JPH067664U - 理容そぎ鋏 - Google Patents
理容そぎ鋏Info
- Publication number
- JPH067664U JPH067664U JP946792U JP946792U JPH067664U JP H067664 U JPH067664 U JP H067664U JP 946792 U JP946792 U JP 946792U JP 946792 U JP946792 U JP 946792U JP H067664 U JPH067664 U JP H067664U
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- JP
- Japan
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- blade
- comb
- width
- hair
- scissors
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- Pending
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- Scissors And Nippers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 刃縁の長手方向へそぎ刃を一定間隔で並設さ
せた静刃に対し動刃を作用させて、その間の毛髪を部分
的にカットするときに生じる動刃がわの負荷を該動刃の
全長に可及的に平均して生じさせる。 【構成】 動刃14と対をなす静刃11の刃縁の長手方
向へ、櫛目13を介して一定間隔に並設したそぎ刃12
間における各櫛目13の入口部13aの巾L1 を、該櫛
目の内部分13bの巾L2 より狭小に形成する。
せた静刃に対し動刃を作用させて、その間の毛髪を部分
的にカットするときに生じる動刃がわの負荷を該動刃の
全長に可及的に平均して生じさせる。 【構成】 動刃14と対をなす静刃11の刃縁の長手方
向へ、櫛目13を介して一定間隔に並設したそぎ刃12
間における各櫛目13の入口部13aの巾L1 を、該櫛
目の内部分13bの巾L2 より狭小に形成する。
Description
【0001】
本考案は、毛の長さを部分的にカットさせて毛髪量を調節するのに用いる理容 そぎ鋏に関する。
【0002】
美容を含む理容そぎ鋏は、動刃と組合わせて開閉操作をなす静刃がわへそぎ刃 を適宜間隔に並設して構成したもので、実公昭56−33489号に示すものは 、上記そぎ刃の間隔を静刃における刃先から刃基がわにかけて漸次狭隘となるよ う配設した特殊なものであるが、通例は、図3に示すように静刃1の刃縁1′が わに設けしめたそぎ刃2を櫛目3とともに長手方向へ適宜の間隔として交互に並 設することで形成させているのである。また、前記した従来のそぎ鋏は、何れも 各そぎ刃2を根元(イ)から先端(ロ)までを同一巾に形成しているのであり、 従って櫛目3の間隔も入口部から内部までを同巾として設けしめているのである 。
【0003】
ところで、上記図3はカッティング中の静刃1と動刃4、およびこれら両刃1 ,4間に挟まれたひとまとめに属する多数本の毛(髪)5との関係を示したもの で、該図から明らかなように、動刃4の閉じ操作で静刃1がわへ押しこまれてく る毛5の中で、一部はそぎ刃2の刃部2aによりカットされるのに対し、残りの 多くの毛はカットされることなく、動刃4が閉じられたとき該動刃により静刃1 がわにおける各櫛目3の内部空間に集められるのである。
【0004】 このようにそぎ鋏は、動刃4との関係でそぎ刃2の刃部2aにとらえられた一 部の毛のみがカットされ、他は櫛目3内に入ってカットされることがないのであ る。したがって、上記動刃4は、各そぎ刃2に対応する部分に切断荷重がかけら れることにより、該部分の刃が他の部分より早期に損摩耗して切れ味を劣化させ ることになるのである。さらにそぎ鋏による切断操作時に際して、静刃1に対す る上記切断荷重が、そぎ刃2と櫛目3の各部分で相違することにより両刃1,4 をがたつかせることになって、これが調髪仕上げの良否に微妙な影響を与えるの である。
【0005】 本考案は、上記したような実情に対処してなしたもので、そぎ鋏における切断 時での開閉操作をがたつかせることなく、可及的滑らかに行わせると共に、そぎ 刃に対する動刃の部分的な刃の損耗、劣化を少なからしめることを課題とする。
【0006】
すなわち、本考案の請求項1に記載の考案(以下、第1考案という)は、静刃 がわにそぎ刃を一定間隔として並設した上記そぎ刃間における櫛目の入口部の巾 を該櫛目の内部分の巾より狭小ならしめて形成したことを特徴とするのである。
【0007】 さらに請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のそぎ刃を、カット刃を設け た静刃の刃先部分を除く該静刃の刃基がわ過半部に形成したことを特徴とするの である。
【0008】
上記の第1考案によれば、先ず側髪または後髪のグループ部分を櫛で梳き揃え た後、これらの毛髪へ従来と同様の操作でそぎ鋏を適用させると、動刃との関係 で静刃に設けた各そぎ刃に対応する一部の毛がカットされるのに対し、カットさ れることなく該静刃の各櫛目内へ押しこまれようとする他の毛髪は、該櫛目にお ける入口部の巾が内部分の巾より狭小に形成されているので、上記動刃が作用さ れたとき、櫛目における入口部を束状にまとめられた密合状態で通過抵抗を受け ながら通り抜けて、上記入口部の巾より広くされた櫛目内部分において分散状に 解放されるのである。このため動刃には毛のカット時に生じる負荷と、狭小とし た入口部へ毛髪を押しこませる際の負荷とが全長にわたって生ずることにより、 刃の部分的損摩耗を少なくし、しかもそぎ鋏としての開閉操作を円滑に行わしめ るのである。
【0009】 また、第2考案によれば、静刃の刃先部分に毛髪を直線的に切断するカット刃 を設けしめているので、部分刈りする目的で使用するそぎ鋏と一般用のカット鋏 を持ち替えることなく、当該鋏におけるカット刃とそぎ刃を各形成した前後部分 を使いわけることにより、前記そぎ刃による毛量の調節をはからせると同時にカ ット刃による部分的な直線刈りが可能となって襟髪などのライン付けが能率よく 行えるのである。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
【0011】 図1,図2において、11は静刃、12は該静刃における刃縁11aの長手方 向へ、櫛目13を介して一定間隔に並設せしめたそぎ刃で、該そぎ刃の先端部に は夫々刃部12aが切込状に形成されている。14は上記静刃11と組合わせて 使用される動刃であり、15は中間の支点軸である。
【0012】 上記各そぎ刃12間における櫛目13は、図2で明らかなように、入口部13 aの巾L1 が、該櫛目における内部分13bの巾L2 より狭小ならしめて形成さ れているのである。然して、この櫛目3の入口部13aを狭小に形成する手段は 、刃部12aを設けた各そぎ刃12の先端部12bを櫛目13がわへ拡大させて 形成してもよいのであるが、上記櫛目の内部分13bを形成する各そぎ刃12の 片側縁12cを削りとって形成しても差支えないのである。
【0013】 また、上記櫛目13における入口部13aの巾L1 と、内部分13bの巾L2 との寸法比率は適宜に選定すればよく、また、上記入口部13aは、図1,図2 において、静刃11の刃基11bがわの後方に向けて狭小とさせているが、反対 の刃先11cがわ部分を狭小となし、あるいは狭小とする上記入口部13aを、 各そぎ刃12の前後両側へ一律に形成しても差支えないのである。
【0014】 さらに、上記したそぎ刃12は、図示しないが静刃11の刃基11bから刃先 11cにかけての刃縁11aの全長に形成させる他、該そぎ刃12を上記静刃1 1の刃基11bがわ過半部へ形成して、図2のように該静刃の刃先11cがわの 部分には毛髪を直線刈りするカット刃16を設けしめてもよいのである。
【0015】 上記構成によるときは、従来の用法通りに静刃11と動刃14との間に櫛で梳 きまとめた所要の毛髪を挟在させて動刃14を閉じる操作を行うと、一部の毛髪 はそぎ刃12によりカットされるのに対し、櫛目13に対応する他の毛髪はカッ トされることなく該櫛目内に押しこまれるのであるが、上記櫛目13は入口部1 3aの巾が狭小とされていることにより該入口部を通る毛髪は、この入口部の巾 を櫛目内部の巾と同じとした従来のそぎ鋏と異なり、上記毛髪が入口部を束状に 密集させられた集団状態で抵抗を受け乍ら通過することにより動刃14に適度な 負荷をかけしめるのであり、しかも上記入口部13aを通過した毛髪は巾広とさ れた櫛目の内部分で分散されることになって爾後のそぎ鋏の操作を固くするよう な支障をきたしたり、毛髪を引っ張ったりする無理が生じないのである。
【0016】
以上の説明で明らかなように、本考案の第1考案によるときは、そぎ鋏の開閉 操作時に際して動刃がわに生じる負荷を、そぎ刃間における櫛目に対応した部分 にもかけしめうるので、該動刃の部分的な損摩耗を少なからしめると共に、操作 時に際してそぎ鋏をがたつかせることなく円滑に使用させうるのである。
【0017】 また、第2考案によれば、そぎ鋏として使用する他、静刃の刃先部分に一般の カット刃を設けているので、当該そぎ鋏を他の鋏に持ち替えることなく、一部の 毛髪に対し直線的なライン刈り作業を能率よく行いうるのである。
【提出日】平成4年11月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【0002】 美容を含む理容そぎ鋏は、通例、図3に示すように刃体1 の刃縁1′がわに設けしめたそぎ刃2を櫛目3とともに長手方向へ何れも等間隔 として交互に形成しているのであり、然してこれを改良した実公昭56−334 89号にかかるものは、上記そぎ刃の間隔を静刃における刃先から刃基がわにか けて漸次狭隘となるように配設したもので、これらは何れも、図3のように、各 そぎ刃2を根元(イ)から先端(ロ)までを同一巾に形成しているのであり、従 って各櫛目3の間隔も入口部から内部までを同一巾として設けしめているのであ る。また、実公昭60−14443号は、櫛状刃部を形成する刃間隙の形状を奥 方に行くに従い除々に広くしているのである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【0004】 このようにそぎ鋏は、動刃4との関係でそぎ刃2の刃部2aにとらえられた一 部の毛のみがカットされ、他は櫛目3内に入ってカットされることがないのであ る。したがって、上記動刃4は、各そぎ刃2に対応する部分に切断荷重がかけら れることにより、該部分の刃が他の部分より早期に損摩耗して切れ味を劣化させるのであり、さらに櫛目3内には多くの毛髪がそのまま押しこまれることで鋏を とり去るときに当該毛髪を傷めたり、切れ毛を生じさせるのであって、かかる現 象は、前記実公昭56−33489号のものも、刃基がわのそぎ刃間隔の小なる 部分で生じるのに対し、実公昭60−14443号は上記した毛を傷める弊害を なくしうるものの、各刃部は根元の間隔が入口部より小となるので刃部の折損事 故が生じ易いのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【0006】 すなわち、本考案の請求項1に記載の考案(以下、第1考案という)は、そぎ 刃を一定間隔として並設した上記そぎ刃間における櫛目の入口部の巾を該櫛目の平行に設けた内部分の前後 巾より狭小ならしめて形成したことを特徴とするので ある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【0007】 さらに請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のそぎ刃を、カット刃を設けた刃 先部分を除く刃基がわ過半部に形成したことを特徴とするのである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【0011】 図1,図2において、11は静刃、12は該静刃11の刃縁11aの長手方向 へ、内部の前後巾を平行ならしめて形成した櫛目13を介して一定間隔に並設せ しめたそぎ刃で、該そぎ刃の先端部には夫々刃部12aが切込状に形成されてい る。14は上記静刃11と組合わせられた動刃であり、15は中間の支点軸であ る。なお、上記そぎ刃12は静刃11に代えて他方の動刃14がわに設けてもよ いのである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【0016】 本考案の第1考案によるときは、動刃と静刃によって毛髪を切断させるとき、 そぎ刃の先端部に対応する毛髪は切断されるのに対し、櫛目に対応する毛髪は、 該櫛目における入口部の巾が平行に形成した内部の巾より狭くされているため、 この入口部を通過する際、密に集束させられることにより相手がわ刃縁に対する 負荷を前記切断部が受ける抵抗との関係で可及的に平均化させ得て部分的な損摩 耗を少なからしめうると共に、入口部を通過した毛髪は一時的な集束状態から解 放されて毛髪を傷める弊害をなくし、しかも櫛刃間隙を奥方ほど広くすることに よりそぎ刃の根元巾を細くした従来のそぎ鋏の折れ易いといった欠点をなくしう るのである。
【図1】 本考案の一実施例を示す平面図。
【図2】 図1の要部拡大平面図。
【図3】 そぎ鋏の使用時における説明図。
11 静刃 11b 刃基 11c 刃先 12 そぎ刃 13 櫛目 13a 櫛目入口部 L1 同、入口部の巾 13b 櫛目内部分 L2 同、内部分の巾 16 カット刃
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (2)
- 【請求項1】 静刃がわにそぎ刃を一定間隔として並設
した上記そぎ刃間における櫛目の入口部の巾を該櫛目の
内部分の巾より狭小ならしめて形成したことを特徴とす
る理容そぎ鋏。 - 【請求項2】 そぎ刃間における櫛目の入口部の巾を該
櫛目の内部分の巾より狭小ならしめて形成した上記そぎ
刃を、カット刃を設けた静刃の刃先部分を除く該静刃の
刃基がわ過半部に形成したことを特徴とする理容そぎ
鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP946792U JPH067664U (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 理容そぎ鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP946792U JPH067664U (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 理容そぎ鋏 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067664U true JPH067664U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=11721087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP946792U Pending JPH067664U (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 理容そぎ鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067664U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215686A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Bbc:Kk | 梳き鋏 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54124167A (en) * | 1978-03-22 | 1979-09-26 | Mitsubishi Electric Corp | Damper |
JPS63255088A (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-21 | 平川 八朗 | 理容用梳鋏 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP946792U patent/JPH067664U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS63255088A (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-21 | 平川 八朗 | 理容用梳鋏 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007215686A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Bbc:Kk | 梳き鋏 |
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