JPS5855554Y2 - サ−マルタイマ - Google Patents

サ−マルタイマ

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Publication number
JPS5855554Y2
JPS5855554Y2 JP1977012031U JP1203177U JPS5855554Y2 JP S5855554 Y2 JPS5855554 Y2 JP S5855554Y2 JP 1977012031 U JP1977012031 U JP 1977012031U JP 1203177 U JP1203177 U JP 1203177U JP S5855554 Y2 JPS5855554 Y2 JP S5855554Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
integrated circuit
semiconductor integrated
coefficient thermistor
temperature
temperature coefficient
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977012031U
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English (en)
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JPS53108976U (ja
Inventor
稔 玉田
利和 中村
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社村田製作所 filed Critical 株式会社村田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はサーマルタイマに関し、特に例えば予め定め
る温度で作動するように回路構成された半導体集積回路
に、経時的に発熱温度を変化する正特性サーミスタを当
接して設け、該正特性サーミスタの発熱温度を半導体集
積回路に伝導することによって半導体集積回路が所定の
時間を表わす信号を検出するようにしたサーマルタイマ
に関する。
一般に、小型化の目的でコンデンサと抵抗との時定数に
基づいて所定の時間信号を検出するトランジスタタイマ
(集積回路を用いたタイマ)が実用に供されている。
ところが、トランジスタタイマは、回路構成が複雑とな
り、かつ部品点数が多く、しかも組み立てが複雑である
ため、高価となる問題点があった。
そこで、前述のようなトランジスタタイマの問題点を解
消するために、予め定める温度で作動する半導体集積回
路(以下集積回路と称す)をニクロム線で加熱すること
によって、該集積回路が所定の温度まで加熱されたとき
、集積回路から出力される信号を時間信号として検出す
るようなサーマルタイマが考えられよう。
しかしながら、ニクロム線で加熱して集積回路を作動さ
せるようなサーマルタイマは、安定温度が高くなり易い
ため、集積回路が熱的に破壊され易い。
また、ニクロム線は発熱温度一時間特性において相対的
に発熱速度が遅い(すなわち遅熱性)ため、高速タイマ
を得られず、周囲温度や印加電圧の変動によるバラツキ
も大きく、従って集積回路から検出される時間信号(す
なわちタイマ出力)の精度が低下するという問題点を含
む。
それゆえに、この考案の主たる目的は、上述のような問
題点を解消し得る部品点数が少なくてすみ安価であって
、しかも精度の優れた高速タイマとして使用可能なサー
マルタイマを提供することである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特徴は図面
を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかとな
ろう。
この考案を要約すれば、予め定める温度で作動するよう
に回路槽rfj、された集積回路に、経時的に発熱温度
を変化する正特性サーミスタを当接して設け、該正特性
サーミスタの発熱温度を集積回路に伝導することによっ
て集積回路を加熱し、集積回路が所定の温度まで加熱さ
れたことに応答して作動することによって検出する信号
を正特性サーミスタの発熱速度に相関する時間信号とし
て検出するものである。
第1図はこの考案に用いられる正特性サーミスタの温度
一時間特性を示す。
図において、正特性サーミスタの温度一時間特性は、周
知のように相対的に速い時間において急激に発熱温度を
増加し、かつ一定時間後に相対的に低い成る温度(すな
わち、半導体に悪影響を与えることのない程度の温度;
例えば90℃)でほぼ一定となり飽和温度に達し、それ
以上温度が上がらないため、半導体に温度による悪影響
を与えないようにすることができる。
この関係は、実線Xで表わされる。なお補足的に前述の
ニクロム線の温度一時間特性を示すと、点線yで示すよ
うに相対的に遅く発熱温度を増加し、半導体に悪影響を
与え易い相対的に高い温度まで増加する。
第2図はこの考案の一実施例のサーマルタイマの分解図
解図である。
図を参照して各構成部品について説明すると、この実施
例に用いられる正特性サーミスタ1は、正特性サーミス
タ素材1aの一方面に2つの領域に分割された2つの電
極1bおよびlb’が形成されて成る。
この正特性サーミスタ1の2つの電極1b、lb’面に
は、1組の導電端子2のそれぞれの一方端が電気的に導
電可能に固着(例えば半田付は等で固着)される。
この導電端子2は好ましくは板状部材が用いられ、その
他方端が電極1b、lb’の領域面の外側に直線状に伸
びる。
この1組の導電端子2の他方端には、後述のリード線4
b 、4 b’を挿入して電気的に接続しかつ固定す
るために、リード線4 b 、4 b’のピッチ1に等
しいピッチ1で透孔2a、2a′が穿設される。
前記正特性サーミスタ1の発熱温度で加熱される半導体
集積回路3Cを含む回路基板3は、Al2O3等の熱伝
導率の大きい磁器板等を用いた基板3aの一方面に集積
回路3Cと該集積回路3Cに電源を与えまたは集積回路
3Cの出力を導出するための複数の引出しリード電極3
dとが形成されて成る。
この電極3dには後述のリード線4dを挿入するための
透孔がそれぞれ穿設される。
また、基板3aには、後述のリード線4b、4b’を挿
入するための透孔3 b 、3 b’が前記透孔2 a
、2 b’のピッチ1に等しい間隔で穿設される。
なお、集積回路3Cは、所定の温度で作動するように回
路構成されるものであって、しかも正特性サーミスタ1
の発熱によって効率よく加熱されるために、正特性サー
ミスタ1の他方面と基板3aの他方面とを当接した位置
に対応するような基板3aの位置(はぼ中央)に選んで
形成される。
前記正特性サーミスタ1および回路基板3を一体的に固
定するベース4は、前記基板3aに穿設された透孔に対
応した孔が穿設されかつ内側に凹部が形成されたベース
金属板4aを含み、ベース金属板4aの孔へ前記導電端
子2の固定用リード線4b、4b’と前記回路基板3a
の固定用リード線4dとを挿通した後、ベース金属板4
aの四部へ絶縁性の樹脂部材4Cを流し込み、ベース金
属板4aとリード線とを一体的に形成させる。
また、ベース4の外周形状に相関しかつ前記正特性サー
ミスタ1や回路基板3を密閉して収納するドーム状のケ
ース(例えば金属性)5が形成される。
第3図はこの考案の一実施例の組み立て完成したサーマ
ルタイマの断面図である。
次に、第2図および第3図を参照して、サーマルタイマ
の組み立て順次の構成を説明しよう。
まず、ベース4のリード線4b、4b’を正特性サーミ
スタ1の電極形成面を下側にして導体端子2に穿設され
た透孔2a、2bへ挿通した後、電極1 b、1 b’
面とベース金属板4aとの間隔を絶縁可能な一定間隔だ
け隔てて、リード線4b、4b’と導電端子2の透孔2
a、2a’部分の周囲とを半田付は等で固着する。
次に、正特性サーミスタ1の他方面と回路基板3の他方
面とが当接するように、リード線4 b 、4 b’、
4dを基板3aに穿設された透孔3 b 、3 b’お
よびリード電極3dの孔へ挿通した後、複数のリード線
4dとリード電極3dとを固着する。
このようにして、正特性サーミスタ1と回路基板3とを
熱伝導可能なように当接して一体的に形成する。
そして、ベース4の金属板4aの外周上面へケース5を
被せて、正特性サーミスタ1および回路基板3を被覆し
た後、ベース金属板4aの外周側面とケース5とを半田
付けして密閉構造とする。
従って、正特性サーミスタ1と当該正特性サーミスタ1
の発熱によって加熱される集積回路3Cとが密閉され、
電源を与えたり出力信号(タイマ出力)を検出するリー
ド線4 b 、4 b’、4 dが外部に導出された構
造となる。
上述のごとく、この実施例によれば、次のような利点が
ある。
すなわち、正特性サーミスタと集積回路とを当接して一
体的に形成し、正特性サーミスタの発熱速度に相関する
時間信号を検出することによってサーマルタイマを構成
するため、部品点数が少なくてすみ、組み立てが容易と
なり、かつ安価となる。
また、熱源として正特性サーミスタで集積回路を加熱し
てサーマルタイマを構成しているため、高速タイマが可
能となるのみならず、その急激な温度変化の傾斜部分の
所望の時間に相関する温度で作動するように集積回路を
選定することによって、周囲温度や印加電圧の変動にも
きわめて安定な高精度のタイマが得られる。
さらに、正特性サーミスタは集積回路が熱破壊しない程
度の温度で飽和させることができるため、集積回路に悪
影響を与えるこ゛、とが防止され、しかも飽和した一定
温度で安定に蔦積回路を動作させることができる。
なお、正特性サーミスタに含まれる成分のうち例えばス
トロンチュームや鉛等のキュリ一点を変えるものの添加
量を適宜変えることによって、タイマの特性を所望のも
のに変えることができることは言うまでもない。
以上のように、この考案によれば、部品点数が少なくて
すみ、正特性サーミスタの組込みが容易に行なえ、生産
性に優れ、安価に製作でき、半導体集積回路の加熱効率
に優れ、しかも精度の優れた高速タイマとして使用可能
なサーマルタイマが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に用いられる正特性サーミスタの温度
一時間特性を示す。 第2図はこの考案の一実施例のサーマルタイマの分解図
解図である。 第3図はこの考案の一実施例の組立て完成したサーマル
タイマの断面図である。 図において、1は正特性サーミスタ、2は導電端子、3
は回路基板、3Cは半導体集積回路、4はベース、4
b 、4 b’、4 dはリード線、5はケースを示す

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)予め定める温度で作動する半導体集積回路、前記
    半導体集積回路に関連する部分でありかつ成る長さだけ
    離れて形成される少なくとも2つのノード線、および 前記半導体集積回路に当接して設けられかつ経時的に発
    熱温度を変える正特性サーミスタを備え、 前記正特性サーミスタは、 その一方面に2つの領域に分割して形成される2つの電
    極と、 前記一方面の電極形成領域内においてその一方端が各電
    極に個別的に相対して固着され、それぞれの他方端が電
    極形成領域の外側へ延びる1組の導電端子とを含み、 前記各導電端子には、その他方端部の近傍でありかつ前
    記半導体集積回路に関連して設けられたノード線のうち
    の所定のものに挿通して固着できるような間隔となる位
    置に透孔が形成され、前記正特性サーミスタは、その他
    方面が前記半導体集積回路に当接するように各導電端子
    の透孔をリード線に挿通して一体的に固着しかつ電気的
    に接続して装着され、 それによって、前記正特性サーミスタの発熱温度が前記
    半導体集積回路に伝導されて、半導体集積回路が所定の
    温度に加熱されることに応答して所定の時間を表わす信
    号を導出するようにしたことを特徴とする、サーマルタ
    イマ。
  2. (2)前記集積回路および前記正特性サーミスタを収納
    するための収納ケースがさらに設けられ、前記リード線
    が前記収納ケースの外側へ取出されるように構成される
    、実用新案登録請求の範囲第1項記載のサーマルタイマ
JP1977012031U 1977-02-02 1977-02-02 サ−マルタイマ Expired JPS5855554Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977012031U JPS5855554Y2 (ja) 1977-02-02 1977-02-02 サ−マルタイマ

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JP1977012031U JPS5855554Y2 (ja) 1977-02-02 1977-02-02 サ−マルタイマ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53108976U JPS53108976U (ja) 1978-08-31
JPS5855554Y2 true JPS5855554Y2 (ja) 1983-12-20

Family

ID=28827549

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977012031U Expired JPS5855554Y2 (ja) 1977-02-02 1977-02-02 サ−マルタイマ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015152U (ja) * 1973-06-02 1975-02-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015152U (ja) * 1973-06-02 1975-02-18

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JPS53108976U (ja) 1978-08-31

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