JPS59232685A - レ−ザ加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、溶接Ｊｉｉｆ度を著しく向上したレーザ加
工方法に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般にレーザ光を利用した加工の応用が広まるにつれ、
従来の抵抗溶接、アークやその他の方法で不可能に近か
った分野までレーザ溶接の要求が高まってきた。特に、
微細加工物の溶接では、線径が数十μｍの付き合せや重
ね合せ溶接が試みられている。しかし、レーザ光線の集
束性、短時間に加工できるという特徴を生かしても、数
十１１□前後の線径の溶接は熱容量（体積）が小さく、
位置決め及び固定が難しく、溶接状態が不安定で歩留り
が悪いという不具舒があった。

即ち、従来のレーザ加工方法例えば溶接方法を示すと＠
１図のようになり、レーザ光ｌを集光レンズ２で集光し
て被加工物３に照射してパワー密度を融点に選ぶことに
より溶接している。

ところが線径が微細な場合、熱容量が小さく、位置決め
や固定が難しく、被加工物３同士の熱伝導がし難く、溶
接も不安定になり易かった。

尚、第１図の（ａ）は重ね合ぜ（交叉）の場合、（１）
）は直列突き合せの場合、（Ｃ１は重ね合せの場合であ
る。そして第２図（ａ）　、　（ｂ）は上記従来の溶接
方法における不具合の例を示したもので、熱？γ１が小
さく被加工物３同士の熱伝導が悪い場合、個々の被加工
物３の熱容量になり、レーザ光のパワー密度を融点に設
定しても被加工物３が蒸発（切断）してしまう不具合が
生じていた。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、上記従来の不具合をなくしたもので
、安定な微細溶接が実施できるレーザ加工方法を提供す
ることである。

〔発明の概要〕

この発明は、被加工物の溶接部分にレーザ光を照射して
溶融塊を形成した後、この溶融塊を本溶接するレーザ加
工方法である。

〔発明の実施例〕

上記従来の不具合を解決する方法としては、被加工物の
溶接しようとする部分の熱容量を大きくし、熱伝導を良
くすればよい。

そこで、この発明のレーザ加工方法例えばレーザ溶接方
法は第３図及び第４図に示すように借成され、第３図は
被加工物３の熱容量（線径）を大きくする方法である。

即ち、先ず（ａ）に示すようにレーザ光１をレンズ２で
集光し、被加工物３の溶接部分（先端部）に照射し、蒸
発しないパワー密度に設定すれば、（ｂ）に示すように
溶接部分は溶融し、表面張力で丸くなり、線径の数倍の
溶融塊３−２が形成される。この溶融塊３−２の大きさ
は、パワー密度を選ぶことにより、成る程度自由に変え
ることができる。この発明では、線径５０ＸＩＪＩφの
場合、３倍の１５０羽φにすることができ、体積（熱容
量）を９倍にすることができた。このようにして熱容量
の大きくなった溶融塊３−２を有する被加工物３−１を
、第４図（ａ）又は（ｂ）に示すように位置決めしてレ
ーザ光ｌをレンズ２で集光し、溶融塊３−２の重ね合せ
（交叉）部〔（ａ）の場合〕や突き合せ部〔（ｂ）の場
合〕に照射すれば、線径の肉細りのない安定した溶接が
できる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、溶接部の肉細つがないので、母材強
度に近い溶接ができる。又、位置決め及び固定が精度よ
くできる。四に、複数個の被加工物の溶接が同時に可能
である。

尚、第５図は複数例えば３個の被加工物３−１を並べて
同時溶接した場合を示している。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（Ｃ）は従来のレーザ加工方法（レーザ
溶接方法）を示す斜視図、、（１↓２図（２１、（ｂｌ
は従来の方法における不具合の例を示す斜視図、第３図
及び第４図はこの発明に係るレーザ加工方法（レーザ溶
接方法）を示す斜視図、第５図はこの発明の変形例を示
す斜視図である。 Ｉ・・・レーザ光、２・・・レンズ、３・・・被加工物
、３−１・・・溶融塊を有する被加工物、３−２・・・
溶融塊。 ｌＪ’ｒ　＋Ｑ；’（人代理人　　弁理士　鈴　江　武
　彦第１図 （ｃ） 第２図 （ａ） （ｂ） （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加工物の溶接部分にレーザ光を照射して溶融塊を形成
   した後、該溶融塊を本溶接することを特徴とするレーザ
   加工方法。