JPS5855564B2 - 磁気記録又は消去方式 - Google Patents
磁気記録又は消去方式Info
- Publication number
- JPS5855564B2 JPS5855564B2 JP52083877A JP8387777A JPS5855564B2 JP S5855564 B2 JPS5855564 B2 JP S5855564B2 JP 52083877 A JP52083877 A JP 52083877A JP 8387777 A JP8387777 A JP 8387777A JP S5855564 B2 JPS5855564 B2 JP S5855564B2
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- Japan
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- magnetic field
- magnetization
- erasing
- signal
- magnetic
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気記録又は消去方式に係り、磁気記録媒体の
磁化容易軸(以下、容易軸という)方向に信号磁場又は
消去磁場を印加し、該記録媒体の磁以困難軸(以下、困
難軸という)方向に交流磁場或いは直流磁場の補助磁場
を印加することにより、僅かの信号磁場又は消去磁場を
印加するだけで確実に信号を記録又は消去し得る磁気記
録又は消去方式を提供することを目的とする。
磁化容易軸(以下、容易軸という)方向に信号磁場又は
消去磁場を印加し、該記録媒体の磁以困難軸(以下、困
難軸という)方向に交流磁場或いは直流磁場の補助磁場
を印加することにより、僅かの信号磁場又は消去磁場を
印加するだけで確実に信号を記録又は消去し得る磁気記
録又は消去方式を提供することを目的とする。
従来のテープレコーダでは一般に、録音ヘッドのコイル
に信号電流と交流バイアス電流とを加えて録音している
。
に信号電流と交流バイアス電流とを加えて録音している
。
この際、交流バイアス電流による磁場の方向は信号電流
による磁場の方向と同様に磁気テープの容易軸方向であ
るので、磁気テープ上の磁性粒子の磁化方向は容易軸方
向である。
による磁場の方向と同様に磁気テープの容易軸方向であ
るので、磁気テープ上の磁性粒子の磁化方向は容易軸方
向である。
このため、従来のテープレコーダでは高い抗磁力の磁気
記録媒体を用いると残留磁化を信号磁場の方向に向ける
のに大きな信号電流を必要とする等の欠点があった。
記録媒体を用いると残留磁化を信号磁場の方向に向ける
のに大きな信号電流を必要とする等の欠点があった。
本発明は上記欠点を除去したものであり、以下図面と共
にその1実施例について説明する。
にその1実施例について説明する。
第1図A、B、Cは夫々本発明になる磁気記録又は消去
方式の1実施例に用いる磁気ヘッド装置の正面図、側面
図及び斜視図を示す。
方式の1実施例に用いる磁気ヘッド装置の正面図、側面
図及び斜視図を示す。
同図中、1は補助磁場印加部で、磁気テープ2の困難軸
方向(矢印a、b方向、一般の磁気テープでは長手方向
と直角方向)に直流電源3によって直流磁場を印加する
。
方向(矢印a、b方向、一般の磁気テープでは長手方向
と直角方向)に直流電源3によって直流磁場を印加する
。
この際、第2図に示す如く、テープ2の磁性粒子4の磁
化の向きは十M及び−Mのように信号電流による交流磁
場を印加される以前に容易軸(X軸)方向(矢印c、d
方向、一般の磁気テープでは長手方向)に向いているが
、困難軸(y軸)方向に磁場′Haをかけられることに
より磁化の方向に困難軸方向に向いてMyとなる。
化の向きは十M及び−Mのように信号電流による交流磁
場を印加される以前に容易軸(X軸)方向(矢印c、d
方向、一般の磁気テープでは長手方向)に向いているが
、困難軸(y軸)方向に磁場′Haをかけられることに
より磁化の方向に困難軸方向に向いてMyとなる。
この困難軸方向に向けられた磁化は、そこにかけられて
いる磁場Haを取去った時点でその方向に留っていられ
ない状態(以下、不安定状態という)にある。
いる磁場Haを取去った時点でその方向に留っていられ
ない状態(以下、不安定状態という)にある。
5は記録又は消去磁気ヘッド部で、テープ2を介して補
助磁場印加部1に対向しており、補助磁場印加部1に対
してそのギャップをテープ2の走行方向(矢印e方向)
に僅かずれて設けられている。
助磁場印加部1に対向しており、補助磁場印加部1に対
してそのギャップをテープ2の走行方向(矢印e方向)
に僅かずれて設けられている。
ここで、従来と同様に磁気ヘッド部5によりテープ2の
容易軸方向に信号電流(例えば音声信号)による交流磁
場を印加すると、矢印e方向に走行しているテープ2上
の困難軸方向に向いていた磁化Myは補助磁場を出る時
に一斉にその交流磁場に応じた容易軸方向に向く。
容易軸方向に信号電流(例えば音声信号)による交流磁
場を印加すると、矢印e方向に走行しているテープ2上
の困難軸方向に向いていた磁化Myは補助磁場を出る時
に一斉にその交流磁場に応じた容易軸方向に向く。
この際、テープ2の磁性粒子の磁化は上記のように不安
定状態にあるので、僅かの信号電流による磁場H5でも
確実に容易軸方向に向き、従って、従来例に比して小さ
な信号電流で確実に音声信号を記録し得る。
定状態にあるので、僅かの信号電流による磁場H5でも
確実に容易軸方向に向き、従って、従来例に比して小さ
な信号電流で確実に音声信号を記録し得る。
テープ2上に音声信号が記録される際の磁性粒子の磁化
の変化を第73図に示す磁化曲線を用いて考えてみると
、磁化は補助磁場により困難軸(+y軸)方向に磁場を
かけられることにより点C(x軸方向の磁化は零)にな
り、この状態で容易軸方向に僅かの磁場+H8(H8)
をかけると点Cにあった磁化は51(S2)の状態にな
り、テープ2がヘッド5を通過するとS、(S2)にあ
った磁化は+M(−M)になる。
の変化を第73図に示す磁化曲線を用いて考えてみると
、磁化は補助磁場により困難軸(+y軸)方向に磁場を
かけられることにより点C(x軸方向の磁化は零)にな
り、この状態で容易軸方向に僅かの磁場+H8(H8)
をかけると点Cにあった磁化は51(S2)の状態にな
り、テープ2がヘッド5を通過するとS、(S2)にあ
った磁化は+M(−M)になる。
この場合、十M或いは十Mはテープ2の残留磁化を示し
、信号磁場と同じ方向に十M或いは−Mの磁化が残り、
僅かの信号電流による磁場でも大きな残留磁化を得るこ
とができる。
、信号磁場と同じ方向に十M或いは−Mの磁化が残り、
僅かの信号電流による磁場でも大きな残留磁化を得るこ
とができる。
なお、従来のように困難軸方向に磁場をかけないで記録
する場合は、磁化は点Cになく+M又は−Mの状態にあ
り、これを−M又は十Mの状態にするためには本案の信
号磁場H8に比して大きな信号磁場を与えなければなら
ない。
する場合は、磁化は点Cになく+M又は−Mの状態にあ
り、これを−M又は十Mの状態にするためには本案の信
号磁場H8に比して大きな信号磁場を与えなければなら
ない。
補助磁場が−y軸でも上記と同様に僅わの信号磁場によ
り十M或いは−Mの残留磁化を得ることができる。
り十M或いは−Mの残留磁化を得ることができる。
次に、テープ2上に記録されている録音信号を消去する
場合、第1図A−Cに示す補助磁場印加部1より直流磁
場をテープ2の困難軸方向に印加する。
場合、第1図A−Cに示す補助磁場印加部1より直流磁
場をテープ2の困難軸方向に印加する。
このようにすると、テープ2上の容易軸方向に向いてい
た磁化は困難軸方向を向いて不安定状態となり、補助磁
場を通過すると容易軸の(4)及び(ハ)の方向に均等
に分布し、録音信号は消去される。
た磁化は困難軸方向を向いて不安定状態となり、補助磁
場を通過すると容易軸の(4)及び(ハ)の方向に均等
に分布し、録音信号は消去される。
この際、磁化は不規則方向を向くので、従来の交流消去
法と同じ効果を得ることができる。
法と同じ効果を得ることができる。
又、別の消去方法として、補助磁場印加部1より直流磁
場を印加すると同時に、ヘッド5により高周波磁場を印
加する。
場を印加すると同時に、ヘッド5により高周波磁場を印
加する。
このようにすると、補助磁場印加部1により困難軸方向
に不安定状態に向けられた磁化はヘッド5により不規則
方向を向き、録音信号は消去される。
に不安定状態に向けられた磁化はヘッド5により不規則
方向を向き、録音信号は消去される。
この際、テープ2上の磁化を一旦不安定状態にしてから
不規則方向に向けるので、容易軸方向に強い高周波磁場
をかけて消去していた従来の交流消去法よりもレベルの
小さな高周波磁場でよい。
不規則方向に向けるので、容易軸方向に強い高周波磁場
をかけて消去していた従来の交流消去法よりもレベルの
小さな高周波磁場でよい。
なお、本発明方式に用いる磁気ヘッド装置は第4図に示
す如き構成のものでもよい。
す如き構成のものでもよい。
第4図中、6は補助磁場印加部で、磁気ヘッド5と対向
した位置にヘッド5と独立に設けられている。
した位置にヘッド5と独立に設けられている。
動作は第1図A−Cに示すものと同様であるので、その
説明を省略する。
説明を省略する。
又、補助磁場印加部は、第1図Cに示す如く、テープ2
上のa / 、 b /方向(困難軸方向)にかけるよ
う構成してもよい。
上のa / 、 b /方向(困難軸方向)にかけるよ
う構成してもよい。
更に、補助磁場は必ずしも直流磁場である必要はなく、
磁気テープの困難軸方向にかけるのであれば交流磁場で
もよい。
磁気テープの困難軸方向にかけるのであれば交流磁場で
もよい。
上述の如く、本発明になる磁気記録又は消去方式は、磁
気記録媒体の磁化困難軸方向に交流磁場或いは直流磁場
の補助磁場を印加する補助磁場印加部と、磁気記録媒体
の磁化容易軸方向に信号磁場又は消去磁場を印加する信
号(消去)磁場印加部とを近接配置し、補助磁場印加部
によって磁化困難軸方向に向いた磁化を該補助磁場を出
る時に信号(消去)磁場印加部によって磁化容易軸方向
に向けるようにしているため、例えば、記録時記録媒体
の磁化は困難軸方向の磁場印加により不安定状態となり
、この状態で信号電流による磁場を印加されるので磁性
粒子の磁化は僅かの磁場でも信号電流に応じた容易軸方
向に向き、従って、従来例に比して小さな信号電流で確
実に記録し得、又、消去時、記録媒体の磁化を困難軸方
向に向けて高周波磁場を印加するので、従来例に比して
小さな高周波磁場で確実に消去し得る等の特長を有する
。
気記録媒体の磁化困難軸方向に交流磁場或いは直流磁場
の補助磁場を印加する補助磁場印加部と、磁気記録媒体
の磁化容易軸方向に信号磁場又は消去磁場を印加する信
号(消去)磁場印加部とを近接配置し、補助磁場印加部
によって磁化困難軸方向に向いた磁化を該補助磁場を出
る時に信号(消去)磁場印加部によって磁化容易軸方向
に向けるようにしているため、例えば、記録時記録媒体
の磁化は困難軸方向の磁場印加により不安定状態となり
、この状態で信号電流による磁場を印加されるので磁性
粒子の磁化は僅かの磁場でも信号電流に応じた容易軸方
向に向き、従って、従来例に比して小さな信号電流で確
実に記録し得、又、消去時、記録媒体の磁化を困難軸方
向に向けて高周波磁場を印加するので、従来例に比して
小さな高周波磁場で確実に消去し得る等の特長を有する
。
第1図A−Cは夫々本発明による磁気記録又は消去方式
に用いる磁気ヘッド装置の1実施例の正面図、側面図及
び側視図、第2図は本発明方式によって記録された記録
媒体上の磁性粒子の磁化の方向を説明するための図、第
3図は本発明方式によって記録される磁性粒子の磁化の
変化を説明するための図、第4図は本発明方式に用いる
磁気ヘッド装置の他の実施例の正面図である。 1.6・・・・・・補助磁場印加部、2・・・・・・磁
気テープ、3・・・・・・直流電源、4・・・・・・磁
性粒子、5・・・・・・記録又は消去磁気ヘッド部。
に用いる磁気ヘッド装置の1実施例の正面図、側面図及
び側視図、第2図は本発明方式によって記録された記録
媒体上の磁性粒子の磁化の方向を説明するための図、第
3図は本発明方式によって記録される磁性粒子の磁化の
変化を説明するための図、第4図は本発明方式に用いる
磁気ヘッド装置の他の実施例の正面図である。 1.6・・・・・・補助磁場印加部、2・・・・・・磁
気テープ、3・・・・・・直流電源、4・・・・・・磁
性粒子、5・・・・・・記録又は消去磁気ヘッド部。
Claims (1)
- 1 磁気記録媒体の磁化困難軸方向に交流磁場或いは直
流磁場の補助磁場を印加する補助磁場印加部と、該磁気
記録媒体の磁化容易軸方向に信号磁場又は消去磁場を印
加する信号(消去)磁場印加部とを近接配置し、該補助
磁場印加部によって該磁化困難軸方向に向いた磁化を該
補助磁場を出る時に該信号(消去)磁場印加部によって
該磁化容易軸方向に向けるようにしたことを特徴とする
磁気記録又は消去方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52083877A JPS5855564B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 磁気記録又は消去方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52083877A JPS5855564B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 磁気記録又は消去方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5419719A JPS5419719A (en) | 1979-02-14 |
JPS5855564B2 true JPS5855564B2 (ja) | 1983-12-10 |
Family
ID=13814879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52083877A Expired JPS5855564B2 (ja) | 1977-07-13 | 1977-07-13 | 磁気記録又は消去方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5855564B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6239553U (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-09 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657457A (en) * | 1979-10-16 | 1981-05-19 | Miyata Ind | Fireeextinguishing substance |
-
1977
- 1977-07-13 JP JP52083877A patent/JPS5855564B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6239553U (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5419719A (en) | 1979-02-14 |
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