JPH08206371A - 理容用梳き鋏 - Google Patents
理容用梳き鋏Info
- Publication number
- JPH08206371A JPH08206371A JP3593395A JP3593395A JPH08206371A JP H08206371 A JPH08206371 A JP H08206371A JP 3593395 A JP3593395 A JP 3593395A JP 3593395 A JP3593395 A JP 3593395A JP H08206371 A JPH08206371 A JP H08206371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cutting
- comb
- scissors
- hair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Scissors And Nippers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】切れ味の良い使い易い梳き鋏を提供する。
【構成】櫛刃状切り刃体の各櫛刃体３１の操作動作時
に、最初に対向切り刃体２に達する突出部３４を設け、
この突出部３４の裏面を傾斜面３５に形成し、切り刃体
の圧接摺動に際して、櫛刃体３１がスムーズに動作す
る。
に、最初に対向切り刃体２に達する突出部３４を設け、
この突出部３４の裏面を傾斜面３５に形成し、切り刃体
の圧接摺動に際して、櫛刃体３１がスムーズに動作す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は理容用梳き鋏に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来の技術】理容用梳き鋏は、毛髪を間引くように切
断するためのもので、基本的には二本の鋏部材の一方の
切り刃体を櫛刃状に形成すると共に、各櫛刃の先端に刃
部を形成し、毛髪切断時に毛髪の一部が櫛刃間隙に逃
げ、一部の櫛刃状刃部と対向刃体で挟まれる毛髪が切断
されるものである。そして、梳き鋏の櫛刃状切り体の各
櫛刃体先部は、Ｖ状としたり又はＵ状としており（実開
平６−２６７６７号）、刃先部で捕らえた毛髪を切断す
るようにしている。即ち櫛状切り刃体は対向切り刃体の
裏面との摺動面が平らで、櫛刃体のＶ状先端内方若しく
はＵ状先端内方がのみが刃体となっているものである。
断するためのもので、基本的には二本の鋏部材の一方の
切り刃体を櫛刃状に形成すると共に、各櫛刃の先端に刃
部を形成し、毛髪切断時に毛髪の一部が櫛刃間隙に逃
げ、一部の櫛刃状刃部と対向刃体で挟まれる毛髪が切断
されるものである。そして、梳き鋏の櫛刃状切り体の各
櫛刃体先部は、Ｖ状としたり又はＵ状としており（実開
平６−２６７６７号）、刃先部で捕らえた毛髪を切断す
るようにしている。即ち櫛状切り刃体は対向切り刃体の
裏面との摺動面が平らで、櫛刃体のＶ状先端内方若しく
はＵ状先端内方がのみが刃体となっているものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで鋏自体は、対
向する切り刃体で被切断物を切断するものであるから、
対向する切り刃体は、その切断作用時に互い刃先の裏面
が擦り合って摺動するものである。このためより確実な
切断即ち摺動が確実に実現するために、切り刃体は少し
切断刃線方向を軸線として切り刃体を少し捩じって設け
ている。即ち寄り最適な切れ味を出すために刃体に捩じ
れを加えているものである。通常の鋏に於いては、切り
刃体の切断動作の進行（鋏の切断操作）に伴って捩じれ
が戻されるので、鋏の操作はスムーズになされる。然し
梳き鋏にあっては櫛状切り刃体の刃縁が連続していない
ので、切れ味を高めるために切り刃体に捩じれを設ける
と櫛刃体が対向切り刃体に衝突して、切断操作に支障を
きたすことになる。
向する切り刃体で被切断物を切断するものであるから、
対向する切り刃体は、その切断作用時に互い刃先の裏面
が擦り合って摺動するものである。このためより確実な
切断即ち摺動が確実に実現するために、切り刃体は少し
切断刃線方向を軸線として切り刃体を少し捩じって設け
ている。即ち寄り最適な切れ味を出すために刃体に捩じ
れを加えているものである。通常の鋏に於いては、切り
刃体の切断動作の進行（鋏の切断操作）に伴って捩じれ
が戻されるので、鋏の操作はスムーズになされる。然し
梳き鋏にあっては櫛状切り刃体の刃縁が連続していない
ので、切れ味を高めるために切り刃体に捩じれを設ける
と櫛刃体が対向切り刃体に衝突して、切断操作に支障を
きたすことになる。
【０００４】このため従来では、櫛刃体の刃先のＶ状若
しくはＵ状の刃部を深く形成し、櫛刃体の刃先裏面を傾
斜面として刃体の衝突を防いでいる。然し刃先のＶ状若
しくはＵ状を深くすると、切断毛髪が束となって切断さ
れるため、切断抵抗が大きく切れ味が悪くなる。そこで
本発明は、各櫛刃体の裏面が確実に対向切り刃体の裏面
と擦り合うと共に、切れ味の優れた新規な梳き鋏を提案
したものである。
しくはＵ状の刃部を深く形成し、櫛刃体の刃先裏面を傾
斜面として刃体の衝突を防いでいる。然し刃先のＶ状若
しくはＵ状を深くすると、切断毛髪が束となって切断さ
れるため、切断抵抗が大きく切れ味が悪くなる。そこで
本発明は、各櫛刃体の裏面が確実に対向切り刃体の裏面
と擦り合うと共に、切れ味の優れた新規な梳き鋏を提案
したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る理容用梳き
鋏は、一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃体を設け
た二本の鋏部材のうち、一方の切り刃体を櫛刃状に形成
し、二本の鋏部材を交叉させると共に交叉部を枢結した
理容用梳き鋏に於いて、櫛刃状切り刃体の各櫛刃体に、
対向刃体方向へ突出する突出部を設けると共に、当該突
出部の先端裏面を、先端が切断摺動面より表面側に後退
した傾斜面に形成してなることを特徴とするものであ
る。
鋏は、一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃体を設け
た二本の鋏部材のうち、一方の切り刃体を櫛刃状に形成
し、二本の鋏部材を交叉させると共に交叉部を枢結した
理容用梳き鋏に於いて、櫛刃状切り刃体の各櫛刃体に、
対向刃体方向へ突出する突出部を設けると共に、当該突
出部の先端裏面を、先端が切断摺動面より表面側に後退
した傾斜面に形成してなることを特徴とするものであ
る。
【０００６】
【作用】指孔部に指を装着し、開閉動作を行うことで毛
髪の切断がなされるもので、特に櫛刃体の刃先部と対向
切り刃体とで挟まれた毛髪が切断される。前記切断操作
時に、各櫛刃体に於いて突出部が対向する切り刃体側に
達するので、切断操作時に櫛刃体の裏面が対向切り刃体
の裏面と強く擦り合うとしても、傾斜面によって互いの
切り刃体の裏面の擦り合いが自然に導かれるものであ
る。更に突出部を設けることによって、櫛刃体の刃先の
Ｖ状若しくはＵ状箇所を浅く形成できるので、毛髪が束
ねた状態ではなく、広がった状態で切断することにな
る。
髪の切断がなされるもので、特に櫛刃体の刃先部と対向
切り刃体とで挟まれた毛髪が切断される。前記切断操作
時に、各櫛刃体に於いて突出部が対向する切り刃体側に
達するので、切断操作時に櫛刃体の裏面が対向切り刃体
の裏面と強く擦り合うとしても、傾斜面によって互いの
切り刃体の裏面の擦り合いが自然に導かれるものであ
る。更に突出部を設けることによって、櫛刃体の刃先の
Ｖ状若しくはＵ状箇所を浅く形成できるので、毛髪が束
ねた状態ではなく、広がった状態で切断することにな
る。
【０００７】従って通常の鋏のように切り刃体に捩じれ
を設けても何ら支障がなく、勿論捩じれを設けてなくと
も、切り刃体の互いの裏面が強く擦り合う構造とするこ
とが可能となり、且つ切れ味の低下も防止したものであ
る。
を設けても何ら支障がなく、勿論捩じれを設けてなくと
も、切り刃体の互いの裏面が強く擦り合う構造とするこ
とが可能となり、且つ切れ味の低下も防止したものであ
る。
【０００８】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。理容
用梳き鋏は、通常の鋏と同様に二本の鋏部材Ａ，Ｂで構
成され、両鋏部材を中央部分で交叉させ、交叉部を枢結
Ｃしたもので、特に一方の鋏部材Ａは、一端側に指孔部
１を設けると共に、他方側に対向切り刃体２を設けてな
り、また他方の鋏部材Ｂは、同様に指孔部１ａを設ける
と共に、他方を櫛刃状切り刃体３として、櫛刃体３１と
櫛刃間隙３２で構成してなるものである。
用梳き鋏は、通常の鋏と同様に二本の鋏部材Ａ，Ｂで構
成され、両鋏部材を中央部分で交叉させ、交叉部を枢結
Ｃしたもので、特に一方の鋏部材Ａは、一端側に指孔部
１を設けると共に、他方側に対向切り刃体２を設けてな
り、また他方の鋏部材Ｂは、同様に指孔部１ａを設ける
と共に、他方を櫛刃状切り刃体３として、櫛刃体３１と
櫛刃間隙３２で構成してなるものである。
【０００９】本発明は特に各櫛刃体３１の各刃先部分に
特徴を有するもので、櫛刃体３１の先端部分は、Ｕ状に
して刃部３３を形成するに際して、刃部３３の枢結軸側
に突出部（鋏の切断操作時に櫛刃体の先端で最初に対向
切り刃体２に達する箇所）３４の裏面に、先端が各切り
刃体２，３の裏面（切断摺動面）より表面側に後退した
傾斜面３５に形成したものである。
特徴を有するもので、櫛刃体３１の先端部分は、Ｕ状に
して刃部３３を形成するに際して、刃部３３の枢結軸側
に突出部（鋏の切断操作時に櫛刃体の先端で最初に対向
切り刃体２に達する箇所）３４の裏面に、先端が各切り
刃体２，３の裏面（切断摺動面）より表面側に後退した
傾斜面３５に形成したものである。
【００１０】而して一般の理容用鋏と同様に使用する
と、櫛刃体３１の幅に対応する毛髪ａは各櫛刃体３１と
対向切り刃体２とで挟持切断され、櫛刃間隙３２に入り
込んだ毛髪ｂが切断されないものである。特に本発明
は、前記の通り突出部３４の裏面を傾斜面３５としたも
のであるから、櫛刃体３１と対向切り刃体２の互いの裏
面が強く擦り合う構造としても、両者の最初の衝突箇所
が前記の傾斜面３５となるものであるから、毛髪ａは確
実に且つ切れ味良く切断することができるものである。
と、櫛刃体３１の幅に対応する毛髪ａは各櫛刃体３１と
対向切り刃体２とで挟持切断され、櫛刃間隙３２に入り
込んだ毛髪ｂが切断されないものである。特に本発明
は、前記の通り突出部３４の裏面を傾斜面３５としたも
のであるから、櫛刃体３１と対向切り刃体２の互いの裏
面が強く擦り合う構造としても、両者の最初の衝突箇所
が前記の傾斜面３５となるものであるから、毛髪ａは確
実に且つ切れ味良く切断することができるものである。
【００１１】また本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、図５，６に例示する通り、特に櫛刃体３１ａ
は、単一の刃部３３とせずに連続の刃部３３ａとしても
良く、更に刃部３３ａの枢結部Ｃ側の突部の裏面を傾斜
面とせずに、適宜な突出部３４ａを形成し、当該突出部
３４ａの裏面を傾斜面３５とすれば良いものである。
ではなく、図５，６に例示する通り、特に櫛刃体３１ａ
は、単一の刃部３３とせずに連続の刃部３３ａとしても
良く、更に刃部３３ａの枢結部Ｃ側の突部の裏面を傾斜
面とせずに、適宜な突出部３４ａを形成し、当該突出部
３４ａの裏面を傾斜面３５とすれば良いものである。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明は理容用梳き鋏に於
いて、櫛刃状切り刃体の各櫛刃体における最初に対向切
り刃体に達する箇所となる突出部を設けると共に、突出
部の先端裏面を、先端が切断摺動面より表面側に後退し
た傾斜面に形成したもので、切れ味を良好とするために
切り刃体同士の摺動箇所を強く密着させる構造として
も、何ら操作障害が生じ無いようにすると同時に、切断
時に毛髪が束ねられるのを防止して、その切断抵抗が大
きくならないようにし、結果的に切れ味の良い理容用梳
き鋏を提供できたものである。
いて、櫛刃状切り刃体の各櫛刃体における最初に対向切
り刃体に達する箇所となる突出部を設けると共に、突出
部の先端裏面を、先端が切断摺動面より表面側に後退し
た傾斜面に形成したもので、切れ味を良好とするために
切り刃体同士の摺動箇所を強く密着させる構造として
も、何ら操作障害が生じ無いようにすると同時に、切断
時に毛髪が束ねられるのを防止して、その切断抵抗が大
きくならないようにし、結果的に切れ味の良い理容用梳
き鋏を提供できたものである。
【図１】本発明の実施例を示す鋏全体の正面図。
【図２】同要部拡大図（表面図）。
【図３】同要部拡大図（背面図）。
【図４】同要部の動作説明図。
【図５】本発明の別例の要部拡大図（表面図）。
【図６】同要部拡大図（背面図）。
Ａ，Ｂ 鋏本体 １，１ａ 指孔部 ２ 対向切り刃体 ３ 櫛刃状切り刃体 ３１，３１ａ 櫛刃体 ３２ 櫛刃間隙 ３３，３３ａ 刃部 ３４，３４ａ 突出部 ３５ 傾斜面
Claims (1)
- 【請求項１】 一端側に指孔部を設け、他方側に切り刃
体を設けた二本の鋏部材のうち、一方の切り刃体を櫛刃
状に形成し、二本の鋏部材を交叉させると共に交叉部を
枢結した理容用梳き鋏に於いて、櫛刃状切り刃体の各櫛
刃体に、対向刃体方向へ突出する突出部を設けると共
に、当該突出部の先端裏面を、先端が切断摺動面より表
面側に後退した傾斜面に形成してなることを特徴とする
理容用梳き鋏。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3593395A JPH08206371A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 理容用梳き鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3593395A JPH08206371A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 理容用梳き鋏 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08206371A true JPH08206371A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12455834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3593395A Pending JPH08206371A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 理容用梳き鋏 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08206371A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001062451A1 (fr) * | 2000-02-24 | 2001-08-30 | Adachi Kogyo, Inc. | Ciseaux a elements evides minuscules formes a l'extremite de la lame et procede de fabrication des ciseaux |
| KR20030055350A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-07-04 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 이종재질의 씨닝가위 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61185289A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-18 | 平川 八朗 | 理髪用梳鋏 |
| JPS6322870B2 (ja) * | 1979-11-30 | 1988-05-13 | Matsushita Electric Works Ltd |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP3593395A patent/JPH08206371A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6322870B2 (ja) * | 1979-11-30 | 1988-05-13 | Matsushita Electric Works Ltd | |
| JPS61185289A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-18 | 平川 八朗 | 理髪用梳鋏 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001062451A1 (fr) * | 2000-02-24 | 2001-08-30 | Adachi Kogyo, Inc. | Ciseaux a elements evides minuscules formes a l'extremite de la lame et procede de fabrication des ciseaux |
| KR20030055350A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-07-04 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 이종재질의 씨닝가위 |
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