JPS5856480Y2 - 光線式安全装置の故障チェック機能を具えたプレス装置 - Google Patents

光線式安全装置の故障チェック機能を具えたプレス装置

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JPS5856480Y2
JPS5856480Y2 JP13032279U JP13032279U JPS5856480Y2 JP S5856480 Y2 JPS5856480 Y2 JP S5856480Y2 JP 13032279 U JP13032279 U JP 13032279U JP 13032279 U JP13032279 U JP 13032279U JP S5856480 Y2 JPS5856480 Y2 JP S5856480Y2
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relay
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turned
relay coil
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JP13032279U
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俊一 永井
泰裕 馬野
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株式会社小松製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は光線式安全装置の故障チェック機能を具えた
プレス装置に関する。
プレス機械等においては安全性確保のために光線式安全
装置が用いられている。
この光線式安全装置は危険領域内に1本又は複数本の光
線を投射し、この光線が人間の身体の一部等によって遮
断されると、非常停止信号を出力し、この信号によって
プレス機械のスライド等を停止させるようにしたもので
ある。
ところで上記の光線式安全装置は光線を投射する発光素
子あるいはこの光線を受光する受光素子あるいはこれら
の周辺回路に異常が生じると安全装置の役目を果さなく
なることがあり、この異常に気がつかずに危険領域内に
手等を入れると、その手等を失なうことになりかねない
ので非常に危険である。
そこで、上記のような実情に鑑みて、発光素子および受
光素子の異常を検出する装置が発明されている(特願昭
53−60409号(特開昭54−152279号公報
参照)。
発明の名称「光線式安全装置の故障チェック機能を具え
たプレス装置」)。
すなわち特願昭53−60409号の発明はプレス装置
の運転開始指令により上記故障検出装置を作動させて発
光素子を順次走査し、光線式安全装置の発光素子、受光
素子およびそれらの周辺回路の故障を調べ、正常である
場合は、前記運転開始指令と併かせてプレス装置を運転
可能とし、故障が検出された場合は運転を禁止させるよ
うにして、プレス装置の運転を開始する直前に安全装置
の作動をチェックするようにしたものである。
本考案は上記特願昭53−60409号の発明を改良し
たもので、チェック装置自体の故障をチェックするよう
にして安全性を更に向上させるようにした、光線式安全
装置の故障チェック機能を具えたプレス装置を提供しよ
うとするものである。
この考案によれば故障チェック回路により発光素子を順
次走査して安全装置の故障をチェックすると同時に、上
記走査が完全に行われたかどうかを検出するようにして
、故障チェック回路により安全装置が正常であると判断
されかつ上記走査が完全に行われたと判断された場合に
限りプレス機械を動作可能とするようにしている。
以下この考案を添付図面の一実施例にもとづいて詳しく
説明する。
第1図において発光信号発生器1は発光素子2a、2b
、2C,2dを発光させるための発光信号Sa、 Sb
、 Sc、 Sdを発生するものであり、この発光信号
5a−3dは夫々2人カナンド回路3a、3b、3C,
3dを介して各発光素子2a〜2dに加えられる。
発光素子2a〜2dはプレス機械のスライド通過部等の
危険領域に光線を投射するものであり、例えば発光ダイ
オードからなる。
発光ダイオード2a〜2dには対応して受光素子4a、
4b、4C,4dが配設されている。
受光素子4a〜4dは発光素子2a〜2dから投射され
る光線を受光すると受光信号を出力し、この信号は同期
回路5に加えられる。
また同期回路5には前記発光信号発生回路1から発光信
号5a−8dが加えられている。
同期回路5は発光信号5a−8dとこれに対応する受光
信号とを夫々突合せ、両者共に信号が有る場合は対応す
る出力ラインla、 lb。
lc、 ldに信号を出力し、また発光信号は出力され
ているが、それに対応する受光信号がない場合は光線が
遮断されたものとして対応する出力ラインに信号を出力
しないようにするもので゛ある。
この同期回路5としては発光信号5a−3dとこれに対
応する受光信号とのアンド条件を夫々とるアンド回路群
等を用いて構成することができる。
非常停止信号発生回路6は前記同期回路5の出力ライン
1a−1dの信号を集計し、その信号が全て有る場合は
ハイレベルの信号を出力し、その信号のいずれかに信号
が無い場合はローレベルの信号を出力するもので゛あり
、この回路6は例えば4人力アンド回路から構成するこ
とができる。
非常停止信号発生回路6の出力はナンド回路50および
インバータ51を介してリレーコイル7に加えられる。
リレーコイル7はインバータ51の出力がハイレベルの
とき励磁され、ローレベルのとき消磁される。
ここで、ナンド回路50は後述するように、安全装置が
正常であると判断され、かつ走査が確実に行われたと判
断された場合に限りリレーコイル7を励磁してプレス機
械を動作可能とするものである。
なお後に詳述するようにプレス運転時にル−コイル7が
消磁されるとリレー接点7a(第2図に示す)を開きプ
レスに非常停止信号を与えるようになっている。
第1図に示す接点34 d、 37 c、 38 dお
よび40fは夫々第2図に示すリレーコイル34.37
.38および40の励磁、非励磁に応じて開閉制御され
る常閉接点または常閉接点である。
前記リレー接点34d、 37 C,38dおよび40
fは後述するように、機械運転開始のスイッチ投入とと
もにすべて開き、発光素子2a〜2dおよび受光素子4
a・・・〜4dの故障検出動作を開始させる。
ノア回路9とノア回路10はフリップフロップ。
F/Fを形成しており、ノア回路9の入力Sの信号がロ
ーレベルとなるとセラ1〜出力で゛あるノア回路9の出
力Qはハイレベルとなり、ノア回路10の入力Rがロー
レベルになるとノア回路9の出力Qはローレベルとなる
またノア回路10の出力0はセラI・出力Qの反転出力
で゛、この信号はインバータ11を介してカウンタ12
のリセット端子Rに加えられている。
上記フリップフロップF/Fは後述するように故障チェ
ック動作が行われているときセットされて出力Qがハイ
レベルとなり、チェック動作が完了したときリセットさ
れて出力Qがハイレベルとなる。
したがって、この出力6が一方入力に加えられているナ
ンド回路50は、安全装置が正常と判断されかつチェッ
クのための走査が確実に行われたときのみリレーコイル
7を動作可能とすることになる。
すなわち、これにより、チェック機能自体の故障による
誤動作が防止されるのである。
カウンタ12はバイナリカウンタで゛、カウント人力C
Uには後述するナンド回路17からの信号が加えられて
おり、ナンド回路17からの信号の立下り時にカウント
アツプするものである。
カウンタ12の計数値はデコーダ13に加えられBCD
コードに変換される。
従って、カウンタ12の計数値がOである場合はテ゛コ
ーダ13の0を示す出力ラインLのみローレベルであと
の1から9を示す出力ラインL1〜L9の信号はハイレ
ベルである。
なお、コンデンサ30は電源投入時に前記フリップフロ
ップF/Fをリセットするためのものである。
すなわち、電源投入時においてコンデンサ30の電圧は
抵抗29の抵抗値とコンテ゛ンサ30の容量値によって
決定される時定数によってローレベルからハイレベルに
立上るのでこれを利用してフリップフロップF/F等の
回路をイμシャルクリアするようにしたのである。
今、リレ接点34 d、 37 c、 38 dおよび
40 fが開いており、またカウンタ12の計数値はO
であるとする。
このときフリップフロップF/Fを形成するナンド回路
9の入力Sはローレベルとなり、ナンド回路9の出力Q
はハイレベルとなる。
この信号はナンド回路15aに加えられる。
ナンド回路15 aは2人力ナンド回路で、他の入力端
子には前記デコーダ13の出力ラインL。
の信号をインバータ14 aで反転した信号が加えられ
ている。
ここでカウンタ12の計数値はOであるのでテ゛コーダ
13の出力ラインL。
の信号はローレベルで゛あり、ナンド回路15 aのナ
ンド条件は成立し、ローレベルの信号を前記ナンド回路
3aに加える。
これによリナンド回路3aは閉じられ、発光信号発生回
路1からの発光信号Saは遮断される。
なお、他のナンド回路3b、3C,3dには、テ゛コー
ダ13の出力ラインL1.L2.L3の信号を夫々イン
バータ14b。
14C,14d、で反転した信号及びナンド回路17の
出力が共通に加わる2人力ナンド回路15b、15C,
15dの出力が加えられており、このときテ゛コーダ1
3の出力ラインL1.L2.L3の出力は全てハイレベ
ルて゛あるので゛ナノ1回路15 b、 15 C,1
5dのナンド条件は成立せず、ナンド回路3b、3C,
3dは全て開かれている。
従って、発光信号Saに対応する発光素子2aのみ消灯
する。
これにより発光素子2aに対応する受光素子4aの出力
は無くなり、同時に同期回路5の出力ライン1aの信号
も無くなり、非常信号発生回路6の出力はローレベルと
なる。
非常停止信号発生回路6の出力はインバータ16で反転
され、ナンド回路17に加えられる。
ナンド回路17は2人力ナンド回路からなり、他の入力
端子には前記テ゛コーダ13の出力ラインL3の信号が
インバータ14d、ナンド回路15d、ジャンパー線1
8を介して加えられている。
ここでテ゛コーダ13の出力ラインL3の信号はハイレ
ベルで゛あるので゛インバータ14dの出力はローレベ
ルで゛あリナンド回路15dのナンド条件は成立せずナ
ンド回路17に加わる信号はハイレベルとなる。
従ってナンド回路17のナンド条件は成立し、ハイレベ
ルからローレベルに立下る信号をカウンタ12のカウン
ト人力CUに加える。
これによりカウンタ12はカウンタ12はカウントアツ
プする。
するとテ゛コーダ13の出力ラインL。
の信号はローレベルからハイレベルとなり、出力ライン
L1の信号はハイレベルからローレベルに変化する。
出力ラインL。の信号がハイレベルとなると、ナンド回
路15aのナンド条件は成立しなくなり、ナンド回路1
5 aの出力はハイレベルとなって、前記ナンド回路3
aを開き、再び発光素子2aを点燈させる。
また、このときはナンド回路17の出力がローレベルと
なっているためナンド回路15b〜15dのナンド条件
も成立しなくなり、結局発光素子2a〜2dは全て点燈
するので非常信号発生回路6の出力はハイレベルとなり
、ナンド回路17のナンド条件は成立しなくなり、その
出力はハイレベルとなる。
すると今度は出力ラインL1の信号はローレベルとなっ
ているので、すぐにナンド回路15bのナンド条件が成
立し、ローレベルの信号をナンド回路3bに加え、発光
信号sbを遮断し、発光信号sbに対応する発光素子2
bを清澄させる。
従って、発光素子2bに対応する受光素子4bの出力信
号は無くなり、非常信号発生回路6の出力はローレベル
となって、カウンタ12はナンド回路17の出力の立下
り時にカラン1〜アツプする。
このようにナンド回路15 a〜15dはカウンタ12
の計数値に応じて順次ナンド条件が成立し、このナンド
回路15 a〜15dの出力によってナンド回路3a〜
3dを順次閉じるように走査する。
すなわち発光信号発1生回路1から各発光素子2a〜2
dに加わる発光信号5a−3dを順次遮断するように走
査し、発光素子2a〜2dを順次清澄するのである。
この走査にまりカウンタ12の計数値が10進数で3に
なると、テ゛コーダ13の出力ラインL3の出力か゛ロ
ーレンベルとなり、ナンド回路15 dのナンド条件が
成立する。
従ってナンド回路15 dの出力はローレベルとなり、
この信号はジャンパー線18を介してナンド回路17の
一方の入力端子に加わるので、ナンド回路17は開かれ
たままになり、カウンタ12の計1数は停止する。
また上記ジャンパー線18を介して取り出されたナンド
回路15dの出力はインバータ19で゛反転されて3人
力ナンド回路20に加えられる。
ナンド回路20の他の入力端子には前記リレー接点34
)d、 37c、 38dおよび40 fからの信号及
び前記ル−コイル7の励磁によって開くリレー接点7C
からの信号が加えられている。
このリレー接点34 d、 37 C,38dおよび4
0 fからの信号はこれらリレー接点34 d、 37
C,38dおよび40 fがすべて開いているとロー
レベルで1つでも閉じるとバイレベルとなるものである
またリレー接点7Cからの信号は抵抗21を介して接地
されており、ル−接点7Cが閉じていると (すなわち
リレーコイル7が励磁されていないと)バイレベルとな
り、リレー接点7Cが開いているとローレベルとなるよ
うになっている。
従って、リレー接点34d。37C,38dおよび40
fのいずれかが閉じるとナンド回路20のナンド条件
は成立し、ローレベルの信号を前記フリップフロップF
/Fのリセット端子長であるノア回路10の入力端子に
加える。
これにより反転出力Qで゛あるノア回路10の出力はバ
イレベルとなり、この信号をインバータ11を介してカ
ウンタ12のリセツ)・端子Rに加え、カウンタ12を
リセットする。
カウンタ12がリセットされると、テ゛コーダ13の出
力はラインL。
の信号を除いて全てバイレベルとなり、またフリップフ
ロップF/Fの出力Qで゛あるノア回路9の出力もロー
レベルとなるので゛ナシ1回路15a〜15dのナンド
条件は全て成立しなくなり、ナンド回路3a〜3dは全
て開かれる。
これにより非常停止信号発生回路6の出力はバイレベル
となって、全光線のチェックは完了する。
また、フリップフロップ。F/Fか゛リセットされて出
力qか゛バイレベルとなると、この出力Qか゛デフ1回
路50に加わり、該回路50を動作可能とする。
これにより、非常停止信号発生回路6の出力がバイレベ
ルとなるとリレーコイル7は励磁されてプレス機械は動
作可能な状態となる。
以上の説明は発光素子2a〜2d及び発光素子4a〜4
d及びそれらの周辺回路に異常がない場合の動作に関す
るものであるが、発光素子2a〜2dあるいは受光素子
4a〜4dあるいはそれらの周辺回路に異常があると、
発光素子2a〜2dに加わる発光信号Sa −Sdを順
次遮断するように走査しても非常信号発生回路6の出力
はバイレベルとならず、リレーコイル7は消磁したまま
である。
また、チェック回路自体が故障して、故障チェックが完
了していないのに非常停止信号発生回路6の出力がバイ
レベルとなっても、このときはフリップフロップ のままでナンド回路50の条件は成立しないので、)レ
ーコイル7は励磁されず、プレス機械も動作不能の状態
となる。
第2図は第1図の回路をプレス機械の制御に応用した場
合の一実施例を示したものである。
第2図の各リレー接点はリレーコイル31〜40のうち
同一の数字番号の付されているリレーコイルの励磁、消
磁により開閉制御される。
例えばリレーコイル31にはリレー接点31 a, 3
1 b, 31 C, 31dが対応しており、該リレ
ーコイル31が消磁されているときは夫々°゛閉゛、“
°開“、開“、゛開゛となり、励磁されているときは夫
々“開“、゛閉゛、°“閉“、°“閉“となる。
なお、リレー接点7a、7b,7dは第1図に示したリ
レーコイル7により開閉される接点である。
ロータリーカムスイッチRCLS1,RCLS2、RC
LS3 、RCLS4およびRCLS 4’はプレス機
械のストローク角度(以下プレスストロークという)に
応じて個々に動作するスイッチである。
この実施例においては上記各スイッチRCLS 1〜R
CLS 4’はプレスストロークか゛夫々第3図に斜線
で示す角度にあるときにオンするように設定されている
ルーコイル31〜40は電源に対して夫々並列に接続さ
れており、各リレーコイル31〜40は各々に直列接続
されているスイッチ類がすべてオンしたとき励磁される
例えばリレーコイル31. 32および33はロータリ
ーカムスイッチRCLS 1 。
RCLS 2およびRCLS 3がオンすることにより
夫々励磁される。
また、リレーコイル34はリレー接点7d, 37a,
38a, 39a, 36aおよび31aがすべてオ
ンすると励磁される。
なお、リレー接点34 aはリレーコイル34の自己保
持用の接点で゛ある。
リレーコイル36および′37も同様にして励磁され、
夫々リレー接点36 bおよび37 bにより自己保持
されるようになっている。
リレーコイル3Bおよび39はプレス機械の運転を開始
させるための運転押ボタン41a,41bの操作に応じ
て励磁あるいは消磁される。
この実施例においては運転押ボタン41 a, 41
bがともに押込まれているときのみリレーコイル38が
励磁され、またリレーコイル39が消磁されてプレス機
械が運転すれるようになっている。
ルーコイル40はリレー接点34 C, 38 Cおよ
び39 bがすべてオンされているとき励磁され、更に
リレー接点31 d, 32 b, 36 dがすべて
オンされているときリレー接点40 dにより自己保持
される。
クラッチブレーキソレノイドバルブ42はリレーコイル
40が励磁されているときリレー接点40 eのオンに
より励磁される。
プレス機械の運転はこのクラッチブレーキソレノイドバ
ルブ42が励磁されることにより行われる。
非常停止回路43はプレス機械のスライド(図示せず)
を停止させるためのものである。
リレー接点7a、40C,31C,33bおよび゛ロー
タリーカムスイッチRCLS 4はこの非常停止回路4
3の動作条件を決定するようになっている。
すなわち、接点7aおよび40 C、スイッチRCLS
4もしくは接点31 Cおよび33 bがすべて開い
ているときのみ非常停止回路43を動作させ、クラッチ
ブレーキソレノイドバルブ42への給電を停止してプレ
ス機械のスライドを停止させる。
この実施例においてはプレスのスライドが下降している
とき言いかえればプレストロークが危険な範囲にあると
きはスイッチRCLS4および接点40 Cをオフとし
て接点7aを働かせるようにしている(すなわちプレス
機械の危険領域内に手などがはいったとき非常停止がか
かるようにしている)。
また、プレスのスライドが上昇しているとき言いかえれ
ば危険の少ないときはスイッチRCLS4をオンとし、
また接点31 C,33bのいずれかまた両方をオンと
して、接点7aがオフとなった場合においても非常停止
がかからないようになっている。
ここで第1図および第2図に示す回路により構成される
故障チェック機構の動作の一例について説明する。
いま、プレスのスライドが上死点(プレスストロークが
0°)に停止しているとする。
このとき電源か゛投入されていると第1図に示すリレー
接点34 d、 37 C,38dおよび40 fのう
ち38 dのみオンしく運転押ボタン41 a、 42
bはまだ投入されておらず、このためリレーコイル3
Bは消磁されている)、フリップフロップ レベルとなり、また人力Rはコンデンサ30の働きによ
りややおくれでバイレベルとなり、その結果出力0がバ
イレベルとなってカウンタ12をイニシャルクリアする
また出力Qがローレベルとなり、ナンド回路15 a〜
15dのナンド条件はすべて成立せず、このため発光素
子2a〜2dは走査されずに全て点灯された状態となる
そして、非常停止信号発生回路6の出力はバイレベルと
なり、ナンド回路50の条件が成立してリレーコイル7
は励磁される。
またこのときは第2図におけるロータリカムスイッチR
CL 1〜RCL 4’は第3図かられかるようにスイ
ッチRCL 3およびRCL 4’のみオンしている。
以上から、このときはリレーコイルはリレーコイル33
および39のみ励磁された状態で安定している。
ここで、運転押ボタン41 aおよび41 bを押すと
リレーコイル39は消磁し、リレーコイル38は励磁さ
れる。
リレーコイル3Bが励磁されると第1図におけるリレー
接点38 dがオフとなって、リレー接点34 d,
37 C, 38 dおよび40 fはすべてオフとな
り、フリップフロップ 5はローレベルとなる。
従ってフリップフロップ回路F/Fの出力0はローレベ
ルとなり、リレーコイル7を消磁してプレス機械を動作
不能な状態とする。
またフリップフロップバイレベルとなり、ナンド回路1
5aのナンド条件が成立しくカウンタ12の計数値はO
であるため)、前述した発光素子2a〜2dおよび受光
素子4a〜4dの故障チェックが開始される。
故障チェックが行われているときはナンド回路50は動
作不能となるためリレーコイル7は消磁される。
このため第2図においてリレー接点7bはオンされ、リ
レーコイル37が励磁される(リレー接点38bは押ボ
タン41 a, 41 bの投入でオンされ、リレー接
点36C,34eはリレーコイル36、 34が消磁さ
れてともにオンしているため)。
リレーコイル37がオンされるとリレー接点37 bか
゛オンし、該リレーコイル37は自己保持される。
また、第1図におけるリレー接点37 Cがオンし、フ
リップフロップ回路F/Fの入力Sはバイレベルとなり
、故障チェックを開始させるための信号(フリップフロ
ップ 開始前の状態(ローレベル)にもどす。
発光素子2a〜2dおよび受光素子4a〜4dがすべて
正常に動作し、一連の故障チェック動作が完了するとフ
リップフロップ バイレベルとなり、また非常停止信号発生回路6の出力
もバイレベルとなって、ナンド回路50のナンド条件が
成立してリレーコイル7が励磁される。
リレーコイル7の励磁により、第2図のリレー接点7d
がオンし、リレーコイル34が励磁される(リレー接点
37 a、 38 a、 39 a、 36 aおよび
31aはこのときすでにオンしているため)。
そしてこのリレーコイル34はリレー接点34 aによ
り自己保持される。
ところで、前記発生素子2a〜2dおよび受光素子4a
〜4dのいずれかが故障している場合は非常停止信号発
生回路6の出力はバイレベルとならず、リレーコイル7
は励磁されない。
また、非常停止信号発生回路6の出力が動作によりバイ
レベルとなったとしてもチェック動作が完了しなけれは
゛フリップフロップ ローレベルのままで゛あるので゛デフ1回路50のナン
ド条件は成立せず、リレーコイル7は励磁されない。
従って、このような場合にはリレーコイル34も消磁さ
れたままになり、以後の動作が進行しなくなる。
リレーコイル34が励磁されるとリレー接点34eがオ
フされ、リレーコイル37は消磁されて、自己保持が解
除される。
これにより、第1図におけるリレー接点37 Cはオフ
されるが、その前にリレー接点34dはオンされるので
フリップフロップ回路F/Fの入力gはバイレベルを維
持する。
またリレーコイル34の励磁によりリレー接点34Cが
オンして、電流がリレー接点7aまたは40 Cから非
常停止回路43、リレー接点34 C, 38 C。
39 bを介してリレーコイル40に流入し、該リレー
コイル40を励磁する。
リレーコイル40の励磁によりリレー接点40 eがオ
ンし、これによりクラッチブレーキソレノイドバルブ4
2が励磁されてプレス運転が開始される。
また、このとき非常停止回路43に接続されているリレ
ー接点40 Cにオフされるため、非常停止回路43は
リレー接点7aがオフすることにより、すなわち発光素
子2a〜2dおよび受光素子4a〜4dの間を手などが
横切ることにより動作するようになる。
プレスの運転が開始され、スライドが下降し始めるとま
もなくロータリカムスイッチRCLS3がオフされる(
第3図参照)。
また、同時にロータリカムスイッチRCLS4もオフし
、これに連動するロータリカムスイッチRCLS 4’
がオンする。
従って、リレーコイル35に接続されているロータリカ
ムスイッチRCLS 4’およびリレー接点34b,3
2a,4Qaおよび33 aがすべてオンし、該リレー
コイル35は励磁される。
このリレーコイル35はリレー接点35 aにより自己
保持される。
運転が開始され、プレスストロークが下死点付近に達し
ていない間は第3図かられかるようにロータリカムスイ
ッチRCLS1はオフされているため、リレーコイル3
1は励磁されず、リレー接点31 (lもオフとなって
いる。
従ってこの区間においてはリレー接点40 dによりリ
レーコイル40を自己保持することができず、例えば、
このとき運転押ボタン41 aおよび41 bをオフす
るとリレーコイル40は消磁され、クラッチブレーキソ
レノイドバルブ42も消磁されてスライドの下降は停止
する。
ここで運転押ボタン41 aおよび41 bを再投入す
ると前述した一連の故障チェックを行った後、運転が再
開される。
スライドが下降してロータリカムスイッチRCLS2が
オンするとリレーコイル32が励磁され、更にロータリ
カムスイッチRCLS1がオンするとリレーコイル31
が励磁され、このリレーコイル31の励磁によりリレー
接点31 bがオンしてリレーコイル36が励磁される
このリレーコイル36はリレー接点36 bにより自己
保持される。
また、ロータリカムスイッチRCLS1が励磁されるの
とほは゛同時にロータリカムスイッチRCLS4がオン
し、非常停止回路43への入力の経路はリレー接点7a
のほかにロータリカムスイッチRCLS 4およびリレ
ー接点31 Cの経路が形成される。
従って、このとき以後(第3図に示す例ではプレススト
ロークが下死点付近に達してから以後)は発光素子2a
〜2dおよび受光素子4a〜4dの組合せから成る安全
装置は動作しなくなる。
これは、プレスし終わってスライドが上昇しているとき
は安全装置を働かせる必要がないためである。
ルーコイル31および36および32がオンすると、リ
レー接点31 dおよび36dおよび32 bがオンし
、リレーコイル40はリレー接点40 dにより自己保
持される。
リレーコイル40が自己保持されると運転押ボタン41
aおよび41 bをオフしても該リレーコイル40は
消磁されない。
すなわち、スライドが下死点直前がら下死点に至り、更
に上死点に至るまでの間は運転押ボタン41 aおよび
41 bをオフしても機械は停止されない。
ところで、リレーコイル31が励磁されるとリレー接点
31 aがオフとなってリレー コイル34が消磁され
る。
これにより第1図に示すリレー接点34 dはオフとな
るが、そのときはすでにリレー接点40 fがオンにな
っているため、フリップフロップ回路F/Fの入力Sは
更にハイレベルを維持し続ける。
プレスストロークが約270°付近に達すると、ロータ
リカムスイッチRCLS3がオンし、リレーコイル33
を励磁する。
これによりリレー接点33aはオフされ、リレーコイル
35は自己保持が解除される。
スライドが更に上昇し、プレスストロークが約300°
付近になると、ロータリカムスイッチRCLS1はオフ
し、これによりリレー接点31 dがオフしてリレーコ
イル40は自己保持が解除される。
従ってクラッチブレーキソレノイドバルブ42が消磁さ
れ、機械の運転は停止しスライドは上死点付近に停止す
る。
また、リレーコイル40の自己保持解除によりリレー接
点40 bがオフとなり、リレーコイル36の自己保持
も解除されて、すべてのル−コイルは初期状態にもどさ
れる。
そして再び運転押ボタン41 aおよび41 bをオン
することにより故障チェックから始まる一連の動作が繰
返される。
以上説明したようにこの考案によれば、故障チェック機
構自体が故障して安全装置が正常であると誤った判断を
された場合でも、現実にチェックが完了していなければ
プレス機械を動作可能にしないようにしたので、故障チ
ェック機構自体の故障による誤動作を防止することがで
き、より安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案に適用される光線式安全装置の故障検
出装置の一実施例を示すブロック図、第2図はこの考案
の一実施例を示すブロック図、第3図は第2図の実施例
に示したロータリカムスイッチの動作の一例を示す図で
ある。 1・・・発光信号発生回路、2a〜2d・・・発光素子
、4a〜4d・・・受光素子、5・・・同期回路、6・
・・非常停止信号発生回路、12・・・バイナリカウン
タ、13・・・デコーダ、7,31〜40・・・リレー
コイル、RCLS1〜RCLS 4 、 RCLS 4
’・・・ロータリカムスイッチ、41a、 41 b・
・・運転押ボタン、42・・・クラッチブレーキソレノ
イドバルブ、43・・・非常停止回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 危険領域内に少なくとも1本の光線を投射し、この光線
    の遮断によりプレス運転回路に非常停止信号を出力する
    ようにした光線式安全装置と、前記光線を投射する発光
    素子の入力信号を順次遮断するように走査し、この走査
    にもとづいて前記光線式安全装置が正常動作を行なうか
    否かを検出する故障チェック回路とを具えるプレス装置
    において、当該プレス装置の運転開始指令にもとづいて
    前記故障チェック回路を作動させる回路と、前記故障チ
    ェック回路におけるチェックのための走査が完了したこ
    とを検出する回路と、前記故障チェック回路が「故障な
    し」と判断し、かつ前記走査完了が検出された場合に限
    り前記プレス装置を運転可能とする回路とを前記プレス
    装置に組合せたことを特徴とするプレス装置。
JP13032279U 1979-09-19 1979-09-19 光線式安全装置の故障チェック機能を具えたプレス装置 Expired JPS5856480Y2 (ja)

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