JPS5858355B2 - オキソチアゾリノアゼチジニルハロブテン酸類 - Google Patents
オキソチアゾリノアゼチジニルハロブテン酸類Info
- Publication number
- JPS5858355B2 JPS5858355B2 JP51000312A JP31276A JPS5858355B2 JP S5858355 B2 JPS5858355 B2 JP S5858355B2 JP 51000312 A JP51000312 A JP 51000312A JP 31276 A JP31276 A JP 31276A JP S5858355 B2 JPS5858355 B2 JP S5858355B2
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- JP
- Japan
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- oxothiazolinoazetidinyl
- halobutenoic
- acids
- halogen
- solution
- Prior art date
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- Expired
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は3位に炭素原子を結合していないセフェム骨
格の円滑な合成に必須な中間体である式: (式中、 Rはベンジルまたはフェノキシメチル基を、R1、R2
は低級アルキルまたは互いに結合して窒素原子とともに
モルホリノ基を、 R3はハロゲン置換されていてもよいアルキル基または
ニトロで置換されていてもよいアラルキル基を、 Hal はハロゲン原子を、 それぞれ示す) で表わされるオキソチアゾリノアゼチジニルノ人ロブテ
ン酸誘導体に関するものである。
格の円滑な合成に必須な中間体である式: (式中、 Rはベンジルまたはフェノキシメチル基を、R1、R2
は低級アルキルまたは互いに結合して窒素原子とともに
モルホリノ基を、 R3はハロゲン置換されていてもよいアルキル基または
ニトロで置換されていてもよいアラルキル基を、 Hal はハロゲン原子を、 それぞれ示す) で表わされるオキソチアゾリノアゼチジニルノ人ロブテ
ン酸誘導体に関するものである。
発明者はα−(7−オキソ−4−チア−2・6−ジアザ
ビシクロ〔3・2・0〕ヘプト−2−エン−6−イル)
アセト酢酸誘導体をw−’・ロゲン化するために、各種
の試薬および反応条件を検討したが、末端アセチル基は
一般にメチル基の方向にエノール化しないため、ハロゲ
ン化は苛酷な条件下にラジカルまたはカルバニオン経由
で低収率で進行する上に、分子内の他の位置に副反応が
起り、目的物を効率よく製造することはできなかった。
ビシクロ〔3・2・0〕ヘプト−2−エン−6−イル)
アセト酢酸誘導体をw−’・ロゲン化するために、各種
の試薬および反応条件を検討したが、末端アセチル基は
一般にメチル基の方向にエノール化しないため、ハロゲ
ン化は苛酷な条件下にラジカルまたはカルバニオン経由
で低収率で進行する上に、分子内の他の位置に副反応が
起り、目的物を効率よく製造することはできなかった。
ところが、β位ケトンをエナミンの型で保護したものは
、分子状ハロゲン、次亜ハロゲン酸など緩和な条件下に
効率よく目的とするノ・ロゲン化を起こすことを発見し
た。
、分子状ハロゲン、次亜ハロゲン酸など緩和な条件下に
効率よく目的とするノ・ロゲン化を起こすことを発見し
た。
この発明は、このようにして製造した式(I)の化合物
に関するものである。
に関するものである。
式(I)において、Hal は塩素、臭素、よう素など
のハロゲンであり、R1、R2はそれぞれメチル、エチ
ル、プロピル、イングロビル、t−メチル、オクチルな
どのアルキルまたは互いに結合して窒素原子と共にモル
ホリン−4−イルを示す。
のハロゲンであり、R1、R2はそれぞれメチル、エチ
ル、プロピル、イングロビル、t−メチル、オクチルな
どのアルキルまたは互いに結合して窒素原子と共にモル
ホリン−4−イルを示す。
R3で表わされるカルボキシ保護基としては、とくに反
応条件下に安定で、後に分子中の他の位置に好ましくな
い変化を起さずに除去できるトリクロロエチル、p−ニ
トロベンジルなどカ好マしい。
応条件下に安定で、後に分子中の他の位置に好ましくな
い変化を起さずに除去できるトリクロロエチル、p−ニ
トロベンジルなどカ好マしい。
この発明の出発原料は、特願昭50−22229号(特
開昭5l−105051)などに記載されている。
開昭5l−105051)などに記載されている。
この原料化合物に通常のハロゲン化剤(特に分子状ハロ
ゲン、N−ハロアミドなど)を、好ましくは一25℃〜
20℃で、溶媒中作用させれば、約10分ないし3時間
で目的とする化合物を得る。
ゲン、N−ハロアミドなど)を、好ましくは一25℃〜
20℃で、溶媒中作用させれば、約10分ないし3時間
で目的とする化合物を得る。
溶媒としてはエーテル(ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンなど)、ハロ炭化水素(塩化メチレン、四塩化炭素な
ど)が特に適当である。
ンなど)、ハロ炭化水素(塩化メチレン、四塩化炭素な
ど)が特に適当である。
このようにして製造した化合物は常法により単離しても
よいが、通常、直ちに水と酸とを作用させて、目的とす
る3−ヒドロキシ−7−アミノまたはアシルアミノ−3
−セフェム−4−カルボン酸またはその誘導体として回
収する。
よいが、通常、直ちに水と酸とを作用させて、目的とす
る3−ヒドロキシ−7−アミノまたはアシルアミノ−3
−セフェム−4−カルボン酸またはその誘導体として回
収する。
以下に実施例を示してこの発明の化合物の製造法と利用
法を説明する。
法を説明する。
例1
α−(3−フェノキシメチル−7−オキソ−4−fブー
2・6−ジアザビシクロ〔3・2・0〕へ7” )−2
−エン−6−イル)−アセ)酢酸p−ニトロベンジルエ
ステル939■ヲテトラヒトロフラン14m1にとかし
、−40℃に冷却したのちトリエチルアミン9.57m
1と塩化メタンスルホニル0.187m1とを加えて3
0分間かきまぜたのち、0℃で30分間かきまぜる。
2・6−ジアザビシクロ〔3・2・0〕へ7” )−2
−エン−6−イル)−アセ)酢酸p−ニトロベンジルエ
ステル939■ヲテトラヒトロフラン14m1にとかし
、−40℃に冷却したのちトリエチルアミン9.57m
1と塩化メタンスルホニル0.187m1とを加えて3
0分間かきまぜたのち、0℃で30分間かきまぜる。
この反応液にモルホリン0.209分を加えて、0℃に
て2時間かきまぜる。
て2時間かきまぜる。
この反応液にN−フロモこはく酸イミドを加えて0℃で
1.5時間かきまぜる。
1.5時間かきまぜる。
反応混合物を水100m7で稀釈したのち、酢酸エチル
で抽出する。
で抽出する。
抽出液を水洗し、乾燥したのち溶媒留去すればα−(3
−フェノキシメチル−7−オキソ−4チア−2・6−ジ
アザビシクロ〔3・2・0〕ヘプト−2−エン−6−イ
ル)−β−(4−モルホリノ)−γ−ブロモーα−ブテ
ン酸p−ニトロベンジルエステル95.68m9(収率
ニア7.5%)を得る。
−フェノキシメチル−7−オキソ−4チア−2・6−ジ
アザビシクロ〔3・2・0〕ヘプト−2−エン−6−イ
ル)−β−(4−モルホリノ)−γ−ブロモーα−ブテ
ン酸p−ニトロベンジルエステル95.68m9(収率
ニア7.5%)を得る。
例2
α−(3−ベンジル−7−オキソ−4−チア−2・6−
ジアザビシクロ〔3・2・0〕ヘフトー2−エン−6−
イル)−β−ヒドロキシ−α−ブテン酸p−ニトロベン
ジルエステル2.2651’テトラヒドロフラン30m
A’に懸濁し、水冷下に(内温1〜2℃)トリエチルア
ミン1.11Pと塩化メタンスルホニル630■のテト
ラヒドロフラン2a溶液を滴下したのち、25分間かき
まぜる。
ジアザビシクロ〔3・2・0〕ヘフトー2−エン−6−
イル)−β−ヒドロキシ−α−ブテン酸p−ニトロベン
ジルエステル2.2651’テトラヒドロフラン30m
A’に懸濁し、水冷下に(内温1〜2℃)トリエチルア
ミン1.11Pと塩化メタンスルホニル630■のテト
ラヒドロフラン2a溶液を滴下したのち、25分間かき
まぜる。
生成したα−(3−ベンジル−7−オキソ−4−チア−
2・6−ジアザビシクロ〔3・2・O〕ヘプト−2−エ
ン−6−イル)−β−メタンスルホニルオキシ−α−ブ
テン酸p−ニトロベンジルエステルの溶液にモルホリン
480■のテトラヒドロフラン溶液2TrLlを加えて
15分間かきまぜたのち、生成スるα−(3−ベンジル
−7−オキソ−4−チア−2・6−ジアザビシクロ〔3
・2・O〕ヘプト−2−エン−6−イル)−β−(4−
モルホリノ)−α−ブテン酸p−ニトロベンジルエステ
ルの溶液を一20℃に冷却し、ピリジン396■および
臭素の四塩化炭素溶液(1モル溶液:5m1)を加える
。
2・6−ジアザビシクロ〔3・2・O〕ヘプト−2−エ
ン−6−イル)−β−メタンスルホニルオキシ−α−ブ
テン酸p−ニトロベンジルエステルの溶液にモルホリン
480■のテトラヒドロフラン溶液2TrLlを加えて
15分間かきまぜたのち、生成スるα−(3−ベンジル
−7−オキソ−4−チア−2・6−ジアザビシクロ〔3
・2・O〕ヘプト−2−エン−6−イル)−β−(4−
モルホリノ)−α−ブテン酸p−ニトロベンジルエステ
ルの溶液を一20℃に冷却し、ピリジン396■および
臭素の四塩化炭素溶液(1モル溶液:5m1)を加える
。
15分後、反応液を希塩酸に注入し、酢酸エチルで抽出
する。
する。
抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥したのち、減
圧濃縮して得られる残留物をシリカゲル50f上、クロ
マトグラフして精製すれば10%酢酸エチル+ベンゼン
混液で流出する分画からα−(3−ベンジル−7−オキ
ソ−4−チア−2・6−ジアザビシクロ〔3・2・0〕
ヘプト−2−エン−6−イル)−γ−フロモーβ−(4
−モルホリノ)−α−ブテンL)ニトロベンジルエステ
ル2.36? (収率: 78%)を得る。
圧濃縮して得られる残留物をシリカゲル50f上、クロ
マトグラフして精製すれば10%酢酸エチル+ベンゼン
混液で流出する分画からα−(3−ベンジル−7−オキ
ソ−4−チア−2・6−ジアザビシクロ〔3・2・0〕
ヘプト−2−エン−6−イル)−γ−フロモーβ−(4
−モルホリノ)−α−ブテンL)ニトロベンジルエステ
ル2.36? (収率: 78%)を得る。
この生成物を分離せずに溶液のまま5%塩酸(10モル
当量)とメタノールで希釈し、室温で3時間かきまぜれ
ば7−フェニルアセトアミド−★★3−ヒドロキシー3
−セフェム−4−カルホン酸p−ニトロベンジルエステ
ルを通算70%以上ノ収率で製造することができる。
当量)とメタノールで希釈し、室温で3時間かきまぜれ
ば7−フェニルアセトアミド−★★3−ヒドロキシー3
−セフェム−4−カルホン酸p−ニトロベンジルエステ
ルを通算70%以上ノ収率で製造することができる。
例3
アゼチジン酢酸誘導体(II)を溶媒にとかし、これに
、要すれば添加剤を加え、さらに臭素化剤を加えて、所
定時間所定温度で反応させる。
、要すれば添加剤を加え、さらに臭素化剤を加えて、所
定時間所定温度で反応させる。
反応液を水洗、乾燥後、濃縮して得られる残留物を10
%含水シリカゲル上クロマトグラフして精製し、目的物
を含有する分画を濃縮すれば臭素化されたアゼチジン酢
酸誘導体(I)を得る。
%含水シリカゲル上クロマトグラフして精製し、目的物
を含有する分画を濃縮すれば臭素化されたアゼチジン酢
酸誘導体(I)を得る。
反応条件は第■表に各実施例の生成物の物性は第■表に
示した。
示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式で表わされる2−(7−オキツチアゾリノアゼ
チジニル)−4−ハロー2−ブテン酸誘導体。 (式中、 Rはベンジルまたはフェノキシメチル基を、R1、R2
は低級アルキルまたは互いに結合して窒素原子とともに
モルホリノ基を、 R3はハロゲンで置換されていてもよいアルキル基また
はニトロで置換されていてもよいアラルキル基を、 Hal はハロゲン原子を、 それぞれ示す)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51000312A JPS5858355B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | オキソチアゾリノアゼチジニルハロブテン酸類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51000312A JPS5858355B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | オキソチアゾリノアゼチジニルハロブテン酸類 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57183563A Division JPS58135860A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | ハロアゼチジノン化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5283732A JPS5283732A (en) | 1977-07-12 |
JPS5858355B2 true JPS5858355B2 (ja) | 1983-12-24 |
Family
ID=11470386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51000312A Expired JPS5858355B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | オキソチアゾリノアゼチジニルハロブテン酸類 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858355B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4264597A (en) * | 1978-06-06 | 1981-04-28 | Masashi Hashimoto | Cephalosporin analogues and processes for the preparation thereof |
CA1148938A (en) * | 1979-05-08 | 1983-06-28 | John R. Corfield | Preparation of cephalosporins and intermediates employed therein |
JPS59164771A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-17 | Otsuka Chem Co Ltd | 塩素化アゼチジノン誘導体の製造方法 |
-
1976
- 1976-01-01 JP JP51000312A patent/JPS5858355B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5283732A (en) | 1977-07-12 |
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