JPS5854295B2 - ダンパ - Google Patents
ダンパInfo
- Publication number
- JPS5854295B2 JPS5854295B2 JP53033279A JP3327978A JPS5854295B2 JP S5854295 B2 JPS5854295 B2 JP S5854295B2 JP 53033279 A JP53033279 A JP 53033279A JP 3327978 A JP3327978 A JP 3327978A JP S5854295 B2 JPS5854295 B2 JP S5854295B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- members
- cylinder
- force
- frictional
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/08—Vibration-dampers; Shock-absorbers with friction surfaces rectilinearly movable along each other
- F16F7/09—Vibration-dampers; Shock-absorbers with friction surfaces rectilinearly movable along each other in dampers of the cylinder-and-piston type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2230/00—Purpose; Design features
- F16F2230/36—Holes, slots or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は例えばピストン形ダンパに係り、特にダンパの
減衰量を調整可能にした機構に関するものである。
減衰量を調整可能にした機構に関するものである。
従来この種のダンパとして第1図の断面図に示すものが
用いられていた。
用いられていた。
すなわち図において、1はシリンダ、2はこのシリンダ
1内に挿入されたコイルばね、3はこのコイルばね2の
押圧付勢によりシリンダ1と相対移動するピストン、4
はピストン3の環状溝に挿入された摩擦材であり、シリ
ンダ1内壁に接している。
1内に挿入されたコイルばね、3はこのコイルばね2の
押圧付勢によりシリンダ1と相対移動するピストン、4
はピストン3の環状溝に挿入された摩擦材であり、シリ
ンダ1内壁に接している。
5はピストン3と外部部材とを連結するロッドである。
このダンパでは、シリンダ1とロッド5との間に静荷重
を加えコイルばね2を圧縮変形した状態でシリンダ1と
ロッド5との間に動荷重が加わると、ロッド5とシリン
ダ1とが相対的に軸方向移動し、ピストン3も同様に移
動する。
を加えコイルばね2を圧縮変形した状態でシリンダ1と
ロッド5との間に動荷重が加わると、ロッド5とシリン
ダ1とが相対的に軸方向移動し、ピストン3も同様に移
動する。
したがってピストン3の環状溝に挿入されシリンダ1内
壁に接している摩擦材4は、シリンダ内壁との摩擦によ
り摩擦熱を発生する。
壁に接している摩擦材4は、シリンダ内壁との摩擦によ
り摩擦熱を発生する。
これによりシリンダ1とロッド5との間に加わる動荷重
による運動エネルギは熱エネルギに変換され、減衰され
ることになる。
による運動エネルギは熱エネルギに変換され、減衰され
ることになる。
ところで、このダンパは種々の装置に使用されているが
、その代表例として遠心脱水機能を備えた全自動洗濯機
がある。
、その代表例として遠心脱水機能を備えた全自動洗濯機
がある。
第2図は第1図に示すダンパ6を組み込んだ全自動洗濯
機を示すものであるが、脱水に関係する部分のみを示し
他の構成は省略しである。
機を示すものであるが、脱水に関係する部分のみを示し
他の構成は省略しである。
同図において、8は外枠、9は外枠8内に上部空間10
と下部空間11とを画成する永住切板、12は上部空間
10内に配設したバスケットであり、バスケット120
回転軸13は上、下部空間10,11間の水密を保持す
るシール14、パツキン15を通って下部空間11に突
出している。
と下部空間11とを画成する永住切板、12は上部空間
10内に配設したバスケットであり、バスケット120
回転軸13は上、下部空間10,11間の水密を保持す
るシール14、パツキン15を通って下部空間11に突
出している。
しかして下部空間11には外枠8に固定した強化板16
と、この強化板16に円周方向数ケ所のダンパ6を介゛
して接続された下部主板17が配され、この下部主板1
7には上軸受箱18、下軸受箱19を介して上記バスケ
ット12の回転軸13が支持されている。
と、この強化板16に円周方向数ケ所のダンパ6を介゛
して接続された下部主板17が配され、この下部主板1
7には上軸受箱18、下軸受箱19を介して上記バスケ
ット12の回転軸13が支持されている。
20は回転軸13の下端に設けたプーリ、21はこのプ
ーリ20と駆動電動機用プーリ(図示せず)との間に掛
回したベルトである。
ーリ20と駆動電動機用プーリ(図示せず)との間に掛
回したベルトである。
この全自動洗濯機におけるダンパ6の役割は、バスケッ
ト12を含む回転体の振動を減衰させて外枠8に伝える
ことにある。
ト12を含む回転体の振動を減衰させて外枠8に伝える
ことにある。
つまりバスケット12内に入れた洗濯物の洗濯またはす
すぎの作業が終了すると、次にバスケット12を高速で
回転させて洗濯水22の排水と洗濯物の脱水を行う。
すぎの作業が終了すると、次にバスケット12を高速で
回転させて洗濯水22の排水と洗濯物の脱水を行う。
すなわちバスケット12の高速回転により洗濯水22に
遠心力を発生させると、バスケット12が上撚がりにな
っているため洗濯水22および洗濯物に含まれる水は遠
心力によってバスケット12の内壁面を伝わって上昇し
、排水誘導リング23を経て水蛭切板9上に落下しホー
ス(図示せず)を介して機外に排出される。
遠心力を発生させると、バスケット12が上撚がりにな
っているため洗濯水22および洗濯物に含まれる水は遠
心力によってバスケット12の内壁面を伝わって上昇し
、排水誘導リング23を経て水蛭切板9上に落下しホー
ス(図示せず)を介して機外に排出される。
この場合、脱水された洗濯物は遠心力によってバスケッ
ト12の内面に圧着しているが、その様子は洗濯物の大
小等によって当然ばらついているため、回転体として不
釣合錘りが発生することが多い。
ト12の内面に圧着しているが、その様子は洗濯物の大
小等によって当然ばらついているため、回転体として不
釣合錘りが発生することが多い。
このためこのような洗濯機では、一般にダンパ6のコイ
ルばね2とダンパ6で支えられる下部主板17および回
転軸13、バスケット12、洗濯物等を含む回転体等と
で作られる固有振動数をバスケット12の定格回転数に
比して数分の1またはそれ以下にしている。
ルばね2とダンパ6で支えられる下部主板17および回
転軸13、バスケット12、洗濯物等を含む回転体等と
で作られる固有振動数をバスケット12の定格回転数に
比して数分の1またはそれ以下にしている。
すなわち、このように定格回転数が固有振動数の数倍ま
たはこれ以上の値になると、ダンパで支えた部分の振動
が小さくなり防振機構を形成することになる。
たはこれ以上の値になると、ダンパで支えた部分の振動
が小さくなり防振機構を形成することになる。
一方、回転体の不釣合錘りに起因する遠心力が、ダンパ
6を通じて外枠8へ伝わる割合、すなわち広く知られて
いる力伝達率は第3図の特性線図に示すようなものにな
る。
6を通じて外枠8へ伝わる割合、すなわち広く知られて
いる力伝達率は第3図の特性線図に示すようなものにな
る。
従来の装置では一般に同図に実線で示すように減衰を大
としており、この場合には破線で示す減衰を小にしたと
きに比し、固有振動数附近では力伝達率が小さいが、振
動数比が77以上になると力伝達率が大きくなることが
わかる。
としており、この場合には破線で示す減衰を小にしたと
きに比し、固有振動数附近では力伝達率が小さいが、振
動数比が77以上になると力伝達率が大きくなることが
わかる。
すなわち、バスケット12の定格回転数が振動数比で数
倍またはそれ以上の従来装置では、減衰を小としたとき
よりも外枠8に大きな力が加わることになり、外枠8の
振動の増加を招くので不都合である。
倍またはそれ以上の従来装置では、減衰を小としたとき
よりも外枠8に大きな力が加わることになり、外枠8の
振動の増加を招くので不都合である。
また逆にダンパの減衰を小さくして使用すると、振動数
比が大きいところで使用するのには都合がよいが、バス
ケット120回転数が増加する途中、固有振動数附近で
ダンパ6で支えた部分の振動が大きくなるため、バスケ
ット12が外枠8内面に衝突するおそれがあり、単純に
減衰を小さくすることはできないほどの問題点があった
。
比が大きいところで使用するのには都合がよいが、バス
ケット120回転数が増加する途中、固有振動数附近で
ダンパ6で支えた部分の振動が大きくなるため、バスケ
ット12が外枠8内面に衝突するおそれがあり、単純に
減衰を小さくすることはできないほどの問題点があった
。
本発明は上記のような事情に鑑み、ダンパに加わる荷重
の大小に応じて自動的に減衰が大小に変わる荷重の大小
に応じて自動的に減衰が大小に変化するダンパを提案し
、全自動洗濯機に利用した場合には、回転体の低速域で
、これが外枠に衝突することがなく、定格回転域では遠
心力による力伝達率を小さくできるようにしたものであ
って、摺動部材、例えばシリンダの外周面に摩擦力可変
用の穴または凹陥部を設けて、荷重の大なるときは、そ
の荷重により摺動部材と摩擦材とを接触面積が増加する
ように位置せしめ、荷重が小なるときには接触面積が減
少するように相対位置を移行させ摩擦力を増減させて、
減衰力を常に最適に保ち帰るようにしたことを特徴とす
るものである。
の大小に応じて自動的に減衰が大小に変わる荷重の大小
に応じて自動的に減衰が大小に変化するダンパを提案し
、全自動洗濯機に利用した場合には、回転体の低速域で
、これが外枠に衝突することがなく、定格回転域では遠
心力による力伝達率を小さくできるようにしたものであ
って、摺動部材、例えばシリンダの外周面に摩擦力可変
用の穴または凹陥部を設けて、荷重の大なるときは、そ
の荷重により摺動部材と摩擦材とを接触面積が増加する
ように位置せしめ、荷重が小なるときには接触面積が減
少するように相対位置を移行させ摩擦力を増減させて、
減衰力を常に最適に保ち帰るようにしたことを特徴とす
るものである。
このような本発明による一実施例を第4図の断面図につ
いて説明する。
いて説明する。
すなわち、図において1aは従来のシリンダ1と同様の
ものであるが、このシリンダ1aには摩擦力可変用の穴
7が設けられており、この例ではピストン30ストロー
クにみあうように上部を頂点とする三角形に形成されて
いる。
ものであるが、このシリンダ1aには摩擦力可変用の穴
7が設けられており、この例ではピストン30ストロー
クにみあうように上部を頂点とする三角形に形成されて
いる。
なお、図中その他の符号は第1図と同一部分を示し、ま
た減衰力に関係しないコイルばね2は図示を省略してい
る。
た減衰力に関係しないコイルばね2は図示を省略してい
る。
本発明によるダンパは以上のように構成されているので
、シリンダ1aの側壁に設けられた穴7は、ピストン3
のストローク範囲において、シリンダ1aと、ピストン
3の外周に設けられた摩擦材4との接触面積を変えるよ
うにしたものであり、ピストン3の位置により摩擦力す
なわちダンパの減衰力を変えるようにしたものである。
、シリンダ1aの側壁に設けられた穴7は、ピストン3
のストローク範囲において、シリンダ1aと、ピストン
3の外周に設けられた摩擦材4との接触面積を変えるよ
うにしたものであり、ピストン3の位置により摩擦力す
なわちダンパの減衰力を変えるようにしたものである。
一般に摩擦による抵抗力は下式で求められる。
駆動電動機(図示せず)、バスケット12、洗濯物(図
示せず)、洗濯水22等の各重量の総和である。
示せず)、洗濯水22等の各重量の総和である。
この重量がダンパ6に働らいたときのダンパ6内のピス
トン3の位置を第4図のAの位置となるようにコイルば
ね2のバネ定数を選定しておく、このときダンパ6の減
衰は大きくなっているので排水、脱水が開始され、バス
ケットが停止の状態から回転を始め、回転数が上昇して
行く途中においては、その力伝達率は第3図の実線に示
すように減衰大のときの曲線に相当するので、共振周波
数附近でも大きくならない。
トン3の位置を第4図のAの位置となるようにコイルば
ね2のバネ定数を選定しておく、このときダンパ6の減
衰は大きくなっているので排水、脱水が開始され、バス
ケットが停止の状態から回転を始め、回転数が上昇して
行く途中においては、その力伝達率は第3図の実線に示
すように減衰大のときの曲線に相当するので、共振周波
数附近でも大きくならない。
さらに回転数が上昇して排水、脱水が進むと、7色ケッ
ト12内の洗濯水22が外部へ排出されるので、ダンパ
6に働く静荷重がその重量外だけ軽くなる。
ト12内の洗濯水22が外部へ排出されるので、ダンパ
6に働く静荷重がその重量外だけ軽くなる。
実際にはダンパ6に働く静荷重は半分に減少する。
このとき、ダンパ6はその内部のコイルばね2の復元力
によりピストン3の位置を第4図のBの位置へ変化させ
る。
によりピストン3の位置を第4図のBの位置へ変化させ
る。
このピストン3の移動は、排水の進捗に追随して円滑に
行われる。
行われる。
このようにしてピストン3がBの位置へ移動すると、摩
擦力が減少してダンパ6の減衰が減少する。
擦力が減少してダンパ6の減衰が減少する。
したがってバスケット12の定格回転数附近では、第3
図に示したように力伝達率が小さくなり、換言すれば洗
濯機の振動は小さくなる。
図に示したように力伝達率が小さくなり、換言すれば洗
濯機の振動は小さくなる。
なお、脱水が完了し、バスケット12の回転を停止させ
るときには、フレーキ(図示せず)を用いて瞬時に行な
うので、回転降下中の共振周波数点通過時に、振動が大
きくなることはない。
るときには、フレーキ(図示せず)を用いて瞬時に行な
うので、回転降下中の共振周波数点通過時に、振動が大
きくなることはない。
なお、上記実施例では摩擦力可変用の穴7の形状を三角
形としたが、第5図に示す穴71、または72.73の
ように、ピストン3の位置により、シリンダ1aとの接
触面積が変化するものであれば、同一の効果が得られる
ことは明らかである。
形としたが、第5図に示す穴71、または72.73の
ように、ピストン3の位置により、シリンダ1aとの接
触面積が変化するものであれば、同一の効果が得られる
ことは明らかである。
また、上記実施例では穴7を、シリンダ1a側壁を貫通
する穴として説明したが、摩擦材4が接触しないような
凹陥部をシリンダ1aの内壁面に設けてもよい。
する穴として説明したが、摩擦材4が接触しないような
凹陥部をシリンダ1aの内壁面に設けてもよい。
さらにまた、以上の説明では本発明によるダンパを洗濯
機内部の主要部材中下げ部位に使用して静荷重の変化に
応じて摩擦摺動区域を移行させ、この移行に伴って摩擦
接触面積を変化させる装置について述べたが、その他の
装置、例えば回転軸の自由端に、この軸と直交する方向
に本発明によるダンパを設け、シリンダ装置等の他の駆
動手段F=μ ・W (1) 但し F:抵抗力 μ:摩擦係数 W:摩擦面にカミる力の総和 また、上記のようなダンパにおいては、シリンダ1,1
aとピストン3との間に挿入された摩擦材4がシリンダ
1,1aの内壁面を摩擦することにより抵抗力を得てい
るので、摩擦面の接触面圧が接触面積に関係しなくなっ
ている。
機内部の主要部材中下げ部位に使用して静荷重の変化に
応じて摩擦摺動区域を移行させ、この移行に伴って摩擦
接触面積を変化させる装置について述べたが、その他の
装置、例えば回転軸の自由端に、この軸と直交する方向
に本発明によるダンパを設け、シリンダ装置等の他の駆
動手段F=μ ・W (1) 但し F:抵抗力 μ:摩擦係数 W:摩擦面にカミる力の総和 また、上記のようなダンパにおいては、シリンダ1,1
aとピストン3との間に挿入された摩擦材4がシリンダ
1,1aの内壁面を摩擦することにより抵抗力を得てい
るので、摩擦面の接触面圧が接触面積に関係しなくなっ
ている。
したがって、摩擦面にカミる力の総和Wは
W=P−A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・(2)但し P:接触面圧 A:接触面積 で表わされ、この(2)式を(1)式に代入するとF=
μ・P−A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・(3)が得られる。
・・・・(2)但し P:接触面圧 A:接触面積 で表わされ、この(2)式を(1)式に代入するとF=
μ・P−A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・(3)が得られる。
この(3)式がダンパの抵抗力を表わすことになる。
ここで、ダンパの減衰力は、ダンパ内で消費される運動
エネルギによるが、この運動エネルギはダンパの抵抗力
と、ピストンのストロークの積に比例するので、上記(
3)式とから、ダンパの減衰力は、シリンダ1aと摩擦
材4との接触面積により調整が可能となる。
エネルギによるが、この運動エネルギはダンパの抵抗力
と、ピストンのストロークの積に比例するので、上記(
3)式とから、ダンパの減衰力は、シリンダ1aと摩擦
材4との接触面積により調整が可能となる。
いま、ロッド5が矢印Pの方向へ引かれ、ピストン3が
シリンダ1a中を上昇してAの位置へ移動したとすると
、摩擦材4と、シリンダ1aとの接触面積は、ピストン
3がシリンダ1aに設けられた穴7の狭い方へ移動する
ので大きくなる。
シリンダ1a中を上昇してAの位置へ移動したとすると
、摩擦材4と、シリンダ1aとの接触面積は、ピストン
3がシリンダ1aに設けられた穴7の狭い方へ移動する
ので大きくなる。
したがって、シリンダ1aとピストン3との摩擦力が大
きくなり、ダンパとしての減衰力は増加する。
きくなり、ダンパとしての減衰力は増加する。
逆に、ロッド5が矢印Pと逆の方向へ移動すると、ピス
トン3が穴7の広い方、例えばBの位置へ移動して摩擦
材4とシリンダ1aとの接触面積が減少し、ダンパとし
ての減衰力が減少する。
トン3が穴7の広い方、例えばBの位置へ移動して摩擦
材4とシリンダ1aとの接触面積が減少し、ダンパとし
ての減衰力が減少する。
次に、以上のような機能を有する本発明によるダンパを
全自動洗濯機に適用した場合の動作を第2図ないし第4
図について述べる。
全自動洗濯機に適用した場合の動作を第2図ないし第4
図について述べる。
すなわち洗濯機の動作として、洗濯、すすぎが終了し、
次の行程の排水、脱水へ移行する前の状態では、ダンパ
6に働らく静荷重は、下部主板17、回転軸13、によ
り、被接触部材と摺動部材のいずれか一方を移行させて
、摩擦摺動区域を移動させることにより、上記回転軸の
振動の減衰量を制御するようにした防振部材としても利
用できるものである。
次の行程の排水、脱水へ移行する前の状態では、ダンパ
6に働らく静荷重は、下部主板17、回転軸13、によ
り、被接触部材と摺動部材のいずれか一方を移行させて
、摩擦摺動区域を移動させることにより、上記回転軸の
振動の減衰量を制御するようにした防振部材としても利
用できるものである。
以上のように本発明によれば、ダンパの被接触部材の接
触面に摺動部材の移動方向に沿わせた孔または凹陥部を
設けるとともに、被接触部材と摺動部材のいずれか一方
に摩擦摺動区域を移行させる移動手段を連結し、この移
動手段の作動により摩擦接触面積を変化させて、伝達さ
れる振動の振動数比に対応して力伝達率を抑制すること
ができ、したがって適切な振動減衰が得られる効果があ
る。
触面に摺動部材の移動方向に沿わせた孔または凹陥部を
設けるとともに、被接触部材と摺動部材のいずれか一方
に摩擦摺動区域を移行させる移動手段を連結し、この移
動手段の作動により摩擦接触面積を変化させて、伝達さ
れる振動の振動数比に対応して力伝達率を抑制すること
ができ、したがって適切な振動減衰が得られる効果があ
る。
第1図は従来のダンパな示す断面図、第2図はダンパの
一部用例を示す洗濯機の部分断面図、第3図はダンパの
力伝達率を示す特性線図、第4図は本発明によるダンパ
の一実施例を示す断面図、第5図は本発明の他の実施例
による穴の形状を示す図である。 1・・・・・・シリンダ、3・・・・・・ピストン、4
・・曲摩擦材、7・・・・・・穴、なお、図中同一符号
は同一または相当部分を示す。
一部用例を示す洗濯機の部分断面図、第3図はダンパの
力伝達率を示す特性線図、第4図は本発明によるダンパ
の一実施例を示す断面図、第5図は本発明の他の実施例
による穴の形状を示す図である。 1・・・・・・シリンダ、3・・・・・・ピストン、4
・・曲摩擦材、7・・・・・・穴、なお、図中同一符号
は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被接触部材と、伝達された振動によりこの被接触部
材の接触面と摩擦摺動する摺動部材とを備え、両部材間
に生ずる摩擦力により振動を減衰させるダンパにおいて
、上記被接触部材の接触面に上記摺動部材の移動方向に
沿わせて孔または凹陥部を形成するとともに、上記両部
材のいずれか一方には、被接触部材の接触面に沿い、摺
動部材の振動による摩擦摺動区域を移行させる移動手段
を連結し、この移動手段の作動により、両部材間の摩擦
接触面積を変化させて伝達される振動の減衰量を制御す
るようにしたことを特徴とするダンパ。 2 孔または凹陥部を摺動部材の変位方向に沿わせたほ
ぼ三角形状にしてなる特許請求の範囲第1項記載のダン
パ。 3 両部材間に弾力部材を介在させ、上記両部材のいず
れか一方に加わる荷重に応じて上記弾力部材に抗し上記
両部材間の摩擦摺動区域を移行させる移動手段を備えて
なる特許請求の範囲第1項または第2項記載のダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53033279A JPS5854295B2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53033279A JPS5854295B2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | ダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54124167A JPS54124167A (en) | 1979-09-26 |
JPS5854295B2 true JPS5854295B2 (ja) | 1983-12-03 |
Family
ID=12382081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53033279A Expired JPS5854295B2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5854295B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103967159A (zh) * | 2014-04-16 | 2014-08-06 | 江苏科技大学 | 一种沿拉索轴向布置的耗能元件 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067664U (ja) * | 1992-01-30 | 1994-02-01 | 株式会社内海 | 理容そぎ鋏 |
JP6139263B2 (ja) * | 2013-05-21 | 2017-05-31 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
CN107110279B (zh) * | 2016-04-15 | 2019-06-04 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 减震机构及使用该减震机构的无人飞行器和可移动设备 |
-
1978
- 1978-03-22 JP JP53033279A patent/JPS5854295B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103967159A (zh) * | 2014-04-16 | 2014-08-06 | 江苏科技大学 | 一种沿拉索轴向布置的耗能元件 |
CN103967159B (zh) * | 2014-04-16 | 2016-03-02 | 江苏科技大学 | 一种沿拉索轴向布置的耗能元件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54124167A (en) | 1979-09-26 |
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