JP3002954B2 - 調髪用梳鋏 - Google Patents

調髪用梳鋏

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JP3002954B2
JP3002954B2 JP7141026A JP14102695A JP3002954B2 JP 3002954 B2 JP3002954 B2 JP 3002954B2 JP 7141026 A JP7141026 A JP 7141026A JP 14102695 A JP14102695 A JP 14102695A JP 3002954 B2 JP3002954 B2 JP 3002954B2
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八朗 平川
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八朗 平川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平刃形の刃物とくし
歯形の刃物との二枚の刃物を、互いに刃先が摺れ合わさ
れるように開閉自在に枢着した調髪用梳鋏に関し、くし
歯形の刃物に設ける切り込み溝の内端部に、鋏に梳き残
される毛髪を誘導する収容空間を密に形成できるように
したことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】くし歯形の刃物に設ける切り込み溝の内
端部に、溝幅よりも大径の収容空間を形成して、梳き残
されるべき毛髪の誘導と鋏からの脱出が促進されるよう
にした調髪用梳鋏には、例えば本出願人の先願に、特願
平6−72448号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】調髪に際しては、従
来、初めに平刃型の鋏を使ってカットした後に髪の長い
部分を梳鋏で梳くようにしていたが、近年の傾向とし
て、いかにも刈りたてという感じを与えずに、極く自然
な風合いの頭髪が好まれるようになり、最初から終りま
で、梳鋏を使って刈り目を目立たなくするように調髪す
ることが望まれるようになった。
【0004】このような調髪方法の変化に伴って、梳鋏
も通常の平刃型鋏と同様に、くし歯の刃幅が狭く軽量な
細身で、且つ、くし歯のピッチの小さいものが求められ
るようになった。
【0005】そのために、従来の梳鋏は、刃幅が広くて
くし歯のピッチの大きい刃物に、刃幅が約半分程の平刃
形の刃物を重ね合わせることにより、くし歯を形成する
切り込み溝の内端部に、充分に広く大きな円形の孔を穿
孔して、梳き残す毛髪の逃げ場を設けることができた
が、上記のように、刃幅の狭い細身で、且つ、くし歯の
ピッチを小さくしたい梳鋏にあっては、従来の鋏のよう
な、くし歯を形成する切り込み溝の内端部に大きな円形
の孔を穿孔する余地がなくなり、これを解決することが
課題となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、平刃形
の刃物とくし歯形の刃物とを枢着軸により刃先が互いに
摺れ合うように開閉自在に直結した調髪用梳鋏におい
て、前記くし歯形の刃物は、刃部を形成する切り込み溝
の内端に連らねて、切り込み溝の溝幅よりも大径で、且
つ、該くし歯形の刃物の裏面側にのみ円形状に開口し
て、鋏に梳き残されるべき毛髪を収容するための球面状
凹部を備えてなる調髪用梳鋏を提供するものである。
【0007】
【作用】切り込み溝の内端部に、刃物の裏面側にのみ開
口する球面状の凹部を設ける本発明によれば、従来の梳
鋏のように刃物の表裏に開口する円形孔を穿孔すること
なく梳き残す毛髪を誘導し脱出させる収容空間を形成さ
せることができる。即ち、隣接する球面状の凹部は、そ
の両側を隣り合わせる凹部と開口縁を可及的に接近させ
ることができるので、穿孔により収容空間を形成してい
た従来品よりも大幅にくし歯のピッチを密に設定でき
る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面について説明す
る。図1に示すように、この調髪用梳鋏は、刃部2を平
刃形に形成した一方の刃物1と、刃部4をくし歯形に形
成した他方の刃物1、3の刃先が互いに摺れ合わされる
ように開閉自在に連結する枢着軸5とからなる。
【0009】くし歯形の刃物3の刃部4は、同じく図1
及び図2に示すように、刃先から垂直に背縁側に向けて
切り込んだ切り込み溝6を所定のピッチ間隔を設けてく
し歯形に形成された切刃部7を有する。各切り込み溝6
の内端は、図3、4に拡大して示すように、溝幅よりも
大径で、且つ、刃物3の裏面3′側にのみ円形に開口し
て、球面状をなす凹部8に連らなる。
【0010】各球面状の凹部8は、二枚の刃物1、3の
刃部2、4を摺れ合わせて毛髪を刈るときに、梳き残す
べき毛髪を摺れ合わせ面から逃れさせるもので、刃物
1、3を最大に閉じた場合でも、切り込み溝6内にあっ
て平刃形の刃物1の刃部2に押される毛髪をこの凹部8
に誘導して脱出させるように備えられている。
【0011】くし歯側の刃部4の裏面に円形状に開口す
る各凹部8は、その開口縁8′を隣り合わせる凹部8の
開口縁8′と接合する位に接近させて設けることがで
き、それによって該凹部8の大きさを可及的に大にする
ことができると共に、切り込み溝6の切設のピッチを小
さく設定して、くし歯形の切刃部7の形成間隔を密にす
ることができる。
【0012】尚、凹部8の開口縁8′は真円に形成され
る場合に限らず、溝方向に沿って前後に多少ひずんだ円
形でも差し支えなく、したがって凹部8の凹面も正球面
ではない場合もある。
【0013】
【発明の効果】くし歯形の刃物の刃部に設ける切り込み
溝の内端に連らねて、溝幅よりも大径で、且つ、該刃物
の裏面側にのみ円形状に開口するようにした球面状の凹
部を設けた本発明梳鋏は、隣接する凹部の開口縁が接合
する位に可及的に接近させて、鋏が梳き残すべき毛髪の
逃げ場を形成することができる。
【0014】したがって、切り込み溝の切設のピッチを
小さくしてくし歯の切刃部の形成間隔を密にして、細密
で、且つ、刈り目の目立たないフアジーな調髪ができる
梳鋏を得ることができる。
【0015】また本発明梳鋏は、刈るときの毛髪の逃げ
場を形成する前記球面状の凹部を刃物の裏面側にのみ開
口させているので、刃幅が狭く細身の軽量な梳鋏で、平
刃形の刃物の刃先が、くし歯形の刃物の前記切り込み溝
の内端部まで達するようになる梳鋏の場合でも、摺れ合
う刃先の間に、梳き残すべき毛髪の逃げ場を形成するこ
とができ、軽量で疲労の少ない梳鋏の使用のみの調髪が
可能になるなど、極めて有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示す正面図。
【図2】図2は本発明の実施例を示す背面図。
【図3】図3はくし歯形の刃物の刃部における一部切欠
拡大裏面図。
【図4】図4は図3のX−X′断面図。
【符号の説明】
1 刃物 2 刃部 3 刃物 3′ 裏面 4 刃部 5 枢着軸 6 切り込み溝 7 切刃部 8 球面状凹部 8′ 開口縁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平刃形の刃物とくし歯形の刃物とを枢着
    軸により刃先が互いに摺れ合うように開閉自在に直結し
    た調髪用梳鋏において、前記くし歯形の刃物は、刃部を
    形成する切り込み溝の内端に連らねて、切り込み溝の溝
    幅よりも大径で、且つ、該くし歯形の刃物の裏面側にの
    み円形状に開口して、鋏に梳き残されるべき毛髪を収容
    するための球面状凹部を備えてなる調髪用梳鋏。
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