JPS585199Y2 - 耐圧小型容器の口金取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は耐圧小型容器の口金取付装置に関するもので
、薄金属板より成る耐圧小型容器の口金を容器の耐圧性
を損ぜしめることなく容器口部に気密的に確実強固に取
付けることにより、長期に亘って耐圧容器の使用を可能
ならしめようとするものである。

本案の実施例を図面について説明すれば、１は薄金属板
を圧搾して形成した小型容器２の口部で、この口部１の
周辺は、口部１に嵌合した環状凸部と鍔部４とを連設し
た下口金５と、この環状凸部３に嵌込まれる嵌込孔６と
フランジ７とを設けた上口金８とによって挾持される。

９は下口金５の環状凸部３と鍔部４との付根に凹設した
環状凹部で、トの環状凹部９と上口金８のフランジ７の
下面に凹設した環状凹部１０との間にはＯリング１１を
介入させる。

本案は環状凸部９の根部に０１Ｊング１１を介して両面
又は片面に例えばホントメルト接着剤を塗着した容器２
の口部１を嵌合し、更らにこの容器の口部周辺上に環状
凸部３に嵌合孔６を嵌込んだ上口金８を重合して口部周
辺を上下口金８と５とによって挾持し、この上下口金の
倒れか一方又は双方を加熱しながら加圧した後、冷却す
ることによって接着剤層１２を固化して容器口部１に上
下口金８，５を一体的に固着したものであるから、従来
口金を容器口部に溶接、螺旋、リベット等によって固着
したものに比し遥かに低工数を以て簡単迅速に取付は得
ると共に満足し得る耐圧性および気密性を保持させるこ
とができる。

更らに本案において図面に示すように下口金５と上口金
８とに上下口金間の気密性を一段と向上させることも可
能であり、またこの上下口金および容器面に予め化学的
或は電気化学的の酸化皮膜処理又は樹脂塗膜処理を施す
ときは、接着剤の接着力を向上すると共に各口金および
容器に耐蝕性を保持させることも可能である。

以上のように本案による耐圧小型容器は口金を十分な耐
圧性および気密性を以て確実強固に取付けられるから、
長期に亘って使用し得るもので低コストを以て製作提供
し得る特長もある。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例を示すもので、第１図は正面図、第
２図は一部の拡大縦断面図である。 主な符号の説明、１は口部、２は容器、３は環状凸部、
４は鍔部、５は下口金、６は嵌込孔、７はフランジ、 ８は上口量、 ９と１０は環状凹部、 １１はＯリング。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 薄金属板を以て形成した小型容器２の口部１周辺を、口
   部１に嵌合した環状凸部３と鍔部４と５を連設した下口
   金５と、この環状凸部３に嵌込まれる嵌込孔６と７ラン
   ジ７とを設けた上口金色と□を以て、下口金５の環状凸
   部３と鍔部４との゛付根に。 凹設した環状凹部９にＯリン’ｙ、１１を装着すると゛
   共に下口金５上面と上口金８下面とｃ７）簡’に’１着
   剤１２を介して挾持し、こあ接着剤１乏を山化して上下
   口金８，５を容器口部１に固着するとどを特徴とする耐
   圧小型容器の口金取付装置。