JPS5853332A

JPS5853332A - 単一摺動軸に複数の異形金型を放射状に配置した多機能複合プレス金型

Info

Publication number: JPS5853332A
Application number: JP14965281A
Authority: JP
Inventors: Shogo Sugano; 昭吾菅野
Original assignee: HOSHINO SHOJI KK
Current assignee: HOSHINO SHOJI KK
Priority date: 1981-09-24
Filing date: 1981-09-24
Publication date: 1983-03-29
Also published as: JPS5935695B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、単一摺動軸を中心としてその周部に複数の
異形金型を放射状に配置した多機能複合プレス金型に関
するものである。

従来のプレス金型は、主に１型が１種の１品を加工する
ように製作されている。このため、多種の加工では、金
型の数量が多くなって保管場所を多く要するうえ、全型
代も総体的に高くつくことになる。また異種の加工に移
るときは、その都度金型を交換しなければならないっ従
って、多種少量生産においては、頻繁に金型を交換する
必要から、金型の取外しや心出しおよび取付けに多くの
時間がかかり、プレス加工の能率が向上できないという
問題点があった。

この発明は、上記の各問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的とするところは、１つの金型に複
数の異形金型を配設することにより、金型の数量が節減
され、型交換が簡単になって、多種多量生産のプレス加
工が高能率にできる多機能複合プレス金型を提供するこ
とにある。

以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

第１図から第５図剪でに示すように、複合プレス金型Ａ
は、次の各要部から構成されている。

捷ずベース１は円板体であり、その面部には、同心状を
もって２様の径による段伺孔１ａ、１ｂがそれぞれ複数
宛貫設されている。

上記ベース１の中心部上面には、内径部にスプライン等
の方位堅持が可能な摺動軸孔２ａを設けた受は筒２が同
心状に配置され、底面のネジ穴２ｇに対する段付孔１ａ
からのネジ１０による螺挿をもって固着されている。

受は筒２には、摺動軸孔２ａと平行状に連通ずるスリ割
り２ｂが設けられている。このスリ割り２ｂの中間位置
の胴部面には、−刃側が透孔で、他方側がネジ孔となる
一連のネジ孔付孔部２ｅが、スリ割り２ｂを直交状に貫
通して設けられている。またその上下位置には、一方何
からスリ割り２ｂに直交状に連通ずるネジ孔２ｆが平行
して設けられている。そして、ネジ孔付孔部２ｅには、
長尺な締めネジ１１が一方の透孔から挿入され、先端の
ネジ部は、スリ割す２ｂを越えた位置のネジ孔に螺挿さ
れている。さらに各ネジ孔２ｆには、短尺な押ネジ１２
が螺挿されて、その先端部は、スリ割り２ｂの他面に当
接可能になっている。

上記受は筒２の上部には、内周側から外周面側に降下す
る複数のシュー）２ｃが放射状に設けられている。また
シュー）２ｃ間の受は筒２の上位内径部には、隣接の上
記シュート２Ｃと連通する山形シュー）２ｄがそれぞれ
設けられている。さらに受けｆ！′１２の頂面には、垂
直方向のネジ穴２ｈが間隔的に設けられている。

次に、受は筒２のｍ部には、円板状のダイ５が同心状に
載置されて、各段付孔５ｎから受は筒２のネジ孔２ｈに
対するネジ１４の螺挿をもって、着脱による交換自在に
固定されている。

上記ダイ５の中心部には角形に似たガイド孔５ａが貫設
されている。そしてこのガイド孔５ａの各辿から円板面
の周縁側にかけては、中途部が平行状で、先端部が円弧
状となり、かつそれぞれの平行状の幅寸法は違うように
形成されて、複数の異形雌金型となる切欠きダイ部５ｂ
、　５ｃ。

５ｄ、５ｅが、ガイド孔５ａを中心として放射状に配設
されている。この場合、切欠きダイ部５ｂ〜５ｅは、受
は筒２の各シュート２ｃ上に位置することになる。

また、上記各切欠でダイ部５ｂ、　５ｃ、　５ｄ、　５
ｅ間のダイ５の上面部は、一段宛低い凹所５ｔに形成さ
れている。節も各凹所５ｔの２辺は１Ｍ角に形成されて
いる。そしてガイド孔５ａと接する各凹所５ｔの基端縦
面は、それぞれ寸法値が違うアール面に形成されて、複
数種の角切り雌金型となる面取りダイ部５ｆ、５ｇ、　
５ｈ、　５ｋが、ガイド孔５ａを中心として放射状に配
設されている。この場合、面取りダイ部５ｆ〜５には、
受は筒２の谷山形シュート２ｄ上に位置することになる
。

なお、ベース１の周縁に近い各段付孔１ｂ上には、底部
と頂部にネジ穴５ａ、５ｂを設けた支柱３が、段付孔１
ｂからのネジ１０の締付けをもって立設されている。こ
の各支柱３の頂部には、大形角板の中心部に大径の孔部
４ａを設け、その孔縁に近い而には皿孔４ｂを間隔的に
設けた受は板４が載置されたのち、各皿孔４ｂから支柱
乙のネジ穴３ｂに対する皿ネジ１３の螺挿により、受は
板４は、上記ダイ５に嵌合してその上面が凹所５ｔと同
一平面になるように取付けられている。

さらに、ダイ５の上位部には、ヘッド６と一体のスプラ
イン軸による摺動軸７を中心部の軸孔８ａから貫挿垂設
した円板状のパンチ８が、受は筒２の摺動軸孔２ａに対
する摺動軸７の方位指定による挿入をもって、上下動自
在に配置されている。この場合、摺動＠７の底部に設け
たバネ受は穴７ａとベース１間には、ポンチ復帰バネ９
が収装されていて、降下したパンチ８が所定の上空帯に
復帰が可能となるように付勢している。

上記パンチ８は、環状板の下面に、前記ダイ５のガイド
孔５ａに摺接嵌合が可能なガイド板８ｔが、軸孔８ａを
中心にして突設されている。

そしてこのガイド板８ｔの各辺から環状面の周縁側にか
けては、前記ダイ５の各切欠きダイ部５ｂ＋　５ｃ、　
５ｄ、　５６と区分状に組みして、切欠き加工を行う複
数の異形雄金型となる切欠きパンチ部８ｂ＋　８Ｃ！＋
　８ｄ＋　ａｅが、摺動軸７を中心とする放射状に配設
されている。

またガイド板８ｔの各角部にあたる位置には、前記ダイ
５の面取りダイ部５ｆ、　５ｇ、　５）１．５にと区分
状に組みして、面取り加工を行う複数の異形角切り雄金
型となる面取りパンチ部Ｂｆ、　８ｇ。

８１１、８ｋが、摺動軸７を中心とする放射状に配設さ
れている。

上記パンチ８は、その環状面に、ヘッド６に貫設された
段付孔６ａと合致するネジ孔８ｎが設けられていて、段
付孔６ａからのネジ１５の螺挿をもって、ヘッド６の下
面部に、同心状により、交換自在に取付けられている。

この場合、各切欠きパンチ部８ｂ〜８ｅを、専属的に組
する切欠きダイ部５ｂ〜５ｅと一致するように取付ける
ことで、各面取りパンチ８ｆ〜８にも、専属的に組する
面取りダイ部５ｆ〜５にと一致する。

次に作用を説明する。

上記構成の複合プレス金型Ａを、公知による一般プレス
機械（図示せず）のベッド上に、ラムとはぼ同心状によ
り乗せ、ベース１を、異形（９）品の加工時には同心保持のもとで回動が可能となるよう
にして同定する。またラムの下端部には、ヘッド６の上
■を下圧するための抑圧部材を取付けておく。そのうえ
、加工を所望する切欠き型を、ベッドの前位側に位置す
るように指向させる。さらに受は筒２の摺動軸孔２ａを
、締めネジ１１の締付けによって縮径するか、または押
しネジ１２の締付けによるスリ割り２ｂの他面側への突
き押し動作をもって拡径するか、そのいずれかの手段に
より、摺動軸孔２ａに対する摺動軸の嵌合状態を調整し
て、ダイ５とパンチ８によるせん断加工の型操作が最適
にして円滑に行えるようにしておく。

これにより、例えば第６図に示すような加工板Ｂを、ダ
イ５の前位側に位置している切欠きダイ部上に乗せて、
ラムを降下動させると、例えばその前位側に切欠きダイ
部５ｂが位置していた場合は、これと組みする切欠きパ
ンチ部８ｂが、ヘッド６に対するラムの下圧動により降
下して、加工板Ｂの所定面部に切欠き加工を行う（１０
）ことができる。これを図で示すと、第６図の左方のよう
な甲丸形切欠き１７Ａを、プレス加工することができる
。切欠き加工後はラムが上昇し、これにより下圧状態か
ら解除されたヘッド６と一体のパンチ８は、摺動軸７に
対するノくネ９の作元力をもって、所定高さまで自動的
に上昇イ反帰することができる。この場合、せん断され
た切欠きくす（図示せず）は、第５図で明らかであるよ
うに直下のシュー）２ｃに落下することになる。従って
、せん断の都度切欠きくずは、受は筒２の外方へ自動的
に排除される。このようにして切欠きの連続加工が高能
率に進行できるものである。

ま／こ、異形の切欠き加工に移るために金型を変える場
合は、ベース１の締付けを緩めると、ベース１は任意の
方向に回動するので、所望する異形の切欠き型を容易迅
速に、ベッドの前位側に位置させることができる。そし
て再びベース１を締付けにより固定することで、簡単に
金型交換が完了できるものである。

（１１）このようにベース１を回動するだけで金型の交換ができ
る。従って、第６図の左方側に示すように異形の甲丸型
切欠き１７Ａ、　１７Ｂ、　１７　Ｃ。

１７］）の切欠き加工が、その極毎の加工板に容易迅速
にプレス加工することができる。

次に、角部が直角状に切断されている板体の而取りを行
う場合は、前述と同様にベース１を回動して、所望の面
取り型が配設されている凹所５ｔを、ベッドの前位側に
位置させて固定したのち、加工板の直角部を、その２辺
がこの凹所５ｔに隣り合っている切欠きダイ部の段状縦
面に尚接させた状態でラムを下圧動すると、例えばその
前位側に面取りダイ部５ｆが位置していた場合は、これ
と組みする面取りパンチ部８ｆが、ヘッド６に対するラ
ムの下圧動により降下して角部をせん断することになる
。これを図で示すと、第７図の左上肩のように加工板Ｃ
の所望角部をアール彩画取り１９Ｆに、プレス加工する
ことができる。せん断後は、前述と同様にパンチ８はバ
ネ力により上昇復帰する。またせ（１２）ん断された面取りぐず（図示せず）は、直下の山形シュ
ート２ｄに降下したのち、この山形シュート２ｄと隣接
しているいずれかのシュート２ｃ側に連動的に滑り降り
て受は筒２の外方へ自動的に排除される。このようにし
て面取りの連続加工が高能率に進行できるものである。

さらに、異形の面取り加工に移るために金型を変える場
合は、前述と同様にベース１の締付けを緩めて任意の方
向に回動することで、所望する異形の面取シ型を容易迅
速にベッドの前位１則に位置させることができるため、
簡単に金型の交換が完了できる。このようにベース１を
回動するだけで金型の交換ができる。従って、第７図に
示すように、異形のアール彩画取り１９Ｆ。

１９Ｇ、　１９Ｈ，１９Ｋが、その極毎の加工板の角部
に容易迅速にプレス加工することができる。

なお受は筒２の頂部に、前述のダイ５に代えて、別品種
のダイ（図示せず）を載置固着し、ヘッド乙の下面には
、前述のパンチ８に代えて、同様に、これと組みする別
品種のパンチ（図示（１３）せず）を取付けることで、例えば第６図の右方側に示す
ような異形の短冊形切欠き１８Ａ、１８３３゜１８Ｃ，
１８Ｄの切欠き加工が、その極毎の加工板に前述と同様
の簡単な型交換操作により容易迅速にプレス加工するこ
とができる。

またその間じダイとパンチにより、第８図に示すように
別品種の斜辺膨面取り２０Ｆ、２０Ｇ。

２０Ｈ，２０Ｋが、同様にその極毎の加工板の角部に容
易迅速にプレス加工することができるものである。

以上に説明したようにこの発明は、摺動軸を中心にして
、複数の異形切欠き金型を、またその切欠き金型間の凹
所には複数の面取り金型をそれぞれ放射状に配設して、
同一の金型体に、異種の金型を、同心状のもとで、複合
的に配設したことにより、金型の数量が大幅に節減され
て保管場所が縮小できるうえ、全型代も総体的に低減す
ることができる。また型交換が簡単になって、多種少１
°生産が高能率にできることから、プレス加工のコスト
低下が得られるだけで（１４）なく、異種型の複合化により、プレス金型の機能をさら
に向上できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

実施例図の第１図はこの発明による複合プレス金型の斜
視図、第２図は同金型の要部となるダイの平面図、第３
図は同じく摺動軸付ヘッドに取付けたパンチの斜視図、
第４図は同複合プレス金型の分解斜視図、第５図は第１
図のＥ−Ｅ線における縦断面図、第６図は同複合プレス
の切欠き金型により加工された各切欠きを示す加工板の
平面図、第７図は同じく角切り金型により加工された谷
アール面取りを示す加工板の平面図、第８図は別品種の
角切り金型により加工された各斜辺彩画取りを示す加工
板の平面図である。符号の説明１・・・ベース　　　　　２・・・受＆［２ａ・・・摺
動軸孔　　　２ｂ・・・スリ割り２ｃ・・・シュート　
　　　２ｄ・・・山形シュート２ｅ・・・ネジ付孔部　
　２ｆ・・・ネジ孔（１５）３・・・支柱　　　　　　４・・・受は板５・・・ダイ
　　　　　　　５ａ・・・ガイド孔５ｂ、　５ｃ、　５
ｄ、　ｓｅ　　、、、切欠きダイ部５ｆ、　５ｇ、　５
ｈ、　５ｋ　　・・・面取シダイ部５ｔ・・・凹所　　
　　　６・・・ヘッド７・〜摺動軸　　　　　７ａ・・
・バネ受は穴８・・・パンチ　　　　　８ａ・・・軸孔
８ｂ、８ｃ、８ｄ、８ｅ　・・・切欠きパンチ部８ｆ、
　８ｇ、　８ｈ、　８１（・・・面取シバンチ部８ｔ・
・・ガイド板　　　９・・・ポンチ復帰バネ１１・・・
締めネジ　　　１２・・・押しネジＡ・・・複合プレス
金型特許出願人　　星野商事株式会社 □ （１６）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ペースの中心部上面には、内径部に方位堅持が可
能な摺動軸孔を設けた受は筒を固着し、上記受は部上に
は、中心のガイド孔局面に複数の異形ダイ部を、またそ
の異形ダイ部間の凹所の基部には異形の面取りダイ部を
それぞれ放射状に配設したダイを、同心状により交換自
在に載置固定するとともに、上記ダイの上位部には、中
心部に方位堅持が可能な摺動軸を一体状に垂設したヘッ
ドを、上記受は筒の摺動軸孔に対する摺動軸の挿入と、
その底部穴に対するポンチ復帰バネの支弾力をもって上
下動自在に配置し、かつヘッドの下面には、中心部に貫
挿された摺動軸を中心としてその局部に、上記ダイの各
異形ダイ部と区分的に組する異形パンチ部を、またその
異形ノくンチ部間には各面取りダイ部に区分的に組する
異形の面取りパンチ部をそれぞれ放射状に配設したパン
チを、同心状により交換自在に取付けたことを特徴とす
る単一摺動軸に複数の異形金型を放射状に配した多機能
複合プレス金型。
（２）上記ベースの外周縁面上には複数の支柱を立設し
て、その頂部位置に、上記ダイの凹所と同一面になる受
は板を載置固定したことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の単一摺動軸に複数の異形金型を放射状に配し
た多機能複合プレス金型。
（３）上記受は筒の一端に、摺動軸孔と平行状に連通ず
るスリ割シを設けるとともに、そのスリ割りの隣接位置
には、スリ割りを直交状に貫通して摺動軸孔の径を縮小
する締めネジと、スリ割りに直交状に連通して摺動軸孔
の径を拡大する押しネジとをそれぞれ挿入したことを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の拳−摺動軸に複数
の異形金型を放射状に配した多機能複合プレス金型。
（４）上記受は筒の上部には、外周面側に降下する複数
のシュートを放射状に設けたことを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の単一摺動軸に複数の異形金型を放射
状に配した多機能複合プレス金型っ
（５）上記受は筒の各シュート間の内径側には、隣接の
シュートと連通ずる山形シュートを設けたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項および第４項記載の単一摺動
軸に複数の異形金型を放射状に配した多機能複合プレス
金型。