JPH01312706A - 磁気記録再生方式および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録再生方式に関し、特に高密度記録に適
する高保磁力媒体に使用される複合ヘッドに適用するの
に好適な再生方式に関するものである。

〔従来の技術〕

磁気記録の高密度化にともない、磁気記録媒体の保磁力
が高められ、この磁気記録媒体に記録可能な磁気ヘッド
として、少なくとも磁気ギャップと対向する部分を高飽
和磁束密度を有する磁性材料で構成した複合ヘッドの開
発が進められている。

この複合ヘッドは複合材の磁気特性の違い、あるいは複
合形状によって、複合境界が疑似ギャップとなり、主ギ
ャップで再生される信号に重畳し、再生信号に凹凸を生
ずる。いわゆるコンタ−効果が問題である。このコンタ
−効果を回避する手段として、従来の技術は特開昭５８
−１５５５１３号に記載されている様に、磁気ヘッドの
主ギャップと疑似ギャップとなる複合境界にアジマス角
度を持たせる方法、すなわち、アジマス損失を利用する
方法で対処している。

〔発明が解決しようとする課題〕

アジマス損失（Ｌａ）は（１）式に示される様に記録波
長（λ）、アジマス角（θ°）によって著しく影響をう
ける。

ｔＷニドラック幅（ｍ） ０　：ギャップと複合境界とのなす角（ｒａｄ）λ　：
記録波長（ｍ） アジマス角度を利用してコンタ−効果を低減させる方式
の磁気ヘッドは上述のアジマス損失式かられかるように
、記録波長に依存し、記録波長が長い場合には始んど損
失がなくなり、コンタ−の影響が現われる欠点がある。

また、アジマス角を持たせる磁気ヘッドはプロセスが複
雑になる欠点がある。

本発明の目的は、磁気ヘッドのプロセスをより簡単化し
、かつコンタ−効果を低減した高密度磁気記録再生方式
を提供することにある。

ｔｉｌ１題を解決するための手段〕 この様な目的を達成するため、本発明は記録情報を再生
する際に、記録情報を消去しない程度のバイアス磁界を
磁気ヘッドに印加し、複合境界の疑似ギャップを飽和さ
せ、コンタ−効果を低減させることにより、達成される
。

〔作用〕

コンタ−効果を低減させる手段として、記録情報を再生
する際に、記録情報を消去しない程度のバイアス磁界を
磁気ヘッドに印加しながら再生する。バイアス磁界証印
加することにより、複合境界部が飽和し疑似ギャップに
ならないために、コンタ−効果による再生出力の凹凸が
なくなる。疑似ギャップは主ギャップに比較し、非常に
狭いために、少ないバイアス磁界が飽和する。バイアス
の印加力法は簡単には磁気ヘッドコイル自身にバイアス
電流を流す方法がある。また、磁気ヘッド後部に保磁力
の高い磁性膜を被着させた磁界を利用してもよい。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面により、説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す磁気記録再生方式を説
明する構成図である。

第１図において、■は記録媒体、２はギャップ近傍に高
飽和磁束密度材を使った複合ヘッド、３は記録・再生切
換部、４は記録増幅部、５は再生増幅部、６はバイアス
発生部である。

記録媒体１に情報を記録する場合、まず記録・再生切換
部３を記録側にした後、従来方法と同様に、記録増幅部
４に情報信号を入力して、増幅させ、その電流を磁気ヘ
ッド２に流して磁界を発生させ、その磁界で記録媒体１
に記録する。一方、記録媒体１から情報を再生する場合
、記録再生切換部３を再生側にした後、バイアス発生部
６から磁気ヘッド２にバイアス電流を流すことによって
。

磁気ヘッド２の複合境界部を飽和させる。同時に磁気ヘ
ッド２に記録媒体１から情報が再生され、再生増幅部で
再生される。

第２図には本実施例で用いた複合ヘッドの外観形状およ
び摺動面形状の拡大図を示す。上述のヘッドは複合境界
とギャップが平行なヘッドであり。

コンタ−効果が最も出やすい構造のヘッドであるが、構
造が簡単であることから、プロセスが容易なヘッドであ
る。

第３図には実際に記録再生した時の周波数特性を示す。

記録媒体と磁気ヘッドの相対速度は５．８ｍ　／　ｓで
ある。

記録媒体の磁気特性および、磁気ヘッドの主な形状寸法
を第１表、第２表に示す。第３図の曲線１２はバイアス
電流なしの場合の周波数特性を示す。この場合は再生出
力に凹凸を生じている。この凹凸の波長から、計算する
と距離が約６μｍとなり、複合境界と主ギャップの距離
に等しくなっている５同図の曲線１３は本発明によるバ
イアス電流を流した時（記録電流４０ｍＡｐｐに対して
２０％のバイアス電流（８ｍＡｐｐ））の結果である。

従来例の曲線１２に見られる凹凸は全く生じないことが
わかる。

第４図には同様に再生波形を観察した例を示す。

同図曲線１４はバイアス電流なしの場合で従来の再生方
式と同様の再生方式であり、再生波形に凹凸が見られる
１曲線１５は本発明のバイアス電流を印加した時の再生
波形であり、コンタ−効果の影響は見られない。本発明
によれば、コンタ−の生じる磁気ヘッドを用いても実用
上問題が起こらないことが確認された。

本実施例ではバイアス磁界を磁気ヘッドのコイルに直流
電流を流して発生させたが、交流電流でも同様である。

但しこの場合は、記録信号より数倍の周波数にしなけれ
ばならない。また、他の手段によってバイアス磁界を発
生させても良い。例えば、磁気ヘッド後部に適当な大き
さの保磁力を有する磁性膜を被着させることによってバ
イアス磁界を発生させても良い。

この様に高密度記録再生に適する複合ヘッドのコンタ−
の影響を再生方式の改善によって解消する事が出来るこ
とから、ヘッド製造プロセスの簡素化がはかれ、ヘッド
の歩留り向上や低廉化に大きく寄与することができる。

〔発明の効果〕

以上説明した様に、本発明によれば、高密度磁気記録に
最適な複合ヘッドにおいて、再生時に記録情報を破壊し
ない程度のバイアス電流を磁気ヘッドに印加することに
より、コンタ−効果の影響を受けることなく、高密度の
記録媒体から再生した出力信号の周波数特性は大幅に改
善される。

本発明によれば、従来、磁気ギャップと２種類の磁性材
料の境界部が平行になっているために、コンタ−効果が
発生している磁気ヘッドでも十分磁気記録再生装置とし
て適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す磁気記録再生方式の構
成図、第２図は本実施例で用いた複合磁気ヘッドの斜視
図および部分正面図、第３図は本発明および従来例の方
式における再生出力の周波数特性図、第４図は本発明お
よび従来例の方式における再生出力波形図である。 １・・・記録媒体、２・・・磁気ヘッド、３・・・記録
再生切換部、４・・・記録増幅部、５・・・再生増幅部
、６・・・バイアス発生部、８・・・高飽和磁束密度材
料、９・・・フェライト、１０・・・ガラス、１１・・
・主ギャップと複合境界までの距離、１２．１３・・・
それぞれ従来、本発明の周波数特性、１４．１５・・・
それぞれ従来、蔓　５　図 うで喧季司Ｊプ（ｔづＨ２） 卵灯りｆｌ′／る 蒼　４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気ヘッド近傍に高飽和磁束密度材料を使用した複
   合ヘッドによる磁気記録・再生において、再生時、上記
   磁気ヘッドにバイアス磁界を発生する発生手段を備えて
   いることを特徴とする磁気記録再生方式。 ２、前記バイアス磁界は前記磁気ヘッドに電流を流すこ
   とによつて発生させることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の磁気記録再生方式。 ３、前記バイアス電流は直流電流であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項記載の磁気記録再生方式。 ４、前記請求項第１項記載のバイアス磁界印加磁気記録
   再生方式を用いた磁気記録再生装置。