JPS5858578B2 - 空気調和機の安眠運転回路 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気調和機の運転制御回路に係り、特に安眠運
転回路に関する。

従来、空調機の安眠運転は、第１図に示すような回路構
成により行われている。

これは、送風機モータＦＭと圧縮機モータＣＭの給電路
に操作スイッチＳおよびタイマＴの接点を挿入し、さら
に圧縮機モータＣＭはルームサーモＴＨを介して通電さ
れるようになっている。

これにより、操作スイッチＳを閉じ、タイマＴの時限を
適宜設定しておけば、送風機モータｌｌｉ’Ｍはタイマ
Ｔの設定時限だけ運転し、また圧縮機モータＣＭは同時
限中であって然もルームサーモＴＨが閉じている間だけ
運転する。

したがって最大運転時間はタイマの設定可能時間として
定まる。

しかしながら、安眠回路の時間設定はより長くしたい場
合もある。

これは外気温が仰々下がらないとき等である。

したがって本発明の目的は、外気温の高低に応じて運転
時間の変化する安眠運転回路を提供することである。

本発明はこの目的達成のため、室温が低い間はタイマを
作動させて室温上昇によりタイマを休止させることによ
りタイマの設定時限経過を室温の高い分だけ遅らせ、設
定時間よりも長時間に亘って空調機を運転し得る安眠運
転回路を構成したものである。

以下第２図および第３図を参照して本発明の詳細な説明
する。

第２図はおやすみタイマとしての機能を有する実施例の
回路を示しており、ＳＷは、従来通りの設定時間通りの
安眠運転と、気温に応じて時間を延長する運転とを切換
えるスイッチである。

他の構成は第１図と同様である。

この回路において、切換スイッチＳＷをａ側に側底して
おけば第１図の従来回路と同様の動作が行われる。

一方、同スイッチＳＷをｂ側に測成すると、タイマＴに
はルームサーモＴＨが開いたときのみ通電が行われる。

すなわちルームサーモＴＨが閉じているとタイマＴの両
端間電圧はゼロであるが、ルームサーモＴＨが開くと、
タイマＴの一端には圧縮機モータＣＭを介して通電が行
われ、タイマＴが作動する。

したがって、外気温が高くルームサーモＴが頻繁に閉じ
るとタイマＴの設定時限は仲々経過せず、見掛上はタイ
マＴの設定時限を延長した形となる。

そして、外気温の低下に伴い、ルームサーモＴが開いた
状態が長くなるからタイマＴの設定時間が経過すること
になる。

第３図は本発明の他の実施例を示したもので、おやすみ
、おばようタイマとして動作するものである。

すなわち、おやすみタイマを、所定時間後に空調機をオ
ンさせる用途にも使用するようにしたものである。

同図におけるスイッチＳＷ１は第２図の切換スイッチＳ
Ｗと同様のものであり、スイッチＳＷ２がおばようおや
すみ切換スイッチである。

そして、この切換スイッチＳＷ２をａ側に倒成すると第
２図と同様の回路が出来上りおやすみタイマとして動作
し、一方、同切換スイッチＳＷ２をｂ側に倒成すると、
タイマＴの接点が所定時限経過により反転したとき空調
機が運転されるのである。

このおばようタイマとしての動作時に設定時限が変化す
ることがないのは言うまでもない。

上記実施例ではおやすみタイマとして用いるときに、タ
イマへの給電を圧縮機モータな介して行っているが、こ
れは同モータに並列接続したリレーを設け、その常閉接
点を介して給電してもよい。

本発明は上述のように、ルームサーモ開の時間すなわち
気温が低い間はタイマを作動させ気温が高いうちはタイ
マを休止させることにより気温の高さに応じてタイマの
設定時限経過を遅らせるようπしたため、気温が高いと
きはおやすみタイマが長時間に亘ってタイマ作動させ安
眠をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空調機用おやすみタイマ回路を示す図、
第２図および第３図はそれぞれ不発明の実施例を示す回
路図である。 Ｓ・・・・・・操作スイッチ、Ｔ・・・・・・タイマ、
ＦＭ・・・・・・送風機モータ、ＣＭ・・・・・・圧縮
機モータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 通電時に設定時限が経過し非通電時には設定時限の
   経過が停止するタイマを有し、このタイマの設定時限に
   応じて送風機および圧縮機に対する給電路を形成し、さ
   らＷルームサーモの動作に応じて圧縮機に給電するよう
   にした空気調ｆＭの安眠運転回路において、前記ルーム
   サーモの温度低下時導通する接点を介して前記タイマの
   通電回路を構成するようにしたことを特徴とする空気調
   和機の安眠運転回路。