JPH03138064A - 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 - Google Patents
鋳鉄製シリンダブロックの製造方法Info
- Publication number
- JPH03138064A JPH03138064A JP27606589A JP27606589A JPH03138064A JP H03138064 A JPH03138064 A JP H03138064A JP 27606589 A JP27606589 A JP 27606589A JP 27606589 A JP27606589 A JP 27606589A JP H03138064 A JPH03138064 A JP H03138064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- cylinder block
- cast iron
- pouring
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 30
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 30
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 claims abstract description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 11
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 10
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 description 2
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 2
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はエンジンの鋳鉄製シリンダブロックの製造方法
に関する。
に関する。
(従来技術)
自動車部品の軽量化が進む今日、エンジンのシリンダブ
ロックにおいても、小型軽量化を図るための技術開発が
行なわれ、シリンダボア間の間隔を縮小したサイアミー
ズ型シリンダブロック、あるいはアルミニウム合金製シ
リンダブロック等が実用化されている。
ロックにおいても、小型軽量化を図るための技術開発が
行なわれ、シリンダボア間の間隔を縮小したサイアミー
ズ型シリンダブロック、あるいはアルミニウム合金製シ
リンダブロック等が実用化されている。
上記アルミニウム合金製シリンダブロックを作成する場
合、例えば特開昭58−211550号公報に開示され
ているように、鋳鉄製シリンダライナをアルミニウム合
金で鋳ぐるむことが一般に行なわれている。
合、例えば特開昭58−211550号公報に開示され
ているように、鋳鉄製シリンダライナをアルミニウム合
金で鋳ぐるむことが一般に行なわれている。
ところで、ディーゼルエンジンの場合は、熱負倚条件が
ガソリンエンジンよりも厳しく、またNVH(ノイズ、
バイブレーション、ハーシュネス)特性の改善要求も高
いため、剛性の高い鋳鉄製シリンダブロックが依然とし
て採用されているが、エンジンの高回転、高出力化に伴
い、ピストン摺動面の耐摩耗性をさらに向上させること
が必要になってきた。その場合、経済性の面から、通常
の鋳鉄製シリンダブロックのボアに高耐摩耗性を有する
材料で形成されたシリンダライナを取付ければよいと考
えられるが、シリンダブロックの製造に際して鋳鉄製ラ
イナをシリンダブロックのボアに圧入する方法を採用す
ると、圧入代を確保する必要があり、シリンダブロック
全長が長くなって、小型化の要求を満足できなくなる。
ガソリンエンジンよりも厳しく、またNVH(ノイズ、
バイブレーション、ハーシュネス)特性の改善要求も高
いため、剛性の高い鋳鉄製シリンダブロックが依然とし
て採用されているが、エンジンの高回転、高出力化に伴
い、ピストン摺動面の耐摩耗性をさらに向上させること
が必要になってきた。その場合、経済性の面から、通常
の鋳鉄製シリンダブロックのボアに高耐摩耗性を有する
材料で形成されたシリンダライナを取付ければよいと考
えられるが、シリンダブロックの製造に際して鋳鉄製ラ
イナをシリンダブロックのボアに圧入する方法を採用す
ると、圧入代を確保する必要があり、シリンダブロック
全長が長くなって、小型化の要求を満足できなくなる。
以上の理由から、ディーゼルエンジンにおいては、耐摩
耗性に優れた鋳鉄製シリンダライナを鋳鉄で鋳ぐるんで
シリンダブロックを構成することが最も効果的と判断さ
れる。
耗性に優れた鋳鉄製シリンダライナを鋳鉄で鋳ぐるんで
シリンダブロックを構成することが最も効果的と判断さ
れる。
しかしながら、上記鋳鉄製シリンダブロックの製造工程
におけるシリンダライナと溶湯とのなしみあるいは鋳造
後の冷却の均一性の問題から、シリンダライナが部分的
に鋳ぐるみ材と融合一体化されないという不具合が生じ
る。すなわち、シリンダのボア間は鋳ぐるみ材が厚内で
あり比較的温度が高く保たれるため接合し易いが、ボア
間以外の部分例えばボア列方向に直交する方向に面する
側面は薄肉であり冷却速度が速いため接合が容易でない
という問題があることが認められた。
におけるシリンダライナと溶湯とのなしみあるいは鋳造
後の冷却の均一性の問題から、シリンダライナが部分的
に鋳ぐるみ材と融合一体化されないという不具合が生じ
る。すなわち、シリンダのボア間は鋳ぐるみ材が厚内で
あり比較的温度が高く保たれるため接合し易いが、ボア
間以外の部分例えばボア列方向に直交する方向に面する
側面は薄肉であり冷却速度が速いため接合が容易でない
という問題があることが認められた。
(発明の目的)
そこで本発明は、シリンダライナ外周と鋳ぐるみ材とを
一体化して機械的結合を強固にすることができる鋳鉄製
シリンダブロックの製造方法を提供することを目的とす
る。
一体化して機械的結合を強固にすることができる鋳鉄製
シリンダブロックの製造方法を提供することを目的とす
る。
(発明の構成)
本発明においては、多気筒シリンダブロックの側部の外
方位置に、バイパス通路によって上記シリンダブロック
の側部に連通させたt8 ?Aの1易だまりを設け、こ
の湯だまりからも上記バイパス通路を通じて注湯を行な
うようにしたことを特徴とする。
方位置に、バイパス通路によって上記シリンダブロック
の側部に連通させたt8 ?Aの1易だまりを設け、こ
の湯だまりからも上記バイパス通路を通じて注湯を行な
うようにしたことを特徴とする。
(発明の効果)
本発明ではシリンダブロックの側方に湯だまりを設けた
ことにより、上記湯だまりからもバイパス通路を通して
シリンダブロックの側部に注湯を行なうようにしている
ので、溶湯の流れが活発化し、溶湯とシリンダライナと
の接合が容易になる。
ことにより、上記湯だまりからもバイパス通路を通して
シリンダブロックの側部に注湯を行なうようにしている
ので、溶湯の流れが活発化し、溶湯とシリンダライナと
の接合が容易になる。
また、上記場だまりの存在により、シリンダブロックの
両側部の保温性が向上し、短時間ではあるがシリンダラ
イナ周辺の溶湯の冷却速度を遅らせ高温保持することが
できる。したがって、i8湯とライナとのなじみをより
一層向上させ、凝固後ライナと鋳、ぐるみ材とを完全に
融合一体化することができる。
両側部の保温性が向上し、短時間ではあるがシリンダラ
イナ周辺の溶湯の冷却速度を遅らせ高温保持することが
できる。したがって、i8湯とライナとのなじみをより
一層向上させ、凝固後ライナと鋳、ぐるみ材とを完全に
融合一体化することができる。
さらに、湯だまりによりシリンダブロック全体が均熱化
されるため凝固収縮時に生じる変形を極めて小さく抑え
ることができる。
されるため凝固収縮時に生じる変形を極めて小さく抑え
ることができる。
(実 施 例)
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
明する。
第4図は本発明によって製造された4気筒シリンダブロ
ツクの概略的斜視図であり、1は鋳鉄製のシリンダブロ
ックで、そのボアBの内周壁を形成する鋳鉄製のシリン
ダライナ2が鋳ぐるみによって取付けられている。
ツクの概略的斜視図であり、1は鋳鉄製のシリンダブロ
ックで、そのボアBの内周壁を形成する鋳鉄製のシリン
ダライナ2が鋳ぐるみによって取付けられている。
本実施例においては、シリンダライナ2は、リンを0.
6〜1.0重量%含有し、ピンカース硬さHvが250
前後の高リン含有鋳鉄によって形成される。また、鋳ぐ
るみ材料はビッカース硬さ200前後の鋳鉄(Fe12
)よりなり、鋳込温度は約1400℃である。
6〜1.0重量%含有し、ピンカース硬さHvが250
前後の高リン含有鋳鉄によって形成される。また、鋳ぐ
るみ材料はビッカース硬さ200前後の鋳鉄(Fe12
)よりなり、鋳込温度は約1400℃である。
なお、第4図において、シリンダブロック1のボア列方
向をX方向、ボア列方向に直交する水平方向をY方向、
上下方向を2方向とする。
向をX方向、ボア列方向に直交する水平方向をY方向、
上下方向を2方向とする。
第1図は第4図に示したような4気筒鋳鉄製シリンダブ
ロツクの製造に用いられる鋳型の模式的平面図を示して
おり、この鋳型Mには高耐摩耗性鋳鉄よりなるシリンダ
ライナ2が予め中子に取付けられた状態でセットされて
いる。シリンダブロックlの両側部1a、laの外方位
置には、これに近接させて溶湯の湯だまり3.3が設け
られており、この湯だまり3.3は、各シリンダライナ
2のY軸方向の外周面に対向して設けられたバイパス通
路4を介して上記側部1a、1aと連通し、かつ湯道5
.5を介して湯口6と連通している。
ロツクの製造に用いられる鋳型の模式的平面図を示して
おり、この鋳型Mには高耐摩耗性鋳鉄よりなるシリンダ
ライナ2が予め中子に取付けられた状態でセットされて
いる。シリンダブロックlの両側部1a、laの外方位
置には、これに近接させて溶湯の湯だまり3.3が設け
られており、この湯だまり3.3は、各シリンダライナ
2のY軸方向の外周面に対向して設けられたバイパス通
路4を介して上記側部1a、1aと連通し、かつ湯道5
.5を介して湯口6と連通している。
以上のような構成において、湯口6から注)易を開始し
て鋳型M内に鋳ぐるみ材料を充填した場合、溶湯の湯位
が第2図に示す湯道5の左端にまで上昇すると、湯だま
り3.3内へ溶湯が流入する。
て鋳型M内に鋳ぐるみ材料を充填した場合、溶湯の湯位
が第2図に示す湯道5の左端にまで上昇すると、湯だま
り3.3内へ溶湯が流入する。
そして、湯だまり3.3における湯位がノ\イ)iス通
路4の位置まで上昇すると、溶湯はシリンダブロックの
側部1a、1aに流入することになる。
路4の位置まで上昇すると、溶湯はシリンダブロックの
側部1a、1aに流入することになる。
さらに鋳型上端まで十分に溶湯が充填されるまで注湯を
行ない、凝固後鋳型および中子を除去すると、高耐摩耗
性鋳鉄で形成したシリンダライナ2を鋳鉄で鋳ぐるんだ
シリンダブロック1が得られる。
行ない、凝固後鋳型および中子を除去すると、高耐摩耗
性鋳鉄で形成したシリンダライナ2を鋳鉄で鋳ぐるんだ
シリンダブロック1が得られる。
このように本実施例においては、湯だまり3.3を設け
るとともに、ライナ2の外周のうちY軸方向に面する側
部、すなわち注湯後高温保持しにくい部位の近傍に湯だ
まり3.3に連通ずるバイパス通路4を設け、このバイ
パス通路4からも注湯を行なうようにしたことにより、
ライナ2の外周の温度均一性が改善されてライナ2と鋳
ぐるみ材とのmw的結合が強固なものとなる利点がある
。
るとともに、ライナ2の外周のうちY軸方向に面する側
部、すなわち注湯後高温保持しにくい部位の近傍に湯だ
まり3.3に連通ずるバイパス通路4を設け、このバイ
パス通路4からも注湯を行なうようにしたことにより、
ライナ2の外周の温度均一性が改善されてライナ2と鋳
ぐるみ材とのmw的結合が強固なものとなる利点がある
。
第1図は本発明の実施に用いられるシリンダブロック鋳
型の模式的平面口、第2図、第3図はその側面図および
正面図、第4図はシリンダブロックの概略的斜視図であ
る。 1− シリンダブロック 1a−−シリンダブロックの側部 第 図 シリンダライナ ・湯だまり バイパス通路 湯道 湯口 特許 願人 マツダ株式会社
型の模式的平面口、第2図、第3図はその側面図および
正面図、第4図はシリンダブロックの概略的斜視図であ
る。 1− シリンダブロック 1a−−シリンダブロックの側部 第 図 シリンダライナ ・湯だまり バイパス通路 湯道 湯口 特許 願人 マツダ株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 鋳鉄製ライナの外周を鋳鉄で鋳ぐるんだ鋳鉄製シリンダ
ブロックの製造方法において、 多気筒シリンダブロックの側部の外方位置に、バイパス
通路によって上記シリンダブロックの側部に連通させた
溶湯の湯だまりを設け、この湯だまりからも上記バイパ
ス通路を通じて注湯を行なうようにしたことを特徴とす
る鋳鉄製シリンダブロックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27606589A JPH03138064A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27606589A JPH03138064A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03138064A true JPH03138064A (ja) | 1991-06-12 |
Family
ID=17564313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27606589A Pending JPH03138064A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03138064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106825528A (zh) * | 2017-02-20 | 2017-06-13 | 周佰利 | 一种铸铁铸造机器人 |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP27606589A patent/JPH03138064A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106825528A (zh) * | 2017-02-20 | 2017-06-13 | 周佰利 | 一种铸铁铸造机器人 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2087622C (en) | Cylinder block and a process for casting the same | |
JPH03138064A (ja) | 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 | |
JP2008128053A (ja) | シリンダブロック及びシリンダブロックの製造方法 | |
JPH03138065A (ja) | 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 | |
JPS59215939A (ja) | 内燃機関用ピストンおよびその製造方法 | |
JP2789150B2 (ja) | シリンダブロック半製品、シリンダブロックの製造方法及びシリンダブロック半製品の成形型 | |
JPS60227964A (ja) | ピストン製造法 | |
JP2599668B2 (ja) | シリンダブロック半製品、シリンダブロックの製造方法及びシリンダブロック半製品の成形型 | |
JP3079753B2 (ja) | 内燃機関用ピストンの製造方法 | |
JPS5852346Y2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPH02307658A (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JPH03138068A (ja) | 鋳鉄製シリンダブロックの製造方法 | |
JPH0313549Y2 (ja) | ||
JPH03138069A (ja) | 鋳鉄製シリンダブロック | |
JPS6160252A (ja) | 部分的にチル化した鋳鉄製軸の鋳造用鋳物型 | |
JP3214657B2 (ja) | 内燃機関のピストン及びその製造方法 | |
JP2767509B2 (ja) | シリンダブロック用シリンダライナブロック | |
JPH02307657A (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JP2743131B2 (ja) | シリンダブロック構造 | |
JPH0466259A (ja) | 鋳鉄製シリンダーブロックおよびその製造方法 | |
JPS60148658A (ja) | 2サイクルシリンダのダイキヤスト製造方法 | |
JPH04200954A (ja) | サイアミーズ型シリンダブロック成形用金型 | |
JPS6056151A (ja) | 水冷式エンジンのシリンダブロツク | |
KR20050066158A (ko) | 엔진의 실린더 블럭용 보어 구조와 이의 제조 방법 | |
JPH05321751A (ja) | 多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体 |