JPS5852346Y2 - 内燃機関のピストン - Google Patents

内燃機関のピストン

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JPS5852346Y2
JPS5852346Y2 JP12346279U JP12346279U JPS5852346Y2 JP S5852346 Y2 JPS5852346 Y2 JP S5852346Y2 JP 12346279 U JP12346279 U JP 12346279U JP 12346279 U JP12346279 U JP 12346279U JP S5852346 Y2 JPS5852346 Y2 JP S5852346Y2
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JP
Japan
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piston
ring
trager
cooling cavity
combustion engine
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Expired
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JP12346279U
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English (en)
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JPS5639836U (ja
Inventor
岩男 辻村
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はピストンの上部の肉厚部にドーナツ形の冷却用
空洞部を有するピストンに関する。
内燃機関のシリンダー上部およびピストン部は燃料の燃
焼室を形成し、最も過酷、高負荷の作用を受ける個所で
あり、常に冷却が必用がある。
従って、従来よりピストンの上部肉厚部に、ドーナツ形
の冷却空洞を作り、潤滑油を通過させて冷却する形式の
ピストンが存在するが、そのピストンの製作に種々の方
法が用いられる。
例えば、ピストンの鋳造に際し、製造母形に中子を組合
せてピストンの内部空洞部およびピストンピン挿入孔等
を設けるが、冷却空洞部を作るためには、その中子に更
に塩中子を支え棒により支えて鋳型とし、これに鋳込ん
でピストンを製作する。
塩中子とは、塩を含んだ中子で、鋳造後の塩中子に向っ
て繰り孔を明けて、水を注入し、塩中子を溶かして空洞
部を形成させるものである。
しかし、このピストン鋳造の際、塩中子とは別にピスト
ンリング挿入溝となるリングトレーガ−を母形に取付け
るが、トレーガ−と塩中子を接近させたいが、鋳造中の
位置ずれ等が考えられ、安全率をかけなければならず、
トレーガ−と塩中子を接近させることは困難を伴なう。
捷た、冷却用空洞部を設けるに当り、外側の縁部訃よび
空洞部を除いたピストン本体を作り、゛これに外部縁部
を溶接する方法(%公昭44−6648号)があるが、
溶接に難点がある等の欠点がある。
本考案は、上記のように製作上種々困難を有する冷却用
空洞部を設けたピストンを、予め冷却用空洞部とリング
トレーガ−を一体に成形し、この部分をピストン本体鋳
造の際に埋込み、一体成形してなるピストンで、冷却効
率のよいピストンを得ることを目的とする。
次に図面に示した実施例について本考案を説明する。
第1図は、従来型ピストン縦断面図で、ピストン1の上
部肉厚部に環状の冷却空洞部(塩中子)2と外周にリン
グトレーガ−4を有するっ鋳造の際には空洞部5を形成
するための中子に塩中子支え3によって冷却空洞部(@
中子)2を支えて鋳型とする。
潤滑油流入ロアおよび潤滑油流出口8は冷却するための
潤滑油通路であり、環状空洞部の作成のために水を注入
して塩中子溶解の役もなす。
第2図は、本考案ピストンで、冷却用空洞部2を有する
環状の管部の外周にリングトレーガ−を設けたリングト
レーガ−付管部11を鋳込んだピストンの縦断面図でピ
ストン本体はアルミニューム合金、マグネシウム合金等
で作成され、リングトレーガ−付管部11は耐摩環材に
レジスト他)により作成する。
第2図の2は、リングトレーガ−付管部11の別の製作
実施例で、環状の管部な溶接部12の個所で溶接して作
成することを示す。
第3図は、本考案の応用例で、ピストンの上面の噴霧燃
焼面の耐摩環材13をリングトレーガ−付管部と一体に
作成したもので燃焼室の火炎の直接当る部分をヘアーク
ラック等より保護する構造としたものである。
以上詳細説明したように本考案は、ピストンの冷却用空
洞部とリングトレーガ−を一体に成形し、この一体成形
した冷却用空洞部とリングトレーガ−をピストン本体に
一体成形してなるピストンであるから次の効果を奏する
(1) 環状の冷却用空洞部とリングトレーガ一部と
の間隔を小さくすることができ、トップリング部の温度
低減に効果がある。
(2) 冷却用空洞部とリングトレーガ−を一体に鋳
込んでおくので、塩中子の保持が不用となる。
(従来はトレーガ−1塩中子の保持を別個に実施したた
め、肉厚を薄くできなかった。
)(3)応用例のようにピストン上面に耐摩環材を取付
ければ、燃焼面のへアークラックの防止に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来型の冷却用空洞部を有するピストン縦断面
図、第2図は本考案実施例のリングトレーガ−竹管部を
鋳込んだピストン縦断面図、第3図は更に燃焼面を耐摩
環材で一体成形した応用例のピストン縦断面図。 1・・・・・・ピストン本体、2・・・・・・冷却用空
洞部(塩中子)、3・・・・・・塩中子支え、4・・・
・・・リングトレーガ−15・・・・・・空洞部、6・
・・・・・ピストンピン孔、7・・・・・・潤滑油流入
口、8・・・・・・潤滑油流出口、9・・・・・・リン
グ溝、10・・・・・・潤滑油通孔、11・・・・・・
リングトレーガ−竹管部、12・・・・・・溶接部、1
3・・・・・・ピストン上面耐摩環材、14・・・・・
・燃料噴射ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンの冷却用空洞部とリングトレーガ−を一体に成
    形し、この一体成形した冷却用空洞部とリングトレーガ
    −を、ピストン本体に鋳込み、一体成形してなることを
    特徴とする内燃機関のピストン。
JP12346279U 1979-09-05 1979-09-05 内燃機関のピストン Expired JPS5852346Y2 (ja)

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JP12346279U JPS5852346Y2 (ja) 1979-09-05 1979-09-05 内燃機関のピストン

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JPS5639836U JPS5639836U (ja) 1981-04-14
JPS5852346Y2 true JPS5852346Y2 (ja) 1983-11-29

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947340U (ja) * 1982-09-21 1984-03-29 アイシン精機株式会社 オイル冷却ピストン
JPS59186446U (ja) * 1983-05-30 1984-12-11 トヨタ自動車株式会社 内燃機関用ピストン
DE102008031863A1 (de) * 2008-07-05 2010-01-07 Mahle International Gmbh Einlegeteil für einen Kolben eines Verbrennungsmotors sowie mit dem Einlegeteil versehener Kolben oder Kolbenkopf

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Publication number Publication date
JPS5639836U (ja) 1981-04-14

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