JPS5855465Y2 - 作動軸間の拘束装置 - Google Patents
作動軸間の拘束装置Info
- Publication number
- JPS5855465Y2 JPS5855465Y2 JP3372079U JP3372079U JPS5855465Y2 JP S5855465 Y2 JPS5855465 Y2 JP S5855465Y2 JP 3372079 U JP3372079 U JP 3372079U JP 3372079 U JP3372079 U JP 3372079U JP S5855465 Y2 JPS5855465 Y2 JP S5855465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operating
- ball
- shaft
- spring
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は変速機の変速歯車摺動機構や方向切換弁の切換
機構等に用いる作動軸間の拘束装置に関する。
機構等に用いる作動軸間の拘束装置に関する。
本考案は一方の作動軸が復帰位置にある間は他方の作動
軸を作動位置に自由に移動できるが、方の作動軸が作動
位置にある間は他方の作動軸を復帰位置に拘束して、復
帰位置の作動軸が不時に作動位置に移動する恐れをなく
し、しかも各作動軸の位置定め機構を別に設ける必要を
なくした装置を得ることを目的とする。
軸を作動位置に自由に移動できるが、方の作動軸が作動
位置にある間は他方の作動軸を復帰位置に拘束して、復
帰位置の作動軸が不時に作動位置に移動する恐れをなく
し、しかも各作動軸の位置定め機構を別に設ける必要を
なくした装置を得ることを目的とする。
本考案は互いに平行な2個の作動軸1,2の嵌合孔5,
6間に、該両底合孔と直交する■個の連通孔7を穿設し
、各作動軸の作動位置と復帰位置において夫々該連通孔
に合致する球体合溝8,9を、作動位置に対応する球体
合溝9の深さが復帰ン位置に対応する球係合溝8の深さ
より浅くなるように該作動軸1,2に夫々削設して、圧
縮コイルばね12を挾持させた2個の球10.11を連
通孔7に嵌装し、その一方の球10を復帰位置にある対
応作動軸1の球体合溝8は支持させて、他方の球111
を介し圧縮コイルばね12を圧縮し切った時に、該他方
の球11が対応作動軸2の嵌合孔壁における連通孔部の
孔壁仮想面6aに略接するように、ばねコイル接着時に
おける圧縮コイルばね12のばね高さを設定したことを
特徴とする。
6間に、該両底合孔と直交する■個の連通孔7を穿設し
、各作動軸の作動位置と復帰位置において夫々該連通孔
に合致する球体合溝8,9を、作動位置に対応する球体
合溝9の深さが復帰ン位置に対応する球係合溝8の深さ
より浅くなるように該作動軸1,2に夫々削設して、圧
縮コイルばね12を挾持させた2個の球10.11を連
通孔7に嵌装し、その一方の球10を復帰位置にある対
応作動軸1の球体合溝8は支持させて、他方の球111
を介し圧縮コイルばね12を圧縮し切った時に、該他方
の球11が対応作動軸2の嵌合孔壁における連通孔部の
孔壁仮想面6aに略接するように、ばねコイル接着時に
おける圧縮コイルばね12のばね高さを設定したことを
特徴とする。
ン 図は変速歯車摺動機構に適用した本考案の一実施例
を示し、等径の作動軸1,2は夫々変速機外筐3の軸支
承部材4に穿設した嵌合孔5,6に摺動自在に嵌装され
、嵌合孔5,6間には軸線が該両底合孔の軸線と直角に
交叉する1個の連通孔7ツが設けられている。
を示し、等径の作動軸1,2は夫々変速機外筐3の軸支
承部材4に穿設した嵌合孔5,6に摺動自在に嵌装され
、嵌合孔5,6間には軸線が該両底合孔の軸線と直角に
交叉する1個の連通孔7ツが設けられている。
各作動軸1,2には夫々第3図に示す復帰位置において
連通孔7に合致する球体合溝8と、その両側の作動位置
において連通孔7に合致する球係合溝9を環状に削設し
ているが、球係合溝9の深さhは第2図に示すように球
り係合溝8の深さHより浅い。
連通孔7に合致する球体合溝8と、その両側の作動位置
において連通孔7に合致する球係合溝9を環状に削設し
ているが、球係合溝9の深さhは第2図に示すように球
り係合溝8の深さHより浅い。
10、11は連通孔7内に嵌合する鋼製の球で、該球1
0.11間には圧縮コイルばね12が挾持される。
0.11間には圧縮コイルばね12が挾持される。
圧縮コイルばね12は、第2図に示すように一方の球1
0を球体合溝8に支持させて押込力Pにより1ばねコイ
ルを接着させた時に他方の球11が対応する嵌合孔6の
孔壁仮想面6aに接するようにする。
0を球体合溝8に支持させて押込力Pにより1ばねコイ
ルを接着させた時に他方の球11が対応する嵌合孔6の
孔壁仮想面6aに接するようにする。
連通孔7内への球や圧縮コイルばねの嵌装は、嵌合孔6
周囲のボス部4bに該連通孔と軸線を同じくして穿設し
た孔4Cより作動軸1,2およびその片方と協同する簡
単な治具を用いて行ってもよいし、或いは又予め嵌合孔
5周囲のボス部4aとボス部4bの間に連通孔7を形成
するように断面U字状の蓋13を取付けておいて、鉄蓋
13を収脱して行うようにしてもよい。
周囲のボス部4bに該連通孔と軸線を同じくして穿設し
た孔4Cより作動軸1,2およびその片方と協同する簡
単な治具を用いて行ってもよいし、或いは又予め嵌合孔
5周囲のボス部4aとボス部4bの間に連通孔7を形成
するように断面U字状の蓋13を取付けておいて、鉄蓋
13を収脱して行うようにしてもよい。
図示の変速機外筐3は夫々プレス成形されてボルト15
(第1図)により結着された外筐本体16゜17の内側
に夫々パツキン18を介して軸支承部材4.14をボル
ト19により結着してなる。
(第1図)により結着された外筐本体16゜17の内側
に夫々パツキン18を介して軸支承部材4.14をボル
ト19により結着してなる。
20.21は夫々作動軸1,2に固着したシフトフォー
クで、シフトフォーク20は変速機の入力軸22にスプ
ライン嵌合した変速歯車23.24に係合し、又シフI
・フォーク21は該入力軸にスプライン嵌合した変速歯
車25に係合する。
クで、シフトフォーク20は変速機の入力軸22にスプ
ライン嵌合した変速歯車23.24に係合し、又シフI
・フォーク21は該入力軸にスプライン嵌合した変速歯
車25に係合する。
従って中間軸26上の歯車27.2B、 29と後進軸
30上の歯車31を第1図のように設けておいて、第2
図の状態から作動軸1を左右の作動位置に摺動させるこ
とにより歯車23.27と歯車24.2Bの何れかを噛
合わせることも、或いは又作動軸2を左右の作動位置に
摺動させることにより歯車25゜29と歯車25.31
の何れかを噛合わせることもできる。
30上の歯車31を第1図のように設けておいて、第2
図の状態から作動軸1を左右の作動位置に摺動させるこ
とにより歯車23.27と歯車24.2Bの何れかを噛
合わせることも、或いは又作動軸2を左右の作動位置に
摺動させることにより歯車25゜29と歯車25.31
の何れかを噛合わせることもできる。
上記構成によれば、作動軸1,2が何れも復帰位置にあ
る第3図の状態においては、その各球体合溝8に球10
或いは11がばね12の弾力により係合しているため、
該両件動軸は夫々その位置に位置定めされている。
る第3図の状態においては、その各球体合溝8に球10
或いは11がばね12の弾力により係合しているため、
該両件動軸は夫々その位置に位置定めされている。
この状態からばね12による球係合力に抗して何れか一
方の作動軸、例えば2に操作力を加えれば、溝8の斜面
により球11に押込力Pが作用して第2図のように鉄球
を連通孔7内に押込んでしまうから、該作動軸2を左右
何れかの作動位置に摺動させることができる。
方の作動軸、例えば2に操作力を加えれば、溝8の斜面
により球11に押込力Pが作用して第2図のように鉄球
を連通孔7内に押込んでしまうから、該作動軸2を左右
何れかの作動位置に摺動させることができる。
又第2図のように球11が孔壁仮想面6aに接した時は
、ばねコイルが接着して該ばね12はそれ以上圧縮され
ないから、仮に第3図の状態から一方の作動軸1を作動
位置に摺動させて球10を溝9に係合させた時は如何に
押込力Pを加えても球11が溝8,9間の溝深さの差(
H−h)だけ嵌合孔6内に突出することになり、この嵌
合孔6内への球11の突出部分が作動軸2の溝8に係合
しているから、該作動軸2は第3図の復帰位置に確実に
保持される。
、ばねコイルが接着して該ばね12はそれ以上圧縮され
ないから、仮に第3図の状態から一方の作動軸1を作動
位置に摺動させて球10を溝9に係合させた時は如何に
押込力Pを加えても球11が溝8,9間の溝深さの差(
H−h)だけ嵌合孔6内に突出することになり、この嵌
合孔6内への球11の突出部分が作動軸2の溝8に係合
しているから、該作動軸2は第3図の復帰位置に確実に
保持される。
又作動軸1が作動位置にある場合は、その溝9に球10
がばね12の弾力で係合しているから該作動軸1がその
位置に位置定めされることは明らかである。
がばね12の弾力で係合しているから該作動軸1がその
位置に位置定めされることは明らかである。
従って変速機搭載耕耘機が転倒したりしても不時に歯車
が二重噛合する恐れはない 従って一方の作動軸だけを作動位置に移動させることは
自由に行い得るが、両方の作動軸を作動位置に移動させ
ることは不可能であるのみならず、従来のようにばね作
動の作動軸位置定め機構を各作動軸毎に別に設ける必要
もなくなる。
が二重噛合する恐れはない 従って一方の作動軸だけを作動位置に移動させることは
自由に行い得るが、両方の作動軸を作動位置に移動させ
ることは不可能であるのみならず、従来のようにばね作
動の作動軸位置定め機構を各作動軸毎に別に設ける必要
もなくなる。
又作動軸間の拘束装置が、各作動軸を作動位置と復帰位
置に位置定めするため該作動軸側に夫々設けた球体合溝
8,9の深さを変え、且つ外筐側に支持される圧縮コイ
ルばね12の最圧縮時におけるばね高さを一定値に抑え
るだけでよいから、該拘束装置作動用に何等他の動力作
動機械を必要としないし、作動軸間の拘束装置をコンパ
クト化することができ、外筐の狭隘な部分にも容易に取
付けることができる効果がある。
置に位置定めするため該作動軸側に夫々設けた球体合溝
8,9の深さを変え、且つ外筐側に支持される圧縮コイ
ルばね12の最圧縮時におけるばね高さを一定値に抑え
るだけでよいから、該拘束装置作動用に何等他の動力作
動機械を必要としないし、作動軸間の拘束装置をコンパ
クト化することができ、外筐の狭隘な部分にも容易に取
付けることができる効果がある。
第1図は変速機要部の縦断側面図、第2図は本考案装置
要部の機能を示す断面図、第3図は第1図のX−X線に
沿う展開断面図である。 1.2・・・作動軸、3・・・変速機外筐、5,6・・
・嵌合孔、7・・・連通孔、8,9・・・球体合溝、1
0.11・・・球、12・・・圧縮コイルばね、20.
21・・・シフトフォーク、22・・・入力軸、(23
,24)、 25・・・変速歯車(摺動歯車)。
要部の機能を示す断面図、第3図は第1図のX−X線に
沿う展開断面図である。 1.2・・・作動軸、3・・・変速機外筐、5,6・・
・嵌合孔、7・・・連通孔、8,9・・・球体合溝、1
0.11・・・球、12・・・圧縮コイルばね、20.
21・・・シフトフォーク、22・・・入力軸、(23
,24)、 25・・・変速歯車(摺動歯車)。
Claims (1)
- 互いに平行な2個の作動軸1,2の嵌合孔5゜6間に、
該両底合孔と直交する1個の連通孔7を穿設し、各作動
軸の作動位置と復帰位置において夫々該連通孔に合致す
る球体合溝8,9を、作動位置に対応する球体合溝9の
深さが復帰位置に対応する球係合溝8の深さより浅くな
るように該作動軸1,2に夫々削設して、圧縮コイルば
ね12を挾持させた2個の球10. liを連通孔7に
嵌装し、その一方の球10を復帰位置にある対応作動軸
1の球係合溝8に支持させて、他方の球11を介し圧縮
コイルばね12を圧縮し切った時に、該他方の球11が
対応作動軸2の嵌合孔壁における連通孔部の孔壁仮想面
6aに略接するように、ばねコイル接着時における圧縮
コイルばね12のばね高さを設定したことを特徴とする
作動軸間の拘束装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3372079U JPS5855465Y2 (ja) | 1979-03-17 | 1979-03-17 | 作動軸間の拘束装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3372079U JPS5855465Y2 (ja) | 1979-03-17 | 1979-03-17 | 作動軸間の拘束装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55134619U JPS55134619U (ja) | 1980-09-25 |
JPS5855465Y2 true JPS5855465Y2 (ja) | 1983-12-19 |
Family
ID=28889752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3372079U Expired JPS5855465Y2 (ja) | 1979-03-17 | 1979-03-17 | 作動軸間の拘束装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5855465Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4170205B1 (en) * | 2021-10-25 | 2024-10-09 | ZF CV Systems Europe BV | Gearbox actuator using a dual-purpose detent pin |
-
1979
- 1979-03-17 JP JP3372079U patent/JPS5855465Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55134619U (ja) | 1980-09-25 |
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