JPS5853063Y2 - 時計バンド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はバンド体に鑞付は法をもって取付けて来たエ
ンドピースとその取付要領を改良するもので、その特徴
はステンレス耐蝕性材料をもって平板１と、側面間に取
付孔２を設けた駒体３を別個に作り、平板１の一部にて
取付板部４を形成しておいて平板１と駒体３を重ね合わ
せ溶接してエンドピース５を構成し、エンドピース５の
取付板部４をバンド体６の一端に形成する鉤形取付部７
に溶接取付けするようにしたことにある。

従来は、上記のエンドピースを黄銅ＢＳ或は洋白ＮＳ材
料を用いて切削加工により一体において形成して来たの
で、材質上、エンドピースはバンド体に対して鑞付けに
よる接合手段しか採れず、従ってコストが高く、また耐
蝕性もよくなかったという欠点があった。

またエンドピース上の上表に柄模様を打ち形成する場合
も、取付孔などが変形するおそれがあってよく出ないと
いう欠点があった。

本考案はステンレス耐蝕性材料を用いて、エンドピース
５を形成するので、バンド本体との間で溶接による取付
けを可能にして、取付はコストを低下させることができ
る。

しかも、鉤形取付部７に取付板部４を嵌入し溶接するの
で、接合面が多となって接合強度を増大することができ
る。

また、さらに本考案はエンドピース５を平板１と駒体３
の重ね合わせにて構成するようにしたので、平板１の上
表に予め柄模様など打ち形成することによって、取付孔
２などを潰すおそれを全くなくして、きれいな刻印柄模
様を附すこともできること・なる。

かようにして、本考案によればエンドピースを堅牢にし
て、コスト安くして取付は得、さらにエンドピースの上
表に鮮明な刻印模様を附すことができる等、多くの効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はバンド体にエンドピースを溶接した状態で示す
斜視図、第２図は同溶接前の状態を示す斜視図、第３図
は従来の斜視図、１は平板、２は取付孔、３は駒体、４
は取付板部、５はエンドピース、６はバンド体、７は鉤
形取付部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ステンレス耐蝕材料製の平板１と、側面間に取付孔２を
   設けた駒体３を別個に作り、両者の重合溶接にて取付板
   部４を有すエンドピース５を作りエンドピース５をバン
   ド体６の一端に形成する鉤形取付部７に取付板部４を嵌
   入して溶接により取付けるようにしたことを特徴とする
   時計バンド。