JPS5859762A - メデイアかす除去装置付流動バレル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は流動バレル装置に係り、特にバレル研摩の際
に発生するメディアかすを除去する装置を備えたものに
関する。

流動バレル装置の一種に、円筒状の固定槽と、固定槽の
下方部に配役さ九た回転盤とを備えたバレル槽を有し、
駆動装置によりこの回転盤が回転式せらｎるときバレル
槽に収容されたメディアが流動環を形成して同流動環内
のワークを研摩する形式のものがある。

この流動バレル装置においては研摩加工中にメディア同
士が互に衝突して破損し、或いは摩耗してメディアかす
全発生させるメディアかすは他のバレル装置、例えば振
動、ジャイロバレル装置等にＰいても生ずるが、流動バ
レル装置においては特に著しく、こｎをそのまま放置す
る場合には均一な研摩加工を阻害するおそれを生ずるた
め、こｎ’ｌ除去することが必要となる。

メディアかすを除去する装置としては、研摩加工後にバ
レル槽から排出されたメディア中がら篩等によってメデ
ィアかす全分別除去するものがある。この作業はワーク
をメディアから選別する作業に付随して行なわれるもの
であるが、同作業はワークの研摩加工と並行しては行な
い得ず且つバレル槽を傾転さ止る機構等、メディアを同
槽外へと排出する機構を備えた大型の装置にのみ適用可
能であって、ワーク取出しに際してバレル槽を傾転させ
ない形式の装置（例えば本出願人によって出願σれた特
願昭５６−８６０５２号に係るバレル装置等）において
は適用不能である。そこで本発明者等はかかる形式の流
動バレル装置においてもメディアかすを除去し得る装置
として５円筒状の固定槽に小穴を設け、この小穴から或
いは固定槽と回転盤との隙間からメディアかすを、バレ
ル槽に収容さ几たクーラン１−等液体の一部とともに槽
外へと排出する装置を案出し、そしてその結果？試験し
たところ、次のような不具合のあることが判明した。即
ちこの方式はクーラントの排出数を抑えることの必要か
ら小穴、隙間を大きくとり得ないために、メディかすの
除去効率を十分高くし得す、そのため装置使用後におい
てバレル槽内に相当数のメディアかすか残存し、装置を
静止状態で２〜３日放置する場合にはこのメディアかす
によって上記小穴、隙間が塞がｆるという問題が生ずる
のである。こｎを防ぐためにはバフル研摩後に新たなり
−ラント等會バレル（■に補給し、そして回転盤を回転
させることによって槽内に残存するメディアかすをり一
ラント等によって洗い流し、これらを小穴等から排出さ
せる清掃作業を数回繰り返すことが必要となるのである
が、このことはバレル作業の工数ケ増し、処理能率を低
下させるという問題ケ新たに惹起するのである。

本発明はこのような事情を背景として為されたものであ
り、その目的とするところはメディアをバレル槽から排
出させることなく研摩作業と並行してメディアかすを除
去する作業全行ない得、且つ高い除去効率を維持し得て
別途清掃作業を必要としないメディアかす除去装置を備
えた流動バレル装置を提供することにある。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図ＶＣ，υいて１０はベークであり、その上に有底
円筒状の固定槽１２が底板１４を下にして固定さルてい
る。固定槽１２の内側中央部には回転軸１６が、その近
傍にＰいてこｎ２取囲むように配設さ几た円筒部材１８
及びその内側上下端部に設けら庇た軸受け２０．２０に
よって回転可能に支持さｆｌ、た状態で配設さ几ている
。この回転軸１６は底板１４？ｔ”貫通して下側に突出
するとともにその突出した部分に固定さｆ′したプーリ
２２、こ庇に巻掛けらｎたベル１２４を介して図示しな
いモータに連結さｆ、以てモータからの駆動力が回転軸
１６へ、更にはその上端部に固定された回転盤２６へと
伝達さｎる工うになっている。回転盤２６は回転駆動力
の被伝達部としての頂板部２８゜固定槽１２の下方部位
に位置して水平方向に延び、メディア３０．ワーク３２
を支持する底板部８４及び上記円筒部材１８等の支持機
構を覆うようにして頂板部２８と底板部８４とを連結す
る円筒部３６とから構成さｎている。円筒部３６はその
外５− 周面が後述するメディア流動環３８の内周面より内側に
位置するような大きさで選ば几、また底板部３４は固定
槽１２の底板１４との間に所定の隙間が生ずるように配
置さｎている。底板部８４と固定槽１２の底板１４との
間に隙間が形成される結果固定槽１２は回転盤２６によ
り上室３９と下室４０とに分画され、このうち上室３９
はワーク３２、メディア３０を収容してバレル研摩を為
すべき空間として、また下室４０はクーラントを収容す
るクーラント溜りとしての作用を夫々為すものである。

そして上記円筒部３６はこの下室４０に収容さｆ′した
クーラント全上室３９へと導くべくその内径が円筒部３
６と前記円筒部材１８との間に所定敵の隙間（クーラン
ト流路）が形成さ扛るような大きさで選ばｆるとともに
、円筒部８６の下部適数個所にはクーラント全上室３９
へと流入させる流入口４２が一定間隔毎に設けられてい
る。

尚この流入口４２はメディア３０の通過を許容しない大
きさの小孔全多数設けたものでも良く、またある程度大
きな穴を設けてこ几に金網を配設し６− たものでも良い。

一方、固定槽１２の上部にはバレル槽内のクーフン）ｋ
槽外へと流出させる流出口４４が第２図から１男らかな
工うに約９０度づつ隔たる４個所に設けらｆるとともに
、その外側には受液槽４６が流出口４４を含む固定槽１
２の上部を取囲むようにして設けられ、外部に流出した
クーラントがここに一旦受けられるようになっている。

尚、流出口４４にはメディア３０の通過全阻市する金網
４８が固設さ扛ており、同流出口４４からはクーラン１
−及びこ几に含まれたメディアかすのみが流出Ａせら九
る工うになっている。受液槽４６はその底部が流出口４
４エリも一定量下側に位置するような深さで設けら汎る
とともに、クーラントの外部流路を形成するパイプ５０
の一端がこの底部に接続さｒしている。パイプ５０の他
端は前記下室４０に連通ずる位置において固定槽１２に
接続さｎ、こｎによって受液槽４６と下室４０とが連通
させらｎるとともに、パイプ５０の途中にはフィルタ５
１及びポンプ５２が設けらｎ、こ庇に工ってメ７− ディアかすを含んでパイプ５０内に導か′ｉ’ｌＪｊク
ーラントが濾過清浄化さ、ｆ′１．た後再びバレル槽へ
と戻さｎる工うになっている。

次に、上記装置の作動を説明する。

回転盤２６が図示しないモータにエリ第１図中矢印へ方
向（第２図中時計回り方向）に回転させらｎると、回転
盤２６の円筒部８６．底板部３４及び固定槽１２によっ
て形成さｎる空間内に収容さｎたメディア３０に回転力
が伝えらｎ、これによってメディア３０は第１図に示す
ように流動環３８を形成する。即しメディア３０は先ず
回転盤２６上を遠心力の作用で外周側へと勢い良く流さ
ｎた後固定僧１２に沿って上方へと押上げら汎、その後
自重によってメディア群の表面部分を降下する運動を繰
り返すことによってメディア流動環３８を形成し、この
運動の過程でメディア３０中に混在するワーク３２を研
摩する。バレル槽（上室）に収容さｆ′したクーラント
もまた同様の挙動を示し、流動環３８内に２いて、メデ
ィアの摩擦、破損にエリ生じたメディアかすを洗い流し
つつこ８− ｒＬ　ｋ　ハんで流動する。このクーラントはその加え
るｔｖ適当に多くすることによって液面を第１図に示す
ようにメディア流動環３８内に出すことができ、この場
合同流動源３８上に形成された液層５４は同流動源８８
内に２いて洗わｎたメディアかすケ多く含んだ層となり
、その一部は固定槽１２の上部４個所に設けら九た流出
口４４から受液槽４６へと流出させら九る。即ち、流出
口４４はその下端が液層５４に突入するよう予めその位
置が選ばｎでいるのである。受液槽４６に流出したクー
ラントは一旦ここに収容さｆた後外部流路を形成するパ
イプ５０内へと導か汎、同流路上に設けられたフィルタ
５１においてメディアかすか除去さ庇る。ここで清浄化
されたクーラントはポンプ５２の作用によりバＶ／Ｉ／
槽の下室４０へと送ら几、そしてその一部は回転盤２６
と固定槽１２の隙間から下室３９へと供給され、残りの
大部分は円筒部３６に形成さｎた流入口４２から上室８
９へと流入させらｎる。流入口４２から上室８９へと流
入したクーラントは次いで回転盤２６の回転９− に伴う遠心力に工っでメディア流動環８８内へと速′や
かに流動し、そして同流動源３８内に駁いてメディアか
す全洗いつつ上昇して液層５４に至り、その一部が再び
流出口４４から外部へと流出さぜらｎる。即ちクーラン
トはバレル槽内部と外部流路とを環流させらｎ、そして
その間に断えず浄化を受けて、バレル槽内におけるメデ
ィアかすの洗浄作用全効率的に行なうのである。

このように、上記装置はバレル槽内のクーラントを外部
に取出す一方、こ′ｎを浄化して元へ戻して環流させる
べく構成さｎているため、清掃作業を研摩作業と並行し
て実施し得るとともに、同作業の間にクーラントケロヌ
するということもない。

このため相当皺のクーラントｉ外部へと取出すことが可
能となってこれに含ま′ｎたメディアかすを効率的に除
去し得るのである。従って装置使用後においてバレル槽
内に残存するメディアかすのＩも少なく、バレル装置を
静止状態に放置した場合にも前述した目づ捷り全土ずる
ことがない。即ち、本装置においてはバレル研摩後にお
いてバレル槽１０− 内に残存するメディアかすを除去する清掃作業を行なう
必要がなく、その分だけ加工々数も低減さｆてワークの
処理能率が高めらｎるのである。

捷た、同装置において浄化さｎたクーラントを上室３９
へと流入させる流入口４２はメディア流動環３８の内側
に配置さ扛ているためにメディア３０の円滑な流動を阻
害せず、且つり一ラントを抵抗なく上室３９へと流入さ
せ得るのである。しかも同流入口４２は底板部３４の近
傍位置、即ち流動環３８の下部位置に設けら扛ているた
めに、上室３９に流入したクーラントは遠心力の作用に
より速やかに流動環８８に至り且つ同方向に流動するメ
ディア８０とともに抵抗なく円滑に流動環３８内へと突
入し、続いて同流動源８８内を万遍なく流動して洗浄作
用を効率的に行なうのである。

尚、回転盤は上記実施例に示す態様の他、こ扛を平板状
に形成し、そしてメディア流動環の内側に位置する部位
に上記流入口を形成することも可能である。但しこの場
合には回転盤を支える軸受部の液密保持が困難になる他
、回転盤停止時においてメディアが流入口の上部を覆っ
て目づまりを起すおそｎがある。こｎに対し上記実施例
に示す装置はこのような不具合を生じることのない利点
を有している。

次に、本発明の他の実施例全第３図に基づいて説明する
。同図において５６及び５８は夫々り一うントの外部流
路を形成するパイプ５０に接続さｎたフィルタ及びポン
プであり、そしてフィルタ５６の上流側には所定容量の
沈殿槽６０が設けらｎている。尚、本実施例においてそ
の他の部分は前記実施例と同様の構成であるため、符号
のみを示して詳しい説明は省略する。

本実施例においては、流出口４４から外部へと流出させ
らｎたクーラントは一旦沈殿槽６０に貯ｌ留さｆ、ここ
でクーラントに含−まれたメディアかすの一部が沈殿さ
せらｎ、ある程度クーラントの浄化が行なわれる。そし
てクーラントは更にフィルタ５６で浄化さｆＬり後ポン
プ５８の作用で王室４０へと送り込まｔ、更に前記実施
例に述べたと同様の動作を為してメディアの洗浄作用を
行なう。

本実施例においてはクーラントに含゛まｎるメディアか
すけ沈殿槽６０でめる程度除か庇、従ってフィルタ５６
で濾過さ扛るメディアかすの量も少なくなってフィルタ
の目づ筐りが生じ難く且つポンプ５８が空気を吸うおそ
ｆがないなどの利点を有する。

尚、本発明に２いてクーラン）を送出するポンプは必ず
しも必要ではなく、クーラントを外部へと取出す流出口
若しくは取出されたクーラントを貯溜する槽（例えば上
記実施例における受液槽、沈殿槽等）と流入口との間の
高低差（即ちこ扛らに耘ける液面の差）によってクーラ
ントを環流させ得る場合、或いは流出口の形状を工夫す
ることによって回転盤にポンプ作用を持たせ得る場合に
おいてはポンプを省略することが可能である。

更に流出口は上記実施例に示す態様のものの他、固定槽
の上部に周方向に長手形状を成す細長い開口を設けると
ともにこｆＬｋ金網で覆って形成し、或いは周壁自体に
多数の小孔を設けることによって形成するなどの種々の
態様が可能である。

１３− 以上詳記したように、本発明に係るメディアかす除去装
置付流動バレル加工装置は、有底円筒状の固定槽と、該
固定槽内を上室と下室とに仕切る状態に配設さｎ、駆動
装置によって回転させらｎる回転盤とを備え、該回転盤
の回転に伴って、前記上室に収容さｎたメディアが形成
する流動環内においてワークを研摩加工する流動バレル
装置にＰいて、前記固定槽の周壁の上方部に液体は通過
させるが前記メディアは通過させない流出口を設ける一
方、前記回転盤の前記流動環の内周面より中心側の部分
に、前記下室内の液体を前記上室内に流入させる流入口
を設け、かつ、前記回転盤の回転に伴って前記流出口か
ら流出する液体中のメディアかすｆＦ濾過・沈殿等によ
って除去し、清浄な液体を前記下室に供給するメディア
かす除去装置を設けたことを特徴とするものである。

斯る装置はメディアをバレル槽から排出させる必要がな
いために研摩作業と並行してメディアかすの除去作業が
可能であり、且つ研摩作業中に２いてクーラント等液体
を常に清浄に保ち得るため１４− にバレル研摩會より均一にかつ能率工く行ない得る。し
かもメディアかすけ良好に除去さｎて研摩作業後にバレ
ル槽内にメディアかすか残存せず、そのため別途清掃作
業をする手間が省が几で工数低減、能率向上に更に寄与
するなど種々優庇た効果ケ奏するのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例である流動バレル装置１２：固
定槽　　　　　　２６：回転盤３０：メディア　　　　
　　３２：ワーク８８：メディア流動環　　８９：上室 ４０：下室　　　　　　　４２：流入口４４：流出口　
　　　　　４８：金網 ５０：パイプ　　　　　　５１，５６：フィルタ５２．
５８：ポンプ １５− 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 有底円筒状の固定槽と、該固定槽内全上室と王室とに仕
   切る状態に配設さ扛、駆動装置によって回転させら几る
   回転盤とを備え、該回転盤の回転に伴って、前記上室に
   収容されたメディアが形成する流動環内においてワーク
   を研摩加工する流動バレル装置において、 前記固定槽の周壁の上方部に液体は通過させるが前記メ
   ディアは通過させない流出口を設ける一方、前記回転盤
   の前記流動環の内周面より中心側の部分に、前記下室内
   の液体を前記上室内に流入させる流入口を設け、かつ、
   前記回転盤の回転に伴って前記流出口から流出する液体
   中のメディアかすｋｆ濾過・沈殿等によって除去し、清
   浄な液体を前記下室に供給するメディアかす除去装置を
   設けたことを特徴とするメディアかす除去装置付流動バ
   レル装置。