JPS5852633B2 - 発酵法によるホスホリパ−ゼdの製造法 - Google Patents
発酵法によるホスホリパ−ゼdの製造法Info
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- JPS5852633B2 JPS5852633B2 JP52109149A JP10914977A JPS5852633B2 JP S5852633 B2 JPS5852633 B2 JP S5852633B2 JP 52109149 A JP52109149 A JP 52109149A JP 10914977 A JP10914977 A JP 10914977A JP S5852633 B2 JPS5852633 B2 JP S5852633B2
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- buffer
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は発酵法によるホスホリパーゼDの製造法に関す
る。
る。
さらに詳しくは、本発明はミクロモノスポラ属に属し、
ホスホリパーゼD生産能を有する微生物を栄養培地に培
養し、培養物中にホスホリパーゼDを生成せしめ、これ
を採取することを特徴とするホスホリパーゼDの製造法
に関する。
ホスホリパーゼD生産能を有する微生物を栄養培地に培
養し、培養物中にホスホリパーゼDを生成せしめ、これ
を採取することを特徴とするホスホリパーゼDの製造法
に関する。
ホスホリパーゼD (EC3,1,4,4)はリン脂質
のリン酸と塩基とのエステル結合を分解してホスファチ
ジン酸と塩基とを遊離する酵素である。
のリン酸と塩基とのエステル結合を分解してホスファチ
ジン酸と塩基とを遊離する酵素である。
ホスホリパーゼDは、リン脂質の代謝に関連する研究用
試薬や血清中に含まれるリン脂質の定量用試薬等として
有用である。
試薬や血清中に含まれるリン脂質の定量用試薬等として
有用である。
ホスホリパーゼDはホウレンソウ、キャベツ、ニンジン
、カリフラワー、セロリ、エントウ豆など植物組織に広
く存在することが知られている。
、カリフラワー、セロリ、エントウ豆など植物組織に広
く存在することが知られている。
従来、発酵法によるホスホリパーゼDの製造法としては
、ストレプトマイセス属に属する微生物を用いる方法が
知られている(特開昭48−99386号公報)。
、ストレプトマイセス属に属する微生物を用いる方法が
知られている(特開昭48−99386号公報)。
本発明者らは、天然界より数多くの微生物を入手してホ
スホリパーゼDの生産性について種々研究した。
スホリパーゼDの生産性について種々研究した。
その結果、群馬県前橋市の土壌から分離した菌株(KY
1936株と称する)を培地に培養すると、培養物中に
ホスホリパーゼDが生産する事実を見出した。
1936株と称する)を培地に培養すると、培養物中に
ホスホリパーゼDが生産する事実を見出した。
本菌の菌学的性質は次の通りである。
1 形態的性質
KYI 936株は一般に使用されている寒天培地でス
トレプトマイセス属の菌株に認められるような真性気中
菌糸を形成せず、メロンイエローからオレンジ色の基生
菌糸を形成する。
トレプトマイセス属の菌株に認められるような真性気中
菌糸を形成せず、メロンイエローからオレンジ色の基生
菌糸を形成する。
胞子形成が良好な場合、寒天表面の菌糸の色は褐色から
黒色となる。
黒色となる。
寒天培地上で生育したKY 1936株を顕微鏡で観察
すると、菌糸は直径約0.5μで比較的長く分枝してい
る。
すると、菌糸は直径約0.5μで比較的長く分枝してい
る。
隔壁も見受けられる。
胞子のうは形成されず、胞子は基生菌糸より分枝した単
純胞子柄の頂点に1個あるいは無柄に1個づつのみ着生
する。
純胞子柄の頂点に1個あるいは無柄に1個づつのみ着生
する。
胞子柄は比較的長いものが多く、また菌糸の先端部分で
は房状に形成される。
は房状に形成される。
成熟した胞子の直径は1.0から1.5μであり、球状
あるいは卵型を示し、電子顕微鏡による観察では表面は
平滑であり、鞭毛は認められない。
あるいは卵型を示し、電子顕微鏡による観察では表面は
平滑であり、鞭毛は認められない。
XY1936株を第1表に示した諸種の培地上で生育さ
せたが可溶性色素の生成は認められなかった。
せたが可溶性色素の生成は認められなかった。
諸種の培地上での生育状態や色については第1表に示し
た。
た。
2 性理的性質
KY1936株の生理的諸性質を第2表に示す。
以上は、30℃、2週間後の観察結果である。
但し、6の至適生育温度は4日後、3のミルクおよび4
の繊維素に対する作用については、1ケ丹後の結果であ
る。
の繊維素に対する作用については、1ケ丹後の結果であ
る。
3同定
、以上みたごと<、KY1936株は寒天培地において
真性気中菌糸を形成せず基性菌糸に胞子を単一生成する
中温菌である。
真性気中菌糸を形成せず基性菌糸に胞子を単一生成する
中温菌である。
以上のようなことからKY1936株は、放線菌のなか
のミクロモノスポラ属に属する菌株であると判定された
。
のミクロモノスポラ属に属する菌株であると判定された
。
バージエイのマニュアル・オブ・デターミネテイブ・バ
クテリオロジーの第8版に記載されているミクロモノス
ポラ属の菌の分類に従うと本菌株(KY1936株)は
好気性菌でメリビオース、ラフィノースを資化しツアペ
ック寒天培地での生育が不良であることからしてミクロ
モノスポラ・チャルセア(Micromonospor
a 、 Chalcea )に分類される。
クテリオロジーの第8版に記載されているミクロモノス
ポラ属の菌の分類に従うと本菌株(KY1936株)は
好気性菌でメリビオース、ラフィノースを資化しツアペ
ック寒天培地での生育が不良であることからしてミクロ
モノスポラ・チャルセア(Micromonospor
a 、 Chalcea )に分類される。
さらに本菌株のその他の生理的性質においても、例えば
菌叢の色はオレンジ色で胞子形成とともに褐色から黒色
になること、可溶性色素を生産しないこと、イノシトー
ル、L−ラムノース、D−マンニットなどを利用しない
ことなど、ミクロモノスポラ・チャルセアの記載によく
一致する。
菌叢の色はオレンジ色で胞子形成とともに褐色から黒色
になること、可溶性色素を生産しないこと、イノシトー
ル、L−ラムノース、D−マンニットなどを利用しない
ことなど、ミクロモノスポラ・チャルセアの記載によく
一致する。
したがってKY1936株はミクロモノスポラ・チャル
セアに属する菌株と同定した。
セアに属する菌株と同定した。
なお、該菌株は微工研に寄託されており、その寄託受理
番号は第4201号である。
番号は第4201号である。
本発明で用いられる菌としては、例えば前記したミクロ
モノスポラ・チャルセアKY1936の他にミクロモノ
スポラ・チャルセアATCC12452、ミクロモノス
ポラ・エチノスポラNRRL 2985、ミクロモノス
ポラ・エチ/スポラ・サブエスピー・フエルギエナNR
RL2995、ミクロモノスポラ、グロボサKCCA0
126、ミクロモノスポラ・イノシトラATCC217
73、ミクロモノスポラ・メガロミセアNRRL 32
75、ミクロモノスポラ・メラノスポレアIFO125
15、ミクロモノスポラ・バルブロクロモゲネスATC
C27007等が挙げられるが、これらの菌たけに限ら
ず、ミクロモノスポラ属に属する菌でホスホリパーゼD
を生産する菌であれば、いずれも本発明において使用す
ることができる。
モノスポラ・チャルセアKY1936の他にミクロモノ
スポラ・チャルセアATCC12452、ミクロモノス
ポラ・エチノスポラNRRL 2985、ミクロモノス
ポラ・エチ/スポラ・サブエスピー・フエルギエナNR
RL2995、ミクロモノスポラ、グロボサKCCA0
126、ミクロモノスポラ・イノシトラATCC217
73、ミクロモノスポラ・メガロミセアNRRL 32
75、ミクロモノスポラ・メラノスポレアIFO125
15、ミクロモノスポラ・バルブロクロモゲネスATC
C27007等が挙げられるが、これらの菌たけに限ら
ず、ミクロモノスポラ属に属する菌でホスホリパーゼD
を生産する菌であれば、いずれも本発明において使用す
ることができる。
本発明の培養においては、通常の放線菌の培養法が一般
に適用される。
に適用される。
培養のために用いられる炭素源としてはブドウ糖、果糖
、蔗糖、乳糖、糖蜜、澱粉、デキストリン、グリセリン
などが単独または組み合わせて用いられる。
、蔗糖、乳糖、糖蜜、澱粉、デキストリン、グリセリン
などが単独または組み合わせて用いられる。
さらに菌の資化性によっては炭化水素、アルコール類、
有機酸、脂肪酸、油脂、粗レシチンなども用いられる。
有機酸、脂肪酸、油脂、粗レシチンなども用いられる。
無機および有機窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸
アンモニウム、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸ソーダな
どが、また天然窒素源としはペプトン、肉エキス、酵母
エキス、コーンステイープリカー、大豆粉、大豆粕、乾
燥酵母、カザミノ酸、ソリュブルベジタブルプロテイン
などが単独または組み合わせて用いられる。
アンモニウム、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸ソーダな
どが、また天然窒素源としはペプトン、肉エキス、酵母
エキス、コーンステイープリカー、大豆粉、大豆粕、乾
燥酵母、カザミノ酸、ソリュブルベジタブルプロテイン
などが単独または組み合わせて用いられる。
そのほか必要に応じて食塩、塩化カリウム、リン酸塩、
マグネシウム、カルシウム、カリウム、鉄、マンガン、
亜鉛等の塩類が必要に応じて使用されるほか、本菌の生
育やホスホリパーゼDの生産を促進する有機質や無機物
を適当に添加することができる。
マグネシウム、カルシウム、カリウム、鉄、マンガン、
亜鉛等の塩類が必要に応じて使用されるほか、本菌の生
育やホスホリパーゼDの生産を促進する有機質や無機物
を適当に添加することができる。
培養法としては、液体培養法がよく、工業的には深部通
気攪拌培養法がもっとも適している。
気攪拌培養法がもっとも適している。
培養温度は22〜40℃の範囲で行なうことができるが
、25〜35℃が好適である。
、25〜35℃が好適である。
pHは中性または微アルカリの範囲にあることが望まし
い。
い。
培養期間は条件によって変ってくるが、通常2〜6日程
度であり、ホスホリパーゼDの生成が確認されたとき、
好ましくは生成が最大に達したときに培養を停止する。
度であり、ホスホリパーゼDの生成が確認されたとき、
好ましくは生成が最大に達したときに培養を停止する。
本酵素は主として培養液中に存在するので、培養終了液
より菌体を済別して得られる培養済液よりホスホリパー
ゼDの採取を行なう。
より菌体を済別して得られる培養済液よりホスホリパー
ゼDの採取を行なう。
培養済液よりホスホリパーゼDの採取にあたっては通常
酵素精製に用いられるあらゆる方法が使用できる。
酵素精製に用いられるあらゆる方法が使用できる。
例えば、減圧濃縮、塩析、有機溶媒沈澱、透析、ゲル済
過、吸着剤などによる吸着クロマトグラフィー、イオン
交換クロマトグラフィーあるいは凍結乾燥等の方法が使
用でき、さらにこれらの方法を適当に組み合わせること
によってホスホリパーゼDの精製を効果的に行なうこと
ができる。
過、吸着剤などによる吸着クロマトグラフィー、イオン
交換クロマトグラフィーあるいは凍結乾燥等の方法が使
用でき、さらにこれらの方法を適当に組み合わせること
によってホスホリパーゼDの精製を効果的に行なうこと
ができる。
次に、ホスホリパーゼDの酵素活性の測定法について説
明する。
明する。
ホスホリパーゼDの酵素活性の測定は次の2つの方法に
よって行なった。
よって行なった。
通常の場合は、主として、後者の方法〔酵素(コリンオ
キシダーゼ)による方法〕によって測定した。
キシダーゼ)による方法〕によって測定した。
活性の表示は1分間に1μmoleのコリンまたはエタ
ノールアミンを遊離させる活性を1 unitとした。
ノールアミンを遊離させる活性を1 unitとした。
■ デンシトメトリーによる方法
0、1 M トリス塩酸緩衝液(pH7,50) 1.
0mA。
0mA。
基質(80μmoles /r711エチルエーテル)
0.5ml、 0.1 MCaC12o、 2rn11
水0.3mlに酵素溶液0.5mlから成る組成液を用
い、37℃で所要時間(30分〜2時間)反応させたの
ち、反応液中に含まれている基質および反応生成物であ
るホスファチジン酸あるいはN−アシルスフィンゴシル
ホスフェイトをエチルエーテル2mlにて3回抽出する
。
0.5ml、 0.1 MCaC12o、 2rn11
水0.3mlに酵素溶液0.5mlから成る組成液を用
い、37℃で所要時間(30分〜2時間)反応させたの
ち、反応液中に含まれている基質および反応生成物であ
るホスファチジン酸あるいはN−アシルスフィンゴシル
ホスフェイトをエチルエーテル2mlにて3回抽出する
。
残った反応液を40〜50℃の温水中に浸漬した後これ
に、空気を吹き込んでエチルエーテルを飛散除去し、つ
ぎに100℃の熱水中に5分間浸漬して完全に反応を停
止する。
に、空気を吹き込んでエチルエーテルを飛散除去し、つ
ぎに100℃の熱水中に5分間浸漬して完全に反応を停
止する。
エチルエーテルによる抽出液一定量(l〜5μl)をケ
イ酸の薄層上(5ilica get H(E。
イ酸の薄層上(5ilica get H(E。
Merck社製)、溶媒系クロロホルム:メタノール:
水(65:25:3)、lに展開後、モリブデン青試薬
で発色させ、反応生成物を確認する。
水(65:25:3)、lに展開後、モリブデン青試薬
で発色させ、反応生成物を確認する。
反応停止後の水層一定量(5μl)をケイ酸の薄層上(
5ilica Gel G)に標準液(コリンとして0
.2〜1.0■/尻lコリン塩酸塩溶液またはエタノー
ルアミンとして0.2〜1.0■/TLlエタノールア
ミン塩酸塩溶液)とともにスポットし、溶媒系n−ブタ
ノール:酢酸:水(5: 2 : 2)で展開後、ドラ
ーゲンドルフ試薬またはニンヒドリン試薬によって発色
させる。
5ilica Gel G)に標準液(コリンとして0
.2〜1.0■/尻lコリン塩酸塩溶液またはエタノー
ルアミンとして0.2〜1.0■/TLlエタノールア
ミン塩酸塩溶液)とともにスポットし、溶媒系n−ブタ
ノール:酢酸:水(5: 2 : 2)で展開後、ドラ
ーゲンドルフ試薬またはニンヒドリン試薬によって発色
させる。
コリンのスポットはドラーゲンドルフ試薬によって赤色
を呈し、エタノールアミンのスポットはニンヒドリ7に
薬によって赤紫色を呈する。
を呈し、エタノールアミンのスポットはニンヒドリ7に
薬によって赤紫色を呈する。
このスポットの吸光度をデンシトメトリー(デンシトメ
ータ:クロマトスキャナC8900島津製作所製)によ
って測定し標準曲線から生成量を算出し、酵素活性に換
算する。
ータ:クロマトスキャナC8900島津製作所製)によ
って測定し標準曲線から生成量を算出し、酵素活性に換
算する。
デンシトメトリーによる方法は測定に若干の時間を要す
るが、反応生産物の確認が同時にできること、コリンを
含まない燐脂質にも適用できるなどの利点があり、実験
目的に応じてはこの方法を活用して酵素活性の測定を行
なった。
るが、反応生産物の確認が同時にできること、コリンを
含まない燐脂質にも適用できるなどの利点があり、実験
目的に応じてはこの方法を活用して酵素活性の測定を行
なった。
2 酵素(コリンオキシダーゼ)による方法コリン・オ
キシダーゼはコリンをベタインに酸化し、その際コリン
1モルより2モルの過酸化水素を定量的に発生する。
キシダーゼはコリンをベタインに酸化し、その際コリン
1モルより2モルの過酸化水素を定量的に発生する。
ホスホリパーゼDの活性の測定はレシチンとホスホリパ
ーゼDとの反応によって遊離するコリンにコリン・オキ
シダーゼを作用させて定量的に発生する過酸化水素をペ
ルオキシダーゼの存在下で、フエノー−4−アミノアン
チピリンの発色系に導く方法によって測定する。
ーゼDとの反応によって遊離するコリンにコリン・オキ
シダーゼを作用させて定量的に発生する過酸化水素をペ
ルオキシダーゼの存在下で、フエノー−4−アミノアン
チピリンの発色系に導く方法によって測定する。
この方法の詳細は次の通りであり、1段階の反応により
高い精度でホスホリパーゼDの活性を測定することがで
きる。
高い精度でホスホリパーゼDの活性を測定することがで
きる。
すなわち、コリン・オキシダーゼ4単位、ペルオキシダ
ーゼ60単位、塩化カルシウムlXl0−5モル、トリ
トンX−100(界面活性剤、半井化学薬品■製)3m
9.4−アミノアンチピリン0.6mI?、フェノ−#
0.94ynqを0.05Mトリス・塩酸緩衝液3.0
w1(p)i s、 0 )に加え、さらに基質として
レシチンioo■を1,5%(W/V)トリトンX−1
00を含むインプロパツール10rulに溶かしたもの
を0.05m1(レシチンとして0.5m9含有)加え
る。
ーゼ60単位、塩化カルシウムlXl0−5モル、トリ
トンX−100(界面活性剤、半井化学薬品■製)3m
9.4−アミノアンチピリン0.6mI?、フェノ−#
0.94ynqを0.05Mトリス・塩酸緩衝液3.0
w1(p)i s、 0 )に加え、さらに基質として
レシチンioo■を1,5%(W/V)トリトンX−1
00を含むインプロパツール10rulに溶かしたもの
を0.05m1(レシチンとして0.5m9含有)加え
る。
該混合液に測定すべき酵素溶液0. l rIllを加
えて37℃で10分間反応させたのち、500nmの吸
光度を測定する。
えて37℃で10分間反応させたのち、500nmの吸
光度を測定する。
対照としては、該反応液からレシチンを除いた反応液を
同時間、同温度に保ったものの500nmの吸光度を測
定する。
同時間、同温度に保ったものの500nmの吸光度を測
定する。
ホスホリパーゼDの活性の表示は前者の吸光度から後者
の吸光度を差し引いた値からコリンの量を算出すること
によって行なった。
の吸光度を差し引いた値からコリンの量を算出すること
によって行なった。
活性の単位Uは1分間に1μmoleのコリンを遊離さ
せる酵素力価とした。
せる酵素力価とした。
次に実施例2で得られた酵素標品によるホスホリパーゼ
Dの性質を実験例により示す。
Dの性質を実験例により示す。
実験例
(1)基質特異性
実施例2で得られた酵素標品を0.2U7’rul(レ
シチンを基質としたときの活性)になるように0.02
Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解する。
シチンを基質としたときの活性)になるように0.02
Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解する。
該酵素溶液0.5ml、 0.1Mトリス塩酸緩衝液(
pH7,50) 1.0ml、基質(80μmoles
、/1111エチルエーテル) 0.5m110.1
MCaC1□0.2rIllおよび水0.3mlからな
る組成液を37℃で2*時間反応させたのち、エーテル
層および水層での反応生成物を薄層クロマトグラフィに
よって検出した。
pH7,50) 1.0ml、基質(80μmoles
、/1111エチルエーテル) 0.5m110.1
MCaC1□0.2rIllおよび水0.3mlからな
る組成液を37℃で2*時間反応させたのち、エーテル
層および水層での反応生成物を薄層クロマトグラフィに
よって検出した。
また水層での生成物として範層プレート上で検出される
コリンまたはエタノールアミンの濃度をデンジトノトリ
ーによって測定し、レシチンに対する活性を100とし
た場合の各基質に対する活性比を算出した。
コリンまたはエタノールアミンの濃度をデンジトノトリ
ーによって測定し、レシチンに対する活性を100とし
た場合の各基質に対する活性比を算出した。
これらの結果は第3表に示した。
ホスホリパゼDはレシチン、リゾレシチン、スフィンゴ
ミエリンおよびホスファチジルエタノールアミンのいず
れにもよく作用する。
ミエリンおよびホスファチジルエタノールアミンのいず
れにもよく作用する。
(2)至適pH
実施例2で得られた酵素標品を0.2U/ml(レシチ
ンを基質としたときの活性)になるように0.OIMl
−リス緩衝液(pH8,0)に溶解する。
ンを基質としたときの活性)になるように0.OIMl
−リス緩衝液(pH8,0)に溶解する。
得られた酵素溶液0.5mlと次に示すような種々のp
Hの緩衝液と混合する。
Hの緩衝液と混合する。
すなわち、pH5,5〜7.0はo、I Mトリス・マ
レート緩衝液、pH7,0〜8.5は0.1 M トリ
ス・塩酸緩衝液、pH8,5〜9.5は0.1 Mホウ
酸緩衝液各LOrnlと混合し、さらにこれに0.1M
−CaC12溶液0.2 ml、蒸留水0.3を加え、
所定のpHを有する反応液を得たのち、基質としてレシ
チン8000μmoleを1001111になるように
溶かしたエーテル溶液0.5扉1(40μmoleのレ
シチン含有)を加え、37℃で2時間反応させ、生成し
たコリンをデンシトメトリーによる方法によって定量し
、ホスホリパーゼDの活性に換算した。
レート緩衝液、pH7,0〜8.5は0.1 M トリ
ス・塩酸緩衝液、pH8,5〜9.5は0.1 Mホウ
酸緩衝液各LOrnlと混合し、さらにこれに0.1M
−CaC12溶液0.2 ml、蒸留水0.3を加え、
所定のpHを有する反応液を得たのち、基質としてレシ
チン8000μmoleを1001111になるように
溶かしたエーテル溶液0.5扉1(40μmoleのレ
シチン含有)を加え、37℃で2時間反応させ、生成し
たコリンをデンシトメトリーによる方法によって定量し
、ホスホリパーゼDの活性に換算した。
pH8,0での活性を100とした場合の各pHにおけ
る活性の関係は第1図に示すようになり、p)(s、o
付近に至適pHが認められた。
る活性の関係は第1図に示すようになり、p)(s、o
付近に至適pHが認められた。
(3)至適温度
(3)基質としてレシチンを用い、実施例2で得られた
酵素標品を使用して(1)と全く同様の方法で反応温度
のみを変更して至適反応温度をしらべた。
酵素標品を使用して(1)と全く同様の方法で反応温度
のみを変更して至適反応温度をしらべた。
反応温度は25℃から5℃づつ上昇させて70°Cまで
10段階の反応温度を検討した。
10段階の反応温度を検討した。
結果は第2図に示すようになり、至適温度は400Cか
ら50℃の範囲にあることが判った。
ら50℃の範囲にあることが判った。
(4)温度安定性
実施例2で得られた酵素標品を0.2U/ml(レシチ
ンを基質としたときの活性)になるように0.05Mト
リス緩衝液(pH8,0)に溶解し、10.20,30
,35,40,45,50゜60.70および800C
の各温度に30分間放置後再び37℃に戻し、前記した
゛酵素にによる方法″ホスホリパーゼDの力価を測定し
、相対活性で示した。
ンを基質としたときの活性)になるように0.05Mト
リス緩衝液(pH8,0)に溶解し、10.20,30
,35,40,45,50゜60.70および800C
の各温度に30分間放置後再び37℃に戻し、前記した
゛酵素にによる方法″ホスホリパーゼDの力価を測定し
、相対活性で示した。
結果は第3図に示すようになった。
この結果から50℃までの温度では30分の処理によっ
てもほとんど失活が認められず、70°C30分の処理
によっても50%以上の活性が残存していた。
てもほとんど失活が認められず、70°C30分の処理
によっても50%以上の活性が残存していた。
(5) pH安定性
実施例2で得られた酵素標品を2. OU 7ml(レ
シチンを基質としたときの活性)になるように0.01
M1−リス緩衝液(pH7,5)に溶解し、この酵素溶
液0.4 rrLlに1.6mlの0.05Mの各緩衝
液、すなわちpH5,2〜7.0ではトリス・マレート
緩衝液、p)17.0〜8.5ではトリス・塩酸緩衝液
、pH8,5〜l090ではホウ酸緩衝液を夫々加え2
.0 rdとして、45℃で2時間保った。
シチンを基質としたときの活性)になるように0.01
M1−リス緩衝液(pH7,5)に溶解し、この酵素溶
液0.4 rrLlに1.6mlの0.05Mの各緩衝
液、すなわちpH5,2〜7.0ではトリス・マレート
緩衝液、p)17.0〜8.5ではトリス・塩酸緩衝液
、pH8,5〜l090ではホウ酸緩衝液を夫々加え2
.0 rdとして、45℃で2時間保った。
その後、これら酵素溶液1mlに0.1 M トIJス
緩衝液(pH8,0)3rIllを加えて、pHを7.
5〜8.5とした後、本酵素溶液0.1 mlを用い、
前記した゛°酵素による方法″によってホスホリパーゼ
Dの活性を測定し、相対活性で示した結果は、第4図に
示すようになった。
緩衝液(pH8,0)3rIllを加えて、pHを7.
5〜8.5とした後、本酵素溶液0.1 mlを用い、
前記した゛°酵素による方法″によってホスホリパーゼ
Dの活性を測定し、相対活性で示した結果は、第4図に
示すようになった。
本酵素はpH6,5〜8.0の範囲で最も安定であった
が、pH5,5または9.5における処理によってもp
H6,5〜8.5での残存活性に対して70%前後の活
性を示した。
が、pH5,5または9.5における処理によってもp
H6,5〜8.5での残存活性に対して70%前後の活
性を示した。
以下に実施例を示す。
実施例 l *ャ
可溶性澱粉2097dl、大豆粕1.0g/dへ乾燥
酵母1.5 g/cl11Mg S 04.7 H20
0,I Vc14KH2PO40,3g/dl、NaC
10,3g/d11豊年レシチンーAY(豊年製油■)
0.2 i/dlからなる培地(pH7,2) 10
0rnlを5001111溶坂ロフラスコに分注し、殺
菌後、この培地に寒天培地に着生した第4表に示す菌株
の胞子をそれぞれ一白金耳接種した。
可溶性澱粉2097dl、大豆粕1.0g/dへ乾燥
酵母1.5 g/cl11Mg S 04.7 H20
0,I Vc14KH2PO40,3g/dl、NaC
10,3g/d11豊年レシチンーAY(豊年製油■)
0.2 i/dlからなる培地(pH7,2) 10
0rnlを5001111溶坂ロフラスコに分注し、殺
菌後、この培地に寒天培地に着生した第4表に示す菌株
の胞子をそれぞれ一白金耳接種した。
培養は温度30℃、攪拌240回転/分で5日間振盪培
養した。
養した。
培養終了液中の菌体を遠心分離によって除去した培養済
液中のホスホリパーゼDの活性をデンジトメI−IJ−
による方法あるいは酵素による方法によって測定しほぼ
一致した値を得た。
液中のホスホリパーゼDの活性をデンジトメI−IJ−
による方法あるいは酵素による方法によって測定しほぼ
一致した値を得た。
第4表には酵素による方法によって測定したホスホリパ
ーゼDの活性を示した。
ーゼDの活性を示した。
ラスコに入れたものを6本調製し、120℃で20分殺
菌後、この種培地にミクロモノスポラ・チマルセアKY
1936 (微工研菌寄第4201号)を接種した。
菌後、この種培地にミクロモノスポラ・チマルセアKY
1936 (微工研菌寄第4201号)を接種した。
培養は温度30℃、攪拌240回転/分で2日間振盪培
養した。
養した。
この培養液(6本全量)を下記の様に調整した301容
ジヤー・ファメンターに移した。
ジヤー・ファメンターに移した。
本培地は、可溶性澱粉3.0 g/dl、大豆粕1.0
g/dl、乾燥酵母2.0 g/dJl、 Mg504
−7H200,05g/di、 KH2PO40,3g
/dl、 Na C10,2,FcU。
g/dl、乾燥酵母2.0 g/dJl、 Mg504
−7H200,05g/di、 KH2PO40,3g
/dl、 Na C10,2,FcU。
豊年レシチンAY(豊年製油■) 0.2 g/dlか
らなる培地(pH7,2)約11を3(l容ジャー・フ
ァメンターに入れ120°Cで15分殺菌後、無菌水を
加えて181としたものを使用した。
らなる培地(pH7,2)約11を3(l容ジャー・フ
ァメンターに入れ120°Cで15分殺菌後、無菌水を
加えて181としたものを使用した。
30A’容ジヤー・ファメンターでの培養は通気量12
1/分、攪拌350回転/分、温度30℃で、4日間行
なった培養後、菌体を遠心分離によって除去し、培養済
液1611 (132mu/ml)にアセトン241を
加えた後、遠心分離を行なってホスホリパーゼDを含む
沈澱物を得た。
1/分、攪拌350回転/分、温度30℃で、4日間行
なった培養後、菌体を遠心分離によって除去し、培養済
液1611 (132mu/ml)にアセトン241を
加えた後、遠心分離を行なってホスホリパーゼDを含む
沈澱物を得た。
この沈澱物を0.05M)リス緩衝液(pH8,0)に
溶解し、セロハンチューブを透析膜として、同。
溶解し、セロハンチューブを透析膜として、同。
緩衝液で一夜(約16時間)、5℃で透析した。
透析チューブ内液を0.05MトIJス緩衝液(pH8
,0)で平衡にしたDEAEセルロースカラム(21)
に通搭し、0.05M)リス緩衝液(pH8,0)ニ0
.05%(W/v)のトリ)ンX−100を溶解した液
に溶かした塩化ナトリウムの0〜1、OMの濃度匂配で
溶出を行なった。
,0)で平衡にしたDEAEセルロースカラム(21)
に通搭し、0.05M)リス緩衝液(pH8,0)ニ0
.05%(W/v)のトリ)ンX−100を溶解した液
に溶かした塩化ナトリウムの0〜1、OMの濃度匂配で
溶出を行なった。
ホスホリパーゼDの溶出区分を集め、これにアセトンを
添加し、60%(V/V)アセトン溶液にした後、遠心
分離によって沈澱物を得た。
添加し、60%(V/V)アセトン溶液にした後、遠心
分離によって沈澱物を得た。
この沈澱物を0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に
溶解し、上に述べた方法と同様にして一夜(約16時間
)透析した。
溶解し、上に述べた方法と同様にして一夜(約16時間
)透析した。
透析内液は0.05MトIJス緩衝液(pH8,0)で
平衡にしたDEAE−セファデックス(5ephade
x) A −50(Pharmacia FineCh
emicals Inc、、製)カラム(500171
1)に通搭し、0.05%(W/v)トリトンX−10
0を含む0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解
した塩化ナトリウムのO〜0.6Mの濃度勾配で溶出を
行なった。
平衡にしたDEAE−セファデックス(5ephade
x) A −50(Pharmacia FineCh
emicals Inc、、製)カラム(500171
1)に通搭し、0.05%(W/v)トリトンX−10
0を含む0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解
した塩化ナトリウムのO〜0.6Mの濃度勾配で溶出を
行なった。
ホスホリパーゼDの溶出区分を集め、これにアセトンを
添加し、60%(■/■)アセトン溶液にした後、遠心
分離によって沈澱物を得た。
添加し、60%(■/■)アセトン溶液にした後、遠心
分離によって沈澱物を得た。
この沈澱物を0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に
溶解した。
溶解した。
この溶解液をさらに同緩衝液で平衡したDEAEセファ
デックス(5ephadex)A −50カラム(50
0ml)に通搭し、0.05%(W/■)トリトンx−
iooを含む0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に
溶解した塩化ナトリウムのO〜0.6Mの濃度勾配で溶
出を行なった。
デックス(5ephadex)A −50カラム(50
0ml)に通搭し、0.05%(W/■)トリトンx−
iooを含む0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に
溶解した塩化ナトリウムのO〜0.6Mの濃度勾配で溶
出を行なった。
溶出液をアンバーライトXAD −7(Rohm&Ha
as Co、製)(2001711)のカラムに通して
トリトンX−100を除去した。
as Co、製)(2001711)のカラムに通して
トリトンX−100を除去した。
この分離液にアセトンを添加し、60%(V/V )ア
セトン溶液にした後、遠心分離によって沈澱物を得た。
セトン溶液にした後、遠心分離によって沈澱物を得た。
この沈澱物を0.05MトlJス緩衝液(pH8,0)
に溶解し、上に述べた方法と同様にして一夜(約16時
間)透析した後この透析内液を凍結乾燥した。
に溶解し、上に述べた方法と同様にして一夜(約16時
間)透析した後この透析内液を凍結乾燥した。
約28%の活性収率でホスホリパーゼDを採取した。
比活性は123U/■蛋白質であった。
実施例 3
ミクロモノスポラ・エチノスポラ・サブエスピー・フエ
ルギエナNRRL2995を可溶性澱粉20 g/dl
、 MgSO4・7H200,1g/di。
ルギエナNRRL2995を可溶性澱粉20 g/dl
、 MgSO4・7H200,1g/di。
KH2PO40,3g/dl、 NaC1O,3g/d
i、大豆粕1. Oi /di1粗レシチン0.2 g
/dl、乾燥酵母1.5g/dlからなる培地300r
rLlを21容三角フラスコに入れ120℃、20分殺
菌したものに接種した。
i、大豆粕1. Oi /di1粗レシチン0.2 g
/dl、乾燥酵母1.5g/dlからなる培地300r
rLlを21容三角フラスコに入れ120℃、20分殺
菌したものに接種した。
種培養は温度30℃、攪拌240回転/分で3日間行な
った。
った。
この種培養液を可溶性澱粉3.0 g/dl、 MgS
O4・7H200,l g/di、 KH2PO40,
3g/d11ペプトン0.5.9 /d11乾燥酵母2
0 g/did、 NaC10,3g/dlからなる培
地(pH7,2)31を51容ジヤー・ファメンターに
入れ120℃、40分殺菌したものに移した。
O4・7H200,l g/di、 KH2PO40,
3g/d11ペプトン0.5.9 /d11乾燥酵母2
0 g/did、 NaC10,3g/dlからなる培
地(pH7,2)31を51容ジヤー・ファメンターに
入れ120℃、40分殺菌したものに移した。
本培養は通気量3A/分、攪拌550回転回転源度30
℃で、5日間行なった。
℃で、5日間行なった。
該培養液より遠心分離によって菌体を除去した培養F液
2.61(67mu /ml )に硫酸アンモニウムを
添加して60%(W/V)硫酸アンモニウム飽和溶液と
し、得られる沈澱物を遠心分離によって集めた。
2.61(67mu /ml )に硫酸アンモニウムを
添加して60%(W/V)硫酸アンモニウム飽和溶液と
し、得られる沈澱物を遠心分離によって集めた。
この集めた沈澱物を0.05MトIJス緩衝液(pH8
,0)に溶解し、それを同緩衝液で平衡にした11のセ
ファデックス(5ephadex)G −25に通塔し
、同緩衝液で溶出した。
,0)に溶解し、それを同緩衝液で平衡にした11のセ
ファデックス(5ephadex)G −25に通塔し
、同緩衝液で溶出した。
ホスホリパーゼDの溶出区分を集め凍結乾燥を行なった
。
。
該凍結乾燥物を0.05MトIJス緩衝液(pH8,0
)に溶解した後、同緩衝液で平衡にしたDEAE−セフ
ァデックスA−50のカラム(5001721)に通塔
し、0.05%(W/V)トリトンX−100を含む0
.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解した塩化す
l−IJウムのO〜0.6Mの濃度匂配で溶出を行なっ
た。
)に溶解した後、同緩衝液で平衡にしたDEAE−セフ
ァデックスA−50のカラム(5001721)に通塔
し、0.05%(W/V)トリトンX−100を含む0
.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解した塩化す
l−IJウムのO〜0.6Mの濃度匂配で溶出を行なっ
た。
溶出したホスホリパーゼDの活性区分に再び硫酸アンモ
ニウムを添加して60%(W/V)硫酸アンモニウム飽
和溶液として遠心分離により沈澱物を得た。
ニウムを添加して60%(W/V)硫酸アンモニウム飽
和溶液として遠心分離により沈澱物を得た。
該沈澱物を0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶
解し、セロハンチューブを透析膜として、同緩衝液で一
夜(約16時間)5℃で透析した。
解し、セロハンチューブを透析膜として、同緩衝液で一
夜(約16時間)5℃で透析した。
透析内液は0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)で平
衡にしたDEAE−セルロースカラム(2007711
)に通塔し、0.05%(W/V)トリトンX−100
を含む0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解し
た塩化ナトIJウムの0〜0.6Mの濃度匂配で溶出を
行なった。
衡にしたDEAE−セルロースカラム(2007711
)に通塔し、0.05%(W/V)トリトンX−100
を含む0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶解し
た塩化ナトIJウムの0〜0.6Mの濃度匂配で溶出を
行なった。
溶出する活性区分に、硫酸アンモニウムを添加して60
%(W/V)硫酸アンモニウム飽和溶液として、遠心分
離により沈澱物を得た。
%(W/V)硫酸アンモニウム飽和溶液として、遠心分
離により沈澱物を得た。
該沈澱物を0.05Mトリス緩衝液(pH8,0)に溶
解し、セロハンチューブを透析膜として同緩衝液で一夜
(約16時間)5℃で透析した。
解し、セロハンチューブを透析膜として同緩衝液で一夜
(約16時間)5℃で透析した。
透析内液からトリトンX−100を除去するために、該
透析内液をアンバーライトXAD−7(100d)に通
塔した。
透析内液をアンバーライトXAD−7(100d)に通
塔した。
溶出液中の活性区分を集め、凍結乾燥した。
約23%の活性収率でホスホリパーゼDを採取した。
比活性は77U/■蛋白質であった。
第1図はホスホリパーゼDの相対活性とpHとの関係を
示す。 第2図はホスホリパーゼDの相対活性と温度との関係を
示す。 第3図はホスホリパーゼDの熱安定性を示す。 第4図はホスホリパーゼDのpH安定性を示す。
示す。 第2図はホスホリパーゼDの相対活性と温度との関係を
示す。 第3図はホスホリパーゼDの熱安定性を示す。 第4図はホスホリパーゼDのpH安定性を示す。
Claims (1)
- 1 ミクロモノスポラ属に属し、ホスホリパーゼD生産
能を有する微生物を栄養培地に培養し、培養物中にホス
ホリパーゼDを生成せしめ、これを採取することを特徴
とするホスホリパーゼDの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52109149A JPS5852633B2 (ja) | 1977-09-10 | 1977-09-10 | 発酵法によるホスホリパ−ゼdの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52109149A JPS5852633B2 (ja) | 1977-09-10 | 1977-09-10 | 発酵法によるホスホリパ−ゼdの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5444094A JPS5444094A (en) | 1979-04-07 |
| JPS5852633B2 true JPS5852633B2 (ja) | 1983-11-24 |
Family
ID=14502849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52109149A Expired JPS5852633B2 (ja) | 1977-09-10 | 1977-09-10 | 発酵法によるホスホリパ−ゼdの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5852633B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210029185A (ko) | 2018-07-05 | 2021-03-15 | 닛뽄 가야쿠 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물 |
| KR20210082102A (ko) | 2019-12-24 | 2021-07-02 | 닛뽄 가야쿠 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물 및 그의 용도 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58104539U (ja) * | 1982-01-11 | 1983-07-16 | 大平貿易株式会社 | 圧力スイツチ装置 |
-
1977
- 1977-09-10 JP JP52109149A patent/JPS5852633B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210029185A (ko) | 2018-07-05 | 2021-03-15 | 닛뽄 가야쿠 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물 |
| KR20210082102A (ko) | 2019-12-24 | 2021-07-02 | 닛뽄 가야쿠 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물 및 그의 용도 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5444094A (en) | 1979-04-07 |
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