JPS585336A - 樹脂表面の処理方法 - Google Patents
樹脂表面の処理方法Info
- Publication number
- JPS585336A JPS585336A JP10324181A JP10324181A JPS585336A JP S585336 A JPS585336 A JP S585336A JP 10324181 A JP10324181 A JP 10324181A JP 10324181 A JP10324181 A JP 10324181A JP S585336 A JPS585336 A JP S585336A
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- Japan
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- resin molded
- resin
- acid
- molded product
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- Chemically Coating (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、優れた密着性を有する表面被覆を施すこと
ができる樹脂表面の処理方法に関する。
ができる樹脂表面の処理方法に関する。
例えばポリアセタール樹脂は表面活性に乏しいため、予
め酸性又は酸化性エツチング剤で樹脂表面を粗面化した
のち、前処理液及び化学メッキ液に浸漬して化学メッキ
を行うか或いは塗装等の表面処理を行っていた。
め酸性又は酸化性エツチング剤で樹脂表面を粗面化した
のち、前処理液及び化学メッキ液に浸漬して化学メッキ
を行うか或いは塗装等の表面処理を行っていた。
しかし、従来のエツチング剤では樹脂成形品を浸漬した
とき、成形品の表面に気泡が生じ、この部分にエツチン
グ剤が付着しないため粗面化することができず、したが
ってこの部分にメッキ処理を施しても平滑な面が残るた
め成形品表面にメッキを十分に密着させることができず
、剥離や亀裂が生じ昌いという欠点があった。
とき、成形品の表面に気泡が生じ、この部分にエツチン
グ剤が付着しないため粗面化することができず、したが
ってこの部分にメッキ処理を施しても平滑な面が残るた
め成形品表面にメッキを十分に密着させることができず
、剥離や亀裂が生じ昌いという欠点があった。
この発明はかかる点に着目してなされたもので、リン酸
と硫酸の混合液に耐酸性界面活性剤を添加することによ
り成形品表面に生ずる気泡が除去されて均一な粗面化が
達成され、優れた密着性を有するメッキ処理を行うこと
ができ、更にメッキ処理を行ったのち、40℃以上でか
つ樹脂変形温度以下の温度で乾燥することにより一層密
着強度の大なる表面被覆が得られることを見い出し、こ
の発明を完成するに至った。
と硫酸の混合液に耐酸性界面活性剤を添加することによ
り成形品表面に生ずる気泡が除去されて均一な粗面化が
達成され、優れた密着性を有するメッキ処理を行うこと
ができ、更にメッキ処理を行ったのち、40℃以上でか
つ樹脂変形温度以下の温度で乾燥することにより一層密
着強度の大なる表面被覆が得られることを見い出し、こ
の発明を完成するに至った。
すなわち、この発明による樹脂表面の処理方法は、ボリ
ア中タール樹脂層の樹脂成形品をリン酸と硫酸の混合液
に耐酸性界面活性剤を添加したエツチング液に浸漬し、
要すれば中和、湯洗、水洗等の洗滌を行い樹脂成形品を
メッキした後、40℃以上でかつ樹脂の変形温度以下の
温度で加熱乾燥する点に特徴がある。
ア中タール樹脂層の樹脂成形品をリン酸と硫酸の混合液
に耐酸性界面活性剤を添加したエツチング液に浸漬し、
要すれば中和、湯洗、水洗等の洗滌を行い樹脂成形品を
メッキした後、40℃以上でかつ樹脂の変形温度以下の
温度で加熱乾燥する点に特徴がある。
この発明によれば、ポリアセタール樹脂等の樹脂成形品
を上記エツチング剤に浸漬することにより、成形品表面
に生ずる気泡が除去され、樹脂材料自体の機械的強度の
劣化を招くことなく、均一に粗面化するので、金属メッ
キ層のみならず、塗装による塗膜層、融着又は接着によ
る他種の樹脂との接合等強固な表面被覆を形成すること
ができる。
を上記エツチング剤に浸漬することにより、成形品表面
に生ずる気泡が除去され、樹脂材料自体の機械的強度の
劣化を招くことなく、均一に粗面化するので、金属メッ
キ層のみならず、塗装による塗膜層、融着又は接着によ
る他種の樹脂との接合等強固な表面被覆を形成すること
ができる。
次にこの発明をポリアセタール樹脂に金属メッキ層を形
成する場合を例として具体的に説明する。
成する場合を例として具体的に説明する。
先ス、多数のポリアセタール樹脂成形品をトリクレン蒸
気中で1分間脱脂したのち、150℃の温度に保持した
空気中で30分間乾燥した。
気中で1分間脱脂したのち、150℃の温度に保持した
空気中で30分間乾燥した。
一方、下記表1に示す成分を混合してエツチング液を調
製した。
製した。
表 1
硫酸(95%) 300mJ’/j
!リン酸(85%) 200 m 4
! / 1耐酸性界面活性剤 0.01〜
5%(弗素系又はエチレンオキサイド系) 水 残
部そして、上記多数のポリアセクール樹脂成形品を表
2のように処理液(界面活性剤)を変え、3種に分類し
た。
!リン酸(85%) 200 m 4
! / 1耐酸性界面活性剤 0.01〜
5%(弗素系又はエチレンオキサイド系) 水 残
部そして、上記多数のポリアセクール樹脂成形品を表
2のように処理液(界面活性剤)を変え、3種に分類し
た。
表 2
類 処理液
A 弗素系界面活性剤
B エチレンオキサイド系界面活性剤Cリン酸−
水 このうち、AとBとはエツチング液で処理した後、中和
及び湯洗を省略し、水洗のみを行った。
水 このうち、AとBとはエツチング液で処理した後、中和
及び湯洗を省略し、水洗のみを行った。
Cは85%リン酸液中に浸漬したのち、中和及び湯洗を
行った。樹脂成形品は各エツチング液に2回浸漬したが
、1回目は40℃の液に20分間浸漬し、2回目は50
℃の液に10分間浸漬した。
行った。樹脂成形品は各エツチング液に2回浸漬したが
、1回目は40℃の液に20分間浸漬し、2回目は50
℃の液に10分間浸漬した。
上記樹脂成形品の粗面化終了後、表3に示す市販のプラ
スチックメッキ用前処理液により、樹脂成形品に対する
感性付与及び活性化処理を行った。 □表
3 〈感性付与〉 塩化第一錫 2 g / l。
スチックメッキ用前処理液により、樹脂成形品に対する
感性付与及び活性化処理を行った。 □表
3 〈感性付与〉 塩化第一錫 2 g / l。
塩酸(35%) 5 cc / 1液温
25〜30℃浸漬時間
1.5分 〈活性化〉 塩化パラジウム 0.15g/j!塩酸
2 cc / II液温
25〜30℃浸漬時間 1.5分 上記感性付与及び活性化処理を行った樹脂成形品を市販
のアンモニア性化学ニッケルメッキ液で処理し、次いで
酸性光沢銅メッキを30μの厚さの層に電析させた後、
1国幅の切込みを入れ、引張試験機で剥離強度を調べた
。
25〜30℃浸漬時間
1.5分 〈活性化〉 塩化パラジウム 0.15g/j!塩酸
2 cc / II液温
25〜30℃浸漬時間 1.5分 上記感性付与及び活性化処理を行った樹脂成形品を市販
のアンモニア性化学ニッケルメッキ液で処理し、次いで
酸性光沢銅メッキを30μの厚さの層に電析させた後、
1国幅の切込みを入れ、引張試験機で剥離強度を調べた
。
この結果を表3及び表4に示した0表4及び表5はそれ
ぞれエツチング液温が40℃及び50℃で、浸漬時間が
20分及び10分の場合である。
ぞれエツチング液温が40℃及び50℃で、浸漬時間が
20分及び10分の場合である。
表 4 (11位 g/<−表
5 (単位 g/cm)表4.5から
明らかなように、AとBは剥離強度の実用限界値600
g/amをいずれも大幅に越え、優れた密着性を有する
ことがわかる。
5 (単位 g/cm)表4.5から
明らかなように、AとBは剥離強度の実用限界値600
g/amをいずれも大幅に越え、優れた密着性を有する
ことがわかる。
次にメッキ処理後の乾燥による密着強度の影響について
説明する。
説明する。
この試験に用いた試験片は前記と同様にして作成した。
即ち樹脂成形品をトリクレン蒸気にて1分間脱脂した後
150℃で30分間乾燥し、0.1%の耐酸性界面活性
剤を添加した硫酸−リン酸混合液の50℃エツチング液
に浸漬して10分間エツチング処理した。中和及び湯洗
を省略して、粗面かした成形品を水洗処理し、感性付与
及び活性化処理したのち、化学ニッケルメッキ液中に浸
漬してメッキ処理した。
150℃で30分間乾燥し、0.1%の耐酸性界面活性
剤を添加した硫酸−リン酸混合液の50℃エツチング液
に浸漬して10分間エツチング処理した。中和及び湯洗
を省略して、粗面かした成形品を水洗処理し、感性付与
及び活性化処理したのち、化学ニッケルメッキ液中に浸
漬してメッキ処理した。
得られた成形品を40℃、80℃及び100℃の高温空
気中で乾燥したのち、約5%の希釈all液で酸活性処
理し、更にピロリン鍛鋼ストライクメ・ツキ又は塩化ニ
ッケルストライクメッキを施した。更に酸性光沢銅メッ
キを30μだけ電析させたのち、lcs幅に切込みを入
れ、引張試験機で剥表6から明らかなように、メッキ処
理後に乾燥工程を付加することにより、剥離強度が驚興
的に増加し、一層優れた密着が得られることがわかる。
気中で乾燥したのち、約5%の希釈all液で酸活性処
理し、更にピロリン鍛鋼ストライクメ・ツキ又は塩化ニ
ッケルストライクメッキを施した。更に酸性光沢銅メッ
キを30μだけ電析させたのち、lcs幅に切込みを入
れ、引張試験機で剥表6から明らかなように、メッキ処
理後に乾燥工程を付加することにより、剥離強度が驚興
的に増加し、一層優れた密着が得られることがわかる。
この発明は上記したようになるから、ポリアセタール樹
脂等の樹脂成形品に優れた密着強度を有する表面被覆を
施すことができ、またエツチング処理後、中和及び湯洗
を省略しても良好な結果が得られるので、表面処理時間
を短縮することができる。
脂等の樹脂成形品に優れた密着強度を有する表面被覆を
施すことができ、またエツチング処理後、中和及び湯洗
を省略しても良好な結果が得られるので、表面処理時間
を短縮することができる。
Claims (1)
- ポリアセタール樹脂等の樹脂成形品をリン酸と硫酸の混
合液に耐酸性界面活性剤を添加したエツチング液に浸漬
し、要すれば中和、湯洗、水洗等の洗滌を行い樹脂成形
品をメッキした後、40℃以上でかつ樹脂の変形温度以
下の温度で加熱乾燥することを特徴とする樹脂表面の処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324181A JPS6039152B2 (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 樹脂表面の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324181A JPS6039152B2 (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 樹脂表面の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS585336A true JPS585336A (ja) | 1983-01-12 |
JPS6039152B2 JPS6039152B2 (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=14348939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10324181A Expired JPS6039152B2 (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 樹脂表面の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039152B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60217695A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-10-31 | 株式会社日立製作所 | 無電解めつき前処理法及びプリント配線板の製造法 |
JP2007051334A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ポリアセタール樹脂成形物の金属めっき方法とそのめっき製品 |
-
1981
- 1981-07-03 JP JP10324181A patent/JPS6039152B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60217695A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-10-31 | 株式会社日立製作所 | 無電解めつき前処理法及びプリント配線板の製造法 |
JPH0455358B2 (ja) * | 1984-04-13 | 1992-09-03 | Hitachi Ltd | |
JP2007051334A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ポリアセタール樹脂成形物の金属めっき方法とそのめっき製品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6039152B2 (ja) | 1985-09-04 |
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