan
coら、 Tetrahedron Lett、、 2
9巻。
1915〜1918頁、 1988年および特開昭61
−191679号およびA、 )Iosandl ら、
 Z、 Lebensm。
Unters、 Forsch、、 40−44頁、 
1988年)の方法があるのみである。しかしG、 T
uynenburg Muysらの方法では糸状菌(C
ladosporium)を用いて5−オキソデカン酸
を還元することにより合成できるとの記載があるがそこ
で用いられている菌は一般に入手容易でなく、また、得
られる(S)−δ−デカラクトンの光学純度も低いため
、実際上は実施困難である。L、 Blaneoらの方
法では、δ−デカラクトンのラセミ体をリパーゼで処理
することにより(S)−δ−デカラクトンが得られるこ
とが示されているが、この方法は高い光学純度が得られ
ず、またリパーゼの安定性を欠くため工業化には難があ
る。特開昭61−191679号記載の方法では、δ−
デカラクトンのラセミ体を光学活性な担体を含有するカ
ラムを用いてHPLCにて光学分割しており、またA、
 Mo5andlらの方法ではδ−デカラクトンのラセ
ミ体を光学活性な酸クロライドと反応させて、ジアステ
レオマー誘導体の混合物とした後、両ジアステレオマー
をガスクロマトグラフィーまたは液体クロマトグラフィ
ーにて分離しているが、いずれの方法も工業的スケール
で実施することは極めて難しい。従って、本発明の化合
物の原料である(S)−δ−デカラクトンの合成方法に
ついては、安価に且つ工業的スケールで容易に実施し得
るものがなく、簡便な方法が望まれている。
[8題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決するため、当該5−ヒド
ロキシデカン酸の不斉炭素に着目してその光学活性体に
ついて鋭意研究を行った結果、容易に入手可能な(R)
−δ−デカラクトンを加水分解後、カルボキシル基をエ
ステル化し、これを立体反転させた後加水分解し、酸性
下で閉環させることにより、入手がきわめて困難な(S
)−δ−デカラクトンを極めて高い光学純度で合成でき
ること、および得られた(S)−δ−デカラクトンを加
水分解することにより、本発明の化合物である(S>−
5−ヒドロキシデカン酸およびその塩を極めて高い光学
純度で合成できること、あるいは(R)−δ−デカラク
トンを加水分解後、カルボキシル基をエステル化し、こ
れを立体反転させた後、加水分解することにより(S)
−δ−デカラクトンを経ずに本発明の化合物を合成する
こともできること、そして(S)体はラセミ体に比較し
、顕著な薬理効果を有することを見出し、本発明を完成
した。
式(1)で表わされる本発明の化合物は、製薬学上許容
される無機塩基または有機塩基との塩を形成することが
できる。これらの塩の例としては、例えば、リチウム塩
、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カ
ルシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩、アン
モニウム塩などの無機塩基との塩、リジン塩、アルギニ
ン塩などのアミノ酸塩あるいはベンジルアミン塩、ジエ
チルアミン塩、ピリジン塩、エタノールアミン塩、ブロ
カイン塩、コリン塩、N−メチルグルコサミン塩などの
有機塩基との塩などが挙げられる。
また、式(1)で表わされる本発明の化合物およびその
塩は、例えば水和物のような製薬学上許容される溶媒和
物を形成することができる。
式(1)で表わされる本発明の化合物は、一般に以下の
ように製造することができる。すなわち自体公知の(R
)−6−デカラクトンにアルカリを作用させて加水分解
した後、カルボキシル基をエステルで保護し、次にアゾ
ジカルボン酸ジアルキルエステル及びトリフェニルホス
フィン存在下、有機カルボン酸を反応させて5位の立体
を反転させたアシル誘導体とし、次いでアルカリでエス
テルを加水分解し、酸性下で閉環させることにより(S
)−δ−デカラクトンを合成する。次に、(S)−δ−
デカラクトンを水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム、水酸化カルシウムまたは水酸化バリウム
などのアルカリで加水分解した後、塩酸または硫酸など
の鉱酸あるいはクエン酸などの有機酸を用いて溶液のp
Hを約2〜3に調整することにより、遊離の(S)−5
−ヒドロキシデカン酸を生成させることができる。この
ようにして合成した遊離の(S)−5−ヒドロキシデカ
ン酸に1当量の塩基を加えることにより、(S)−5−
ヒドロキシデカン酸の塩を合成することもできる。本製
造法においてすべての加水分解は、水または水と有機溶
媒、例えばメタノール、エタノール、アセトンなど、と
の混合溶媒で行うのが好ましく、反応温度は0℃ないし
100℃、好ましくは室温ないし80℃で行いうる。
また、本製造法において、(S)−δ−デカラクトンを
加水分解する際、アルカリとして水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウムまた
は水酸化バリウムを用いる場合には、1当量の上記のア
ルカリを用いて水溶媒中で加水分解を行ない、反応終了
後そのまま凍結乾燥などの方法で乾燥することにより、
本発明の化合物の塩を製造することもできる。
また、本製造法において、立体反転後に得られた(S)
−アシル誘導体の加水分解の際に、アルカリとして水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水
酸化バリウムおよび水酸化リチウムを用いる場合には、
過剰のアルカリ、好ましくは2ない・し10当量のアル
カリを用いて水溶媒中で加水分解を行ない、反応終了後
、そのままダイヤイオンHP−20,ダイヤイオンCH
P−20PまたはアンバーライトXAD−2などの樹脂
を充填したカラムを用いて精製することにより、(S)
−δ−デカラクトンを経由することなく、本発明の化合
物を製造することもできる。
次に、(R)−6−デカラクトンがら(S ) =6−
デカラクトンへの立体反転を伴う変換法についてさらに
詳しく説明する。
すなわちδ−デカラクトンの立体反転は一般に以下の三
工程により行うことができる。
第一工程(エステル化) (R)−6−デカラクトンを水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムなどのアルカリで加水分解した後、酸性条件下
で遊離の(R)−5−ヒドロキシデカン酸を得、次にこ
れを常法によりカルボキシル基をエステル化する。本工
程においてエステルとしてはメチル、エチル等のアルキ
ルエステルまたは置換又は無置換のベンジル、ジフェニ
ルメチル等のアラルキルエステルなどが挙げられる。又
、本工程においては5位の立体はラセミ化することなく
完全に保持される。
第二工程(立体反転を伴うアシル化) 第一工程で得られた(R)の立体配置を有するエステル
にアゾジカルボン酸ジアルキルエステル及びトリフェニ
ルホスフィンの存在下、有機カルボン酸を反応させるこ
とにより、5位の立体が完全に反転したアシル誘導体を
得ることができる。
すなわち(S)の立体配置を有するアシル誘導体を得る
ことができる。本工程において、溶媒としてはエーテル
、ジオキサン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、塩
化メチレン、ベンゼンなどの有機溶媒を用いることがで
き、反応温度は一50℃ないし50℃、好ましくは0℃
ないし室温で行いつる。また本工程において用いる有機
カルボン酸としては安息香酸、酢酸、プロピオン酸、フ
ェニル酢酸、置換安息香酸などを用いることができる。
第三工程(脱保護、ラクトン化) 第二工程で得られた(S)の立体配置を有するアシル誘
導体を水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカ
リで加水分解した後、得られた遊離の(S)−5−ヒド
ロキシデカン酸に酸を加えて反応させ、(S)−δ−デ
カラクトンを得る。
本工程において、遊離の(S)−5−ヒドロキシデカン
酸を閉環する際、用いる酸は有機酸、無機酸を問わず、
溶液中で酸性を呈するものであれば何でも用いつる。尚
、本工程において、加水分解後、遊離の(S)−5−ヒ
ドロキシデカン酸を単離することなく加水分解反応の溶
液にそのまま過剰の酸を加えて閉環することもできる。
また、本工程においてはいずれの場合も5位の立体はラ
セミ化することなく完全に保持される。
また、本工程で得られたδ−デカラクトンは第二工程で
立体が完全に反転しているため、第一工程の原料である
δ−デカラクトンとは逆の立体配置、すなわち(S)配
置を有するものである。
以下、本発明の有効成分である(S)−5−ヒドロキシ
デカン酸およびその塩の有効性、安全性、用法、用量、
および治療剤の製法について述べる。
実験例1 モルモット心筋ATP感受性に+チャネルに及ぼす影響 Kakeiらの方法(J、 Physiol、 363
巻、 441−462頁、 1985年)に準じ単一心
筋細胞を調製した。すなわちモルモットをベントパルビ
タールナトリウム30mg/kg腹腔内投与により麻酔
し、人工呼吸下に開胸後、大動脈に逆行性にカニユーレ
を挿入し、タイロード液(NaC1136,1,KCI
 5.4゜CaCl21.8+ Mgcl□0.5. 
NaH2PO40,33,グルコース5.5. )IE
PES (N −2−ヒドロキシエチルピペラジン−N
゛−2−エタンスルホン酸)5.0.各mM。
NaOHでpH7,4に調製)で潅流しつつ心臓を摘出
してランゲンドルフ法により潅流した。タイロード液で
血液を洗い出した後、Ca2+除去タイロード液を10
0m1i流し、さらに0.17mg/m1コラゲナーゼ
添加Ca2+除去タイロード液を10〜20分間潅流し
た。ついで100m1のKB液(タウリン10.シュウ
酸10.グルタミン酸80゜KCI 25. KH2P
O410,)IEPES 10.グルコース11゜EG
TA O,5,各mM、 KOHでpH7,4に調製)
で酵素を洗い出し、心臓をKB液に浸したまま1時間以
上4℃に保った。測定に際し、心室筋の一部を切り取り
、タイロード液を満たした記録槽(0,7m1)の中で
振盪し、個々の細胞を分離した。 単一チャネル電流の
測定はHam i lらの方法(PflungersA
rch、 391巻、 85〜100頁、、 1981
年)に$じた。パイレックスガラスキャピラリー(G−
1,5)を用い、ブラーでガラス電極を作製しく2〜1
0 MΩ)、使用直前にヒートポリッシュした。電極内
液は、KCl5.4.  NaCl 144.6. C
aCl22. HEPES 5 (各mM)とし、Na
OHでpHを7.4に調製した液を用いた。
単離した細胞が記録槽の底に沈み付着したのち、2〜3
ml/分の速さで高に+液(KCI 140. Mgc
121.0. KH2PO40,5,EGTA 1.0
. HEPES 5.0.  各mM。
KO)Iでp)1を7.4に調整)を潅流した。電極を
細胞に接触させ、電極内を除圧(θ〜50 cm t(
20)にすることにより、シール抵抗を上げ(5〜20
 GΩ)、続いてインサイドアウトモードでチャネル電
流をバッチクランプ用増幅器(8900,D A a 
AN社製)を用いてDC〜1kHzで行った。チャネル
電流と電極内電位はオシロスコープでモニターし、デー
タレコーダーを用いてDC〜2,5kHzで記録した。
開口確率すなわち測定時間に対するチャネノしの開口し
ている時間の比率は、電極内電位をOmVに固定し、得
られたチャネル電流からp−CLA M P (AXO
K)を用いて求めた。5−ヒドロキシデカン酸ナトリウ
ムは高に1液に溶解し潅流した。
第1表に結果を示す。
第1表 5−ヒドロキシデカン酸ナトリウム光学異性体のATP
感受性に+チャネル抑制作用 5)(D ; 5−ヒドロキシデカン頽ナトリウム以上
のように(R’)体はほとんど活性を示さず(S)体は
ラセミ休の約2倍の著明なATP感受性に4チャネル抑
制作用が認められた。
実験例2 急性毒性試験 体重的25gのddy系雄マウスを1群5匹とし、(S
)−5−ヒドロキシデカン酸ナトリウム1g/kgを1
回経口投与または1回1g/kgを腹注後、一般症状な
らびに死亡例の有無を1週間に渡って観察したが、なん
ら認めるべき症状の発現はなく、死亡例もなかった。
以上の結果から明らかなように、本発明の(S)−5−
ヒドロキシデカン酸は、ATpg受性に÷チャネルの抑
制作用を有することがら、このチャネルが作用機序の1
つとして挙げられる不整版や虚血性心疾患の治療に有効
であることが、非常に期待される。
また、ATP惑受性に+チャネルは膵β細胞にも存在し
、インスリン分泌に関与していることが強く示唆されて
いる。実際、糖尿病治療剤として使われているトルブタ
ミドには著明なATP感受性に+チャネルの抑制作用が
認められ、これに基づくとされるインスリン分泌促進作
用が認められる(Nieholas C,Sturge
ssら、 Lancet、 Aug 31゜1985年
8月31日、1巻、 8453号、474〜475頁)
。このことから、ATP感受性に+チャネルを抑制する
本発明化合物は、糖尿病治療剤としても有用なことが示
唆される。
しかも、本発明物質は実験動物モデルにおける抗不整脈
作用および虚血心保護作用といった多彩な薬理作用を併
有しており、且つ薬理作用を示す用量に比して充分な高
用量で高い安全性を有している。従って、本発明の化合
物は、循環器系疾患予防剤として例えば不整脈および虚
血性心疾患などの治療、および予防効果を有する薬剤と
して使用することが期待され、極めて有用である。
本発明の治療剤の成人1日当たりの治療量は、循環器系
疾患予防および治療剤として、あるいは糖尿病治療剤と
して用いる場合(S)−5−ヒドロキシデカン酸として
、2,5ないし10000mgであり、好ましくは、経
口投与では50ないし5000mgであり、半割では5
0ないし5000mgであり、注射剤では5ないし50
00mgであるが、投与経路、あるいは症状により適宜
、増減することができ、全量を一度に投与することや分
割して投与することも可能であり、また点滴静注なとも
可能である。
また本発明の治療剤は、任意、慣用の製薬用担体、基剤
あるいは賦形剤とともに慣用の方法で医薬製剤に調製す
ることができる。
経口投与剤としては、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤
または経口投与用液体製剤、直腸内投与剤としては直腸
平削、注射剤としては、乳濁性注射剤、水溶性注射剤ま
たは用時溶解して用いる凍結乾燥剤とすることができる
以下に、実施例を示し本発明を更に詳しく説明する。な
お、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、実施例中に記載した光学純度の決定法は以下の様
に行った。即ち、光学活性な5−ヒドロキシデカン酸お
よびその塩の光学純度は、5−ヒドロキシデカン酸およ
びその塩をジアゾメタンでエステル化した後、3,5−
ジニトロフェニルイソシアネートを作用させてカルバメ
ート誘導体とし、これを光学活性な担体を含有するカラ
ム(SUMIPAX 0A−21001)を用いてHP
LC(溶出液ヘキサン:1,2−ジクロロエタン:エタ
ノール=100:20:1)で定量することにより決定
した。
実施例1゜ (S)−δ−デカラクトンの合成 第一工程。
(R)−δ−デカラクトンの合成 リン酸二水素カリウム1.35g、硫酸マグネシウム0
.77g、グルコース670gを水1゜71に加熱溶解
し、30℃まで放冷した後、パン酵母600g′?:懸
濁させた。反応温度28〜30℃で30分間撹拌した後
、5−オキソデカン酸20゜Ogを0.1規定水酸化カ
リウム水溶液11に溶かした溶液を加えた。1規定水酸
化カリウム水溶液で反応液のpHを6〜7に調整しなが
らグルコース300gを追加し、さらに28〜30℃で
3時間撹拌した後、同温度で14時間静置した。反応液
にセライト300gを加えて2時間撹拌後泗過し、濾液
のpHを1規定塩酸で約2に調整した後、エーテル31
で2回抽出した。有機層を合わせ飽和食塩水2Iで洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去
した。残液をベンゼン150m1に溶解し、p−トルエ
ンスルホン酸−水和物0.86gを加えて30分間加熱
還流した。
室温まで放冷後、反応液を飽和食塩水5Qml、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液50m1、飽和食塩水50m1
の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧下に留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(アセトン:ヘキサン=1ニア)にて精製し、標
題化合物8.2gを得た。
比旋光度 [αL30= +58.2°(e=1.75
8.テトラヒドロフラン) IRスペクトル(KBr錠剤) v  cm−’ :2
931、2862.1?35.1245.1052.1
01035Nスペクトル(90MHz、 CDCl3 
)δ ppm :4.40−4.00 (IH,m)、
2.64−2.28 (2H,m)、2.07−1.0
2 (12)1. m)、0.89 (3H,t)第二
工程 (R)−5−ヒドロキシデカン酸メチルエステルの合成 第一工程で得られた(R)−δ−デカラクトン6.9g
を1規定水酸化ナトリウム水溶液38゜2ml中に加え
、50〜60℃で30分間撹拌した。室温まで放冷後、
水冷下に1規定塩酸でpHを約2とした後、エーテル5
0m1で2回抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水5
0m1で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶
媒を減圧下に約40m1まで濃縮した。この溶液にジア
ゾメタンのエーテル溶液を加えてメチル化した後、溶媒
を減圧下に留去して、標題化合物7.7gを得た。
NMRスペクトル(90MHz、 CDC13)δ p
pm :3.84〜3.52 (IH,m)、 3.6
7 (3H,s)、2.35(2H,t)、2.00〜
1.20 (12H,m)、 0.89 (3H。
t) 第三工程 (S)−5−ベンゾイルオキシデカン酸メチルエステル
の合成 アゾジカルボン酸ジアルキルエステル6.62g、安息
香酸4.64gをエーテル60m1に溶解したものに、
水冷下、トリフェニルフォスフイン9.97gおよび第
二工程で得られた化合物6゜40gをエーテル5Qml
に溶かした溶液を8分間で滴下した。1時間撹拌後、不
溶物を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(アセトン:ヘキサン=
2:98〜5:95)にて精製し、標題化合物7.38
gを得た。
IRスペクトル(薄膜)ν cm−’:2955、17
35.1718.1272.1114.713NMRス
ペクトル(90MHz、 CDCl3 )δ ppm 
:8.06 (2)1. dd)、7.57〜7.36
 (3H,m)、5.25−5.04 (IH,m)、
3.66 (3H,s)、2.50−2.25(2H,
m)、1.90−1.50 (6H,m)、1.50〜
1.08(6H,m)、 0.87 (3H,t)第四
工程 (S)−δ−デカラクトンの合成 水酸化ナトリウム0.67gを水17m1およびメタノ
ール5Qmlに溶解し、第三工程で得られた化合物0.
85gを加えて2時間加熱還流した。室温まで放冷後、
メタカールを留去し水50m1を加えた後、1規定塩酸
でpHを約2として、酢酸エチル5Qmlで2回抽出し
た。有機層を合わせて飽和食塩水5Qmlで洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去し
た。
残渣をベンゼン5Qmlに溶解し、p−トルエンスルホ
ン酸−永和物約10mgを加えて10分間加熱還流した
。室温まで放冷後、反応液を飽和食塩水30m1.飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液3Q m l 、飽和食塩水
30m1の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
。溶媒を減圧下に留去後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4)にて
精製し標題化合物0.41gを得た。
比旋光度 [α]p30 =−57,9°(c=1.7
83.テトラヒドロフラン) IRスペクトル(KBr錠剤) v  cm−1:29
31、2862.1735.1245.1052.10
1035Nスペクトル(90MHz、 CDCl3 )
δ ppm :4.40−4.00 (IH,m)、2
.64〜2.28 (2](、m)、2.07〜1.0
2 (12H,m)、 0.89 (3H,t)実施例
2゜ (S)−5−ヒドロキシデカン酸ナトリウムの合成 実施例1で得られた(S)−δ−デカラクトン1.0g
を0.5規定水酸化ナトリウム水溶液11.76m1中
に加え、50〜60℃で20分間撹拌した。室温まで放
冷後、反応液を凍結乾燥して、標題化合物1.21gを
得た。
融点 161.0〜丁62.4℃ 比旋光度   [α ] 。26  =  −2,3°
 (C二1.446.  メタノール) 光学純度(HPLC法) 98%以上 IRスペクトル(KBr錠剤) v  cm−1:29
64、2936.1636.1578.1396NMR
スペクトル(90MHz、 DMSO−d6)δ pp
m :3.60−3.12 (IH,m)、1.94−
1.74 (2H,m)、1.74−1.02 (12
H,m)、0.86 (3H,t)実施例3゜ (S)−5−ヒドロキシデカン酸ナトリウムの合成 水酸化ナトリウム0.24gを水7mlおよびメタノー
ル20m1に溶解し、実施例1の第三工程で得られた化
合物306mgを加えて2時間加熱還流した。室温まで
放冷後、メタノールを留去し、得られた水溶液のpHを
1規定塩酸で約8に調整した後、この溶液をダイヤイオ
ンHP−20に吸着し、水で溶出し、目的物を含む分画
を凍結乾燥し、標題化合物162mgを得た。
融点 161.0〜162.4°C 比旋光度 [a ]o25=  −2,3°(e”1.
435.メタノール) 光学純度(HPLC法) 98%以上 IRおよびNMFtスペクトルは実施例2で得られたス
ペクトルと同一であった。
実施例4゜ (S)−5−ヒドロキシデカン酸カリウムの合成 実施例1で得られた(S)−δ−デカラクトン1.23
gを0.5規定水酸化カリウム水溶液14.5ml中に
加え、50〜60°Cで1時間撹拌した。室温まで放冷
後、反応液をエーテル5mlで洗浄し水層な凍結乾燥し
て、標題化合物1.67gを得た。
融点 189.7〜170.9℃ 比旋光度 [α1D25=1.g°(c:1.428.
メタノール) 光学純度(HPLC法) 98%以上 IRスペクトル(KBr錠剤) v  cm−’ :2
958、2928.1654.1559.1407NM
Rスペクトル(90MHz、 CDCl3 )δ pp
m :3.54〜3.30 (IH,m)、1.98−
1.68 (2L m)、1.62−1.02 (12
H,m)、0.85 (3T(、t)実施例5゜ (S )−5−ヒドロキシデカン酸の合成実施例1で得
られた(S)−δ−デカラクトン1、Ogを0.5規定
水酸化ナトリウム水溶液11.76m1中に加え、50
〜60℃で20分間撹拌した。室温まで放冷後、1規定
塩酸でpHを約2とした後、エーテル20m1で2回抽
出した。
有機層を合わせて飽和食塩水20m1で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去して、
標題化合物1.0gを得た。
IRスペクトル(薄膜)ν cm−’:2929、28
61.1718.1459.1251.787NMRス
ペクトル(90MHz、 CDCl3 )δ ppm 
:3.88〜3.’38 (IH,m)、2.39 (
2H,t)、2.06−1.04 (12H,m)、0
.89 (3H,t)実施例6゜ (S )−5−ヒドロキシデカン酸 し−リジン塩の合
成 実施例5で得られた化合物100mgをエタノール1m
lに溶解し、これにL−リジン63mgを水1mlに溶
かした溶液を加え、室温で20分間撹拌した。溶媒を減
圧下に留去し、残液をエーテル2mlで洗浄し、標題化
合物160mgを得た。
融点 170.0℃(分解) 比旋光度  [α 1o26 =   +4.7° (
0=1.10.  メタノ光学純度(HPLC法) 9
8%以上 IRスペクトル(KBr錠剤) !/  cm−’ :
2931、1617.1583.1561.1507.
1407NMRスペクトル(90MHz、 DMSO−
d6 )δ ppm :3.74(2H,t)、 3.
02(2H,t)、 2.34〜2.08(2H,m)
2.08−1.10(18H,m)、 0.86(3H
,m)次に本発明の化合物を含有する製剤の実施例を示
すが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない
セルロース溶液を加え、常法に従い造粒した後、乾燥し
顆粒剤とした。
実施例B    カプセル剤 (S)−5−ヒドロキシデカン酸カリウム90g ステアリン酸マグネシウム    10g000g 上記各成分を秤量し、均一に混合した。混合粉体をNo
lのハードゼラチンカプセルに250mgずつ充填し、
カプセル剤とした。
実施例へ    顆粒剤 (S)−5−ヒドロキシデカン酸ナトリウム50g 白糖              390gコーンスタ
ーチ        140gヒドロキシプロピルセル
ロース  20g000g 上記各成分を秤量した後、ヒドロキシプロピル実施例C
経口用液体製剤 (S)−5−ヒドロキシデカン酸ナトリウム0g 液体グルコース         25g蔗糖    
           25g保存料        
     微量上記各成分を秤量し、精製水を加えて1
00m1とした。
実施例D    凍結乾燥剤 (S)−5−ヒドロキシデカン酸ナトリウム5gを秤量
して注射用蒸留水に溶解後、さらに注射用蒸留水を加え
て全量を100m lとした。この水溶液をメンブラン
フィルタ−を用いて無菌的に濾過し、2mlずつガラス
容器に充填して凍結乾燥したにれを密栓し、凍結乾燥粉
末製剤とした。
実施例E    水溶性注射剤 (S)−5−ヒドロキシデカン酸 し−リジン塩10g
を秤量して注射用蒸留水に溶解後、さらに注射用蒸留水
を加えて全量を100m lとした。
この水溶液をメンブランフィルタ−を用いて無菌的に濾
過し、常法によって5mlずつアンプルに充填して密栓
し、水溶性注射剤とした。
実施例F    平削 (S)−5−ヒドロキシデカン酸ナトリウム5g ポリエチレングリコール1500  15gポリエチレ
ングリコール4000  60g00g 上記成分をそれぞれ秤量したのち、(S)−5−ヒドロ
キシデカン酸ナトリウムを乳鉢でよく研磨して微細な粉
末とじた後、ポリエチレングリコールをくわえてよく混
合し微細な粉末とした後、熔融法によって2gの直腸平
割とした。
[発明の効果コ 本発明の化合物は、強力な心筋のATpg受性に+チャ
ネル抑制作用を有し、′4環器系疾患治療剤として、例
えば不整脈や虚血性心疾患、などの治療および予防剤と
して、あるいは糖尿病治療剤として使用できることが期
待される。一方、本発明の化合物は非常に高い安全性を
有することが示されるので、本発明の化合物を有効成分
とする組成物は医薬として使用しつるものである。
また、本発明の化合物は従来から知られるラセミ体の一
方の光学活性体((S)休)であり、始めて単離、製造
された物質である。本発明の化合物は、従来から知られ
るラセミ体より強力な薬理学的活性を有しており、従来
より少量で治療あるいは予防効果が期待されるため、副
作用の発生が減少することが期待される。
一方、本発明の製造方法において、本発明の化合物の原
料である(S)−δ−デカラクトンを、容易に入手でき
る(R)−δ−デカラクトンから、安価に且つ工業的ス
ケールで合成できることが期待される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (S) で表わされる(S)−5−ヒドロキシデカン酸、その製
    薬学上許容しうる塩、その溶媒和物およびその塩の溶媒
    和物。
  2. (2)(R)−δ−デカラクトンにアルカリを作用させ
    て加水分解した後、カルボキシル基をエステルで保護し
    、次にアゾジカルボン酸ジエチル及びトリフェニルホス
    フィン存在下、安息香酸を反応させて立体を反転させ、
    次いでアルカリでエステルを加水分解し、酸性下で閉環
    させることにより得られる(S)−δ−デカラクトンに
    アルカリを作用させて加水分解することを特徴とする式
    ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (S) で表わされる(S)−5−ヒドロキシデカン酸、その製
    薬学上許容しうる塩、その溶媒和物およびその塩の溶媒
    和物の製造方法。
  3. (3)(R)−δ−デカラクトンにアルカリを作用させ
    て加水分解した後、カルボキシル基をエステルで保護し
    、次にアゾジカルボン酸ジエチル及びトリフェニルホス
    フィン存在下、安息香酸を反応させて立体を反転させ、
    次いでアルカリでエステルを加水分解することを特徴と
    する式( I )▲数式、化学式、表等があります▼( I
    ) (S) で表わされる(S)−5−ヒドロキシデカン酸、その製
    薬学上許容しうる塩、その溶媒和物およびその塩の溶媒
    和物の製造方法。
  4. (4)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (S) で表わされる(S)−5−ヒドロキシデカン酸、その製
    薬学上許容しうる塩、その溶媒和物および/またはその
    塩の溶媒和物を有効成分とする循環器系疾患治療剤。
  5. (5)不整脈治療剤である請求項4に示される循環器系
    疾患治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997030017A1 (fr) * 1996-02-19 1997-08-21 Japan Tobacco Inc. Agent therapeutique contre le diabete
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