JPS61193788A - 溶接方法 - Google Patents

溶接方法

Info

Publication number
JPS61193788A
JPS61193788A JP60034143A JP3414385A JPS61193788A JP S61193788 A JPS61193788 A JP S61193788A JP 60034143 A JP60034143 A JP 60034143A JP 3414385 A JP3414385 A JP 3414385A JP S61193788 A JPS61193788 A JP S61193788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
welding
copper
pipe
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60034143A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Tanaka
一雄 田中
Atsushi Numata
淳 沼田
Masanori Moribe
森部 正典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP60034143A priority Critical patent/JPS61193788A/ja
Publication of JPS61193788A publication Critical patent/JPS61193788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は溶接方法に関し、さらに詳しくは、板に溶接す
る薄肉管の溶接後における管内径寸法精度の良好な溶接
部を得ることができる、例えば、電子ビーム、レーザー
ビーム等の高エネルギービームによる溶接方法に関する
[従来技術1 従来より、例えば、熱交換器のように管と板との溶接に
はアーク溶接が行なわれていることば上く知られている
。その溶接後の断面を第11図に示すが、板1と管2と
は溶接はされているが、ビード3が管2内面に盛り上り
、管2内の寸法が不揃いとなっている。
最近になって、比重が小さく、かつ、強度が大きいアル
ミニウム合金やマグネシウム合金等の管と板との溶接構
造材(7ランジ構造材)の需要が伸びてきており、これ
らの部品には厳しい内面寸法精度が要求されている。
また、継手強度の点から第12図(a)に示す管2と板
1とのビード3のように部分滲込み溶接だけでなく、第
12図(b)に示す管2と板1とをビード3のように板
1の厚さ全部を溶融させる完全滲込み溶接が要求されて
きている。そして、このような部品の管と板との溶接に
おいて管の肉厚が比較的厚い場合には、従来のアーク溶
接が適用できるが、管の肉厚が2mm以下程度に薄くな
ると、ビード形状が不揃いになったり、管に穴があくと
いう問題が発生してアーク溶接が不可能となる。
そして、このアーク溶接ではビード幅が広いので管内面
部にもビードが酪り上り、管内面寸法精度の良好なもの
を得ることは困難となる。
しかして、電子ビーム溶接およびレーザービーム溶接等
の高エネルギー密度のビーム溶接は、溶込み深さが大き
く、ビード幅が小さいため、従来のアーク溶接と比較し
て変形量も大幅に小さくなり、薄肉管の精密溶接には適
している。
しかしなが呟例えば、電子ビーム溶接においても、溶接
条件によりビード幅が1mmを越える場合があり、管肉
厚が2mm以下と薄い時にはその付近の母材も融点近傍
まで加熱されることになり、溶接時の強度が低下し、ま
た、熱のアンバランスによって、第13図(a)および
(b)に示すように、管2と板1との電子ビーム4によ
るビード3はアンダーカットや変形(タオレコミ)、ま
た、場合によっては溶落ちが生じ、厳しい寸法精度を満
足することができない。
[発明が解決しようとする問題点1 本発明は上記に説明したように、従来における板と薄肉
の管とを溶接する際の、アーク溶接や高エネルギー密度
のビーム溶接における数々の問題点に鑑み、本発明者の
鋭意研究の結果なされたものであり、即ち、例えば、熱
交換器等におけるような、板と薄肉管との溶接に際して
、形成されたビードの切断状の欠陥お上びビードの溶落
ち等の溶接欠陥の発生を防止し、かつ、溶接部の管内面
の寸法精度を向上させることができる溶接方法を開発し
たのである。
[問題点を解決するための手段1 本発明に係る溶接方法の特徴とするところは、板に設け
た穴に設置した薄肉管の内部に中子を挿入し、薄肉管に
沿って高エネルギービーム溶接を行なうことにある。
なお、薄肉管に挿入する中子は、銅または銅合金とする
のが好適である。
本発明に係る溶接方法について以下図面により詳細に説
明する。
第1図は本発明に係る溶接方法において、板1に設置さ
れた比較的肉厚が厚い管2に中子5を挿入して、高エネ
ルギー密度のビーム4を照射してビード3を形成する場
合を示しである。
この場合、中子5に高エネルギー密度のビーム4を照射
することなく溶接が行なわれるが、この中子5を使用す
ることにより中子5が管2端邪の内面へのたれ込みおよ
び収縮変形を防止する拘束体となり、管2の変形を防止
することができる。
第2図は第1図と異なり、板1に設置する管2の肉厚が
薄い場合で、管2の肉厚が薄くなることで中子5にも高
エネルギー密度のビーム4が照射されることになり、中
子5の融点または熱伝導率が管2および板1と同等かも
しくはそれ以下の時には、第2図に示すように、中子5
自体も溶融されてビード3の形状となり、溶融金属の含
有成分が変化し、機械的性質、耐蝕性、耐割れ性等の低
下を生じ、また、中子5がビード3の一部として溶融す
るので管2から中子5を取外すことが不可能となること
がある。このため、中子の材料は溶接時における溶融を
防止するため管および板より高融点かまたは高熱伝導率
であり、かつ、高エネルギー密度のビームが照射されて
も溶融し難いものを使用する必要がある。
そして、この中子の材料としてアーク溶接において裏当
材として使用されている銅または銅合金を使用するのが
良い。これは、高エネルギー密度のビーム溶接、例えば
、電子ビーム溶接においては銅の厚板を1パスで貫通溶
接が行なわれており、該ビームを材料表面に照射した場
合、高エネルギー密度であるため直ちに溶融が始まるの
であるが、本発明者は各種の材料に電子ビームを照射し
た場合において各材料表面が溶融するビームの限界出力
が大きく異なることを見出したことによる。
このことを、第3図〜第6図において説明する。
第3図はアルミニウム合金(5083)に対し、加速電
圧120KV、ワークディスタンス650龍、焦点位置
ワーク表面の条件に9電子ビームを照射した場合のビー
ム電流、溶接速度と板表面の溶融○、不溶融Xの関係を
示したものである。
第4図はマグネシウム合金(A231C)に対し、第3
図の場合と同じ条件で電子ビームを照射した場合のビー
ム電流、溶接速度と溶融○、不溶融×の関係を示しだも
のである。
第5図は軟鋼(8M50)に対し、第3図と同じ条件で
電子ビームを照射した場合のビーム電流、溶接速度と溶
融○、不溶融×の関係を示したものである。
第6図は銅に対し、第3図と同じ条件で電子ビームを照
射した場合のビーム電流、溶接速度と溶融○、不溶融×
の関係を示したものである。
この第3図〜第6図より、アルミニウム合金、マグネシ
ウム合金、軟鋼の場合はビーム電流1〜3IIIA程度
で溶融が生じるのに対し、銅は低速で10mAでも溶融
が生じていないことがわかる。
また、第7図は加速電圧120KV、溶接速度15 f
f1m/secで、銅に対してビームの焦点位置を被溶
接物の表面から上方または下方にずらした場合のビーム
電流、ab値と溶融○、不溶融×の関係を示したもので
、この時には、被溶接物表面におけるビームの直径は大
きくなり、ビームのエネルギー密度が急激に低下するた
めビーム電流が25mAでも銅が溶融しない領域のある
ことがわかる。
第7図におけるub値は第8図に示すように、フィラメ
ント11よりの電子ビーム12の集束コイル13中心か
ら被溶接物15までの距離(D、)を集束コイル13中
心から焦点14までの距離(DF)で除した値である。
このように、銅に電子ビームを照射した場合、エネルギ
ー密度の高い状態ではビーム電流10IIIA程度以下
に、また、エネルギー密度が低い状態ではビーム電流2
5mA以下とすればよく、他の材料が溶融して溶接が可
能となり、かつ、高融点、高熱伝導率の銅は溶融しない
ことになる。
次に、第9図は板1に設置する中子5が挿入されている
管2の肉厚がさらに薄い場合に、高エネルギー密度のビ
ーム4を照射すると、管2の肉厚が薄いためビーム4は
銅製の中子5にも照射されるが、銅の中子5は全く溶融
せず、管2および板1のみが溶融してビード3を形成し
、また、管2内面側は銅の中子5になじんで凝固するた
め管2の内面寸法の良好な溶接部が得られる。
また、第10図は板1に中子5が挿入されている管2を
設置し、さらに、板1下側に銅または銅合金の裏当6を
設けて高エネルギー密度のビーム4を照射して溶接を行
なうと、第9図において説明したと同様に銅の中子5は
溶融しないで、板1および管2のみが溶融してビード3
を形成し、がっ、管1の内面および裏当6設置側は共に
形状の寸法精度が良い溶接部を得ることができる。
[実 施 例] 本発明に係る溶接方法の実施例を説明する。
実紙例 第1表は、マグネシウム合金、アルミニウム合金および
軟鋼の角管に、各種材料の中子を挿入して第1表に示す
条件により溶接を行ない、溶接前後の管内面の寸法変化
を示したものである。
第2表は、マグネシウム合金、アルミニウム合金および
軟鋼の円管に、各種材料の中子を′掃°入して第2表に
示す条件により溶接を行ない、溶接前後の管内面の寸法
変化を示したものである。
この第1表および第2表から次のことがわかる。
(1)管の肉厚が0.5〜1.On+mと薄く、かつ、
中子を使用しない場合には溶接部にタレオチが生じ、形
状的に不良が発生し易い。
(2)管肉厚が0.5〜1.0nu++と薄い場合でも
、管内に中子を挿入して溶接を行なうと形状、寸法精度
共に良好な溶接部が得られる。しかし、中子の材料をア
ルミニウム、マグネシウムまたは鉄とすると管の肉厚が
0.5mmの場合には、中子と管とに融着が生じること
がある。
(3)管肉厚が1.0mm以上の場合、中子を使用しな
い場合よりも寸法精度は格段に優れた溶接部が得られた
なお、中子の寸法は管内面の寸法に近似している程、管
内面の寸法精度は良好になるものである。
また、中子の着脱に便利なつまみを中子上部に設けても
よい。
[発明の効果1 以上説明したように、本発明に係る溶接方法は上記の構
成を有しているものであるか呟例えば、熱交換器等の板
に薄肉管を高エネルギー密度のビームにより溶接を行な
う際に、アンダーカットやタレオチ等の欠陥がなく、管
形状および管の寸法。
精度が著しく良好な溶接部が得られるという優れた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明に係る溶接方法を説明するため
の概略断面図、第3図〜第6図はアルミニウム合金、マ
グネシウム合金、軟鋼および銅に電子ビームを照射した
場合のビーム電流、溶接速度と表面の溶融、不溶融の関
係を示す図、第7図は銅に対する電子ビーム照射におけ
るビーム電流1、ab値と溶融、不溶融の関係を示す図
、第8図はαb値の説明図、第9図、第10図は本発明
に係る溶接方法の実施例を示す概略断面図、第11図〜
第13図は従来の板の管との溶接法を示す概略断面図で
ある。 1・・板、2・・管、3・・ビード、4・・高エネルギ
ー密度のビーム、6・・裏当。 ?3図 聯繕^C樋4c) ビーA’Sジ胤(mA) Q−1〜(2) ビーム罎シ丸(?77A) 0−〜(JJム t6図 玲ル珠幾℃φe(1) 矛7図 ab値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)板に設けた穴に設置した薄肉管の内部に中子を挿
    入し、薄肉管に沿って高エネルギービーム溶接を行なう
    ことを特徴とする溶接方法。
  2. (2)薄肉管に挿入する中子は、銅または銅合金である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の溶接方法
JP60034143A 1985-02-22 1985-02-22 溶接方法 Pending JPS61193788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60034143A JPS61193788A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60034143A JPS61193788A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 溶接方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61193788A true JPS61193788A (ja) 1986-08-28

Family

ID=12405982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60034143A Pending JPS61193788A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61193788A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01127183A (ja) * 1987-11-11 1989-05-19 Tokyo Keikinzoku Kk ホース口金の製造方法
JP2005131695A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Univ Nihon レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
US7441958B2 (en) 2000-09-29 2008-10-28 Federal-Mogul Wiesbaden Gmbh & Co. Welded collar bearing method for producing welded collar bearings and a device for carrying out said method
JP2012076731A (ja) * 2010-09-06 2012-04-19 Hitachi Ltd 鉄道車両台車枠および中空構造体の製造方法
JP2014109396A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Noritz Corp 熱交換器およびその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01127183A (ja) * 1987-11-11 1989-05-19 Tokyo Keikinzoku Kk ホース口金の製造方法
US7441958B2 (en) 2000-09-29 2008-10-28 Federal-Mogul Wiesbaden Gmbh & Co. Welded collar bearing method for producing welded collar bearings and a device for carrying out said method
JP2005131695A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Univ Nihon レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
JP4666901B2 (ja) * 2003-10-31 2011-04-06 学校法人日本大学 レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
JP2012076731A (ja) * 2010-09-06 2012-04-19 Hitachi Ltd 鉄道車両台車枠および中空構造体の製造方法
JP2014109396A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Noritz Corp 熱交換器およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5591360A (en) Method of butt welding
US4866242A (en) Laser beam welding
JPS58119481A (ja) レ−ザ溶接方法
US3769489A (en) Welding of tubes to tube plates
EP0503703A2 (en) Laser-welding of galvanized steel
JP2836498B2 (ja) レーザ溶接製管方法
JPS61193788A (ja) 溶接方法
JP3767375B2 (ja) 亜鉛系めっき鋼板の重ね溶接方法及び溶接結合薄板
JP2002178178A (ja) 表面コーティングされた金属のレーザ重ね溶接方法
JPH0857642A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPH06198472A (ja) 高速レーザ溶接法
US4948939A (en) Laser welding method of steel plate and steel ingot
JPH07323386A (ja) レーザ溶接方法
RU2787195C1 (ru) Способ гибридной лазерно-дуговой сварки толстостенных труб
RU2085347C1 (ru) Способ электронно-лучевой сварки труб
Megaw et al. Laser welding of structural and stainless steels
US4376882A (en) Method of resistance flash butt welding
JPH08168892A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPH0353068B2 (ja)
JP2006346709A (ja) 薄板縁継手のレーザ溶接方法
JPH0254187B2 (ja)
JPS63220977A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPS6365435B2 (ja)
JPH09271992A (ja) T継手用裏当て材
SU1125861A1 (ru) Способ контрол процесса сварки плавлением