JPS5858759B2 - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JPS5858759B2
JPS5858759B2 JP56103457A JP10345781A JPS5858759B2 JP S5858759 B2 JPS5858759 B2 JP S5858759B2 JP 56103457 A JP56103457 A JP 56103457A JP 10345781 A JP10345781 A JP 10345781A JP S5858759 B2 JPS5858759 B2 JP S5858759B2
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cell
voltage
control gate
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JP56103457A
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クロード・ルイス・バーテイン
ハリツシユ・ナランダス・コテツカ
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International Business Machines Corp
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Publication date
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Publication of JPS5858759B2 publication Critical patent/JPS5858759B2/ja
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
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    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/788Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with floating gate
    • H01L29/7881Programmable transistors with only two possible levels of programmation
    • H01L29/7882Programmable transistors with only two possible levels of programmation charging by injection of carriers through a conductive insulator, e.g. Poole-Frankel conduction
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    • HELECTRICITY
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    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不揮発性半導体メモリ・セル、より具体的には
フローティング・ゲート及び伝導強化絶縁体を有するデ
バイスを利用したセルに関する。
電界効果トランジスタ(FET)の電荷を蓄積する能力
を利用し従ってメモリ・セルとして役立つ数多くの回路
が発展して来ている。
そのようなセルはダイナミック又はスタティックのいず
れかの性質を持ち得る。
周知のようにダイナミック・セルは1個だけのFETを
用い、スタティック・セルはフリップ・フロップ構造の
形に構成され得る。
これらの型のセルは、メモリに印加された電源電圧が失
なわれるかオフになるとセルに蓄積されていた情報が失
なわれるので、揮発性セルと呼ばれる事がある。
蓄積された揮発性情報を保持しなげればならない場合に
は、バッテリー装置等の代替的な電源を主電源の故障の
際に用いるためにメモリに結合しなげればならない。
金属−窒化物一酸化均一シリコン(MNOS)構造を有
するFET及びフローティング・ゲートを有するFET
等の可変なしきい値電圧を持つデバイスは長時間にわた
って不揮発性に情報を蓄積する事ができる。
そのような不揮発性デバイスをメモリ・セルに組み込む
事によって、主電源に停電又は故障が生じた時に情報を
保持するためのノくツクアップ用の又は代替的な電源を
必要としない、通常に動作する揮発性セルが得られてい
る。
不揮発性MNOSデバイスを用いた不揮発性メモリ・セ
ルはセルに一時的に蓄積された情報を伯持できるが、こ
れらのデバイスは情報の書込み汲び消去に高電圧パルス
を必要とし、低速であり、且つ製造にかなり複雑な工程
を必要とする。
不揖発性半導体メモリ・セルの例は米国特許第3676
7]7号、第4095281号、第4103348号及
び第4122541号の明紐書に記載されている。
通常の構成のフローティング・ゲート・デバイスを用い
た公知の不揮発性メモリ・セルも、セル中に一時的に蓄
積された情報を保存できるが、これらのデバイスも同様
に情報の書込み及び消去に高電圧パルスを必要とし、低
速であり、そして書込みにデバイス当り約1ミリアンペ
アの大きな電流を必要とする。
揮発性記憶装置を組み込んだ不揮発性半導体メモリ・セ
ルの例は米国特許第4128773号及び第42076
15号明細書に記載されている。
1980年5月27日米国特許出願第 153359号に、フローティング・ゲートを有しフロ
ーティング・ゲートに2つの制御ゲートが結合された4
端子デバイスを用いた電気的に消去可能なプログラマブ
ルROMが開示されている。
この装置ではデュアル電子インジェクタとして構成され
た伝導強化絶縁体が、フローティング、ゲートを充電及
び放電するために2つの制御ゲートの一方とフローティ
ング・ゲートとの間に配置されている。
また1980年6月18日米国特許出願第160530
号は、伝導強化絶縁体を用いた3端子の電気的に消去可
能なプログラマブルROMを開示している。
伝導強化絶縁体についての詳細な説明は、” High
Current Injectioninto
5i02 from Si rich 5i02
Filmsand Experimental App
lications”、D、J。
DiMaria and D、 W、 Dong、
Journal ofApplied Physic
s151(5)、May 1980゜pp、2722
〜2735に見い出される。
またデュアル電子注入構造を利用した基本的なメモリ・
セルはE 1ectrical ly −A 1ter
able MemoryUsing A Dual
Electron InjectorS truct
ure ”、D、J、DiMaria、に、M。
DeMeyer and D、W、DongllEE
EElectron Deviee Letters、
Vol 、EDL−1、A9、September
1980. pp、 179〜181に記載されている
本発明の目的は、既知の不揮発性メモリよりも用途が広
く単純な工程で製造される改良された不揮発半導体メモ
リを提供する事である。
本発明の他の目的は、より低い電圧で動作し且つ揮発モ
ードと不揮発モードとの間のデータ転送の間により小さ
な電力しか必要としない改良された不揮発性半導体メモ
リを提供する事である。
本発明の他の目的は、既知の不軌発性メモリよりも速く
動作する改良された不揮発性半導体メモリを提供するこ
とである。
本発明の技術思想によれば、不揮発性デバイスに結合さ
れた揮発性回路を含み、不揮発性デバイスはフローティ
ング・ゲート並びにフローティング・ゲートに容量的に
結合された第1及び第2の制御ゲートを有し、フローテ
ィング・ゲートと2つの制御ゲートの1つとの間にはデ
ュアル電荷(あるいは電子)インジェクタ構造が配置さ
れているような改良された不揮発性半導体メモリが提供
される。
揮発性回路はダイナミック型の1デバイス・セルでも又
通常のフリップ・フロップ又はラッチ・セル等のスタテ
ィック・セルでも良い。
本発明の目的、特徴及び利点は本発明の良好な実施例に
ついての以下のより具体的な説明から明らかになるであ
ろう。
図面の第1図を参照すると、本発明の不揮発性メモリ・
セルの最初の実施例が示されている。
このセルは揮発性メモリセルとして通常のフリップ・フ
ロップ即ちラッチ回路10を含み、フリップ・フロップ
は第1及び第2の交差結合されたFET12及び14並
びに電圧源端子VDDと交差結合FET12,14との
間に接続された第1及び第2の負荷抵抗16及び18を
有し、第1の負荷抵抗16は第10FET12に直列接
続され、そして、第2の負荷抵抗18は第20FET1
4に直列接続されている。
データ・ノードAは第1の負荷抵抗16と第10FET
12との間の共通接続点に形成され、データ・ノードB
は第2の負荷抵抗18と第2のFET14との間に形成
される。
負荷抵抗16及び18は例えば拡散抵抗として形成して
も、又ポリシリコン抵抗として形成してもよい。
またFETを負荷に用いても良い。第1のビット線BL
1は、第1の入出力FET20及び不揮発性デバイス2
2を経てデータ・ノードAに接続され、第2のビット線
BL2は第2の入出力FET24及び第2の不揮発性記
憶デバイス26を経てノードBに接続される。
第1及び第2の入出力FET20及び24は、制御ゲー
トが共通ワード線WL1に接続されている。
第1の不揮発性メモリ・デバイス22は、半導体基板3
0から絶縁層32によって絶縁されたフローティング・
ゲート28を有する。
第1の制御ゲート34は薄い誘電体層36によってフロ
ーティング・ゲート28から絶縁され、誘電体層はフロ
ーティング・ゲート28及び第1の制御ゲート34と共
に高いキャパシタンスを有するキャパシタを形成してい
る。
第2の制御ゲート38は、第1のシリコンの豊富な層4
2、第2のシリコンの豊富な層44及び(典型的な場合
二酸化シリコン層でも良い)通常の絶縁体46を有する
デュアル電子インジェクタ構造体40である伝導強化絶
縁体によってフローティング・ゲートから分離されてい
る。
第2の不揮発性メモリ・デバイス26は絶縁層50によ
って半導体基板30から絶縁されたフローティング・ゲ
ート48を有する。
第1の制御ゲート52は薄い絶縁層54によってフロー
ティング・ゲート48から分離され、絶縁層はフローテ
ィング・ゲート48及び第1の制御ゲート52と共に、
高いキャパシタンスを有するキャパシタを形成している
第2の制御ゲート56は伝導強化絶縁体によってフロー
ティング・ゲート48から分離されている。
伝導強化絶縁体は、第1のシリコンの豊富な層60、第
2のシリコンの豊富な層62、及び二酸化シリコン等の
通常の絶縁層64を有するデュアル電子インジェクタ構
造体である。
第1の不揮発性メモリ・デバイス22の第1の制御ゲー
ト34及び第2の不揮発性メモリ・デバイス26の第1
の制御ゲート52はパルス電源端子VCGに接続される
デュアル電子インジェクタ構造体40及び58は、前述
のJournal of Applied Phy
sicsの論文中に記載された方法によって、シリコン
の豊富な層が各各100〜250Aの厚さを持ち二酸化
シリコン層46及び64の各々が同様な厚さを有するよ
うに形成してもよい。
第2図は第1図に示した型の不揮発性メモリ・セルの2
×2の配列を示す。
但し、2つの図で同様の要素は同一の参照番号を用いて
識別される。
配列の第1のワード線WL1には第1及び第2のセルC
1及びC2が接続され、第2のワード線WL2には第3
及び第4のワード線C3及びC4が接続される。
第1及び第3のセルC1及びC3は第1及び第2のビッ
ト線BL1及びBL2に接続され、第2及び第4のセル
C2及びC4は第3及び第4のビット線B L 2’及
びBL3に接続される。
第1及び第2のワード線WLI及びWL2は、ワード線
デコーダ及びドライバ回路66に接続される。
第1〜第4のビット線BLI〜BL3は、ビット線デコ
ーダ、プリチャージ及びセンス増幅器回路68に接続さ
れる。
第1のセルC1のデバイス22及び26等の不揮発性メ
モリ・デバイスの第1の制御ゲートは、不揮発書込みお
よび消去回路70からパルスを受は取る。
第1図の不揮発性メモリ・セル及び第2図のシステムの
動作をより良く理解するために、第3図のパルス・プロ
グラムを参照する。
例えば第1図の不揮発性メモリ・セルの通常の動作中、
セルは、第1及び第2の入出力FET20及び24を経
由して第1及び第2のビット線BLI及びBL2に結合
されたフリップ・フロップ10を含む通常の揮発性フリ
ップ・フロップ記憶回路として動作する。
第1及び第2の不揮発性デバイス22及び26は、デー
タ・ノードA及びBと第1及び第2のビット線BL1及
びBL2との間の入出力チャネルに全くインピーダンス
を与えないか又は少ししかインピーダンスを与えない。
揮発性動作を可能にするために約+5Vの電圧が端子V
CGから不揮発性デバイス22及び26の第1の制御ゲ
ート34及び52の各々に加えられる。
その結果フローティング・ゲート28及び48の下の半
導体基板30中に伝導路が形成される。
約+5Vを第1の制御ゲート34及び52に与えるだけ
で、フローティング・ゲート28及び48にはほとんど
又は全く電荷が蓄積されない。
通常の動作状態と同様に通常の待機状態tO〜t1(第
3図)においても、デバイス22及び26の電圧しきい
値は約1vである。
従って第1の制御ゲート34及び52に+5vを与えて
おけば、半導体基板中の、フローティング・ゲート28
及び48の下に高伝導度の経路を形成するのに充分であ
る。
端子VDD及び揮発性セル回路自体に接続された電源は
かなり大きなキャパシタンスを有するので、セルは停電
後も例えば約1秒以上の時間動作できる。
これは揮発性ラッチ回路10のデータ・ノードA及びB
に蓄積された情報を不揮発性デバイス22及び26に転
送するのに充分な長さの時間である6現実の停電に先立
ち停電が予期される時、例えば第3図の時間t1〜t2
に、端子VCGの電圧は+5Vから+20Vに増加する
この時ラッチ回路10のトランジスタ12がオンで且つ
トランジスタ1Aがオフであると仮定すると、データ・
ノードAの電圧は約OVでデータ・ノードBの電圧は約
+5vである。
不揮発性デバイス22の第1の制御ゲート34の電圧が
+20Vで且つ第2の制御ゲート38の電圧が約Ovに
等しいので、第1のシリコンの豊富な層42からフロー
ティング・ゲート28へ電子が容易に流入し、フローテ
ィング・ゲート28に負電荷を発生させ、第3図の時間
t1〜t2の間のVT22に示すように不揮発性デバイ
ス22のしきい値電圧を増加させる。
ノードBの電圧、従って第2の不揮発性デバイス26の
第2の制御ゲート56の電圧は+5vであり、一方第1
の制御ゲート52の電圧は+20Vなので、第1及び第
2の制御ゲート間52及び56間の電位差は15Vでし
かなく、従って第1のシリコンの豊富な層60からフロ
ーティング・ゲート48へ電子は流れない。
従って不揮発性デバイス26のしきい電圧は第3図のV
T26に示すように変化しない。
停電期間中即ち時間t2〜t3の間、端子VCG及びV
DDの電圧並びにデータ・ノードBの電圧はOに低下し
、データ・ノードA及びBに蓄積されたデータの唯一の
表示は不揮発性デバイス22の高いしきい電圧たけとな
る。
不揮発性デバイス22からラッチ回路10のデータ・ノ
ードA及びBにデータを再記憶させるために、電源端子
VDDに対してパワーが回復した後、端子VCGの電圧
は時間t3〜t4の間+5Vに増加する。
これはフローティング・ゲート28及び48の下の半導
体基板30をターン・オン即ち伝導性にする傾向を有す
るが、デバイス22のしきい電圧は+5vなので、デバ
イス22のフローティング・ゲート28の下の基板30
中には伝導路は発生しない。
しかしデバイス26のしきい電圧は変化していないので
1vのままであり、フローティング・ゲート48の下の
基板30中に伝導路が形成される。
第1及び第2のビット線BL1及びBL2は接地電位に
保持され、+5Vが端子VDDに加えられているので、
時間t4にワード線WL1にパルスを加える事によって
、データ・ノードBの電圧は接地電位に留まり、データ
・ノードAの電圧は約+5■に増加する。
データ・ノードA及びBに再記憶されたデータを利用す
るのに先立って、不揮発性デバイス22のフローティン
グ・ゲート28上の電荷は時間t5〜t6の間に消去さ
れ、フローティング・ゲート28の下の基板30中に伝
導路が回復する。
この事はデバイス22及び26の第1の制御ゲート34
及び52に各々約20Vの負電圧を加える事によって行
なわれる。
第2の制御ゲート38の電圧は+5vで、フローティン
グ・ゲートには負電圧が存在し、更に第1の制御ゲート
34の電圧は一20Vなので、充分な電位差即ち25V
以上の電位差がデュアル電子インジェクタ構造40に与
えられ、フローティング・ゲート28からインジェクタ
構造40を経て第2の制御ゲート38に至る電子の流れ
が生じてフローティング・ゲート28を放電する。
このようにして不揮発性デバイス22のしきい電圧は+
1vに戻る。
一方デバイス26のゲート56と52との間の電位差は
、20Vでしかない。
この値はデュアル電子インジェクタ構造58を伝導性に
するには不充分であり、従ってデバイス26のしきい電
圧は変化しない。
再記憶されたデータは、停電以前に揮発性ラッチ回路1
0に記憶されていたデータの補数であるが、単純な適当
な反転回路を用いる事によって、利用に先立ってデータ
を真数の形に戻す事ができる。
またその代わりに全説明したサイクルを反復してそのサ
イクルの終りにノードA及びBに元のデータを記憶させ
る事もできる。
+5vに戻った端子VCGの電圧を用いて、揮発性回路
は時間t6〜t7の間に示すように待機状態に戻り、随
意に書込み又は読取りができる。
同様の結果を達成するために他のパルス印加方式を用い
る事も可能である。
例えば消去サイクル中の第3図の負電圧の必要性は、端
子VDDの電圧を例えば+20Vにパルスする事によっ
て避ける事ができる。
この時データ・ノードAは+20Vになり、一方、デー
タ・ノードBはOvO値を維持する。
この場合端子VCGはOv値にセットされるので、不揮
発性デバイス26のケート56及び52の間の電位差は
Ovである。
その結果このデバイスのしきい電圧値には何の変化も起
きない。
しかしながら不揮発性デバイス22に関する同様の電位
差は20Vであり、従ってこのデバイスでは消去が起き
る。
このパルス印加方式の欠点は消費電力がより高い事であ
る。
もしフリップフロップ・セルが高抵抗ポリシリコン型の
ものであれば、この消費電力の欠点はかなり軽減される
不揮発性デバイスにデータを書込むか又は消去するため
に加えられる電圧は必ずしも対称的ではない。
この現象は前述のI E E E E 1ectro
nD evice L etters の論文に報告さ
れている。
不揮発性デバイス22及び26を制御するために端子V
CGに加えられる電圧は+20V及び20Vの大きさを
持つように説明したが、遥かに低い値の電圧を用いる事
もできる。
しかしその場合はスイッチング時間が長くなる犠牲を払
う必要がある。
デュアル電子インジェクタ構造体の電流−電圧特性は指
数関数的性質を持つので、デュアル電子インジェクタ構
造体にかかる電圧の小さな増加は書込み及び消去時間を
鋭く低下させる。
所望であれば、第1図のセルの動作を太き(変える事な
く、2つの不揮発性デバイス22及び26の一方を取り
去る事ができる。
第2図の配列中のセルCLC2,C3及びC4の各々は
第1図のセルと同様の方式で動作する。
第2図のシステムでは2本のワード線WLI及びWL2
のうち1本がワード線デコーダ及びドライバ回路66に
よって選択され、4本のビット線BLI 、BL2 、
BL2’、及びBL3のうち2本がビット線デコーダ、
プリチャージ及びセンス増幅器回路68によって選択さ
れ、所望のセルCI 、C2,C3又はC4の揮発性ラ
ッチ回路10に関して情報の読取り及び書込が行なわれ
、通常の方式で所望のスタティック・セルが動作する。
停電がさしせまっている事が感知されると、不揮発書込
み及び消去回路70から導かれた、端子VCGの電圧が
+5Vから+20Vに増加し、揮発性ラッチ回路10か
らデバイス22及び26等の不揮発性デバイスにデータ
を同時に転送するために不揮発性デバイスの各々、の第
1の制御ゲートに加えられる。
電源及びセルのキャパシタンスが、データ・ノードA及
びBにおいてセルに記憶された情報を1秒以上保持し、
且つ不揮発性デバイスへのデータの同時的転送は1秒の
何分の1かの時間で起きるので、揮発性回路への停電に
よる情報の喪失はない。
第2図では簡単のために4つのセルしか持たない配列を
説明したが、実際は数十個のセルの配列を形成するよう
に数百本のワード線を用い、各ワード線毎に数百側のセ
ルが結合されるであろう。
第4図に、本発明の不揮発性メモリ・セルの2番目の実
施例が説明されている。
セルのこの実施例では第1及び第2の不揮発性デバイス
22及び26は、第1及び第2の交差結合されたトラン
ジスタ12及び14に対して負荷素子として用いられて
いる。
第1の不揮発性デバイス22は第1の交差結合トランジ
スタ12に直列に配列され、第2の不揮発性デバイス2
6は第2の交差結合トランジスタ14に直列に配列され
る。
第1の不揮発性デバイス22の第2の制御ゲート38は
データ・ノードBへ接続され、第2の不揮発性デバイス
26の第2の制御ゲート56はデータ・ノードAに接続
される。
また第1のゲート34及び52はパルス電源端子VCG
に接続される。
例えば+5vが第1の制御ゲート34及び52に印加さ
れた時、セルは通常の揮発性スタティック・ラッチ回路
として動作する。
端子VDDにおいてセルに印加される電力が中断する時
、端子VCGの電圧は例えば+20Vに増加する。
もしノードBが+5vであれば、不揮発性デノくイス2
2のしきい電圧は変化しないが、ノードAの電圧がゼロ
なので、不揮発性デバイス26のしきい電圧は第1図の
セルの不揮発性デバイス22と同様に増加する。
ノードA及びBにデータを再記憶するには、端子VDD
に電力が加えられた後、+5Vの電圧を端子VCGに加
える。
不揮発性デバイス22のしきい電圧は変化していないの
で、ノードAは約+5Vに上昇しノードBはOvのまま
である。
この補数化されたデータは第1図のセルに関して説明し
たのと同じ方式で処理される。
第4図のセルは第1図のセルよりも少ない素子しか必要
とせず、所望であれば2つの不揮発性デバイス22及び
26のうち1つだけしか使う必要がない。
他方のデバイスは周知の方式で負荷抵抗又は標準的なF
ETで置き換えられる。
第5図には本発明の不揮発性メモリ・セルの3番目の実
施例が示されている。
この実施例で、フリップ・フロップ即ちラッチ回路10
及び第1及び第2の入出力トランジスタ20及び24は
、第1図に示したセルの動作に関して説明したように、
揮発性スタティック・ラッチ回路を形成するように通常
の方式で動作する。
しかしながら第5図のセルでは影のデバイス(shad
ow device )、不揮発性デバイス22′がラ
ッチ回路10の第1の交差結合トランジスタ12に並列
に配置されている。
不揮発性デバイス22′は半導体基板30の表面から絶
縁され、且つフローティング・ゲート28′からデュア
ル電子インジェクタ構造体40′により分離された第1
の制御ケート34′を含む。
フローティング・ゲート28′の一部分の下の拡散領域
38′は、ラッチ回路10′のデータ・ノードAに接続
された第2の制御ゲートとして働く。
薄い絶縁層36′は、フローティング・ゲート28′及
び拡散領域38′と共に、比較的高いキャパシタンス値
を有するキャパシタを形成する。
不揮発性デバイス22′は本質的には前述の米国特許出
願に記載された型の3端子デバイスである。
不揮発性デバイス22′に直列に接続されるのは、ゲー
ト電極にスイッチング・パルス端子SPが接続された、
接地されたFET72である。
第5図に示されたセルの動作において、ラッチ回路10
並びに第1及び第2の入出力トランジスタが揮発性セル
・モードで機能している時、接地されたトランジスタ7
2はオフであり端子VCGはOvである。
端子VDDでセルに対して印加される電力が中断する時
、端子VCGの電圧は例えば−15Vに負方向に増加す
る。
もしデータ・ノードAがOVであれば、不揮発デバイス
22′のしきい電圧は変化しないが、もしデータ・ノー
ドAが+5Vであれば不揮発性デバイス22′のしきい
電圧は約+5vに増加する。
電源が回復した後、即ち+5Vが端子VDDに加えられ
た後、データ・ノードAは+5vにパルスする事によっ
て5vにセットされ、ワード線並びにビット線BLI及
びBL2は0■にセットされる。
+5vを端子VCG及びspに加え、ワード線WL1に
OVを加える事によって、もし不揮発性デバイス22′
が低いしきい値を持てば、データ・ノードAはOVにな
り、不揮発性デバイス22′が高いしきい値を持てば+
5vのままである。
従って第5図の実施例においては元の即ち真数のデータ
が不揮発性デバイス22′からデータ・ノードAに再記
憶される。
当然ノードBのデータは自動的にノードAの値の補数値
になる。
トランジスタ72を接地する代りに、それを端子VDD
に接続してもよい。
この場合不揮発性デバイス22′は、第1の負荷抵抗1
6に関する影のデバイスとして作用する。
第6図には本発明の不揮発性メモリ・セルの4番目の実
施例が示されている。
この実施例で不揮発性デバイス22は、データ・ノード
Bと接地との間の第2の交差結合トランジスタ14と直
列に接続すれ、デバイス22の第2の制御ゲート38は
データ・ノードBに接続される。
本発明のセルの4番目の実施例の動作において、通常の
揮発性動作期間中不揮発性デバイス22をターン・オン
するために+5Vが端子VCGに加えられる。
ノードBからのデータが不揮発性デバイス22のフロー
ティング・ゲート28に転送されるべき時、端子VCG
の電圧は約+20Vに増加する。
もしノードBが+5vであれば、不揮発性デバイス22
のしきい電圧は変化しないが、ノードBがOVであれば
不揮発性デバイス22のしきい値は約ivかも約+5V
に増加する。
電力が回復すると、+5Vが最初にVDD及びVCGの
両者に加えられる。
次に+5vがワード線WLI及びビット線BL2の両者
に加えられ、ビット線BL1は接地される。
もし不揮発性デバイス22が低しきい電圧状態であれば
、ワード線WL1がOVに戻った後データ・ノードBは
OVにラッチされデータ・ノードAは5vになる。
しかしながらもし不揮発性デバイス22が高しきい電圧
状態であれば、データ・ノードBは+5vのままであり
、従ってデータ・ノードAはワード線WLIがOVにリ
セットされた後Ovにラッチされる。
不揮発性デバイス22を消去するためには、制御ゲート
34に例えば−20Vの負パルスが加えられる。
もしデバイス22が低しきい電圧状態であれば制御ゲー
ト38及び340間の電圧は20Vで、これはフローテ
ィング・ゲート28に影響を与えない。
もしデバイスが高しきい電圧状態であれば、制御ゲート
38と34との間の電圧は25Vを越え従ってデバイス
22は消去される。
所望であれば、第2の不揮発性デバイスを第1の交差結
合トランジスタ12と直列に接続し、その第2の制御ゲ
ートを第6図のノードAに接続してもよい。
第7図に本発明の不揮発性セルの5番目の実施例が示さ
れている。
この実施例では不揮発性デバイス22は、ノードBと電
源端子VDDとの間の第2の負荷抵抗18に直列に配置
されている。
不揮発性デバイス22の第2の制御ゲートはノードAに
接続される。
このセルの通常の揮発性動作期間中は、不揮発性デバイ
ス22をターン・オンするために端子VCGに+5vが
加えられる。
ノードAからデータを不揮発性デバイス22のフローテ
ィング・ゲート28に転送すべき時は、端子VCGの電
圧が約+20Vに増加する。
もしノードAが+5Vであれば、不揮発性デバイス22
のしきい電圧は変化しないが、ノードAがOvであれば
不揮発性デバイス22のしきい電圧は約+5Vに増加す
る。
データを再記憶するには両端子VDD及びVCGに+5
Vが加えられる。
ビット線BLIをOvにビット線BL2を+5vに維持
しながら、ワード線WL1は+5vにパルスされる。
+5vのパルスがワード線WLIから除去される時、不
揮発性デバイス22が低しきい電圧状態であれば、デー
タ・ノードAはOvにラッチされたままであり、一方補
数データ・ノードBは+5vにラッチされたままである
不揮発性デバイス22が高しきい電圧状態の時は、デー
タ・ノードBを+5vに維持するのに必要な電圧が存在
しないので、データ・ノードAは+5vにフリップし、
その結果としてデータ・ノードBは能動デバイス14に
よって維持されるOvになる。
制御ゲート端子VCGは、書込まれた不揮発性デバイス
22を消去するために20Vにパルスされる。
低しきい電圧状態の不揮発性デバイスの2つの制御ゲー
ト34と38との間の電位差は20Vであり、従って何
の変化も起きない。
高しきい電圧状態の不揮発性デバイスに関する同じ電位
差は+25Vである。
従って高しきい電圧の不揮発性デバイス22の消去が起
きる。
この後データを補数化して通常の動作を再開してもよい
所望であれば、第2の不揮発性デバイスを第1の負荷抵
抗に直列に接続して、その第2の制御ゲートを第7図の
ノードBに接続してもよい。
不揮発性デバイスは、負荷抵抗とデータ・ノードA及び
Bとの間ではなく負荷抵抗16及び18と端子VDDと
の間に配置してもよい。
またある半導体プロセスの場合、セル即ちメモリ・シス
テムを、交差結合されたラッチ・トランジスタの一方又
は負荷素子に関して直列に配置した不揮発性デバイスと
共にレイアウトする事はかなりの利点がある。
通常はランダム・アクセス・メモリで知られる高い速度
で動作でき且つ停電時にデータを失なわない改良された
不揮発性半導体メモリをこれまで説明してきた。
揮発性データは、これまで知られているよりも遥かに小
さな量の電力しか消去しない低電圧を利用した、揮発性
回路から不揮発性デバイスへのデータ転送時間がより速
い不揮発性デバイス中に保持される。
更に本発明のメモリを製作するためのプロセスはMNO
Sデバイスを製作するために使われるプロセスよりも単
純であり、本発明のメモリはホット・エレクトロンによ
って書込みを行なうフローティング・ゲート・デバイス
において必要なよりもかなり低い書込み電力を用いてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の不揮発性メモリ・セルの1実施例の回
路図、第2図は第1図に示した型のセルの配列を有する
本発明のメモリ・システムの図、第3図は第1図のセル
を動作させるのに使用し得るパルス・プログラムの図、
第4図は本発明の不揮発性メモリ・セルの第2の実施例
の回路図、第5図は本発明の不揮発性メモリ・セルの第
3の実施例の回路図、第6図は本発明の不揮発性メモリ
・セルの第4の実施例の回路図、第7図は本発明の不揮
発性メモリ・セルの第5の実施例の回路図である。 10・・・・・・フリップ・フロップ回路、20 、2
4・・・・・・入出力FET、22,26・・・・・・
不揮発性デバイス、2B 、48・・・・・・フローテ
ィング・ゲート、34.52・・・・・・第1の制御ゲ
ート、38,56・・・・・・第2の制御ゲート、40
,58・・・・・・デュアル電子インジェクタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 データ・ノードA、Bを有する揮発性メモリ・セル
    10と、 半導体基板30に容量的に結合されたフローティング・
    ゲート28,28’、48、第1の制御ゲート34,3
    4’、52、前記フローティング・ゲートと前記第1の
    制御ゲートとの間に配された薄い絶縁層36,36’、
    54、第2の制御ゲート38.38’、56及び前記フ
    ローティング・ゲートと前記第2の制御ゲートとの間に
    配されたデュアル電子インジェクタ構造40,40’、
    58を有する不揮発性デバイス22,22’、26と、
    前記不揮発性デバイスの前記第2の制御ゲートを前記デ
    ータ・ノードに接続する手段と、前記不揮発性デバイス
    の前記第1の制御ゲートに制御パルスを加え、前記デー
    タ・ノードと前記フローティング・ゲートとの間にデー
    タを選択的に移送する手段70と、 を備えることを特徴とするメモリ装置。
JP56103457A 1980-09-30 1981-07-03 メモリ装置 Expired JPS5858759B2 (ja)

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JPS5858759B2 true JPS5858759B2 (ja) 1983-12-27

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