JPS5852296Y2 - フイルム状カバ−糸のヤ−ンガイド - Google Patents

フイルム状カバ−糸のヤ−ンガイド

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Publication number
JPS5852296Y2
JPS5852296Y2 JP7732880U JP7732880U JPS5852296Y2 JP S5852296 Y2 JPS5852296 Y2 JP S5852296Y2 JP 7732880 U JP7732880 U JP 7732880U JP 7732880 U JP7732880 U JP 7732880U JP S5852296 Y2 JPS5852296 Y2 JP S5852296Y2
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JP
Japan
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yarn
cover
yarn guide
main body
film
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Expired
Application number
JP7732880U
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English (en)
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JPS575475U (ja
Inventor
導宏 市川
Original Assignee
有限会社 市川鉄工所
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Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社 市川鉄工所 filed Critical 有限会社 市川鉄工所
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Publication of JPS575475U publication Critical patent/JPS575475U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は芯糸にフィルム状カバー糸、例えば表面が金
色で裏面が銀色である金銀糸を巻き付け、常にそのカバ
ー糸の表面が同一の色となるようにするためのフィルム
状カバー糸のヤーンガイドに関する。
従来のこの種ヤーンガイドは第1図に示す如く芯糸Aを
通した回転可能な中空スピンドル1を垂直方向に取付け
、該中空スピンドル1に、これと一体に回転するカバー
糸用ボビン2を嵌着し、該ボビンの上面に、カバー糸B
の捩れを防止するために、左右対称に延出し、先端に円
形部3aを有する針金状のフライヤ3をその中心部が中
空スピンドル1に遊嵌する如くして載置し、その中空ス
ピンドル1の上方に針金の先端を円形状に曲げたヤーン
ガイド4を設けてなるものであった。
しかしながらこのものはカバー糸の捩れを防ぐために設
けたフライヤが中空スピンドルに遊嵌状となってボビン
上に載置されているために、フライヤ自身は、カバー糸
のほぐれについて回り、カバー糸のより戻しに合わせた
回転数で回転するに過ぎず、その回転数は8000 r
pm程度であり、それ以上の高速回転とすることは技術
的に不可能であった。
また中空スピンドルとフライヤの各回転数の相違によっ
てフライヤの円形部に接触しているカバー系(金銀糸)
表面の着色(金粉)が剥れることとなり、得られた製品
の商品価値を著しく損うこととなっていた。
この考案は上記の欠点を解消するためになされたもので
、その目的とするところは高速回転(sooo〜数万r
pm)にて芯糸にフィルム状カバー糸を巻き付けること
ができるようにして作業能率の大巾な向上を図るととも
に芯糸を巻付けるカバー糸が捩れたりすることなく確実
に同一表面が表われるようにし、かつ芯糸に巻付けられ
たカバー糸の表面に何ら損傷を与えることがないように
し、併せてカバー糸の巻付は時に芯糸がぷ゛れることの
ないようにしたフィルム状カバー糸のヤーンガイドを一
般に提供することにある。
以下、この考案の一実施例を第2図以下の図面に基いて
説明する。
なお、第1図と同一部材には同一の参照符号を付す。
図において、1は芯糸Aを通した中空スピンドルで、軸
受5,5′を介して垂直に取付けられており、該スピン
ドルに接離自在な回転ベルト6によって、1分間に80
00〜数万回転という高速回転するようになっている。
2は中空スピンドル1の上部に嵌着したカバー糸用ボビ
ンで、該中空スピンドルと一体となって高速回転する。
このカバー糸用ボビン2には、予めフィルム状カバー糸
Bが巻かれており、このカバー糸はその表裏面が同一か
もしくは異なる色彩で着色されている。
7は中空スピンドル1の軸線と同一軸線上に位置し、か
つカバー糸用ボビン2の上方に位置する如く設置した柱
状のヤーンガイド主体で、その下端面7aから内部に向
けて円錐形の凹溝8を設けるとともに、該凹溝内の最上
部8bの中心部と連通ずる糸通し孔9を縦方向に穿設す
る。
特に柱状のヤーンガイド主体7の凹溝8が円錐形とする
ことによって、カバー糸用ボビン2に巻かれたカバー糸
Bが該ボビンの回転によりサバルニングしながらほぐさ
れていくときに、はぐされたカバー糸Bの高速回転に伴
う遠心力の作用を受けてカバー糸は円錐形の傾斜曲面の
長さ相当に亙って軽く接する状態となって回転するため
、該カバー糸Bが途中で捩れたり反転することなく確実
にカバー糸の表面側のみが表われて芯糸Aに巻付くこと
となる。
柱状のヤーンガイド主体7の円錐形凹溝8は、フィルム
状カバー糸Bと当接するので、摩擦抵抗が極力少なくな
るように、柱状のヤーンガイド主体7全体はアルミナ磁
器で作られている。
10は柱状のヤーンガイド主体7の上端面7bに固設し
た保持部材11を介して該ヤーンガイド主体の上方に横
架したロッドで、該ロッドは柱状のヤーンガイド主体7
の糸通し孔9の位置よりも偏心した位置にある。
糸通し孔9はその孔面積がある一定の大きさを有するた
めに、芯糸Aにカバ一体Bを巻付けるときに該芯糸が糸
通し孔内を前後左右に移動していわゆる芯糸のぶれが生
ずる。
そこでこの芯糸のぶれを防ぐために、前述のロッド10
にカバー糸を巻き付けた芯糸を懸けることにより解消さ
れる。
ヤーンガイド主体7の側壁7Cには水平杆12を固着し
、この水平杆の基部が水平方向に回動(首振り)自在と
なる如く取付部材13を介して機枠(図示せず)に渡設
の横杆14に取付けられている。
そしてカバー糸用ボビン2の大小やその回転数等に応じ
て柱状のヤーンガイド主体7を適宜上下に移動し得るよ
うにするためには、前述の横杆14を必要量だけ上下に
移動すればよい。
図中、15は芯糸用ボビン、16はワッシャ、17はセ
パレートロール、18は巻取りロールをそれぞれ示す。
この考案は上記構成としたから、その実用に当ってはま
ず、芯糸用ボビン15に巻かれた芯糸Aをワッシャ16
に懸けたのち中空スピンドル1内に貫通させ、さらに柱
状のヤーンガイド主体7の円錐形の凹溝8および糸通し
孔9を通した後これをロッド10に懸けて芯糸のぶれを
なくし、さらにセパレートロール17に懸け、これを巻
取りロール18にて巻取るようにする。
一方、中空スピンドル1に嵌着したカバー糸用ボビン2
に巻かれているカバー糸Bは芯糸Aと同様の柱状のヤー
ンガイド主体7の円錐形の凹溝8および糸通し孔9を通
して、ここで芯糸Aにカバー糸Bを巻付け、この巻付け
た状態でロッド10およびセパレートロール17を通っ
て巻取りロール18側へと送られる。
中空スピンドル1が回転ベルト6を介して1分間に数百
という高速回転を行なうとカバー糸用ボビン2も該スピ
ンドルと一体になって高速回転を行なう。
従ってカバー糸Bはカバー糸用ボビン2と柱状のヤーン
ガイド主体7との間でバルーニングを行ないながら回転
し、柱状のヤーンガイド主体7の円錐形の凹溝8で遠心
力の作用を受けて該カバー糸Bが円錐形の凹溝に軽く接
する状態となって円形の軌跡を描きながら回転し、捩れ
ることなく糸通し孔9において芯糸Aに巻付けられる。
この考案は上記の説明から判るように、軸心を垂直方向
に位置させたカバー糸用ボビンを嵌着した回転可能な中
空スピンドルの上方に柱状のヤーンガイド主体を設置し
、該ヤーンガイド主体にその下端面から内部に向けて円
錐形の凹溝を設け、該円錐形の凹溝内の最上部と連通ず
る縦方向の糸通し孔を穿設するとともにヤーンガイド主
体の上方にロッドを横架してなるものであるから、従来
のように捩れ防止のためのフライヤーを一切必要とする
ことなく1分間に数百回転という高速回転でカバー糸を
芯糸に巻付けることができ、かつカバー糸を芯糸に巻付
ける際に、芯糸はロッドにより安定した状態で案内され
、何らぶれることがなく作業能率の大巾な向上が図れる
とともに製品の均一な仕上りが期待できる。
しかもカバー糸用ボビンに巻かれたフィルム状カバーが
該ボビンの高速回転によりバルーニングしながらほぐさ
れていくときに、はぐされたフイルム状カバー糸の高速
回転に伴う遠心力の作用を受けてフィルム状カバー糸は
円錐形の傾斜曲面の長さ相当に亙って軽く接する状態と
なって回転するため、該フィルム状カバー糸が途中で捩
れたり反転することなく確実にフィルム状カバー糸の表
面側のみが表われて芯糸に巻付くこととなり、商品価値
の優れた製品が得られる。
また、フライヤを必要としないから従来のようにフライ
ヤの円形部でカバー糸がこすられるといったことが全く
なく、該カバー糸表面の着色剤例えば金粉が剥れること
もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の使用状態を示す斜視図、第2図はこ
の考案の使用状態を示す斜視図、第3図は柱状のヤーン
ガイド主体の一部切欠拡大斜視図である。 1・・・・・・中空スピンドル、2・・・・・・カバー
糸用ボビン、7・・・・・・柱状のヤーンガイド主体、
8・・・・・・円錐形の凹溝、9・・・・・・糸通し孔
、10・・・・・・ロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心を垂直方向に位置させたカバー糸用ボビンを嵌着し
    た回転可能な中空スピンドルの上方に柱状のヤーンガイ
    ド主体を設置し、該ヤーンガイド主体にその下端面から
    内部に向けて円錐形の凹溝を設け、該円錐形の凹溝内の
    最上部と連通ずる縦方向に糸通し孔を穿設するとともに
    、ヤーンガイド主体の上方にロッドを横架してなるフィ
    ルム状カバー糸のヤーンガイド。
JP7732880U 1980-06-05 1980-06-05 フイルム状カバ−糸のヤ−ンガイド Expired JPS5852296Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7732880U JPS5852296Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 フイルム状カバ−糸のヤ−ンガイド

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JP7732880U JPS5852296Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 フイルム状カバ−糸のヤ−ンガイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS575475U JPS575475U (ja) 1982-01-12
JPS5852296Y2 true JPS5852296Y2 (ja) 1983-11-29

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ID=29439903

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134031U (ja) * 1984-07-30 1986-03-01 株式会社 長谷川工務店 消音換気装置
KR200203987Y1 (ko) * 2000-06-01 2000-11-15 최영술 복합 연사를 위한 스핀들 구조

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JPS575475U (ja) 1982-01-12

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