JPS592419Y2 - 冷暖房機の制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷暖房機の制御装置に関するものであり、その
目的とするところは回路構成を簡略化するとともに、使
い勝ってを良くすることにある。

第１図は１つのタイマで冷房と暖房を制御する従来例を
示している。

図中１は電源、２はタイマのコイル、３はタイマの接点
群、４は冷房暖房の切換スイッチ、５は冷房負荷、６は
暖房負荷、７はタイマのコイル２を入切するスイッチで
ある。

上記切換スイッチ４の動作は、その可動接点４ａが図の
如く接点４ｂ側に切換わると暖房運転であり、逆に接点
４Ｃ側に切換わると冷房運転となる。

また、タイマの接点群３の動作は図の如く可動接点３ａ
が接点３ｂ、また３Ｃが接点３ｄ側に切換わると暖房運
転になる。

すなわち、この場合可動接点３ａが接点３ｂに閉成され
、タイマのコイル２のスイッチ７が開放しているので暖
房連続運転が行われるのである。

次に接点群３が第２図のように可動接点３Ｃが接点３ｄ
側、また可動接点３ａが接点３ｅ側にそれぞれ切換わり
、さらにスイッチ７が閉威し、可動接点４ａが接点４Ｃ
側に切換わればタイマのコイル２と冷房負荷５へ電源１
が接続されタイマによる冷房運転が行われる。

すなわち、従来のものはタイマの接点群３中に可動接点
３ａと接点３ｂ、または３ｅ、可動接点３Ｃと接点３ｄ
の２回路が形成されているので回路構成が複雑化し、ま
たタイマを活用する場合には別個にスイッチ７も操作し
なければならずめんどうであった。

本考案は上記欠点を解消するものであり、以下本考案の
一実施例を添付図面にもとづいて説明する。

第３図において、８は電源、９はタイマのコイル、１０
はそのタイマによる接点群、１１は暖房と冷房を切換え
るスイッチ、１２は冷房負荷、１３は暖房負荷である。

また、１１ａは可動接点、１１ ｂ、１１ Ｃは接点、
さらに１０ ａ 、１０ Ｃは両側に接点を有する可動
接点で、１０ ａが電源用、１０Ｃが冷房用、１０ｂ、
１０ｄは接点で、１０ｂが暖房用、１０ｄがタイマ用を
示している。

第４図はタイマの設定用文字盤部分を示し、文字板１４
の外周部には暖房用のタイムチャート１５、内周には冷
房用のタイムチャート１６を設けている。

また、この第４図の１７は操作つまみを示し、この操作
つまみ１７がタイムチャート１５の人、タイムチャート
１６の切に位置している時には接点１０ａ〜１０ｄは第
５図の状態、また操作つまみ１７がタイムチャー） １
５．１６の１〜１２に位置している時には接点１０３〜
１０ｄは第６図の状態、さらに操作つまみ１７がタイム
チャート１５の切、タイムチャート１６の連に位置して
いる時は接点１０ａ〜１０ｄは第７図の状態となる。

上記構成において、暖房運転を行う時には可動接点１１
ａを接点１１ ｂ側に切換え、次に操作つまみ１７を
第４図のごとくタイムチャート１５の人に合わせる。

すると、電源８から可動接点１１ａ、接点１１ｂ。

暖房負荷１３．接点１０ｂ、可動接点１０ａを通して電
流が供給され、暖房運転が行われる。

また、この状態において操作つまみ１７をタイムチャー
トの１〜１２に合わせると上記設定時間の間は第６図の
状態においてタイマのコイル９に通電され、その時間が
経過すると第５図の状態となって暖房運転が開始される
。

すなわち、いわゆるおばようタイマ運転となるのである
。

さらに、このような暖房運転時に操作つまみ１７を切に
合わせると第７図の状態となって暖房運転が停止される
のである。

次に可動接点１１ ａを接点１１ Ｃに切換え、この状
態において操作つまみ１７をタイムチャート１６の１〜
１２に合わせると冷房運転が行われる。

すなわち、第６図の状態となって電源８から可動接点１
１ａ、接点１１Ｃ９冷房負荷１２．可動接点１０ｃ、ｌ
Ｑａを通して電源が流れ、冷房運転が行われるのである
。

その後、この設定時間が経過すると第５図の状態となっ
て冷房運転は停止し、いわゆるおやすみタイマ運転が行
われるのである。

また、操作つまみ１７をタイムチャート１６の連に合わ
せると第７図の状態となって連続冷房運転が行われる。

なお、これらの冷房運転は操作つまみ１７をタイムチャ
ート１６の切に合わせると第５図の状態となって停止す
る。

以上のように本考案は接点同志の切換わりで各通電回路
が杉皮されるので回路構成がきわめて簡単となって故障
等がおきにくくなり、また冷房と暖房の切換えは切換ス
イッチを切換えるだけで行えるので簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の電気回路図、第２図は同従来例の動作
説明図、第３図は本考案の一実施例にかかる冷暖房機の
制御装置の電気回路図、第４図は同装置の設定用文字盤
部分の正面図、第５図〜第７図は同装置の動作説明図で
ある。 ８・・・・・・電源、９・・・・・・タイマのコイル、
１０ ａ・・・・・・可動接点（電源用接点）、１０ｂ
・・・・・・接点（冷房用接点）、１０Ｃ・・・・・・
可動接点（タイマ用接点）、１０ｄ・・・・・・接点（
暖房用接点）、１１・・・・・・スイッチ（切換スイッ
チ）、１２・・・・・・冷房負荷、１３・・・・・・暖
房負荷。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 電源の一端とタイマの一端を接続するとともに、この接
   続部に切換スイッチにより冷房負荷と暖房負荷との一端
   を切換え自在に接続し、かつ上記タイマの接点構成を暖
   房用接点、電源用接点、冷房用接点、タイヤ用接点の順
   に設け、上記暖房用接点に暖房負荷の他端、電源用接点
   には電源の他端。 冷房用接点には冷房負荷、タイマ用接点にはタイマの他
   端をそれぞれ接続し、暖房用接点と電源用接点との接触
   により暖房運転を、電源用接点と冷房用接点とタイマ用
   接点との接触によりタイマでの冷房運転又はタイマでの
   暖房運転を、電源用接点と冷房用接点との接触により冷
   房連続運転を行なう構成どした冷暖房機の制御装置。