JPS5854934B2 - 特殊ラツクを加工する方法 - Google Patents

特殊ラツクを加工する方法

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JPS5854934B2
JPS5854934B2 JP2412779A JP2412779A JPS5854934B2 JP S5854934 B2 JPS5854934 B2 JP S5854934B2 JP 2412779 A JP2412779 A JP 2412779A JP 2412779 A JP2412779 A JP 2412779A JP S5854934 B2 JPS5854934 B2 JP S5854934B2
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JP
Japan
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workpiece
rack
central axis
rotary cutter
axis
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JP2412779A
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JPS55120928A (en
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雅己 船本
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KASHIFUJI TETSUKOSHO KK
Original Assignee
KASHIFUJI TETSUKOSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、特殊なラックを加工する方法に関するもの
である。
自動車のステアリング装置等に、近年、第1図に示され
ているように特殊ラックが使用されている。
この特殊ラックでは、円筒状の被加工物1の外周面に、
その中心軸線2に沿って配列された複数のラック歯3か
らなるラック歯列が形成される。
第2図は、ラック歯列が形成されている部分を展開して
示すものである。
ラック歯列の各ラック歯3の歯筋は、夫々中心軸線2と
直交する面4に対し一定角度α傾斜する。
各ラック歯3の完全歯形部分を結ぶ作用線、すなわちラ
ック歯列の中央を通る作用線5は、中心軸線2を中心と
する螺旋曲線5aと中心軸線2に平行な直線5bを組み
合わせた曲線を描く。
作用線5が中心軸線2を中心とする螺旋曲線だけで構成
される場合もある。
この特殊ラックをピニオンと組み合わせて、自動車のス
テアリング装置の伝動系に使用すると、ステアリングホ
イールの操作量、すなわちタイヤの角度に応じて伝動比
を変えることができ、ステアリングの良好な操作性が得
られる。
この特殊ラックを加工するにあたって、従来はカッタで
ラック歯列のラック歯を1枚、または2゜3枚づつ形威
し、その都度カッタと被加工物の位置関係を調節して、
前述した作用線5をもつラック歯列を得ていた。
このため、作業能率が悪く、ラック歯のピッチ精度も低
いものしか得られなかった。
この発明の目的は、前述した特殊ラックを高能率に高精
度をもって加工することができる方法を提供することに
ある。
この発明では、少なくとも形成すべきラック歯列のラッ
ク歯と同一の数の刃を回転軸線に沿って配置(ルたロー
タリカッタが使用される。
ロータリカッタは、その回転軸線が円筒状の被加工物の
中心軸線と一定の角度をもって交叉するように配置され
る。
この位置関係が保持されたままで、ロータリカッタと被
加工物は実質上ロータリカッタの回転軸線に直角な方向
に相対的に変位する。
これによって、ロータリカッタの刃が被加工物の外周面
に接触され、被加工物の外周面が切削される。
これと同時に、ロータリカッタと被加工物の相対的な変
位に関連して、被加工物はその中心軸線のまわりを回動
する。
以下、この発明の実施例を図面について説明する。
第3図において、ロータリカッタ6は、その外周に回転
軸線7に沿って互いに所定の間隔を置いて配列された所
定数の刃8を有し、回転軸線7のまわりを矢印で示す方
向に回転する。
ロータリカッタ6は、その回転軸線7が円筒状の被加工
物1の中心軸線2と一定角度αをもって交叉するように
配置される。
この位置関係が保持されたままで、この実施例では、ロ
ータリカックロがその回転軸線7に直角な方向に被加工
物1を横切って実線で示す位置から鎖線で示す位置まで
変位する。
これによって、ロータリカッタ6の刃8が被加工物1の
外周面に接触し、これを切削する。
ロータリカッタ6の回転軸線1と被加工物1の中心軸線
2が交叉する点は、ロータリカッタ6の変位に従って第
3図において中心軸線2上を右方向に変位する。
ロータリカッタ6の各刃8は、回転軸線7、中心軸線2
の交叉点上において、被加工物1の外周面に順次交互に
接触し、これを切削する。
従って、被加工物1の外周面に、ロータリカッタ6の刃
8に対応した数のラック歯3が形成される。
第3図の矢印Fcはロータリカッタ6の変位方向と速度
、矢印FWは回転軸線7、中心軸線2の交叉点の変位方
向と速度を示す。
ロークリカッタ6はその回転軸線7に垂直な方向に変位
するため、ラック歯3はロータリカッタ6の刃8に対応
した形状をもつ。
また、ラック歯3の歯筋は、被加工物1の中心軸線2と
直交する面4に対し、回転軸線7と中心軸線2がなす角
度、すなわち角度αをもって傾斜する。
ロークリカッタ6の変位速度をFい回転軸線7と中心軸
線2の交叉点の変位速度をFwとすると、ラック歯3の
歯筋の傾斜角度αとの関係は、式 1式% ロータリカッタ6の回転軸線7、被加工物1の中心軸線
2の交叉点上では、ラック歯3の完全歯形が形成される
被加工物1を静止させた状態に保持すると、各ラック歯
3の完全歯形部分を結ぶ作用線、すなわちラック歯列の
中央を通る作用線5は、被加工物1の中心軸線2に平行
な直線になる。
被加工物1をその中心軸線2のまわりに回動させると、
作用線5は被加工物1の中心軸線2のまわりの螺旋曲線
になる。
この実施例では、被加工物1は、ロータリカックロの変
位に関連して、中心軸線2のまわりを一定角度回動し、
次いで静止し、その後再たび一定角度回動する。
これによって、図示するように、被加工物1の中心軸線
2のまわりの螺旋曲線5aと中心軸線2に平行な直線5
bを組み合わせた曲線からなる作用線5をもつラック歯
列が形成されるものである。
被加工物1を回動させる時は、それと同時に被加工物1
をラック歯の歯筋の傾斜角度αのリードに対応させて軸
方向に補正変位させねばならない。
第3図の矢印Fvは被加工物1の補正変位方向と速度を
示す。
被加工物1の補正変位の量をF。被加工物1の回動角度
をθ、ラック歯のピッチ円の径をDとすると、その関係
は、式 1式% 次に、この特殊ラック加工方法を実施するための装置の
実施例を第4図について説明する。
ロータリカッタ6は、カッタキャリジ9に回転自在に軸
支され、キャリジ9に固定されたモータ10によって駆
動される。
キャリジ9は、ナツト11を介してねじ棒12に連結さ
れ、図示してはいないが適当なガイドによってねじ棒1
2に平行にスライド可能に案内されている。
ねじ棒12は、モータ13によって駆動され、キャリジ
9は、ねじ棒12とナツト11のねじ送り作用により、
ねじ棒12の回転に従ってねじ棒12に平行に移動する
第4図では、便宜上、ロークリカックロ、ねじ棒12、
および被加工物1が平行に示されているが、実際は、ロ
ータリカックロはその回転軸線7が被加工物1の中心軸
線2と一定角度αをもって交叉するように配置され、ね
じ棒12はロークリカッタ6の回転軸線7と直角に配置
されている。
ねじ棒12が回転すると、ロークリカッタ6はねじ棒1
2に平行に、すなわち回転軸線7と直交する方向に被加
工物1を横切って変位し、被加工物1の外周面に接触し
、これを切削する。
従って、被加工物1の外周面に、前述したように傾斜角
度αをもつラック歯3が形成されるものである。
被加工物1は、親カム14と同一軸線上に配置され、一
端はチャック15によって親カム14に一体的に連結さ
れている。
被加工物1の他端は、テーブル16に取り付けられた心
押し台17によって支持されている。
親カム14は、外周面にカム溝18を有し、テーブル1
6に取り付けられた軸受19に回転自在に軸支されてい
る。
親カム14のカム溝18は、形成するラック歯列の作用
線5と同一形状のもので、接触子キャリジ20に固定さ
れた接触子21が嵌合されている。
テーブル16は、ナツト22を介してねじ棒23に連結
され、図示してはいないが、適当なガイドによってねじ
棒23に平行にスライド可能に案内されている。
ねじ棒23は、親カム14の回転軸24に平行に、すな
わち被加工物1の中心軸線2に平行に配置され、ケーシ
ング25内のギヤ等の伝動機構を介して親カム14の回
転軸24に連結されている。
接触子キャリジ20は、ナツト26を介してねじ棒27
に連結され、適当なガイドによってねじ棒27に平行に
スライド可能に案内されている。
ねじ棒27は、親カム14の回転軸24に平行に配置さ
れ、ケーシング28内のギヤ等の伝動機構を介してねじ
棒12に連結されている。
また、接触子キャリジ20の上端に、エンドミル台29
が一体的に取り付けられ、これに、エンドミル30と、
エンドミル30を駆動するモータ31が装備されている
エンドミル30は、被加工物1の外周面に対向して配置
され、被加工物1の外周面に接触して、溝を穿設する作
用をする。
前記のように構成された装置において、ねじ棒12が回
転し、ロークリカッタ6が変位すると、接触キャリジ2
0のねじ棒27は、ねじ棒12に連動して回転する。
接触子キャリジ20は、ねじ棒27とナツト26のねじ
送り作用により、ねじ棒27の回転に従ってねじ棒27
に平行に移動する。
接触子21は、キャリジ20と一体的に親カム14のカ
ム溝18内をその回転軸24に平行に変位し、カム溝1
8の形状に従って親カム14を回動させる。
親カム14が回動すると、テーブル16のねじ棒23は
親カム14の回転軸24に運動して回転する。
このため、テーブル16全体が、ねじ棒23とナツト2
2のねじ送り作用によって、親カム14の回転軸24、
被加工物1の中心軸線2に平行に移動する。
従って、被加工物1は、ロータリカッタ6の変位に関連
して、中心軸線2のまわりを回動すると同時に、軸方向
に変位する。
被加工物1を回動させるカム溝18の形状は、前述した
ように形成するラック歯列の作用線5に対応し、被加工
物1を軸方向に変位させるねじ棒23のねじの方向およ
びピッチは、前述した被加工物1の軸方向の補正変位F
vに対応するように設定されている。
従って、ロータリカッタ6によって切削される被加工物
1の外周面に、作用線5をもつ所望のラック歯列が形成
される。
エンドミル30は、被加工物1のラック歯列の反対側の
外周面に溝を穿設し、接触子キャリジ20と一体的に被
加工物1の中心軸線2に平行に変位する。
これと同時に、被加工物1がカム溝18の形状に従って
回動するため、ラック歯列の作用線5に対応した形状の
ガイド溝が被加工物1の反対側の外周面に形成される。
このガイド溝は、自動車のステアリング装置等において
ラックにラック歯列の作用線5に対応した回動運動を与
えるのに使用される。
前記実施例で明らかなようにこの発明は、ロータリカッ
タをその回転軸線が円筒状の被加工物の中心軸線に交叉
するように配置し、両者を相対的に変位させると同時に
、この相対的な変位に関連させて被加工物を中心軸線の
まわりに回動させたから、単一操作、連続動作で前述し
た特殊ラックの各ラック歯を形成することができる。
従って、作業能率、ラック歯のピッチ精度を大幅に向上
することができ、所期の目的を達成することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によって加工する特殊ラックの斜視図
、第2図は第1図の特殊ラックのラック歯列の展開図、
第3図はこの発明の方法の実施例を説明するための説明
図、第4図はこの発明の方法を実施するための装置の一
実施例を示す一部断面側面図である。 1・・・・・・被加工物、2・・・・・・中心軸線、3
・・・・・・ラック歯、4・・・・・・被加工物の中心
軸線と直交する面、5・・・・・・ラック歯列の作用線
、 り、7・・・・・・回転軸線。 6・・・・・・ロータリカツ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円筒状の被加工物の外周面に、その中心軸線に沿っ
    て配列された複数のラック歯からなるラック歯列を形成
    し、前記各ラック歯の歯筋は夫々前記中心軸線と直交す
    る面に対し一定角度傾斜し、前記各ラック歯の完全歯形
    部分を結ぶ作用線は前記中心軸線のまわりの螺旋曲線、
    または前記中心軸線に平行な直線と前記螺旋曲線を組み
    合わせた曲線を描くようにした特殊ラックを加工する方
    法であって、少なくとも形成すべきラック歯列のラック
    歯と同一の数の刃を回転軸線に沿って配置1ルたローク
    リカッタを使用し、前記ロータリカッタをその回転軸線
    が円筒状の被加工物の中心軸線と一定の角度をもって交
    叉するように配置し、この位置関係を保持したままで、
    前記ロータリカッタと被加工物を実質上前記ロータリカ
    ッタの回転軸線に直角な方向に相対的に変位させ、前記
    ロータリカッタの刃を前記被加工物の外周面に接触させ
    て、該被加工物の外周面を切削すると同時に、前記ロー
    タリカッタと被加工物の相対的な変位に関連させて、前
    記被加工物をその中心軸線のまわりに回動させ、前記ラ
    ック歯の歯筋傾斜角度のリードに対応させて前記被加工
    物を軸方向に補正変位させることを特徴とする特殊ラッ
    ク加工方法。
JP2412779A 1979-02-28 1979-02-28 特殊ラツクを加工する方法 Expired JPS5854934B2 (ja)

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JPS55120928A JPS55120928A (en) 1980-09-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2720964B1 (fr) * 1994-06-09 1997-01-24 Pierre Gradel Dispositif de taillage de pièces sur un tour.

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