JP3619907B2 - 調髪用梳鋏 - Google Patents
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- B26B13/24—Hand shears; Scissors combined with auxiliary implements, e.g. with cigar cutter, with manicure instrument to aid hair cutting
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Scissors And Nippers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、平刃形の刃物とくし歯形の刃物との二枚の刃物を枢着軸で連結して、互いの刃先が摺れ合わされるように開閉自在に枢着した調髪用梳鋏に関し、くし歯形の刃物の刃部を形成する刃の刃幅か、又は刃と刃の間の切り込み溝の溝幅に広狭の差を設けたことを特徴とするものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の調髪用梳鋏は、一般に一定の刃幅のくし刃を具え、刃と刃の間の切り込み溝の溝幅も手元側から先端に至るまで一定の溝幅を具えたくし歯形の刃物を備えたものが使われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
調髪に際しては、従来、初めに平刃型の鋏を使ってすそから刈り上げ、後から梳鋏で長い髪の部分を梳くというように、二種の調髪用鋏を使い分けるようにしていたが、近年の傾向として、いかにも刈りたてという感じを与えずに、極く自然な風合いの頭髪が好まれるようになり、平刃型鋏による刈り上げが敬遠されて、最初から最後まで梳鋏で調髪して、刈り目を目立たなく刈ることが好まれるようになった。
【０００４】
このような梳鋏のみの調髪であっても、鋏の一回毎の切断に伴って、鋏の使い方向に沿って列状の刈り目が当然生ずる。即ち、従来の梳鋏を用いた場合、くし刃部でカットされる髪と切り込み溝内に入って切断されない髪とで長短の差を生ずるが、カットされる毛髪は、鋏の長さ方向に沿って均一になり、そのために鋏を入れる毎に長短の差が一様に形成される。
【０００５】
本発明が解決しようとする課題は、梳鋏でカットした場合に生ずる一様な毛髪の長短の差をできるだけなくし、刈り目を目立たせない調髪のできる梳鋏を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、平刃形の刃物１とくし歯形の刃物３とを枢着軸５により刃先が互いに摺れ合うように開閉自在に連結した調髪用梳鋏において、前記くし歯形の刃物３は、くし刃部４の長さ全体に、各刃１刃毎に、交互に刃幅ｂに一定の広狭の差ｂ１／ｂ２を設けるか、又は各刃１刃毎に、交互に溝幅に一定の広狭の差ｔ １ ／ｔ２を設けたことを特徴とする調髪用梳鋏を提供するものである。
【０００７】
【作用】
本発明梳鋏は、刃幅を広狭に具えるか、又は溝幅を広狭に具えるかして、隣接するくし刃の相互に変化のあるくし歯部を備えているので、広い刃幅の当たるところと、狭い刃幅の当たるところとでは、一回の鋏使いの中でカットされる毛髪の量に多い、少ないの差が生じ、鋏が上下に他段に入れられることによって、ますます刈り目の目立たない調髪ができる。
上記のような作用は、くし刃の切り込み溝の溝幅に広狭の差を設けた梳鋏においても同様に生ずる。
【０００８】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面について説明する。
図１に示すように、この調髪用梳鋏は、刃部２を平刃形に形成した一方の刃物１と、刃部４をくし歯形に形成した他方の刃物３と、この二枚の刃物１、３の刃先が互いに摺れ合わされるように開閉自在に連結する枢着軸５とからなる。
【０００９】
くし歯形の刃物３の刃部（くし刃部）４は、刃部４の長さの全体にわたって、図２の実施例１のように、隣接する刃６と刃６の刃幅ｂに、一定の広狭の差ｂ１、ｂ２を設ける場合と、図３に示す実施例２のように、刃幅ｂを一定にして、隣接する刃６の間の切り込み溝７の溝幅に、一定の広狭の差ｔ１、ｔ２を設ける場合とがある。
【００１１】
なお、図示した実施例は、刃幅又は溝幅を隣接する各刃毎に交互に広狭に変えているが、くし刃部４の全長を実施例のように規則的に一様に具える場合に限らず、刃幅、溝幅共に任意に広狭の差を形成してもよいことはいうまでもない。
【００１２】
【発明の効果】
くし刃部の刃幅又は溝幅に広狭の差を設けた本発明梳鋏は、一回の鋏使いの中で、刃幅の広い刃のところでは多くカットし、刃幅の狭いところでは少なくカットして細かく、局部的に髪の長さに長短の差を生じさせるか、又は、溝幅の広いところでは梳き残す毛髪の量を大にし、溝幅の狭いところでは梳き残す毛髪の量を少なくするなど変化に富んだカットができる。
【００１３】
したがって、本発明梳鋏によれば、従来の梳鋏のような長短の差が一様な刈り目を残す調髪とは異なり、髪全体が刈り込まれているが、鋏使いが目立たなくなるような調和のとれた調髪ができ、極く自然な風合いをそなえた頭髪を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明梳鋏の全体を示す正面図。
【図２】図２は実施例１の刃部の一部切欠拡大図。
【図３】図３は実施例２の刃部の一部切欠拡大図。
【符号の説明】
１ 平刃形の刃物
２ 刃部
３ くし歯形の刃物
４ 刃部（くし刃部）
５ 枢着軸
６ 刃
７ 切り込み溝
ｂ 刃幅
ｂ１ 刃幅
ｂ２ 刃幅
ｔ１ 溝幅
ｔ２ 溝幅
【産業上の利用分野】
この発明は、平刃形の刃物とくし歯形の刃物との二枚の刃物を枢着軸で連結して、互いの刃先が摺れ合わされるように開閉自在に枢着した調髪用梳鋏に関し、くし歯形の刃物の刃部を形成する刃の刃幅か、又は刃と刃の間の切り込み溝の溝幅に広狭の差を設けたことを特徴とするものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の調髪用梳鋏は、一般に一定の刃幅のくし刃を具え、刃と刃の間の切り込み溝の溝幅も手元側から先端に至るまで一定の溝幅を具えたくし歯形の刃物を備えたものが使われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
調髪に際しては、従来、初めに平刃型の鋏を使ってすそから刈り上げ、後から梳鋏で長い髪の部分を梳くというように、二種の調髪用鋏を使い分けるようにしていたが、近年の傾向として、いかにも刈りたてという感じを与えずに、極く自然な風合いの頭髪が好まれるようになり、平刃型鋏による刈り上げが敬遠されて、最初から最後まで梳鋏で調髪して、刈り目を目立たなく刈ることが好まれるようになった。
【０００４】
このような梳鋏のみの調髪であっても、鋏の一回毎の切断に伴って、鋏の使い方向に沿って列状の刈り目が当然生ずる。即ち、従来の梳鋏を用いた場合、くし刃部でカットされる髪と切り込み溝内に入って切断されない髪とで長短の差を生ずるが、カットされる毛髪は、鋏の長さ方向に沿って均一になり、そのために鋏を入れる毎に長短の差が一様に形成される。
【０００５】
本発明が解決しようとする課題は、梳鋏でカットした場合に生ずる一様な毛髪の長短の差をできるだけなくし、刈り目を目立たせない調髪のできる梳鋏を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、平刃形の刃物１とくし歯形の刃物３とを枢着軸５により刃先が互いに摺れ合うように開閉自在に連結した調髪用梳鋏において、前記くし歯形の刃物３は、くし刃部４の長さ全体に、各刃１刃毎に、交互に刃幅ｂに一定の広狭の差ｂ１／ｂ２を設けるか、又は各刃１刃毎に、交互に溝幅に一定の広狭の差ｔ １ ／ｔ２を設けたことを特徴とする調髪用梳鋏を提供するものである。
【０００７】
【作用】
本発明梳鋏は、刃幅を広狭に具えるか、又は溝幅を広狭に具えるかして、隣接するくし刃の相互に変化のあるくし歯部を備えているので、広い刃幅の当たるところと、狭い刃幅の当たるところとでは、一回の鋏使いの中でカットされる毛髪の量に多い、少ないの差が生じ、鋏が上下に他段に入れられることによって、ますます刈り目の目立たない調髪ができる。
上記のような作用は、くし刃の切り込み溝の溝幅に広狭の差を設けた梳鋏においても同様に生ずる。
【０００８】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面について説明する。
図１に示すように、この調髪用梳鋏は、刃部２を平刃形に形成した一方の刃物１と、刃部４をくし歯形に形成した他方の刃物３と、この二枚の刃物１、３の刃先が互いに摺れ合わされるように開閉自在に連結する枢着軸５とからなる。
【０００９】
くし歯形の刃物３の刃部（くし刃部）４は、刃部４の長さの全体にわたって、図２の実施例１のように、隣接する刃６と刃６の刃幅ｂに、一定の広狭の差ｂ１、ｂ２を設ける場合と、図３に示す実施例２のように、刃幅ｂを一定にして、隣接する刃６の間の切り込み溝７の溝幅に、一定の広狭の差ｔ１、ｔ２を設ける場合とがある。
【００１１】
なお、図示した実施例は、刃幅又は溝幅を隣接する各刃毎に交互に広狭に変えているが、くし刃部４の全長を実施例のように規則的に一様に具える場合に限らず、刃幅、溝幅共に任意に広狭の差を形成してもよいことはいうまでもない。
【００１２】
【発明の効果】
くし刃部の刃幅又は溝幅に広狭の差を設けた本発明梳鋏は、一回の鋏使いの中で、刃幅の広い刃のところでは多くカットし、刃幅の狭いところでは少なくカットして細かく、局部的に髪の長さに長短の差を生じさせるか、又は、溝幅の広いところでは梳き残す毛髪の量を大にし、溝幅の狭いところでは梳き残す毛髪の量を少なくするなど変化に富んだカットができる。
【００１３】
したがって、本発明梳鋏によれば、従来の梳鋏のような長短の差が一様な刈り目を残す調髪とは異なり、髪全体が刈り込まれているが、鋏使いが目立たなくなるような調和のとれた調髪ができ、極く自然な風合いをそなえた頭髪を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明梳鋏の全体を示す正面図。
【図２】図２は実施例１の刃部の一部切欠拡大図。
【図３】図３は実施例２の刃部の一部切欠拡大図。
【符号の説明】
１ 平刃形の刃物
２ 刃部
３ くし歯形の刃物
４ 刃部（くし刃部）
５ 枢着軸
６ 刃
７ 切り込み溝
ｂ 刃幅
ｂ１ 刃幅
ｂ２ 刃幅
ｔ１ 溝幅
ｔ２ 溝幅
Claims (1)
- 平刃形の刃物１とくし歯形の刃物３とを枢着軸５により刃先が互いに摺れ合うように開閉自在に連結した調髪用梳鋏において、前記くし歯形の刃物３は、くし刃部４の長さ全体に、各刃１刃毎に、交互に刃幅ｂに一定の広狭の差ｂ１／ｂ２を設けるか、又は各刃１刃毎に、交互に溝幅に一定の広狭の差ｔ １ ／ｔ２を設けたことを特徴とする調髪用梳鋏。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14510595A JP3619907B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 調髪用梳鋏 |
| DE19609665A DE19609665A1 (de) | 1995-05-08 | 1996-03-12 | Haarschneideschere |
| KR1019960012409A KR960040581A (ko) | 1995-05-08 | 1996-04-23 | 조발용 가위 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14510595A JP3619907B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 調髪用梳鋏 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08299623A JPH08299623A (ja) | 1996-11-19 |
| JP3619907B2 true JP3619907B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=15377500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14510595A Expired - Fee Related JP3619907B2 (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 調髪用梳鋏 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3619907B2 (ja) |
| KR (1) | KR960040581A (ja) |
| DE (1) | DE19609665A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6651345B1 (en) * | 1999-01-22 | 2003-11-25 | Hidemi Adachi | Non-slip scissors |
| JP4969067B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2012-07-04 | 義之 山内 | 理髪用の梳き鋏 |
| CN208930314U (zh) * | 2018-08-20 | 2019-06-04 | 张家港市金诚刀剪厂 | 护发牙剪 |
| IT201900020366A1 (it) * | 2019-11-05 | 2021-05-05 | Hic S R L | Forbice per sfoltire capelli |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP14510595A patent/JP3619907B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-12 DE DE19609665A patent/DE19609665A1/de not_active Ceased
- 1996-04-23 KR KR1019960012409A patent/KR960040581A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19609665A1 (de) | 1996-11-14 |
| JPH08299623A (ja) | 1996-11-19 |
| KR960040581A (ko) | 1996-12-17 |
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Legal Events
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