JPS5853171Y2 - エンジンのシリンダブロツクバリ取り機 - Google Patents

エンジンのシリンダブロツクバリ取り機

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Publication number
JPS5853171Y2
JPS5853171Y2 JP1978171413U JP17141378U JPS5853171Y2 JP S5853171 Y2 JPS5853171 Y2 JP S5853171Y2 JP 1978171413 U JP1978171413 U JP 1978171413U JP 17141378 U JP17141378 U JP 17141378U JP S5853171 Y2 JPS5853171 Y2 JP S5853171Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
cylinder block
hook
sliding hammer
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978171413U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5588360U (ja
Inventor
英夫 岡村
一男 中川
政行 朝比奈
Original Assignee
日野自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車株式会社 filed Critical 日野自動車株式会社
Priority to JP1978171413U priority Critical patent/JPS5853171Y2/ja
Publication of JPS5588360U publication Critical patent/JPS5588360U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5853171Y2 publication Critical patent/JPS5853171Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンのシリンダブロックに突出している鋳
物パリ取り機に関し、その目的は、自動的にパリを除去
し、作業能率の向上と省力化を図ったことである。
鋳型より取り出したエンジンのシリンダブロックにはパ
リが突出している。
殊にV型エンジンのシリンダブロックにおいてはシリン
ダブロックの前後両端面と、ヘッド両側部のシリンダボ
ア間にパリが形成される。
従来、これらのパリ取りは、片手ハンマーあるいはチッ
ピングハンマー等によって作業員が手作業で除去してい
た。
従って、作業能率上好ましくなく、作業員には著しい労
力負担となり、また、ハンマーで除去したパリが周囲に
飛散し、他の作業員に当って怪我をする危険性もあった
本考案は上記従来の問題に鑑み、全て所定のパリ取りを
自動的に除去する機械を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面によって説明する。
1は床面上lこ設置されたローラコンベア2を跨いで固
設したフレームである。
このフレーム1にガイドローラ4によって昇降自在なラ
ム3が装備されている。
ラム3は図示のように下向きコの字形を呈しており、そ
の両側下端5の内面に相対向する一対の切刃6が固着さ
れている。
この切刃6の対向間距離はシリンダブロックWの前後両
端面に摺接する寸法で離間しており、図示省略しである
が、各種寸法のシリンダブロックの前後方向の長さに対
応するよう、何れか一方の切刃6の位置を調整自在とす
ることも可能である。
ラム3の上面中央位置にねじ軸7が固定されており、フ
レーム1の上部に固設されたスクリュージヤツキ8に螺
合している。
9は前記スクリュージヤツキ8を作動するモータである
さらに、ラム3の前後位置に、■型エンジンのシリンダ
ブロックWのシリンダボア間の数と同数のスライディン
グハンマー11が昇降自在に取付けられる。
図では省略して1個のスライディングハンマー11を設
置しているが実際には、例えば■8型エンジンの場合、
シリンダは左右4個づつ設けられる。
従って4個のシリンダボア間は3個所であり都合左右6
個のスライプイングツヘンマー11が所定間隔で設置さ
れることになる。
スライディングハンマー11の昇降自在な取付手段とし
ては、1個のスライディングハンマー11に対し、2本
の平行なガイドバー10をラム3に垂設し、その下端に
ストッパと緩衝を兼ねたスプリング12が設けられ、こ
の2本の平行なガイドバー10にスライディングハンマ
ー11が昇降摺動可能に保持されている。
すなわち、スライディングハンマー11は自重によって
ガイドバー10に沿って下降動するようになっている。
このスライディングハンマー11の下降動はラム3の下
降による切刃6がシリンダブロックWの前後両端面lこ
当接する以前に先行してシリンダブロックのヘッド両側
部に当接し、ラム3の下降端から原位置に上昇するとき
lこ、ラム3と一体になって上昇位置に保持されて上昇
端に復帰するようフック装置が設けられている。
このフック装置の具体的構造について説明する。
各ガイドバー10の垂設部近傍のラム3に枢軸14を中
心支点として揺動自在なフック13を枢着する。
そして、スライディングハンマー11には、このフック
13が係脱する突起16が突設されている。
また、フック13の上端には、下端のフック部の向きと
は相反する方向に突出した当接部15が形成されている
18はフック13を常に突起16と係合する方向に旋回
付勢しているスプリングである。
一方、フレーム1の上方には、ラム3が原位置の上昇端
より若干下降した地点で前記フック13の上端に形成さ
れている当接部15が当接し、スプリング18の押圧力
に抗してフック13を突起16と解脱する方向に旋回動
するためのフックリリースプレート11が設けられてい
る。
このフックリリースプレート17は支軸17aによって
回動可能に支持され、通常はストッパ17bと当接して
いて下方回動を規制しているが、上方回動は許容するよ
う取付けられている。
さらに、フレーム1の下方にはスライディングハンマー
11を支承するボルトパー19が横設されている。
本考案は上記の通りの構成よりなり、その作動について
以下説明する。
除去すべき鋳物バリは、■型エンジンのシリンダブロッ
クWにおいては前後両端面lこ突出するバIJ B 1
と、ヘッド面側部のシリンダボア間に有するバリB2で
ある。
そこで、ラム3が上昇端の原位置にあるときには、フッ
ク13の上端の当接部15はフックリリースプレート1
7より上方に位置していて、スプリング18の押圧力に
よりフック13は上昇位置にあるスライディングハンマ
ー11の突起16と係合していてスライディングハンマ
ー11を上昇位置に保持している。
この状態でシリンダヘッド面を下向きにしたシリンダブ
ロックWがローラコンベア2上を滑動し、ラム3の直下
の加工位置に搬入位置決めされた後に起動ボタンを操作
すると、モータ9が回転し、スクリュージヤツキ8を作
動してねじ軸17のリードによってラム3は下降動を開
始する。
ラム3が若干下降した時点でフック13の上端の当接部
15はフックリリースプレート17と干渉して下降動す
るものであるから、フック13は枢軸14を支点として
スプリング18の押圧力に抗して第2図Iこおいて時計
方向Iこ旋回し突起16との係合が解脱される。
従ってスライプイングツヘンマー11は自重によりガイ
ドバー10に沿って速やかに落下し、シリンダブロック
Wのヘッド両側部に衝突して、その衝撃力にてバリB2
を折ち抜き除去する。
スライディングハンマー11の落下端ではガイドバー1
0の下端に設けであるスプリング12によって緩衝し、
且つストップされる。
そして、ラム3は下降動を続行しているから、フック1
3の上端の当接部15がフックIJ IJ−スプレート
11を通過した時点でスプリング18によってフック1
3は原位置に戻された状態でラム3は下降し、続いて切
刃6によってシリンダブロックWの前後両端面のバIJ
B 1を削除する。
ラム3が下降端に近づいたときに、ガイドバー10の下
端に落下しているスライディングハンマー11の下側部
がボルトパー18上に当接し、ラム3の下降動と相対的
にスライディングハンマー11は上昇動する。
そして、このスライディングハンマー11と相対移動す
るフック13は突起16の傾斜面を滑って一度外側方に
スプリング18を圧縮して旋回するが、突起16の頂点
を越えたところでスプリング18により再び原位置に戻
され、フック13は突起16と係合する関係体勢となる
ラム3の下降端の確認によりモータ9は逆転し、ラム3
は上昇動に切換えられる。
このラム3の上昇によって前記フック13は突起16と
係合し、ガイドバー10の上方に位置するスライディン
グハンマー11と共にラム3は原位置復帰する。
ラム3の上昇端近くで、フック13の上端の当接部15
はフックリリースプレート17に当接するが、このとき
はフックリリースプレート17を上方に跳ね上げて当接
部15を通過させるのでフック13は突起16に係合し
た状態を保持している。
以上のように本考案では、シリンダブロックのパリ取り
を自動的に除去することを可能とし、パリ取り作業員を
著しく減少すると共に、作業能率が向上し、さらには安
全性を確保する利点がある。
また、パリ取りに必要な個所をスライディングハンマー
による除去と切刃による切除の二種の作動は、切刃を作
動する一つの駆動装置によってスライディングハンマー
を簡単な構造のフック装置によりラムの昇降動作と連動
して自重落下並びに上昇を行うように構成されているも
のであるから、駆動系の機構が簡単であり、且つ確実な
作動が得られ、設備費も安価となる利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は一部断面側面図であ
る。 1・・・・・・フレーム、2・・・・・・ローラコンベ
ア、3・・・・・・ラム、4・・・・・・ガイドローラ
、6・・・・・・切刃、7・・・・・・ねシ軸、8・・
・・・・スクリュージヤツキ、9・・・・・・モータ、
10・・・・・・ガイドバー、11・・・・・・スライ
ディングハンマー、13・・・・・・フック、14・・
・・・・枢軸、15・・・・・・当接部、16・・・・
・・突起、17・・・・・・フックリリースプレート、
19・・・・・・ホールドバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのシリンダブロックを搬送し、且つ所定位置に
    位置決め可能としたローラコンベアを跨いで床面上に固
    設したフレームと、該フレームに沿って昇降動自在に設
    けた下向きコの字形ラムと、該ラムを昇降駆動するスク
    リュージヤツキ装置と、前記ラムの両側下端に取付けら
    れ、前記シリンダブロックの前後両端面に摺接する一対
    の切刃と、前記ラムの前後位置に垂設されたがイドバー
    に昇降動自在に取付けられ、シリンダブロックのヘッド
    両側部に当接するスライディングハンマーとを備え、該
    スライディングハンマーにスライディングハンマーの上
    昇位置を保持するための突起を設け、前記ラムには、中
    央を支点として揺動自在に枢支され、下端が前記突起に
    係脱し、上端に当接部を形成したフックをスプリングに
    よって常時突起に係合する方向に付勢して設け、ラムの
    上昇端位置近傍のフレームに、ラムの下降動に伴いフッ
    ク上端の当接部が当接してフックを突起より係合解脱す
    る方向に揺動させ、ラムの下降端から上昇時に前記当接
    部の通過を許容するリリースプレートを枢支したことを
    特徴とするエンジンのシリンダブロックバリ取り機。
JP1978171413U 1978-12-15 1978-12-15 エンジンのシリンダブロツクバリ取り機 Expired JPS5853171Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978171413U JPS5853171Y2 (ja) 1978-12-15 1978-12-15 エンジンのシリンダブロツクバリ取り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978171413U JPS5853171Y2 (ja) 1978-12-15 1978-12-15 エンジンのシリンダブロツクバリ取り機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5588360U JPS5588360U (ja) 1980-06-18
JPS5853171Y2 true JPS5853171Y2 (ja) 1983-12-03

Family

ID=29175289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978171413U Expired JPS5853171Y2 (ja) 1978-12-15 1978-12-15 エンジンのシリンダブロツクバリ取り機

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JP (1) JPS5853171Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4419871Y1 (ja) * 1966-07-04 1969-08-26
JPS491365U (ja) * 1972-04-06 1974-01-08
JPS5165028A (ja) * 1974-12-04 1976-06-05 Hitachi Metals Ltd Sekiorisochi

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4419871Y1 (ja) * 1966-07-04 1969-08-26
JPS491365U (ja) * 1972-04-06 1974-01-08
JPS5165028A (ja) * 1974-12-04 1976-06-05 Hitachi Metals Ltd Sekiorisochi

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Publication number Publication date
JPS5588360U (ja) 1980-06-18

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