JPS5852204B2 - フオ−カルプレ−ンシヤツタ - Google Patents

フオ−カルプレ−ンシヤツタ

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Publication number
JPS5852204B2
JPS5852204B2 JP48126807A JP12680773A JPS5852204B2 JP S5852204 B2 JPS5852204 B2 JP S5852204B2 JP 48126807 A JP48126807 A JP 48126807A JP 12680773 A JP12680773 A JP 12680773A JP S5852204 B2 JPS5852204 B2 JP S5852204B2
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JP
Japan
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curtain
winding
leading
trailing
tube
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JP48126807A
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JPS5079326A (ja
Inventor
孝 遠藤
雅昭 諸田
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Yashica Co Ltd
Original Assignee
Yashica Co Ltd
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Publication date
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Priority to US490745A priority patent/US3913117A/en
Priority to DE2439019A priority patent/DE2439019C3/de
Publication of JPS5079326A publication Critical patent/JPS5079326A/ja
Publication of JPS5852204B2 publication Critical patent/JPS5852204B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカメラ用フォー力ルフレーンシャツタ、特に先
幕および後幕の奏上軸を独立に設けた形式のフォーカル
プレーンシャッタの改良に関する。
フォーカルプレーンシャッタの性能を向上させるために
シャッタ機構の慣性を小さくすることが重要な課題とな
っている。
シャッタ機構の慣性を小さくすると、シャッタの加速が
容易になりシャッタの走行特性を向上させることができ
、また動作終了時の不必要な衝撃を減少させることがで
きる等の種々の利点が得られるからである。
そのためシャッタ機構、特に幕走行時における幕に関連
する機構を軽量化する試みが種々なされてきた。
シャツタ幕を走行させるのに基本的に必要な要素は、シ
ャツタ幕と、それを巻上げる巻上軸および幕を駆動する
ための巻取軸だけである。
しかし従来の先幕機構および後幕機構が独立した奏上軸
を有する2軸式のフォーカルプレーンシャッタにおいて
は、上述した基本的に必要な要素以外のかなりの要素を
シャツタ幕機構とともに走行させている。
例えば巻上軸に噛合って走行中1回転以内回転し、巻上
力伝達機構から奏上軸を切離したり、調速作用を行なっ
たりする歯車がそれである。
本発明の目的はシャッタ動作中の運動部分の慣性を少な
くし、先幕と後幕の奏上量を変えたり、先幕を予備走行
させることなく、先幕と後幕の走行開始位置を正確に規
制することができるフォーカルプレーンシャッタを提供
することにある。
前記目的を達成するために、本発明によるフオ−カルフ
レーンシャツタは、シャッタ先幕巻上管と一体に設けら
れた先幕巻上歯車と、シャッタ後幕巻上管と一体に設げ
られた後幕奏上歯車と、シャッタ先幕巻上管と一体に設
けられカム部を有する先幕規制管と、シャッタ後幕巻上
管と一体に設けられカム部を有する後幕規制管と、巻上
開始前に前記先幕巻上歯車および後幕巻上歯車に結合し
ない範囲の欠歯部を持ち、巻上時にシャッタ奏上刃が伝
達され、前記先幕巻上歯車後幕巻上歯車の順に噛み合っ
て、先幕後幕の順に巻上を開始し、前記後幕の奏上終了
後に前記巻上開始前の位置に係止される欠歯歯車と、前
記巻上で先に前記先幕巻上歯車が前記欠歯部に対応し前
記巻上で付与された走行習性で走行方向に移動しようと
する先幕巻上管を前記先幕規制管のカムに係合して係止
する係止レバーおよび、続いて前記後幕奏上歯車が前記
欠歯部に対応し前記巻上で付与された走行習性で復帰し
ようとする後幕巻上管を前記後幕規制管のカムに係合し
て係止するさらに他の係止レバーからなる幕走行開始位
置決定機構を設けて構成されている。
上記構成によれば本発明の目的は完全に達成できる。
以下図面を参照して本発明に係る装置の構成をさらに詳
細に説明する。
第1図は本発明に係る7オーカルプレーンシヤツタの実
施例を示す斜視図であって、図はフォーカルプレーンシ
ャッタが巻上げられた状態を示している。
第2図はシャッタがレリーズされシャッタ動作を終了し
た状態を示す斜視図である。
先幕がレリーズされた際に、先幕を巻き取る先幕巻取管
を支持する先幕巻取管軸11はカメラボディ内に固定的
に設けられている。
この先幕巻取管軸11は中空の先幕巻取管12が回転可
能に嵌装されている。
先幕巻取管12の内部には、先幕駆動のためのばね13
が挿入されており、先幕巻取管12はこのばね13によ
り、先幕を巻取る方向、第1図時計方向の回動力が付与
される。
先幕巻取管12の上および下には後幕のひもを案内する
ためのローラ24aおよび24bが設げられている。
カメラ内に固定的に設げられている後幕巻取軸21は中
空の後幕巻取管22が回転可能に支持している。
後幕巻取管22は内部に挿入されている後幕、駆動のた
めのばね23により後幕を巻取る方向、第1図時計方向
の回動力が付与されている。
後幕巻取管22の下端部には、後幕の位置を巻上機構に
伝達させるために用いられる歯車25が固定されている
この歯車25には、ボディ内に枢止されている伝達歯車
26が噛合されている。
この伝達歯車26は後幕の全走行過程において、はぼ1
回転するようになっている。
先幕奏上軸30は、カメラ内に回転可能に支承されてい
る。
先幕巻上軸30の下端には先幕巻上歯車33が、軸30
の上端には先幕規制管34がそれぞれ固定されている。
この先幕規制管34の上部外周には螺旋状の溝34a、
下部外周には先幕巻上軸30に固定されている先幕巻上
管31の巻上完了時の位置を決め先幕の走行開始位置を
決定するためのカム部分34bが設げられている。
後幕巻上軸40には後幕巻上管41が固定されている。
後幕巻上管41の上下には先幕ガイドローラ32aおよ
び32bが回転可能に設けられている。
後幕巻上軸40の下端には後幕巻上歯車43また上端に
は後幕規制管44がそれぞれ固定さ撃ている。
この後幕規制管44の上部には後幕走行終了位置を規制
するための螺旋状溝44aが、下部には後幕巻上管41
の巻上完了時の位置を決め後幕の走行開始位置を決定す
るためのカム部分44bが設けられている。
先幕40の一端は先幕巻取管12に貼着されており、他
端は金属板10cに貼りつげられている。
この金属板10cの上下端にはひも10a。
10bが取りつげられている。
このひも10a。10bは先幕ガイドローラ32 a
、32 bを経て先幕奏上管31に巻上げられるように
取り付けられている。
後幕20の一端は後幕巻上管41に貼着されている。
第1図では後幕20の大部分は後幕巻上管41に巻上げ
られている状態にある。
後幕20の他端は金属板20cに取り付けられており、
この金属板20cの上下端にはひも20aおよび20b
が取り付けられている。
後幕20はこのひも20 a 、20 bによりローラ
24a。
24bを経て後幕巻取管22に巻取られる。
巻上レバー1はカメラ機外の適当な部分で操作可能に設
けられている。
この巻上レバー1に与えられた回動力は伝達歯車2,3
,4,5を介して最終段の欠歯歯車6に伝達される。
欠歯歯車6上には巻上終了位置で欠歯歯車を係止するた
めに働くノツチ板7が設げられている。
この欠歯歯車6には先幕巻上歯車33および後幕巻上歯
車43にそれぞれ噛み合うことができる有歯部分と、歯
車33および43と噛み合わないように歯車を除去した
欠歯部分6aが設けられている。
有歯部分は欠歯歯車6がI回転したときに先幕巻上歯車
33および後幕巻上歯車34に順次係合し、先幕10お
よび後幕20をシャッタ動作準備完了位置(巻上完了位
置)にもたらすのに充分な歯数が与えられている。
レバー27はカメラボディ内に枢止されている伝達レバ
ーである。
この伝達レバーはばね28により反時計方向の回動力が
付与されている。
先端の爪27bが前記ノツチ板の7a部で拘束されず、
他端が歯車26に植立されているピン26aで拘束され
ていないときは先端の爪部はノツチ板の外周に軽く圧接
するように構成されている。
次に、第3図、第4図および第5図を参照して先幕規制
管34、後幕規制管44と、これに関連する部材につい
て説明する。
第3図は先幕規制管と規制レバー等との関係をシャッタ
奏上完了位置で示した図である。
第4図は先幕規制管および後幕規制管、と対応する規制
レバーの関係をシャッタ動作終了時の位置関係で示した
図である。
第5図は各規制管と幕走行開始位置決定機構の奏上終了
時の位置関係を示している。
電磁石54は、図示されていない電気回路からコイル5
4aに電流が供給され、シャッタ速度に対応する時間だ
け吸引力が与えられるように構成されている。
レバー53とレバー60は同軸に枢止されている。
レバー60はこのレバーとカメラボディ間にかげられた
ばねにより反時計方向の回動力が付与されている。
レバー53はレバー60の曲げ起こし部分60cで反時
計方向に押されている。
レバー53の一端には電磁石54に吸引される磁性鉄片
52が枢止されている。
これ等のレバー53,60の先端部53a、60a部は
後幕が巻上げられた位置にあるとき後幕規制管440時
計方向の回動を阻止するように後幕規制管44のカム部
44bに係合するようになっている。
係止レバー50はボディ内に枢止されていて、ばね61
により常に反時計方向の回動力が付与されているレバー
である。
先端部50aで先幕規制管のカム部34bと係合して先
幕軸30の時計方向の回動を阻止する働きをする。
規制レバー35および45はそれぞれ先幕10および後
幕20の走行終了位置を規制するための規制レバーであ
る。
軸36はこれ等のレバー35および45の共通の軸であ
る。
軸36の一端はボディ内の固定位置に設げられている軸
受で、他端はボディ内に枢止されているレバー66(第
1図および第2図参照)でそれぞれ支承されている。
先幕規制管34と規制レバー35、後幕規制管44と規
制レバー45との関係を第3図および第4図を参照して
説明する。
第3図は先幕規制管34と規制レバー35を、奏上終了
時に対応する位置関係で示している。
各規制レバー35および45は、それ等の先端部に設け
られている爪の部分35aおよび45aが規制管34,
440外周上部に設けられている螺旋溝34a、44a
に緩く挿入され、規制管の回転に従って爪の部分35a
および45aが上下するような位置に軸36で支承され
ている。
規制管34.44がそれぞれの対応する幕の走行に従っ
て回転すると、規制レバーの爪部が次第に下降させられ
幕が動作終了位置に達すると、爪部は螺旋溝の終端部と
対応して、規制管のそれ以上の回転を阻止するようにな
っている。
第4図は先幕、後幕ともに走行を終了し、先幕規制管3
4の螺旋溝34aの端部と、先幕規制管レバー35の先
端部分35aを突き当り、後幕規制管44の螺旋溝44
aの端部と、後幕規制レバー45の先端部45aが突き
当り、それぞれの規制管の時計方向の回動が阻止されて
いる状態を示している。
螺旋溝端と規制レバーが突き当ったときに軸36は第4
図中右方向からの力を受けることになる。
軸36の一端を受げているレバー66には、そのような
力に対応し、若干揺動するような処理がなされているの
であるが本発明における重要な部分ではないので、レバ
ー66は一応固定的であるとして説明する。
なおスイッチTOは前記レバー66の影響を受けるカメ
ラのシンクロ接点である。
レバー55は係止レバー50を押し回して係止レバー5
0を先幕規制管34のカム部34bから離脱させ先幕走
行を開始させるレリーズレバ−である。
レリーズレバ−55にはこのレバーとボディ間に掛げら
れたコイルばね58により時計方向(第1図)の回動力
が与えられている。
レリーズレバ−55はシャツタ釦(図示せず)が押し下
げられる以前はレバー71に係止され第1図に示した位
置に保持されている。
シャツタ釦が押されてレバー71が矢印の方向に押され
てレバー71とレリーズレバ−55が釈放されるとレリ
ーズレバ−55はばね58により回動させられ、係止レ
バー50を押し回し係止レバー50を先幕規制管34の
カム部34bから離脱させ先幕の走行を開始させる。
次に上記構成に係る実施例装置の動作を説明する。
まず奏上が完了した状態(第1図)からシャッタが動作
する過程を説明する。
図示されていないシャツタ釦の押し下げに関連してレバ
ー71が第1図に示した矢印の方向に押されると、レバ
ー71とレリーズレバ−55との係合が解かれる。
レリーズレバ−55は先幕規制管34をそのカム部34
bで係止していた係止レバー50を時計方向に押し回す
その結果係止レバー50と先幕規制管のカム部分34b
との係合が解かれ先幕巻上軸300時計方向への回動が
許容される。
その結果、先幕10は先幕巻取管12により巻取られ開
き方向に移動する。
一方後幕係止レバー60は、先幕係止レバー50の50
b部より押し回されて時計方向に回動させられる。
その結果後幕係止レバーの60b部と後幕規制管44の
カム部44bとの係合が解かれる。
この後幕緊定レバー60の時計方向の回転により電磁緊
定レバー53を押していた後幕係止レバー60の爪部6
0c部も第5図で時計方向に退き電磁緊定レバー53は
係止レバー60の拘束を受けない状態になる。
図示しない電気回路から電磁石54に電流が供給され、
電磁緊定レバー53に枢止されている鉄片52が電磁石
54に吸着されているから、レバー60により押されな
くなっても第5図に示した位置を保ち続ける。
したがって、後幕規制管44のカム部44bは、後幕緊
定レバー60の移動後は電磁緊定レバー53の53a部
によってのみ時計方向の回動が阻止されることになる。
先幕の走行にしたがって、先幕巻上軸30が回転させら
れた先幕規制管34が時計方向に回転すると規制管34
の溝34aに緩く摺接している規制レバーの爪部35a
は下方に移動させられ、先幕が規定の位置(全走行過程
終了位置)まで達すると溝34aの端部と規制レバーの
爪部35aとが当接して先幕巻上軸30の回動が阻止さ
れる。
第3図は規制レバーの爪部35aと螺旋溝34aの端部
が突き当たって先幕の運動が阻止された状態を示してい
る。
先幕走行終了後あるいは以前に、図示されていない回路
から電磁石のコイル54aへの電流の供給が断たれると
電磁石54が吸引力を失う。
その結果電磁緊定レバー53は、カム部44bから加え
られる力で押し出され、もはや後幕規制管44を、第1
図および第5図に示す位置に保持できなくなり後幕は走
行を開始する。
後幕が走行を開始すると後幕規制管44の回動に従って
後幕規制レバーの爪部45aが下方向に移動させられ、
走行終了時に螺旋溝44a端部と係合し後幕巻上軸40
の回動を阻止する。
後幕走行と関連して信号歯車25は時計方向、それに噛
合う信号伝達歯車26は反時計方向に回転し、走行終了
位置で伝達レバー27を第1図に示した反対の方向から
27a部を押して27b部をノツチ板の7a部から抜く
(第2図参照)。
続いてシャッタ巻上について説明する。
前述したように後幕走行終了時にノツチ板Ta部と伝達
レバ−27b部との係合が解かれた状態にあるから欠歯
歯車6は回転可能な状態になっている。
巻上レバー1に反時計方向の回動力を与えるとその力は
歯車2,3,4,5を介して欠歯歯車6に伝達される。
欠歯歯車60時計方向の回動によりまず欠歯歯車6と先
幕巻上歯車33とが噛み合い先幕巻上管31が先幕10
を巻上げる。
このとき後幕20はまだ走行終了位置にある。
続いて欠歯歯車6と後幕巻上歯車43が噛み合って後幕
の巻上げが開始される。
、先幕はすでに巻上を開始しているから、その分だけの
幕の重なりが保証されることになる。
後幕の巻上が開始されると後幕巻取管22が回転し、信
号伝達歯車26が時計方向に回動し始め信号伝達歯車2
6上のピン26aはもはや第1図に示した位置と反対側
から伝達レバー27を押さなくなる。
そのため、伝達レバー27の反時計方向の移動が許容さ
れ、伝達レバーの爪部27bはノツチ板7の円周部分に
緩く接するようになる。
欠歯歯車6がさらに回転を続げ先幕10を第1図に示す
位置よりも若干巻上側にもたらすと先幕巻上歯車33は
欠歯歯車6の欠歯部分に対応することになる。
先幕巻取管12は、先幕を介して先幕巻上管31を時計
方向つまり巻取側(幕の走行方向)に戻そうとする。
先幕巻上管31は、先幕規制管の34b部が先幕係止レ
バー50の先端部50aに突き当たるまでわずかに戻さ
れ位置決めされ、その結果第1図および第6図に示す幕
走行開始位置が決定される。
このとき後幕は、まだ巻上過程にあり引き続き欠歯歯車
6により巻上が続行される。
後幕20が第1図に示した位置より若干巻上側にもたら
されたときに後幕巻上歯車43は欠歯歯車の欠歯部分6
aに対応することになる。
そして欠歯歯車6の拘束がなくなり巻取方向に若干戻っ
た位置で後幕規制管44b部と後幕係止レバーの60a
部が係合し後幕巻上管41の位置が決り後幕は走行開始
位置に係止される。
さらに欠歯歯車6が回転し1回転を終了した位置(第1
図の位置)に達するとノツチ板7の外周に接していた伝
達レバー27の爪27b部は自刃でノツチ板の7a部に
落ち込み欠歯歯車6のそれ以上の回転を阻止する。
規制レバー35および45の爪部35aおよび45aは
巻上の過程において次第に上昇せしめられ巻上終了時に
は第1図に示した位置まで上昇させられる。
次に前記奏上におげろ先幕と後幕の位置関係についてさ
らに説明する。
第6図はこの実施例における各時点におげろ先幕、後幕
およびフィルム開口部の相対位置関係を示す略図である
第1図に示すように巻上終了位置(幕の走行開始位置)
において先幕が取り付けられて金属板10cと後幕が取
り付けられている金属板20cは幕の走行方向あるいは
フィルム開口部に対しては2同位置を保っていることが
好ましい。
すなわち先幕の先端(露光開始端)と、後幕の先端(露
光終了端)がフィルム開口部に対してほぼ同位置を保っ
ていると、露光開始の特性と露光終了の特性を略同−に
することができ、高速シャッタ時における露光むらを少
なくすることができることが知られている。
また第2図に示すように走行終了位置においても各金属
板ははg同位置を保っていることが好ましい。
第6図は幕の位置関係の理解を容易にするために先幕1
0の幅およびひも10 a 、10 bの間隔を後幕2
0のそれ等に比較して若干幅方向に拡大して示しである
第6図Aは巻上終了位置(幕走行開始位置)を、同図B
は幕走行終了位置を示している。
各図においてフィルム開口部に相当する部分を点線で示
しである。
良い特性のフォーカルプレーンシャッタを得るためには
、シャッタ機構の慣性が小であることと、各シャツタ幕
の走行性が揃っていなげればならない。
各基の走行特性が揃うためには、各基のフィルム開口に
対する幕のスタート位置(走行開始位置)が揃っている
必要がある。
しかし幕の走行開始位置を合わせるためには、各基の走
行量を変えるかとか、各基の奏上量を変えなげれば巻上
時における漏光の問題が生じる。
本発明による奏上機構によればそのような問題は解決さ
れ、かつ幕の最適走行を確保することができる。
前述しかつ第6図Bに示すようにこの実施例では走行終
了位置において金具10c 、20cはほぼ揃っており
幕の重なり部分が皆無であるからこのまSの状態で先後
幕を同時に巻上げるとレンズ方向からの光による漏光が
生じる。
本発明によれば、巻上開始時に欠歯歯車6がまず先幕巻
上歯車33に結合し、先幕10が先に巻上げられる。
第6図Cに示すように十分な重なり部分が確保された後
に欠歯歯車6が後幕巻上歯車43に結合する。
その後は先後幕ともに巻上げられるが先幕後幕間には、
第6図Cに示すように十分な重なり部分が確保されて巻
上げられる。
第6図りにその状態を示している。
第6図Eは第6図りを上方向から見た略図である。
第6図Eの状態からさらに巻上げられ、先幕の金具10
cおよび後幕の金具20cがともにフイルム開口を経過
して、巻上が終了に近づくとまず欠歯歯車6と先幕巻上
歯車33の結合が解かれ、先幕はフィルム開口外で、少
し走行方向に戻った位置で前述したように先幕規制管3
4のカム部34bが係止レバー50に突き当たり先幕の
走行開始位置がまず決定される。
先幕10の位置が決定された時点では後幕巻上歯車43
はまだ欠歯歯車6と係合しており、さらに後幕20の奏
上が続けられ後幕巻上歯車43に欠歯歯車6の欠歯部6
aが対応したときに、後幕20は少し戻り、後幕規制管
のカム部44bが係止レバー60と電磁緊定レバーに係
合して後幕の走行開始位置が決定される。
そして第6図Aに示す先幕後幕同位置スタートの状態が
形成される。
欠歯歯車6は伝達レバー27により第1図に示すいずれ
の巻上歯車にも係合しない位置に係止されてシャッタ巻
上を終了する。
本発明に係る装置は以上のように構成され動作するもの
であるから以下述べるような種々の効果が得られる。
まず、巻上力伝達機構が奏上終了時に先幕機構および後
幕機構から完全に切り離されるから幕走行開始時から幕
機構の慣性が小さく好ましいシャッタ特性が得られる。
次に巻上力伝達機構の最終段を1枚の欠歯歯車で構成す
ると、巻上機構が著しく簡略化される。
先幕を先に巻上げ、続いて後幕を巻上げることができる
ために巻上中先幕と後幕が充分な重なりを保つことがで
きるので巻上中の漏光の心配が皆無になる。
また幕のスタート位置は巻上後の調整、例えば予備走行
などをさせることなく所定の位置に決めることができ、
巻上機構はきわめて合理的かつ簡単である。
1枚の欠歯歯車で先幕および後幕を巻上げると通常の場
合、先幕軸および後幕軸とも等角度巻上げられることに
なるが、巻上管軸の径(ひもまたは幕を巻上げる部分)
を異ならしめることにより幕の奏上量を変化させること
ができ、奏上終了時の幕の相対位置の調整も容易にでき
るから従来のような複雑な調整機構は不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるフォーカルプレーンジャシタの実
施例装置の巻上終了時の状態を示す斜視図である。 第2図は本発明によるフォーカルプレーンシャッタの実
施例装置のシャッタ動作終了時の状態を示す斜視図であ
る。 第3図は先幕規制管と先幕規制レバーとの関係を説明す
るための図であって、巻上終了時における位置関係を示
しである。 第4図はシャッタ動作終了時における先幕および後幕規
制管と対応する規制レバーとの関連を示す図である。 第5図は各規制管と走行開始位置決定機構との関係を示
す図であって、巻上終了時(幕走行開始位置)の位置関
係を示しである。 第6図は前記実施例装置の各時点におげろ先幕、後幕お
よびフィルム開口部との位置の関係を説明するための略
図である。 1・・・・・・巻上レバー、2,3,4,5・・・・・
・伝達歯車、6・・・・・・欠歯歯車、7・・・・・・
ノツチ板、10・・・・・・先幕、20・・・・・・後
幕、10a>10b・・・・・・先幕ひも、20at2
0b・・・・・・後幕ひも、11・・・・・・先幕巻取
管軸、21・・・・・・後幕巻取管軸、12・・・−・
・先幕巻取管、22・・・・・・後幕巻取管、13・・
−・・・先幕ばね、23・・・・・−後幕ばね、24a
、24b、32a。 32b・・・・・−ローラ、25・・・・・・信号歯車
、26・・・・・・信号伝達歯車、27・−・・・・伝
達レバー、28・・・・・−ばね、30−・−・・・先
幕巻上軸、40・・・・・・後幕巻上軸、31・・・・
・・先幕巻上管、41・・・・・・後幕巻上管、33・
・・・・・先幕巻上歯車、43・・・・・・後幕巻上歯
車、34・・・・・・先幕規制管、44・・・・・・後
幕規制管、34a。 41a・・・・・・螺旋溝、34b・・・・・・先幕規
制管のカム部、44b・・・・・・後幕規制管のカム部
、35,45・・・・・・規制レバー 36・・・・・
・規制レバー軸、50・・・・・・先幕係止レバー、6
0・−・・・後幕係止レバー5L61・・・・・・ばね
、66・・・・・・ダンパーレバー、53・・・・・・
電磁緊定レバー 67・・・・・・スイッチピン54・
・・・・・電磁石、68・・・・・・ダンパー 55・
・・・・・レリーズレバ−70・・・・・・接点、58
・・・・・・ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フォーカルプレーンシャッタにおいて、シャッタ先
    幕巻上管と一体に設けられた先幕奏上歯車と、シャッタ
    後幕巻上管と一体に設けられた後幕巻上歯車と、シャッ
    タ先幕巻上管と一体に設けられカム部を有する先幕規制
    管と、シャッタ後幕巻上管と一体に設けられカム部を有
    する後幕規制管と、奏上開始前に前記先幕巻上歯車およ
    び後幕巻上歯車に結合しない範囲の欠歯部を持ち、巻上
    時にシャッタ巻上刃が伝達され、前記先幕巻上歯車後幕
    巻上歯車の順に噛み合って、先幕後幕の順に巻上を開始
    し、前記後幕の巻上終了後に前記巻上開始前の位置に係
    止される欠歯歯車と、前記奏上で先に前記先幕巻上歯車
    が前記欠歯部に対応し前記奏上に付与された走行習性で
    走行方向に移動しようとする先幕巻上管を前記先幕規制
    管のカムに係合して係止する係止レバーおよび、続いて
    前記後幕巻上歯車が前記欠歯部に対応し前記巻上で付与
    された走行習性で復帰しようとする後幕奏上管を前記後
    幕規制管のカムに係合して係止するさらに他の係止レバ
    ーからなる幕走行開始位置決定機構を設けて構成したこ
    とを特徴とするフォーカルプレーンシャッタ。
JP48126807A 1973-11-13 1973-11-13 フオ−カルプレ−ンシヤツタ Expired JPS5852204B2 (ja)

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