JPS5856573B2 - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPS5856573B2
JPS5856573B2 JP14539580A JP14539580A JPS5856573B2 JP S5856573 B2 JPS5856573 B2 JP S5856573B2 JP 14539580 A JP14539580 A JP 14539580A JP 14539580 A JP14539580 A JP 14539580A JP S5856573 B2 JPS5856573 B2 JP S5856573B2
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JP
Japan
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rubber
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triazine
rubber composition
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JP14539580A
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利一郎 大原
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、高温多湿の条件下におけるしんちゅうとの
接着力の低下を防止しうる耐湿熱接着が良好なゴム組成
物に関するものである。
従来、自動車タイヤ、ベルトコンベヤなどの性能を高め
るための手段として、しんちゅうメッキされたスチール
コードをその補強材として使用することが広く一般に行
なわれており、これらスチールコードと天然ゴムまたは
合成ゴムとの接着性を向上させるために、各種のゴム組
成物にレゾルシン、レゾルシン、ホルムアルデヒド樹脂
、ヘキサメチレンテトラミン、メラミン誘導体、有機酸
コバルトなどの接着助剤を1種または2種以上適宜選ん
で配合したものが知られている。
しかしながら、これら従来のスチールコード用ゴム組成
物は、高温多湿の環境で防用されると、ゴムが吸湿し、
特に40℃以上、相対湿度90%以上の環境では、ゴム
の吸湿が著しく、この吸湿によってスチールコードとゴ
ムとの接着界面に悪影響を及ぼし、スチールコードがゴ
ムから剥離して製品寿命が短くなるという欠点があった
因って、発明者は、上記高温多湿の存在下における、し
んちゅうメッキされたスチールコードとゴムとの接着性
の低下を防止することを目的として種種研究した結果、
有機酸コバルトと1・3・5−トリアジン−2・4・6
− トリチオールを併用配合したゴム組成物は、高温多
湿の条件下においてもしんちゅうとの接着性の低下が非
常に小さい、すなわち、しんちゅうとの耐湿熱接着が良
好であることを知ったのである。
この耐湿熱接着が良好なゴム組成物の第1発明は、各種
のゴム配合組成物中において、接着性材料として、ゴム
100重量部に対して、有機酸コバルトを0.5〜5重
量部と1・3・5−トリアジン−2・4・6−トリチオ
ールを0.1〜5重量部とを併用含有させたことを特徴
とするものである。
上記のゴム組成物中に配合される有機酸コバルトの例と
しては、ナフテン酸コバルト、ステアリン酸コバルト、
オクチル酸コバルト、トール油酸コバルト等がある。
この配合量は0.5〜5重量部であり、0.5重量部未
満では充分な効果が期待できず、また、5重量部を越え
るとゴム物性の低下をきたすものである。
また、■・3・5−トリアジン−2・4・6−トリチオ
ールの配合量は上記のとおり0.1〜5重量部であるが
、o、 i 重量部以下では充分な効果が期待できず、
5重量部を越えるとゴム物性の低下をきたすばかりか経
済的にも好ましくない。
また、第2の発明として、上記の各種のゴム配合組成物
中において、有機酸コバ/I/)と1・3・5−トリア
ジン−2・4・6−トリチオールとを併用含有させるの
みでなく、レゾルシン又は置換フェノール・ホルムアル
デヒド樹脂およびメラミン誘導体をも併用含有させるこ
とにより耐湿熱接着性は、さらに良好となる事を見いだ
したものである。
すなわち、この第2発明は、各種のゴム配合組成物中に
おいて、ゴム100重量部に対して、有機酸コバルトを
0.5〜5重量部、1・3・5−トリアジン−2・4・
6−トリチオールを0.1〜5重量部を含有させる外に
、レゾルシン又は置換フェノール・ホルムアルデヒド樹
脂全0.5〜5重量部、メラミン誘導体を0.5〜5重
量部とを併用含有させたことを特徴とする、しんちゅう
との接着性が良好なゴム組成物に関するものである。
上記のレゾルシン又は置換フェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂およびメラミン誘導体が、上記配合量未満の場合
は、充分な併用効果が得られず、また、上記配合量を越
える場合は、ゴム物性の低下をきたす。
ここで配合される置換フェノール・ホルムアルデヒド樹
脂は、レゾルシン・ホルムアルデヒド縮合物、クレゾー
ル・ホルムアルデヒド縮合物、P−アルキルフェノール
・ホルムアルデヒド縮合物、レゾルシン及びアルキルフ
ェノールの混合物とホルムアルデヒドの縮合物などであ
る。
また、ここで配合されるメラミン誘導体は、下式で示さ
れる化合物である。
式中、R1、R2、R4、R5は、−CH20H1CH
20CH3、−CH2oC2H5、R3バーocH3、
OC2H5、R6は−CH20CH3−CH2oC2H
5の各群から適宜選定される基であり、nは1〜5の範
囲のものである。
特にR3が−0CH3、その他の基が−CH20H1−
CH20CH3であるメチロールメラミン誘導体が好適
である。
これらのメラミン誘導体は、たとえば、メラミンにホル
ムアルデヒドを作用させてメチル化し、さらに、メチル
アルコールでメトキシ化させて水あめ状の部分メトキシ
化メチロールメラミンとして得られる。
なお、上記ゴム配合組成物のゴム成分は、天然ゴムまた
は/および合成ゴムであり、合成ゴムはインプレンゴム
が好適である。
ゴム配合組成物には、通常の加硫剤、加硫促進剤、ゴム
老化防止剤、カーボンブラック、充填剤などを適宜配合
されることはもち論である。
以下に、この発明を、実施例によって、更に具体的に説
明する。
実施例 本実施例では、この発明のゴム配合組成物の、しんちゅ
うとの接着性並びに耐湿熱接着性の良否を試験した結果
を示す。
次に、このゴム配合組成**の一例および試料番号等を
第1表に、 第2表に示す。
(a) ゴム配合組成分 試験結果を (b) 試料の作成と剥離試験 上記第8項第1表の未加硫のゴム配合組成物からなる厚
み1m+12の2枚のシート間にしんちゅうメッキした
スチールコードを20本/2.5cIrLに平行に配夕
1ル、このスチールコードを配列したシートを更に2層
に重ね合わせて金型内で140℃、45分間加硫して試
料を作成した。
この試料中の2層のスチールコード間の剥離を行ない、
幅2.5cIrL当りの接着力(kg)とスチールコー
ドのゴム付着率(%)を測定した。
ここでいうゴム付着率とは、両剥離面上の計40本のス
チールコードがともに100%ゴムで被覆されている場
合を100とし、両剥離面上に計20本のスチールコー
ドが完全に露出している場合なOとするものである。
試料の測定は、加硫直後と、試料を70’Cで93%r
h (相対湿度)に1週間、および2週間放置した老
化後とにおいて行なった。
また、剥離試験の条件は、** 剥離角度180°、剥
離速度50ミIJ/分により行なった。
スチールコードはI X 5 X O,25mmの構造
を有し、拡散メッキ法によって厚み2800、jにしん
ちゅうメッキ層を形成したものを使用した。
(C)試験結果 上記第2表において、試料番号1〜3は、第1発明の実
施例であり、試料番号6(比較例)に対して、湿熱老化
後の剥離力及びゴム付着率が向上していることがゎがる
試料番号4.5は第2発明の実施例であり、試料番号7
.8(比較例)に比べ、湿熱老化後の剥離力およびゴム
付着率は良好であり、しかも、その効果は試料番号1〜
3(実施例)より大きいことがわかる。
以上実施例にて明らがなとおり、この発明のゴム組成物
は、高温多湿の条件下において、しんちゅうとの接着性
の低下を著しく防止する効果を有するものである 次に、この発明に使用される特定の1・3・5トリアジ
ン−2・4・6−ドリチオールと他のトリアジン化合物
との比較を第3表、第4表に示す。
トリアジン化合物は次式で示すとおり、 式中、Xl、X2、X3を選択することにより各種のも
のが得られるが、この発明に使用される化合物は・Xl
、X2、X3のすべてがメルカプト基(SH)に限定し
たものであって、このX3の一つをフェニルアミノ(C
6H5NH−)に置換え、他のXl−X2−8Hとした
6−7エニルアミノト3・5−トリアジン−2・4−ジ
チオールまたは、X3 をジブーy−ルア ミ/ C(
C4Ho)2N ’に置換え、他のX□−X2−SHと
した。
6−シブチルアミノート3・5−トリアジン2・4−ジ
チオールの様な、より活性な化合物になると、コバルト
化合物またはコバルト化合物とレゾルシン、メラミン誘
導体とを併用しても、逆に、最初の接着をも著しく低下
させることになり、実用に供することが出来ないものと
なる。
次**に、その実験結果を第3表、第4表に示す。
なお、試料の作成並びに試験方法は第1表、2表の場合
と同様である。
第 なお、比較例の試料番号は、以後化層と略称し、実施例
の試料番号は以後実煮と略称する。
上記試験結果が示すとおり、比A9は、コバルト(CO
)化合物もレゾルシン、アルデヒド樹脂、メラミン誘導
体等の樹脂系の物も、トリアジン化合物もすべて含有し
ないものであって、上−10は、化層9に1・3・5−
トリアジン−2・4・6−トリチオールだけを単独添加
したもので、単独の場合は第4表のとおり効果は認めら
れない。
比&11、上部12、比A13は、ナフテン酸コバルト
とトリチオール以外のトリアジン化合物とを添加した場
合で、この場合は、加硫直後のはくり力も著しく低下す
るばかりでなく、老化後も著しく低下する。
比A15はトリチオール系トリアジンと樹脂系とを有し
、コバルト化合物を欠如した場合であってこれも充分な
効果が得られない。
以上、第1表〜第4表における試験結果が示すとおり、
1・3・5−トリアジン−2・4・6トリチオールとコ
バルト化合物との併用の場合(実煮1〜3)と、この併
用に樹脂系を添加した3者の併用の場合(実A4〜5お
よび実A16)において所期の目的を達成するものであ
る。
なお、第1図、第2図は、第2表および第4表の一部の
ゴム付着率(%)をグラフに示したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例と比較例の代表例についてゴム付着率
(%)の比較曲線で、横軸は老化期間(週間)、縦軸は
ゴム付着率である。 第2図は、加硫直後のゴム付着率(%)と1週間老化後
のゴム付着率を棒グラフにて比較したもので、横軸は試
料厘で、縦軸はゴム付着率(%)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各種のゴム配合組成物中において、接着性材料とし
    て、ゴム100重量部に対して、有機酸コバルトを0.
    5〜5重量部と1・3・5−トリアジン−2・4・6−
    ドリチオールを0.1〜5重量部とを併用含有させたこ
    とを特徴とする、しんちゅうとの接着性が良好なゴム組
    成物。 2 各種のゴム配合組成物中において、接着剤材料とし
    て、ゴム100重量部に対して、有機酸コバルトを0.
    5〜5重量部と1・3・5−トリアジン−2・4・6−
    ドリチオールを0.1〜5重量部、その他、レゾルシン
    または置換フェノール・ホルムアルデヒド樹脂を0.5
    〜5重量部、メラミン誘導体をQ、5〜5重量部とを併
    用含有させたことを特徴とする、しんちゅうとの接着性
    が良好なゴム組成物。 3 メラミン誘導体が下式 (式中R1、R2、R4、R5は、−CH20H1CH
    20CH3、−CH20C2H5、R3は、OCH3、
    −〇C2H5、R6は、−CH20CH3、CH20C
    2H5の各群から適宜選定される基であり、nは1〜5
    である。 )で示される特許請求の範囲第2項記載のゴム組成物。
JP14539580A 1980-10-16 1980-10-16 ゴム組成物 Expired JPS5856573B2 (ja)

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JPS591548A (ja) * 1982-06-28 1984-01-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム組成物
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