JPS5856944B2 - X線管集束電極製造方法 - Google Patents

X線管集束電極製造方法

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JPS5856944B2
JPS5856944B2 JP6360076A JP6360076A JPS5856944B2 JP S5856944 B2 JPS5856944 B2 JP S5856944B2 JP 6360076 A JP6360076 A JP 6360076A JP 6360076 A JP6360076 A JP 6360076A JP S5856944 B2 JPS5856944 B2 JP S5856944B2
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JP
Japan
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focusing
electron
focusing electrode
ray tube
electrode
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JP6360076A
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JPS52147090A (en
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肇志 林
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はX線管陰極の集束電極部分の製造方法に関する
ものである。
一般にX線管は医用、工業用、分析用などの広い分野に
使用されており、X線管から発生しtこX線を対象物に
照射し、対象物の特性または構造を調査する。
その場合に対象物の調査精度を高めるためにはX線源で
あるX線管の焦点の大きさが小さいほど良い結果が得ら
れる。
一方、X線管の焦点の大きさを小さくするほどX線の許
容負荷が少なくなりX線の強度が低下するので、使用目
的に応じてX線管の焦点の大きさを適宜に選択する必要
が生ずる。
そのため焦点の大きさトよび許容負荷が異なるX線管を
同種類も用意しなければならなくなるが、一般には電子
放射部トよび電子集束部を2組所有する陰極を使用し2
種類の焦点を同一のX線管に備え、目的によりそのいず
れかの焦点を選んで使用することができる二重焦点X線
管が多く用いられる。
また、二重焦点X線管は、二つの焦点を別々に使用する
のではなく、同時に使用する場合もある。
それは、陰極の構造寸法上の制約などによって陰極の電
子放射能力が不足する場合に、陰極の二つの電子放射部
を同時に使用して放出された電子流が対陰極の同一ター
ゲツト面上に焦点を形成するようにし、電子放射能力を
高めX線強度を強くする場合である。
上述したような使用目的のために二重焦点X線管が広く
使用されているが、いずれの場合にも電子放射部から放
射された電子流を所要の大きさに電子束に集束すること
、釦よび対陰極のターゲットの上に正確に前記電子束を
投射させるために、陰極の電子集束部すなわち集束電極
の形状寸法トよび集束電極に対する電子放射部すなわち
フィラメントの関係位置などは、非常に精度が良くでき
ていなければならない。
第1図は従来の二重焦点X線管の陰極構造を示したもの
で、電子放射部は外部からの電力供給により電子を放射
するフィラメント1むよび1′から威り、それぞれフィ
ラメントサポート2耘よび2′によって支持し、上記フ
ィラメントが集束電極3に設けた電子集束みぞ4および
4′の中の所定の位置にそれぞれ位置するように置き、
フィラメントサポート2および2′を金属支持物5訃よ
び絶縁支持物6により集束電極3に固定している。
フィラメント13よび1′から放射された電子を所要の
大きさに集束するため、とくに電子集束みぞ4トよび4
′の形状寸法は正確でなければならない。
また二つのフィラメント1トよび1′から放射され電子
集束みぞ4耘よび4′によって集束された電子束が相互
に対陰極のターゲット上の所定の関係位置に正確に投射
されるためには、とくに電子集束みぞ4耘よび4′の相
互の間隔が正確であり、かつ電子集束みぞ4トよび4′
の前面AB釦よびBCがV字形になるように互いに内側
に傾斜L、その相互の角度が正確に所定の値に形成され
ていなければならない。
このように形状寸法が複雑で、かつ精度の高い集束電極
3を製作する方法として、従来から純鉄、ステンレス鋼
などの棒材を旋盤あるいはフライス盤などの切削機械を
用いて切削加工することが一盤に行なわれている。
そのため集束電極の製作にはきわめて多くの時間がかか
り大量生産が困難であり、高師なものとなる。
このような製造方法による集束電極は、寸法精度の点で
は良いものが得られるとはいえ、tn固1 (Eを切削
加工するため集束電極個々の形状寸法に多少のばらつき
を生ずるので、そのばらつきを少なくし形状寸法の精度
を向上しようとすれば、歩留の低下あるいは切削加工費
用の増大によってきわめて高師なものとなる問題がある
一般に形状が一定なものを大量生産する手段としてプレ
ス加工による方法があるが、以前に、薄い金属板をプレ
ス加工してX線管の集束電極を製作した例もあった。
しかし、この薄い金属板をプレス加工して作った集束電
極は熱容量が小さいため、高温のフィラメントを取り付
ける集束電極としては適当でなく、そのため近年はほと
んどのX線管が第1図に示すような塊状の(たとえば棒
状の)金属材料を加工して製作した質量の太きい、した
がって熱容量の大きい集束電極を用いるようになった。
とこうで、集束電極の電子集束みぞ4または4′は、電
子集束みそ上部γまたは7′と電子集束みそ下部8また
は8′からできているが、この電子集束みそ上部Iまた
は1′と電子集束みそ下部8または8′とが電子集束み
ぞ上部1まtこはγ′の深さdまたはd′以上の厚さを
有する塊状の金属体に形成された集束電極を、以下の記
述に訃いては塊状の集束電極または単に集束電極と称し
、上記の薄い金属板をプレス加工して製作した集束電極
と区別するものとする。
この塊状の集束電極をプレス加工により製作できれば寸
法精度むよび両格の点からきわめて都合良いが、集束電
極の構造が複雑であるtこめ、従来は電子集束みそが1
個しかない単焦点X線管用の集束電極以外にプレス加工
は採用されていなかつtこ。
本発明は、電子集束みそを少なくとも2個所有する形状
が複雑な多重焦点X線管用の塊状の集束電極について、
形状寸法が精度良く、しかも大量生産可能な製造方法を
提供するものである。
以下、実施例を用いて本発明の詳細な説明する。
第2図、第3図耘よび第4図は、本発明の方法により製
造される集束電極の製造過程における中間製品3よび完
成品の実施例を示す。
第2図は加工第1段階を終えて電子集束みそなどを形成
したもの、また、第3図は第2図の側面図である。
すなわち、第2図1よび第3図に示すごとく加工第1段
階にむいては、左側に電子集束みぞ上部9訃よび電子集
束みそ下部10を、右側に電子集束みそ上部9′オヘよ
び電子集束みぞ下部1σを、それぞれみぞの栗さ方向に
緊ける中心線X−X’とY −Y’とがほぼ平行になる
ように設け、そして、要すればこれら2f固のみぞは、
みぞ前面11$−よび11′に対して垂直な方向に設け
る。
このような形状にした電子集束みその製作は、鉄系統ま
たはそのほかの適宜の材料を用い、高温にしたときの超
塑性を利用して金型によりプレス加工する方法(たとえ
ば特開昭51−20714参照)により、またはロスト
ワックス鋳造法のような精密品の製作に適す特殊な鋳造
方法などによって行なうことができる。
このようにしてできる集束電極の中間製品は、形状寸法
の精度が高く、かつ同一形状のものを数多く製作するこ
とが可能になる。
つぎに、第2固転よび第3図に示した加工第1段階を終
えた中間製品を、加工第2段階に耘いて第4図に示すよ
うに、電子集束みぞ相互の間の面12を軸にして電子集
束みその深さ方向にお−ける中心線X−X’とY−Y’
が所定の角度をなして交るように、換ビすればみそ前面
11と11′が所定の相対角度をもってV形となるよう
に折り曲げて集束電極15に成形加工する。
な釦、このV形成形を容易に行なうため、電子集束みぞ
相互の中間前面120部分を薄肉とするが、その方法は
電子集束みその成形と同時に行なってもよく、また、電
子集束卆ぞ成形後にスリット13を加工してもよい。
また第5図のように、みそ中間前面12の側にV字形ス
リット14を設け、このV字形スリット14の底面を薄
肉とするように形成してもよい。
このV字形スリットの開き角度を、電子集束みその栗さ
方向の中心線X−X’とY−Y’が交る角度と等しくし
てトけば、V字形スリットの開きが零になるまで折り曲
げ成形することにより、両電子集束みそは所定の角度を
なして向き合うことになる。
な釦、この電子集束みその成形と同時に、またはその前
後にむいて電子集束みぞ以外の部分も加工して第4図に
示すように集束電極15を完成する。
上記のようにして製作した集束電極は、tことえば第6
図に示すような方法でX線管の陰極として組み立てられ
る。
すなわち、集束電極15を支持部18により支持して基
部19に固定する。
支持部18は、金属円部まtこは金属板あるいは金属線
を用い、前記集束電極を溶接、うう付け、かしめなどの
子役により取り付は支持する。
また、支持部18を基部19と一体に形成してもよい。
基部19には、金属支持物20トよび絶縁支持物21を
用いて従来のX線管の集束電極の場合と同様に、フィラ
メント22耘よび22′をフィラメントサボ−N6$−
よび1「を介して取り付は固定する。
以上述べたような本発明による集束電極の製造方法によ
れば、二重焦点X線管ないし多重焦点X線管の集束電極
を、寸法精度よく、かつ容易に製作することが可能にな
るので、焦点の大きさ3よび焦点の位置が正確なX線管
を、大量にかつ安両に提供することが可能になり、X線
写真による対象物調査精度の向上遍よびX線管の許容負
荷の向上などに多大の効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のX線管の陰極構造を示す側面図、第2固
転よび第3図は本発明の方法により製造される集束電極
の中間製品の一例を示す平面固転よび側面図、第4図は
本発明の方法により製造される集束電極の一例の側面図
、第5図は本発明の方法により製造される集束電極の中
間製品の他の実施例、第6図は第4図の集束電極を用い
て組み立てたX線管陰極の側面断面図である。 1.1′・・・フィラメント、3・・・集束電極、4,
4′・・・電子集束みそ、γ、γ′、9トよび9′・・
・電子集束みそ上部、8.8’、 10$−よび10′
・・・電子集束みそ下部、11 、11’・・・みぞ前
面、12・・・電子集束みぞ相互の間の面、13・・・
スリット、14・・・V字形スリット、15・・・集束
電極、16 、16’・・・フィラメントサポート、1
8・・・支持部、19・・・基部、22.22’・・・
フィラメント。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも21固の電子集束みそを有する塊状のX
    線管集東電朽の製造方法に訃いて、前記2個以上の電子
    集束部ぞのそれぞれの深さ方向にトける中心線が互いに
    平行になるように電子集束みそを形成し、その後、前記
    電子集束みその前記中心線が互に所定の角度をなして交
    るように前記電子集束みその相互の間にトいて集束電極
    を折り曲げる工程を有するX線管集束電極製造方法。 2 電子集束みその相互の間で折り曲げる部分の前面に
    、断面がV字形のスリットを設け、その後この部分で集
    束電極を折り曲げることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のX線管集束電極製造方法。
JP6360076A 1976-06-02 1976-06-02 X線管集束電極製造方法 Expired JPS5856944B2 (ja)

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JPS52147090A JPS52147090A (en) 1977-12-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60137343U (ja) * 1984-02-23 1985-09-11 松下電工株式会社 漏水感知器
JPS60156434U (ja) * 1984-03-28 1985-10-18 柴田 昌晴 水洩れ検知用センサ−
JPS6275457U (ja) * 1985-10-31 1987-05-14
JPH048357Y2 (ja) * 1984-07-25 1992-03-03

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