JPS5853486Y2 - ユアツクラツチオソナエタデンドウキコウ - Google Patents

ユアツクラツチオソナエタデンドウキコウ

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Publication number
JPS5853486Y2
JPS5853486Y2 JP1975130631U JP13063175U JPS5853486Y2 JP S5853486 Y2 JPS5853486 Y2 JP S5853486Y2 JP 1975130631 U JP1975130631 U JP 1975130631U JP 13063175 U JP13063175 U JP 13063175U JP S5853486 Y2 JPS5853486 Y2 JP S5853486Y2
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JP
Japan
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shaft
clutch
drive
hydraulic pump
housing
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975130631U
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English (en)
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JPS5242977U (ja
Inventor
茂 児玉
智朗 東
Original Assignee
カブシキガイシヤ カンザキコウキユウコウキセイサクシヨ
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Filing date
Publication date
Application filed by カブシキガイシヤ カンザキコウキユウコウキセイサクシヨ filed Critical カブシキガイシヤ カンザキコウキユウコウキセイサクシヨ
Priority to JP1975130631U priority Critical patent/JPS5853486Y2/ja
Publication of JPS5242977U publication Critical patent/JPS5242977U/ja
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Publication of JPS5853486Y2 publication Critical patent/JPS5853486Y2/ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトラクターやコンバインの如き農用動力車にか
いて用いられる動力伝達用の伝動機溝詳しくは原動機な
どに連動連結する駆動側軸と、走行用駆動輪や作業装置
iどに連動連結する従動側軸との間に油圧クラッチを介
装し該クラッチへの圧油供給により駆動側軸から従動側
軸への動力伝達を行なわせるごとくした油圧クラッチを
備えた伝動機構に関するものである。
=般に、以上の如き伝動機構において油圧クラッチに圧
油を供給するための油圧源となる油圧ポンプは、駆動軸
上に設けているのであるが、前記駆動軸上に一体に組付
けているため、着脱が困難となっていると共に、前記油
圧ポンプを設けるための特別なスペースを必要として>
Dsその上油圧ポンプから油圧クラッチへの圧油供給は
主として油圧配管を用いているため耐重設備を必要とす
る問題があった。
本考案の目的は、簡単な構成で油圧ポンプの駆動軸及び
駆動側軸への脱着が容易に行なえると共に、クラッチハ
ウジングのスペースを利用して前記油圧ポンプを設ける
ことができ、それでいて制御板を利用して油路を形成し
て、配管設備をなくし、油路構成も簡単に行なえるよう
にしたのである。
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において付号10で全体的に示されるトラクターは、
機体11(実質的には後記するクラッチハウジング17
、ミッションケース18並びに後部・・ウジング19を
含む)上に原動機12を搭載すると共に、この機体11
の下部に2個一対の前輪13.13と駆動輪14.14
とを軸架し、この駆動輪14.14を後記する如く前記
原動機12に連動連結する一方、前記機体11の後部に
ロアーリンク15,15、トップリンク16を設けて適
宜作業機(図示せず)を連結すべく構成し、且つこの作
業機を後記する如く前記原動機12に連動連結し、該原
動機12の稼動によシ前記駆動輪14.14を駆動して
機体11の走行を行なわせると共に、前記作業機を駆動
して適宜農作業を行なわせるべく構成している。
斯くして前記原動機12から前記駆動輪14゜14及び
作業機への伝動機構は第2図以下に示される如く構球す
るもので、以下この伝動機構について説明する。
実質的に前記機体11の兼用部材である前記クラッチハ
ウジング17、ミッションケース18並びに後部ハウジ
ング19は夫々互に連結されて機体11の一部を構成し
ている。
このクラッチハウジング17は原動機12側の機体部分
に連結されるもので、該クラッチハウジング17内に主
クラッチ(図示せず)を内装すると共に、駆動軸20を
軸架しこの駆動軸20を前記原動機12にこの主クラッ
チを介して連動連結し、前記ミッションケース18の側
部に設けられたクラッチペダル21による前記主クラッ
チ操作をして前記原動機12からの駆動軸20への動力
伝達並びにその遮断を行なうべく構成する。
又前記□ツションケース18はその前端開口部を閉鎖す
べく該ケース18に固定された制御板22を介して前記
クラッチハウジング17の後部に連結されるもので、こ
の制御板22における前記クラッチハウジング17側の
壁面に吸入ポート23a吐出ポート23bをもち、軸2
31を備え、かつ前記軸231と結合するポンプ要素2
32を内蔵したポンプハウジング233ど蓋体234と
から成り1前記軸231を前記ポンプハウジング233
及び蓋体234から外方に突出させた。
油圧ポンプ23を固設しこの油圧ポンプ23の軸231
を前記駆動軸20にカップリング24を介して連結する
のであり、一方このミッションケース18内に前記油圧
ポンプ23の軸231と同一軸線上に駆動′側軸25、
該軸25と平行に位置するクラッチ軸26、該軸26と
同一線上に位置する従動側軸27を内装し前記駆動側軸
25を前記制御板22 、前記ミッションケース18内
の隔壁181並びに前記後部ハウジング19の前壁に夫
夫保持された軸受251.252,253により回転自
在に軸承させると共に、この駆動側軸25を前記油圧ポ
ンプ23の軸231にカップリング28を介して連結し
、且つ前記クラッチ軸26を前記制御板221.前記ミ
ッションケース18の隔壁181に夫々保持された軸受
261.262によシ回転自在に軸承させると共に、こ
のクラッチ軸26を前記駆動側軸25に後記する油圧ク
ラッチ付変速装置Aを介して連動連結し、且つ前記従動
側軸27を、その一端部を前記クラッチ軸26端部に形
成された軸孔内にニードルベアリング271を介して突
入支持させ、他端部を前記後部ハウジング19の前壁に
保持された軸受272により支持させて回転自在に軸承
させると共に、との従動側軸27を前記クラッチ軸26
に後記するギヤー変速装置Bを介して連動連結するので
あも又前記後部ハウジング19は前記ミッションケース
18の後部に連結されるもので、該ハウジング19に前
記作業機への動力取出軸29を軸架して該軸29の後方
部をこのハウジング19から後方へ突出させ、且つこの
動力取出軸29を、後部ハウジング19内で前記駆動側
軸25の延出端部にカップリング31を介して連結され
た連結軸30に適宜変速装置(図示せず)を介みて連動
連結するのであり、又この後部ハウジング19に前記駆
動輪14.14の車軸141.141を軸架し、該車軸
141.141を差動歯車などを持つ適宜伝動機構(図
示せず)を介して前記従動側軸27に連動連結するので
ある。
油圧クラッチ付変速装置Aの構造 前記駆動側軸25に歯車32a、32b 32c、32dを挿嵌固定する一方、前記クラッチ軸2
6にこの歯車32a、32 b、32 cに咬合する歯
車33a、33b、33c及び歯車32dに中間歯車を
介して咬合する歯車33dを夫々回転可能に挿嵌し、且
つこのクラッチ軸26における各歯車33a、33b間
及び33c 、33d間にクラッチ本体34.35を夫
々挿嵌介装してキー−341,351によりこの各クラ
ッチ本体34゜35をクラッチ軸26に固定し、この両
クラッチ本体34.35に夫々2つのシリンダー室36
a。
36b、36c、36dを形成すると共に、この各シリ
ンダー室36a乃至36d内にピストン37a、37b
、37c 、37dを内挿し且つこの各ピストン37a
乃至3rd側に向うべく前記各歯車33a乃至33dか
ら延出形成された円筒部331a、331 b、331
c、331d内にコイルスプリング38a、38b、
38c。
38dを介して前記各ピストン37a乃至37dをシリ
ンダー室36a乃至36dの内方に押圧すべく構成する
一方、前記クラッチ軸26にその軸芯と同方向に延びる
5本の流通路26a、26b=26c 、26d 、2
6eを形成し、との名流通路26a乃至26eの内、流
通路26a、26b。
26c、26dを前記シリシダー室36a乃至36dに
、前記クラッチ本体34.35に形成した連通路39a
、39b 、39c、39dを介して連通させると共
に、流通路266を前記円筒部331a乃至331d内
に連通開口させ、且つ前記円筒部331a乃至331d
に3枚で一組の環状摩擦板40a・・・、40b・・・
、40c=−40d・・・と、この各摩擦板40a・・
・乃至40d・・・に対し交互に配置した3枚で1組の
環状摩擦板41a・・・41b・・・ 41c・・・
41d・・・とを夫々挿嵌し、ナ
り この一方の摩擦板40a・・・乃至40d・・・を前記
円筒部331a乃至331aに対し軸芯方向のみ相対移
動可能で相性回転不能ならしめると共に、他方の摩擦板
41a・・・乃至41d・・・を前記シリンダー室36
′a乃至36dの周壁、換言すれば前記クラッチ本体3
4.35に対し軸芯方向のみ相対移動可能で相対回転不
能ならしめ、且つこの摩擦板41a・・・乃至41d・
・・の各4間にスプリング42a・・・、42b・・・
、42C・・・。
42d・・・を介装して常時は各摩擦板41a・・・乃
至41d・・・の各々が互に離れるよう構成している。
斯くて前記流通路26a乃至26dから連通路39a乃
至39dを介して各シリンダー室36a乃至36dに圧
油を供給することによって前記ピストン37a乃至37
dがコイルスプリング38a乃至38bに抗して進出し
、前記各摩擦板40a・・・乃至40d・・・と摩擦板
41a・・・乃至41d・・・とを互に圧接して一体化
し、前記クラッチ本体34.35を前記各歯車33a乃
至33dに連結して前記駆動側軸25からの動力を前記
各歯車32a乃至32d及び歯車33a乃至33d1ク
ラッチ本体34.35を介して前記クラッチ軸26に伝
達せしめるのであり1且つ前記圧油の各シリンダー室3
6a乃至36dへの供給を中止することによって前記ピ
ストン37a乃至37dがコイルスプリング38a乃至
38dをして後退せしめられ、前記各摩擦板の圧接状態
が解除され、前記各クラッチ本体34.35の各歯車3
3a乃至33dへの連結が解除され、前記クラッチ軸2
6への動力伝達が遮断されるのである。
又前記流通路26e゛から円筒部331a乃至331d
内に供給された圧油(ドレンとして排出される低圧油の
一部)はこの円筒部附近の潤滑を行うと共に、この各円
筒部331a乃至331dに形成された貫通孔を介して
前記各摩擦板間に供給され、こめ摩擦板附近の潤滑を行
なうのである。
以上の如く構成された油圧クラッチ付変速装置Aの作動
制御、即ち前記流通路26a乃至26dへの圧油供給の
選択は前記制御板22に設けられた弁装置によって行な
うもので、この制御板22に縦方向に延びる弁孔221
と、該弁孔221の一端開口部に続く切欠部222とを
形成し、との弁孔221内にスプール43を摺動自在に
挿嵌して該スプール43の一端部を前記切欠部222内
に突出させると共に、前記弁孔221の他端開口部に閉
鎖用プラグ44を嵌着して閉鎖すべく構成する一方、前
記制偶販22を貫通して前記クラッチハウジング17側
に突出する前記クラッチ軸26の軸端部を、前記制御板
22に固定された本体461と、該本体461の開口端
を閉鎖すべく該本体461に固定された蓋体462とか
ら成る覆い体46により被冠すると共に、この本体46
1と蓋体462とによう形成された空室463に前記ク
ラッチ軸26の軸端部を位置させ、且つこの空室463
内にピストン部材47を内装し、該ピストン部材47と
前記蓋体462との間にスプリング48を介装して、こ
のピストン部材47により前記クラッチ軸26に回転不
能に挿嵌した摩擦体49を前記本体461側に押付ける
べく構成する。
又前記弁孔221に開口する如く前記制御板22に流通
路22a=22b、22c。
22d、22e、22fを夫々形成し、この各流通路の
内、流通路22a乃至22dを前記覆い体460本体4
61に形成された連通路46a。
46b、46c、46dを介して前記流通路26a乃至
26dに連通し、流通路22eをこの制御板22の前記
クラッチハウジング17側端面に形成された排油用凹溝
223に連通開口すると共に、との凹溝223をリリー
フ弁50をもつ排油孔224を介して前記ミッションケ
ース18内に開放し、且つとの排油孔224から分岐さ
せた分岐路22g1前記本体461に形成された連通路
46e1前記空室463を介してこの凹溝223C換言
すれば前記流通路22e)を前記流通路26eに連通し
、流通路22fを前記油圧ポンプ23の吐出ポー)23
bに連通させるのであり、又この流通路22fから分岐
した分岐路22hを前記本体461に形成した連通路4
6fに連通ずると共に、この連通路46fを前記空室4
63内で前記ピストン部材47で区画されたピストン室
464に連通開口させるのである。
斯くて前記スプール43を弁孔221内で移動させるこ
とにより圧油の供給が制御されるのであって、との圧油
の供給状態は次の通うである。
スプール43が中立位置のとき油圧ポンプ23の吐出ポ
ート23bから社中される圧油は、流通路22f1弁孔
221、流通路22e1 凹溝223、排油孔224、
リリーフ弁50を介してミッションケース18内にドレ
ンとして大部分放出されると共に、その一部は排油孔2
24から分岐路22g1連通路46e1空室463を介
して流通路26eに供給され、既述した如く各部の潤滑
を行なっている。
又スプール43が上方へ一段移動した第1速位置のとき
油圧ポンプ23からの圧油ば、流通路22f1弁孔22
1、流通路22a1 連通路46aを介して流通路26
aに供給され、既述した如くクラッチ本体34を歯車3
3aに連結してクラッチ軸26を第1速で駆動せしめる
のであり又この時前記油圧ポンプ23からの圧油の一部
が流通路22fから分岐路22h1連通路46fを介し
てピストン室464内に供給され、該ピストン室464
内のピストン部材47をスプリング48に抗して進出さ
せて摩擦体49の本体461への押圧を解除し、前記ク
ラッチ軸26の固定(摩擦体49を介しての本体461
側への圧接による制動)状態を解除せしめるのである。
以下同様にスプール43が上方へ二段移動した第2速位
置、上方へ三段移動した第3速位置並びに下方へ一段移
動した後進位置での制御が行なわれるのである。
而してこのスプール43.の作動は操縦席近くのパネル
ボックス111に設けられた操作杆51によって行なわ
れるもので、前記ミッションケース18内に軸支された
揺動アーム52の一端部を、前記制御板22における切
欠部222内に突出する前記スプール43端部に連結さ
せる一方、前記ミッションケース18上に載置したボッ
クス53内に支軸54を軸架し、該支軸54にシフト部
材55を摺動自在に挿嵌すると共に、このシフト部。
材55に弾機552を介してボール551を保持させ、
該ボール551を前記支軸54に形成された複数個の凹
溝541・・・に選択的に挿入させるべく構成し、且つ
このシフト部材55に前記揺動アーム52の他端部を連
結させるのであり、又前記ボックス53内に軸架される
と共に一端部が該ボックス53外に突出する軸杆56に
フォーク561を設け、該フォーク561により前記シ
フト部材55を操作すべく該フォーク561をシフト部
材55に連結させると共に、との軸杆56の突出端に前
記操作杆51を連動連結するのである。
従ってこの操作杆51の操作により軸杆56、フォーク
561、シフト部材55、並びに揺動アーム52を介し
てスプール43が作動せしめられる。
ギヤ変速装置Bの構造 前記駆動側軸25に歯部571 .572゜573.5
74をもつ歯車57を回転自在に挿嵌し、この歯部57
1を前記クラッチ軸26の端部外周に形成した歯部26
3に咬合させて該歯車57をクラッチ軸26に連動連結
させる一方、前記従動側軸27に2個の切換歯車58.
59を夫夫軸方向のみ移動可能に操嵌し、一方の切換歯
車58に前記歯部263に咬合可能な歯部581と、前
記歯部572−交合可能な歯部582とを形成すると共
に、他方の切換歯車59に前、記歯車573に咬合可能
な歯部591と、前記歯部574に咬合可能な歯部59
2とを形成するのであり、又この両切換歯車58.59
の上方部で前記ミッションケース18内に2本の軸60
.61を軸架し、該軸60.61に夫々フォーク621
゜631をもつシフト部材62.63を摺動自在に挿嵌
し、この各フォーク621.631を前記両切換歯車5
8.59に夫々係合連結させて前記シフト部材62.6
3の移動によシ各切換歯車58゜59を移動させ、前記
各歯部5B1,582゜591.592の各歯部263
,572,573゜574への選択的咬合を行なわせる
べく構成するのであり、且つ前記ミッションケース1B
上に自在軸受641を介して操作レバー64を支承させ
、該操作レバー64の下端球状部642を前記シフト部
材62.63に形成したコ字状受部622゜632に選
択的に係合してこの各シフト部材62゜63を選択的に
操作すべく構成している。
本考案伝動機溝の基本構造及びその作用は以上の通うで
あるが、この伝動機構には以下の如き補助横溝が設けら
れている。
圧油の脈動防止構造 前記ミッションケース18上のボックス53内にシリン
ダー室65を形成し、該シリンダー室65内にピストン
66を嵌挿すると共に、該ピストン66とシリンダー室
65端壁との間にスプリング661を介装してこのピス
トン66を常時−側方へ押圧すべく構成し、且つこのシ
リンダー室65のヘッド側室を前記油圧ポンプ23の吐
出ポート23bに、前記制御板22に形成された流通路
22i、前記ミッションケース18の上m部vc形成さ
れた流通路18aを介して連通させるのであう、これに
よって油圧ポンプ23から吐出される圧油の脈動に応動
して前記ピストン66がスプリング661に抗し往復動
せしめられ、との圧油の脈動を吸収するのである。
尚前記シリンダー室65のスプリング側は前記□ツショ
ンケース18内に開放されている。
圧油の圧力設定構造 前記ミッションケース18の土壁部に形成された流通路
18aにリリーフ弁67を設けるのであって、このミッ
ションケース18上のボックス53側壁に接続して弁室
671を形成し、該弁室671の流入口67aを前記流
通路18aに連通開口させると共に、該弁室671の流
出口67bを前記制御板22における凹溝223に、前
記ミッションケース18の土壁部に形成された貫通孔1
82を介して連通し、且つこの弁室671内で前記流入
口67aと流出口67bとの間に形成された弁孔672
に弁体673を幻接させると共に、該弁体673をスプ
リング674をして弁孔672に常時稠ξ圧力で押付け
るべく構成するのであり、これによって前記油圧ポンプ
23から吐出される圧油の圧力が所定以上になると、前
記弁体673がスプリング674に抗して後退し、弁孔
672を開口するので、この圧油の一部は流通路18a
から前記貫通孔182を介して凹溝223に放出され、
該圧油の圧力を一定に維持するのである。
尚この凹溝223に放出された圧油の一部は既述した如
く潤滑用として利用され、残りは排出孔224を介して
前記ミッションケース18内にドレンとして放出される
のである。
圧油の圧力自動設定構造 前記IJ IJ−フ弁67による圧油の圧力設定を前記
ギヤ変速装置Bの変速操作に応じて変更すべく構成する
のであって、前記貫通孔182の一端開放部から深さの
異なる2つの環状溝681,682と、この吊環状溝6
81.682によう形成されるランド683とをもつス
プール68を挿嵌し、且つこの貫通孔182と前記リリ
ーフ弁67における弁室671とに亘るよう前記ミッシ
ョンケース18の上壁部に縦孔183を形成し、該縦孔
183内に鋼球69を嵌入すると共に、該鋼球69と前
記リリーフ弁67にふ・ける弁体673との間にスプリ
ング691を介装して前記スプリング674による弁体
673の押圧力に対向させるべく構成する一方、こりス
プール68をロッド70を介して前記両シフト部材62
.63の高速側シフト部材62に連結させるのである。
これによってギヤ変速装置Bの変速に適応して前記ポン
プ装置23から吐出される圧油の圧力を三段階に変更で
き、即ち高速側シフト部材62の作動によシこのギヤ変
速装置Bが最高速伝動を行なうべく変速された場合、こ
のシャフト部材62の動きがロッド70を介して前記ス
プール68に伝達され、前記鋼球69がこのスプール6
9の外周の深い側梁状溝681に落込み、前記弁体67
3の弁孔662への押付力を最大にしてリリーフ弁67
による圧油の設定圧力を最高とするのであり、且つこの
シフト部材62の作動にようギヤ変速装置Bが中高速伝
動を行なうべく変速された場合には前記鋼球69がスプ
ール68の外周の浅い側梁状溝682に落込み、リリー
フ弁67による圧油の設定圧力を中位とするのである。
又このシフ1[材62が中立位置にある場合及び低速側
シフト部材63を作動させる場合には、前記鋼球69が
ランド683に乗上げリリーフ弁67によシ圧油の設定
圧力を最低とするのである。
このように変速状況に応じて圧油の設定正立を変更する
ことによって無駄な動力消費が防止でき、且つ他の装置
部分、特に油圧ポンプ23、油圧クラッチ付変速装置A
に必要時にのみ大きな作動力を作用させ、不必要時に斯
かる大作動力が作用するような恐れを無くし、各装置部
分の損耗を低く押え得るのである。
以上説明した如く本考案による時は、油圧ポンプ23を
制御板22のクラッチハウジング17側壁面に着脱する
場合、前記油圧ポンプ23は軸231、ポンプ要素23
2、ポンプハウジング233及び蓋体234によυ一つ
の組立体として形成できるから容易に着脱できるのであ
シ、シかも、駆動軸20を駆動側軸25に連結するため
の前記軸231は前記蓋体234及び前記ポンプハウジ
ング233によりその内部で支持され、かつ前記軸23
1は、前記ポンプハウジング233及び該蓋体234か
ら外方に突出した状態で設け、しかも、前記ポンプハウ
ジング233及び蓋体234から外方に突出した前記軸
231の両端部は、前記駆動軸20及び前記駆動側軸2
5に対しカップリング24.28を介して連結するごと
く成したから、前記軸231の駆動軸20、及び駆動側
軸25への連結は確実かつ容易に行なえるのであシ、万
一、前記油圧ポンプ23が故障した場合にネ・いても、
前記クラッチハウジング17側壁面から取外す場合、前
記カップリング24.28を外し前記油圧ポンプ23を
前記クラッチハウジング17側壁面に取付ける、例えば
ボルトを外すことによシ容易に増外しが行なえるのであ
り、かつ前記した如く本考案にかける前記油圧ポンプ2
3はポンプ要素として通常のものが用いられるので、全
体として構造が簡単で、かつコンパクトに形成でき、そ
れだけ前記油圧ポンプ23における故障の発生率も低下
できるのである。
しかも前記クラッチハウジング17内のデッドスペース
を有効に利用すべく前記油圧ポンプ23を前記制御板2
2の前記クラッチハウジング17側壁面に増付けたもの
で、この油圧ポンプ23を設けるための特別なスペース
を必要とせず、またこの油圧ポンプ23の軸を前記クラ
ッチハウジング17内の駆動軸20と同一線上に配置し
て連結したので、構造を極めて簡単ならしめ、即ち油圧
ポンプ23を駆動するため伝動機構を必要とせず、かつ
その為の特別なスペースを必要とせず、全体として構造
の簡素化並びに軽量小型化を計り得ると共に、前記油圧
ポンプ23と油圧クラッチとを連通させるに、該油圧ポ
ンプ23が取付けられる制m22に形成した油路を介し
て行なうも′ので、パイプによる配管設備を殆んどなく
し得るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
図面ば本考案の伝動機構を備えたトラクターを示すもの
で、第1図はその一部切欠側面図、第2図は同要部の一
部を嗜略せる拡大正面図、第3図は第2図■−■線断面
図、第4図は第2図IV−IV線断面図、第5図は第2
図v−v線断面図、第6図は第2図VI−Vl線断面図
である。 A・・・油圧クラッチ付変速装置、17・・・クラッチ
バウシング、18・・・ミッションケース、22・・−
!ilI御板、23・・・油圧ポンプ、231・・・軸
、232・・・ポンプ要素、233・・・ポンプハウジ
ング、234・・・蓋体、20・・・駆動軸、25・・
・駆動側軸、24゜28・・・カップリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラッチハウジング17とミッションケース18との間
    に、該ケースの開口部を閉鎖すべく制御板22を介装固
    定する一方、この制御板22のクラッチハウジング17
    側壁面に、軸231を備え、かつ前記軸231と結合す
    るポンプ要素232を内蔵したポンプハウジング233
    と蓋体234とから成る油圧ポンプ23を着脱可能に取
    付けて前記軸231の軸端を前記ポンプハウジング23
    3及び蓋体234から外方に突出すると共に、前記クラ
    ッチハウジング17に軸架した駆動軸20と、ミッショ
    ンケース18に軸架する駆動側軸25と同一線上に配置
    して、かつ、前記軸231を前記駆動軸・20及び駆動
    側軸25に、カップリング24.28を介して連結する
    一方、前記制御板22に複数本の油路を形成し、該油路
    を介して前記ミッションケース18内の油圧クラッチを
    油圧ポンプ23に連通連結させたことを特徴とする油圧
    クラッチを備えた伝動機構。
JP1975130631U 1975-09-22 1975-09-22 ユアツクラツチオソナエタデンドウキコウ Expired JPS5853486Y2 (ja)

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