JPS5853947A - 射出成形用ポリフエニレンエ−テル組成物およびその製造方法 - Google Patents
射出成形用ポリフエニレンエ−テル組成物およびその製造方法Info
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- JPS5853947A JPS5853947A JP15212481A JP15212481A JPS5853947A JP S5853947 A JPS5853947 A JP S5853947A JP 15212481 A JP15212481 A JP 15212481A JP 15212481 A JP15212481 A JP 15212481A JP S5853947 A JPS5853947 A JP S5853947A
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- polyphenylene ether
- styrene
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐熱性、耐衝撃性にすぐれ、かつ耐クランク性
の良好なポリフェニレンエーテルとゴム補強スチレン系
重合体とからなる射出成形用樹脂組成物に関する。
の良好なポリフェニレンエーテルとゴム補強スチレン系
重合体とからなる射出成形用樹脂組成物に関する。
ポリフェニレンエーテル系樹脂は機械的性質、電気的特
性、耐熱性が優れておし、シかも吸水性が低く寸法安定
性が良いなどの性質を備えているために近年非常に注目
されている樹脂である。しく3) かしポリフェニレンエーテル単独では一般に加工性およ
び耐衝撃強度が劣るため工業的用途が著しく限定される
。これらの欠点を補う目的で特公昭43−17812号
、米国特許第3383435 号などに目?リフエニ
レンエーテルとスチレン系重合体とからなる樹脂組成物
が提案されており、工業的にも広(用いられ、加工方法
として射出成形が用いられている。そして、上記樹脂組
成物の射出成形の際に成形品の流動末端の鋭角コーナ一
部あるいは金属インサート部分など、局部的に残留歪が
強く残ると考えられる部所にクラックが発生することが
しばしば生じ、成形条件、成形品デザイン上の制約とな
っていた。
性、耐熱性が優れておし、シかも吸水性が低く寸法安定
性が良いなどの性質を備えているために近年非常に注目
されている樹脂である。しく3) かしポリフェニレンエーテル単独では一般に加工性およ
び耐衝撃強度が劣るため工業的用途が著しく限定される
。これらの欠点を補う目的で特公昭43−17812号
、米国特許第3383435 号などに目?リフエニ
レンエーテルとスチレン系重合体とからなる樹脂組成物
が提案されており、工業的にも広(用いられ、加工方法
として射出成形が用いられている。そして、上記樹脂組
成物の射出成形の際に成形品の流動末端の鋭角コーナ一
部あるいは金属インサート部分など、局部的に残留歪が
強く残ると考えられる部所にクラックが発生することが
しばしば生じ、成形条件、成形品デザイン上の制約とな
っていた。
本発明者らは、射出成型品でクラックの発生しない、耐
クランク性の良好な樹脂組成物を得るため鋭意検討した
結果、当該樹脂組成物の揮発性成分含有量とクラックの
発生とが相関するという従来全く得られていなかった知
見を得、本発明に至った。
クランク性の良好な樹脂組成物を得るため鋭意検討した
結果、当該樹脂組成物の揮発性成分含有量とクラックの
発生とが相関するという従来全く得られていなかった知
見を得、本発明に至った。
即ち本発明はポリフェニレンエーテルとゴム補(4)
強スチレン系重合体とからなる樹脂組成物であって、分
子量が約300以下の揮発性成分の含有量が5000p
pm 以下、好ましくは3000 ppm以下である
ことを特徴とする耐クラツク性の良好な射出成形用樹脂
組成物を提供するものである・本発明の樹脂組成物中に
含有される揮発性成分としては、ポリフェニレンエーテ
ル中に含有されている重合溶媒、残留モノマーおよびオ
リゴマー類、ゴム補強スチレン系重合体中に含有されて
いる残留モノマーおよびオリゴマー類、重合溶媒、本発
明の樹脂組成物を製造する際に、特にスチレン系重合体
が熱分解することによって生成する揮発性成分などであ
り、具体的にはスチレンモノマー、エチルベンゼン、ト
ルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、ピリジン、ス
チレンダイマー、スチレントリマーなと分子量が約30
0以下の物質である。このなかでも本発明の樹脂組成物
中に残留しやすい揮発性成分としては、スチレンモノマ
ー、スチレンダイマー、スチレントリマー、エチルベン
ゼン、トルエン、キンレンナトカアル。
子量が約300以下の揮発性成分の含有量が5000p
pm 以下、好ましくは3000 ppm以下である
ことを特徴とする耐クラツク性の良好な射出成形用樹脂
組成物を提供するものである・本発明の樹脂組成物中に
含有される揮発性成分としては、ポリフェニレンエーテ
ル中に含有されている重合溶媒、残留モノマーおよびオ
リゴマー類、ゴム補強スチレン系重合体中に含有されて
いる残留モノマーおよびオリゴマー類、重合溶媒、本発
明の樹脂組成物を製造する際に、特にスチレン系重合体
が熱分解することによって生成する揮発性成分などであ
り、具体的にはスチレンモノマー、エチルベンゼン、ト
ルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、ピリジン、ス
チレンダイマー、スチレントリマーなと分子量が約30
0以下の物質である。このなかでも本発明の樹脂組成物
中に残留しやすい揮発性成分としては、スチレンモノマ
ー、スチレンダイマー、スチレントリマー、エチルベン
ゼン、トルエン、キンレンナトカアル。
より具体的に言えば、本発明に云う揮発性成分は、樹脂
組成物をクロロホルムに溶解した溶液を用いてカスクロ
マトグラフィー(検出器F I D )にて測定するこ
とができる。スチレンモノマー、キシレン、エチルベン
ゼンなどの成分はカラム充填剤としてPEG二20M2
5チを用いて115℃で、ステレンダイマーオヨヒステ
レントリマーはカラム充填剤としてンリコン0V−17
3%を用いて各々190℃、260℃にて測定できる。
組成物をクロロホルムに溶解した溶液を用いてカスクロ
マトグラフィー(検出器F I D )にて測定するこ
とができる。スチレンモノマー、キシレン、エチルベン
ゼンなどの成分はカラム充填剤としてPEG二20M2
5チを用いて115℃で、ステレンダイマーオヨヒステ
レントリマーはカラム充填剤としてンリコン0V−17
3%を用いて各々190℃、260℃にて測定できる。
スチレンダイマー以前の保持時間の成分を合計して樹脂
組成物中の揮発性成分とする。
組成物中の揮発性成分とする。
ポリフェニレンエーテルとゴム補強スチレン系重合体と
の溶融混線条件は、ゴム補強スチレン系重合体単独の混
線条件よりも、より高温で、よシ剪断力を強(すること
が必要であり、当該樹脂組成物の揮発性成分を少なくす
る方法も重要である。
の溶融混線条件は、ゴム補強スチレン系重合体単独の混
線条件よりも、より高温で、よシ剪断力を強(すること
が必要であり、当該樹脂組成物の揮発性成分を少なくす
る方法も重要である。
本発明に云う芳香族ポリエーテル系樹脂とは(R+ 、
R2、Rs % R4、R4% R6は同−又は異るタ
ーシャリ−・ブチル基を除(炭素数1〜4のアルキル基
、アリール基、ハロゲン、水素等の一価の残基であり、
R5、Raは同時に水素ではない。)を繰返し単位とし
、構成単位が[I]及びCIOからなる重合体であシ、
具体例としては2,6−シメチルフエノールと2131
6−ドリメチルフエノールとの共重合体などである。こ
れらの重合体は特公昭52−17880号に述べられて
いるように、例えば銅あるいはマンカン含有化合物とア
ミンとの存在下に原料フェノールを酸素と反応させるこ
とにより得られる。
R2、Rs % R4、R4% R6は同−又は異るタ
ーシャリ−・ブチル基を除(炭素数1〜4のアルキル基
、アリール基、ハロゲン、水素等の一価の残基であり、
R5、Raは同時に水素ではない。)を繰返し単位とし
、構成単位が[I]及びCIOからなる重合体であシ、
具体例としては2,6−シメチルフエノールと2131
6−ドリメチルフエノールとの共重合体などである。こ
れらの重合体は特公昭52−17880号に述べられて
いるように、例えば銅あるいはマンカン含有化合物とア
ミンとの存在下に原料フェノールを酸素と反応させるこ
とにより得られる。
本発明に用いるポリフェニレンエーテルの分子量は、極
限粘度〔η〕(クロロホルム溶液、25℃測定)が0.
50〜0,80の範囲にあるものが好ましい。分子量が
小さすぎると耐クラツク性が低下し、分子量が太きすぎ
るど成形加工性が悪くなり好ましくない。
限粘度〔η〕(クロロホルム溶液、25℃測定)が0.
50〜0,80の範囲にあるものが好ましい。分子量が
小さすぎると耐クラツク性が低下し、分子量が太きすぎ
るど成形加工性が悪くなり好ましくない。
W K 上Nb =f IJフェニレンエーテルにスチ
レン単独またはスチレンと共重合可能な単量体をブライ
(7) ト共重合させたものを用いても良い。スチレンと共重合
する単量体としては、例えばa−メチルスチレン、メチ
ルスチレン、ジメチルスチレン、ビニルトルエノ、アジ
りロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリル酸、メ
タクリル酸、およびメタクリル酸のエステル類が用いら
れる。
レン単独またはスチレンと共重合可能な単量体をブライ
(7) ト共重合させたものを用いても良い。スチレンと共重合
する単量体としては、例えばa−メチルスチレン、メチ
ルスチレン、ジメチルスチレン、ビニルトルエノ、アジ
りロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリル酸、メ
タクリル酸、およびメタクリル酸のエステル類が用いら
れる。
ポIJ フェニレンエーテルにこれらの単量体をグラフ
トせしめる手段は特に限定しないが、例えば特公昭52
−30991号、特公昭52−38596号、および特
開昭52−14279号に提案されている方法、すなわ
ち、過酸化物の存在下にポリフェニレンエーテルをスチ
レン単独、または上記単量体類と加熱グラフト反応を行
なう方法を用いることかできる。
トせしめる手段は特に限定しないが、例えば特公昭52
−30991号、特公昭52−38596号、および特
開昭52−14279号に提案されている方法、すなわ
ち、過酸化物の存在下にポリフェニレンエーテルをスチ
レン単独、または上記単量体類と加熱グラフト反応を行
なう方法を用いることかできる。
本発明にいう、ゴム補強スチレン系重合体とは、スチレ
ン系重合体に補強成分としてゴム状重合体を島状に分散
した状態で含むものであシ、ゴム状重合体の存在下でス
チレン系重合体を主たる成分とする単量体を塊状重合、
溶液重合、塊状懸濁重合、乳化重置などの方法によって
重合させることにより製造することができる。ゴム状重
合体としく8) てはポリブタジェン、スチレン−ブタジェンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム、ポリアクリル酸エステルなどが
用いられる。更に本発明に用いるゴム補強スチレン系重
合体は、スチレンモノマー、スチレンダイマー、スチレ
ントリマーなとの揮発性成分の含有量が少いものが好ま
しい。その具体例としては、耐衝撃性ポリスチレン、ス
チレン−ブタジェン−アクリロニトリル共重合体樹脂、
ゴム補強スチレン−無水マレイン酸共重合体、ゴム補強
スチレン−N−フェニルマレインイミド共重合体、スチ
レン−ブタジェン−メタクリル酸メチル共重合体などが
ある。
ン系重合体に補強成分としてゴム状重合体を島状に分散
した状態で含むものであシ、ゴム状重合体の存在下でス
チレン系重合体を主たる成分とする単量体を塊状重合、
溶液重合、塊状懸濁重合、乳化重置などの方法によって
重合させることにより製造することができる。ゴム状重
合体としく8) てはポリブタジェン、スチレン−ブタジェンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム、ポリアクリル酸エステルなどが
用いられる。更に本発明に用いるゴム補強スチレン系重
合体は、スチレンモノマー、スチレンダイマー、スチレ
ントリマーなとの揮発性成分の含有量が少いものが好ま
しい。その具体例としては、耐衝撃性ポリスチレン、ス
チレン−ブタジェン−アクリロニトリル共重合体樹脂、
ゴム補強スチレン−無水マレイン酸共重合体、ゴム補強
スチレン−N−フェニルマレインイミド共重合体、スチ
レン−ブタジェン−メタクリル酸メチル共重合体などが
ある。
本発明の樹脂組成物は、ポリフェニレンエーテル20〜
80重量係とゴム補強スチレン系重合体80〜20重量
係とからなることが好ましく、ポリフェニレンエーテル
の含有量が多(なりすぎると、本発明の樹脂組成物を製
造する際又は成形加工全行う際に300℃以上の高温で
熱履歴を受けるため、スチレン系重合体の熱分解により
、スチレンモノマー、スチレンダイマー、スチレントリ
マーが生成しやす(なり好ましくない。才たポリフェニ
レンエーテルの含有量が少なすぎると、耐熱性が低下し
好ましくない。
80重量係とゴム補強スチレン系重合体80〜20重量
係とからなることが好ましく、ポリフェニレンエーテル
の含有量が多(なりすぎると、本発明の樹脂組成物を製
造する際又は成形加工全行う際に300℃以上の高温で
熱履歴を受けるため、スチレン系重合体の熱分解により
、スチレンモノマー、スチレンダイマー、スチレントリ
マーが生成しやす(なり好ましくない。才たポリフェニ
レンエーテルの含有量が少なすぎると、耐熱性が低下し
好ましくない。
本発明の樹脂組成物を製造する好ましい方法は、ポリフ
ェニレンエーテルとゴム補強スチレン系重合体とを溶融
混練する際に揮発性成分を除去する方法であり、具体的
にはベント付押出磯にて、ベント部分を減圧にすること
によシ揮発性成分を除去する方法である。更に好ましく
は、ベント部分を2個所ないしは3個所有する押出機を
用いる。
ェニレンエーテルとゴム補強スチレン系重合体とを溶融
混練する際に揮発性成分を除去する方法であり、具体的
にはベント付押出磯にて、ベント部分を減圧にすること
によシ揮発性成分を除去する方法である。更に好ましく
は、ベント部分を2個所ないしは3個所有する押出機を
用いる。
また、更に溶融混線時のゴム補強スチレン系重合体の熱
分解によるスチレンモノマー、スチレンダイマー、スチ
レントリマーなどの生成をおさえるために、ヒンダード
フェノール系の化付物たとえば2,6−ジターンヤリー
ブテルー4−ヒドロキントルエン、オクタデシル−3(
3,5−ジターシャリ−ブチル−4−ヒドロキンフェニ
ル)プロピオネート、1,1.3−)リス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンな
ど、フォスファイト系の化合物たとえばトリノニルフェ
ニルフオスファイトなどの熱分解防止剤を添加すること
が好ましい。′f、た、熱分解防止剤は樹脂100重量
部に対し、0.05〜5重量部添加することが好ましい
。
分解によるスチレンモノマー、スチレンダイマー、スチ
レントリマーなどの生成をおさえるために、ヒンダード
フェノール系の化付物たとえば2,6−ジターンヤリー
ブテルー4−ヒドロキントルエン、オクタデシル−3(
3,5−ジターシャリ−ブチル−4−ヒドロキンフェニ
ル)プロピオネート、1,1.3−)リス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンな
ど、フォスファイト系の化合物たとえばトリノニルフェ
ニルフオスファイトなどの熱分解防止剤を添加すること
が好ましい。′f、た、熱分解防止剤は樹脂100重量
部に対し、0.05〜5重量部添加することが好ましい
。
市た、ポリフェニレンエーテルとゴム補強スチレン系重
付体の溶融混線時に少量の水を添加することが揮発性成
分をより効率よく除去するために著しい効果があること
を発見した。水の添加により揮発性成分が蒸発しやすく
なると共に、溶融混線時の樹脂の局部的発熱がおさえら
れるために、特にスチレン系重合体の熱分解がおこりに
く(なると考えられる。水の添加量は、樹脂100重量
部に対して0.1〜15重量部、好ましくは0.5〜1
0重量部である。水の添加量が少なすぎても多すぎても
揮発性成分の除去効果が減少する。水の添加方法は、樹
脂ペレットとブレンドした後に押出機で溶融混線を行っ
てもよいし、押出機のシリンダーのベント部分とフィー
ド部分との中間の個所へ圧入する方法をとってもよい。
付体の溶融混線時に少量の水を添加することが揮発性成
分をより効率よく除去するために著しい効果があること
を発見した。水の添加により揮発性成分が蒸発しやすく
なると共に、溶融混線時の樹脂の局部的発熱がおさえら
れるために、特にスチレン系重合体の熱分解がおこりに
く(なると考えられる。水の添加量は、樹脂100重量
部に対して0.1〜15重量部、好ましくは0.5〜1
0重量部である。水の添加量が少なすぎても多すぎても
揮発性成分の除去効果が減少する。水の添加方法は、樹
脂ペレットとブレンドした後に押出機で溶融混線を行っ
てもよいし、押出機のシリンダーのベント部分とフィー
ド部分との中間の個所へ圧入する方法をとってもよい。
本発明のような製造方法をと、す、溶融混線時にポリフ
ェニレンエーテル中に含有されている重合溶媒、ゴム補
強スチレン系重付体中に含有されているスチレンモノマ
ー、スチレンダイマー、スチレン) IJママ−重合溶
媒のような揮発性成分を除去すると共に、ゴム補強スチ
レン系重合体の熱分解をおさえるか又は熱分解により生
成したスチレンモノマー、スチレンダイマー、スチレン
トリマーなとの揮発性成分を除去し、樹脂組成物中の分
子量約300以下の揮発性成分を5000 ppm以下
、好ましくは3000 ppm以下とすることにより耐
クラツク性のすぐれた射出成形用の樹脂組成物を得るこ
とができる。
ェニレンエーテル中に含有されている重合溶媒、ゴム補
強スチレン系重付体中に含有されているスチレンモノマ
ー、スチレンダイマー、スチレン) IJママ−重合溶
媒のような揮発性成分を除去すると共に、ゴム補強スチ
レン系重合体の熱分解をおさえるか又は熱分解により生
成したスチレンモノマー、スチレンダイマー、スチレン
トリマーなとの揮発性成分を除去し、樹脂組成物中の分
子量約300以下の揮発性成分を5000 ppm以下
、好ましくは3000 ppm以下とすることにより耐
クラツク性のすぐれた射出成形用の樹脂組成物を得るこ
とができる。
本発明の樹脂組成物に難燃剤、可塑剤を含有させること
もできる。難燃剤又は可塑剤としてはリン系化8物、た
とえばリン酸トリフェニル、ハロゲン系化会物、たとえ
ばデカブロモジフェニルオキサイドなど一般の難燃剤、
可塑剤が用いられる。
もできる。難燃剤又は可塑剤としてはリン系化8物、た
とえばリン酸トリフェニル、ハロゲン系化会物、たとえ
ばデカブロモジフェニルオキサイドなど一般の難燃剤、
可塑剤が用いられる。
−1:た樹脂組成物中に他の添加剤、たとえば着色剤、
安定剤等を含有せしめてもよいし、他の重合体、たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエ
ステルなどを機械的物性などの特性を損うことのない量
で混合せしめることかできる。
安定剤等を含有せしめてもよいし、他の重合体、たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエ
ステルなどを機械的物性などの特性を損うことのない量
で混合せしめることかできる。
これらの添加樹脂の好葦しい添加量は20重量係以下で
ある。
ある。
また本発明の樹脂組成物には、補強充填剤を含有させる
ことが出来る。補強充填剤としては、ガラス繊維、炭素
繊維、アスベスト、ウオラストナイト、炭酸カルシウム
、メルク、雲母、酸化匪鉛、酸化チタン、チタン酸カリ
ウムなどが用いられる。
ことが出来る。補強充填剤としては、ガラス繊維、炭素
繊維、アスベスト、ウオラストナイト、炭酸カルシウム
、メルク、雲母、酸化匪鉛、酸化チタン、チタン酸カリ
ウムなどが用いられる。
充填剤は、組成物全体の1〜50重量係の範囲で使用す
るのが好凍しい。
るのが好凍しい。
以下実施例により、本発明の詳細な説明するが、本発明
はこれにより限定されるものではない。部は重量部をあ
られ丁。
はこれにより限定されるものではない。部は重量部をあ
られ丁。
実施例1
2.6−ジメチルフェノール90モル係と2゜3.6−
1リメチルフ工ノール10モル係との共重会体〔〔η]
=0.55・・・・・・クロロホルム溶液25℃〕50
部とスタイロン492(ゴム補強ポリスチレン・・・・
・・旭ダウ製)50部と更に酸化防止剤GSY −(1
3) 、1930 (1,1,
3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニルブタン・・・・・・吉富製薬製)1部をプ
レンダーにて混合し、ベント付2軸押出機を用いて28
0℃にて溶融混線を行いペレット状の樹脂組成物を得た
。
1リメチルフ工ノール10モル係との共重会体〔〔η]
=0.55・・・・・・クロロホルム溶液25℃〕50
部とスタイロン492(ゴム補強ポリスチレン・・・・
・・旭ダウ製)50部と更に酸化防止剤GSY −(1
3) 、1930 (1,1,
3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニルブタン・・・・・・吉富製薬製)1部をプ
レンダーにて混合し、ベント付2軸押出機を用いて28
0℃にて溶融混線を行いペレット状の樹脂組成物を得た
。
溶融混練の際、押出機のフィード部分とベント部分との
中間で、樹脂100部に対し水2部を圧入し、ベント部
分を減圧状態(−720mHf)として押出機の運転を
行つ7’C。
中間で、樹脂100部に対し水2部を圧入し、ベント部
分を減圧状態(−720mHf)として押出機の運転を
行つ7’C。
ガスクロマトグラフィー(検出器FID)を用いて得た
樹脂組成物中の揮発性成分の量を測定した。スチレンモ
ノマー、エチルベンゼン、キシレン、などの成分はカラ
ム充填剤PEG−20M 25%(担体クロモソルプ
W1カラム長さ3m)fr用い115℃で定量し、スチ
レンダイマーおよびスチレントリマーはカラム充填剤シ
リコンOV−173チ(担体クロモソルプW1 カラム
長さ3 m )を用い、各々190℃、260℃にて定
量した。スチレン) IJママ−前の保持時間を有する
成分を合計して樹脂組成物中の揮発性成分の量とした。
樹脂組成物中の揮発性成分の量を測定した。スチレンモ
ノマー、エチルベンゼン、キシレン、などの成分はカラ
ム充填剤PEG−20M 25%(担体クロモソルプ
W1カラム長さ3m)fr用い115℃で定量し、スチ
レンダイマーおよびスチレントリマーはカラム充填剤シ
リコンOV−173チ(担体クロモソルプW1 カラム
長さ3 m )を用い、各々190℃、260℃にて定
量した。スチレン) IJママ−前の保持時間を有する
成分を合計して樹脂組成物中の揮発性成分の量とした。
噌へ
(J4)゛また、樹脂組成物音290℃にて厚さ1
部8インチのダンベル試験片を成形した。成形後50日
間、23℃50%RHの恒温室に保存した後、ダンベル
試験片の先端にクラックが発生しているか否かを判定し
た。結果を第1表に示す。
(J4)゛また、樹脂組成物音290℃にて厚さ1
部8インチのダンベル試験片を成形した。成形後50日
間、23℃50%RHの恒温室に保存した後、ダンベル
試験片の先端にクラックが発生しているか否かを判定し
た。結果を第1表に示す。
実施例2
実施例1と同じ2,6−ジメチルフェノールと2.3.
6−11Jメチルフエノールとの共重会体50部、スタ
イロン492 50部、酸化防止剤GSY−9301部
と更にトリノニルフェニルフォスファイト0,2部を用
いてベント付2軸押出機を用いて280℃にて溶融混線
を行いベレット状の樹脂組成物を得た。溶融混線の際、
押出機のベント部分を減圧状態(700+u+Hf)
として押出機の運転を行った。(水の添加は行なわな
かった。)実施例1と同様の試験を行い、結果を第1表
に示した。
6−11Jメチルフエノールとの共重会体50部、スタ
イロン492 50部、酸化防止剤GSY−9301部
と更にトリノニルフェニルフォスファイト0,2部を用
いてベント付2軸押出機を用いて280℃にて溶融混線
を行いベレット状の樹脂組成物を得た。溶融混線の際、
押出機のベント部分を減圧状態(700+u+Hf)
として押出機の運転を行った。(水の添加は行なわな
かった。)実施例1と同様の試験を行い、結果を第1表
に示した。
比較例1
実施例1と同じ2.6−ジメチルフェノールと2、3.
6− トリメチルフェノールとの共重会体50部、スタ
イロン49250部を用いてベント部分を閉塞した2軸
押用機を用いて280℃にて溶融混線を行いベレット状
の樹脂組成物を得た。
6− トリメチルフェノールとの共重会体50部、スタ
イロン49250部を用いてベント部分を閉塞した2軸
押用機を用いて280℃にて溶融混線を行いベレット状
の樹脂組成物を得た。
実施例1と同様の試験を行い、結果を第1表に示した。
比較例2
実施例1と同じ2,6−ジメチルフェノールと2、3.
6− )ジメチルフェノールとの共重会体50部、スタ
イロン492 50部、酸化防止剤GSY−930,1
部と更に実施例1において押出機のベント部分より回収
した揮発性物質2部を混合し、ベント付2軸押出機を用
いて280℃にて溶融混線を行いベレット状の樹脂組成
物を得た。溶融混線の際、押出機のベント部分を減圧状
態(740tnx+Hf)として押出機の運転を行った
。
6− )ジメチルフェノールとの共重会体50部、スタ
イロン492 50部、酸化防止剤GSY−930,1
部と更に実施例1において押出機のベント部分より回収
した揮発性物質2部を混合し、ベント付2軸押出機を用
いて280℃にて溶融混線を行いベレット状の樹脂組成
物を得た。溶融混線の際、押出機のベント部分を減圧状
態(740tnx+Hf)として押出機の運転を行った
。
実施例1と同様の試験を行った。樹脂組成物中の揮発性
成分の含有量は6600 ppmであった。射出成形し
たダンベル試験片での試験では微少のクラック発生がみ
られた。
成分の含有量は6600 ppmであった。射出成形し
たダンベル試験片での試験では微少のクラック発生がみ
られた。
更に、金属インサート部分のクラック発生を試験するた
めに、実施例1で得た樹脂組成物と比較例1で得た樹脂
組成物を用いて、図−1に示すような金属インサートの
ボス部を有するたて128m1×よこ128 、B x
高さ60mmの肉厚2.5mの箱の形状の成形品を射出
成形機のシリンダ一温度290℃、金型温度80℃にて
成形した。成形後3ケ月経過した後、顕微鏡で金属イン
サート部分のクラック発生の状態を観察した。実施例1
の樹脂組成物から得た成形品においてはクラックの発生
がみられなかったのに対して、比較例1の樹脂組成物か
ら得た成形品では金属部分の周辺にクラックの発生がみ
られた。
めに、実施例1で得た樹脂組成物と比較例1で得た樹脂
組成物を用いて、図−1に示すような金属インサートの
ボス部を有するたて128m1×よこ128 、B x
高さ60mmの肉厚2.5mの箱の形状の成形品を射出
成形機のシリンダ一温度290℃、金型温度80℃にて
成形した。成形後3ケ月経過した後、顕微鏡で金属イン
サート部分のクラック発生の状態を観察した。実施例1
の樹脂組成物から得た成形品においてはクラックの発生
がみられなかったのに対して、比較例1の樹脂組成物か
ら得た成形品では金属部分の周辺にクラックの発生がみ
られた。
図−1は金属インサートのボス部を示す。
aは金属インサート(真ちゅう)、bは樹脂である。
代理人 三 宅 正 夫他1名
Claims (8)
- (1) 一般式 (R1、R2、R3、R4% R5% Reは同−又は
異るターンヤリ−・ブチル基を除(炭素数1〜4のアル
キル基、アリール基、〕・口rン、水素等の一価の残基
であり、R5、R11は同時に水素ではない。)を繰返
し単位とし、構成単位が[I]及び[II]からナルポ
IJ フェニレンエーテル20〜80重量係とゴム補強
スチレン系重合体80〜20重量憾とからなる樹脂組成
物であって、分子量が約300以下の揮発性成分の含有
量が5000 ppm以下であることを特徴とする射出
成形用樹脂組成物。 - (2)分子量が約300以下の揮発性成分が、スチレン
モノマー、スチレンダイマー、スチレントリマー、トル
エン、ギシレン、エチルベンゼン、ヒリジンなどである
特許請求の範囲第(1)項記載の樹脂組成物。 - (3) ポリフェニレンエーテルが2.6−シメチル
フエノールト2.3.6−1−リメチルフェノールとの
共重合体である特許請求の範囲第(]、)項記載の樹脂
組成物。 - (4) ポリフェニレンエーテルがスチレン系化0
換金グラフトした2、6−ジメチルフェノールと2.3
.6−トIJメチルフエノールとの共重合体である特許
請求の範囲第(1)項記載の樹脂組成物。 - (5) ポリフェニレンエーテルの極限粘度〔η〕(
25℃、クロロホルム溶液)が0.50〜0.80の範
囲である特許請求の範囲第(1)項記載の樹脂組成物。 - (6) ポリフェニレンエーテルとゴム補強スチレン
系重合体の溶融混線時に、熱分解防止剤を共存させ、ベ
ント付押出機を用い、更にベント部分を減圧状態にする
ことにより、分子量が約300以下である揮発性成分の
含有量が5000ppm以下である樹脂組成物の製造方
法。 - (7) ポリフェニレンエーテルとゴム補強スチレン
系重合体の溶融混練時に、樹脂100重量部に対し水を
0.1〜15重量部添加する特許請求の範囲第(6)項
記載の樹脂組成物の製造方法。 - (8)熱分解防止剤がヒンダードフェノール系化合物、
フォスファイト系化合物の一種以上であり、その添加量
が樹脂100重量部に対し、0.05〜5重量部である
特許請求の範囲第(6)項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15212481A JPS5853947A (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | 射出成形用ポリフエニレンエ−テル組成物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15212481A JPS5853947A (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | 射出成形用ポリフエニレンエ−テル組成物およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5853947A true JPS5853947A (ja) | 1983-03-30 |
Family
ID=15533581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15212481A Pending JPS5853947A (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | 射出成形用ポリフエニレンエ−テル組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853947A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4594371A (en) * | 1984-08-31 | 1986-06-10 | Rensselaer Polytechnic Institute | Fine particle dispersions of incompatible polymers in polymer matrices |
US4666961A (en) * | 1985-05-02 | 1987-05-19 | Rensselaer Polytechnic Institute | Co-continuous dispersions of incompatible polymers in polymer matrices |
-
1981
- 1981-09-28 JP JP15212481A patent/JPS5853947A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4594371A (en) * | 1984-08-31 | 1986-06-10 | Rensselaer Polytechnic Institute | Fine particle dispersions of incompatible polymers in polymer matrices |
US4666961A (en) * | 1985-05-02 | 1987-05-19 | Rensselaer Polytechnic Institute | Co-continuous dispersions of incompatible polymers in polymer matrices |
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