JPS5851648Y2 - 鉄道車両用窓ふき器の給水装置 - Google Patents

鉄道車両用窓ふき器の給水装置

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Publication number
JPS5851648Y2
JPS5851648Y2 JP13452279U JP13452279U JPS5851648Y2 JP S5851648 Y2 JPS5851648 Y2 JP S5851648Y2 JP 13452279 U JP13452279 U JP 13452279U JP 13452279 U JP13452279 U JP 13452279U JP S5851648 Y2 JPS5851648 Y2 JP S5851648Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
pressurized
storage tank
supply device
Prior art date
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Expired
Application number
JP13452279U
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English (en)
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JPS5653664U (ja
Inventor
昭男 宇野
実 吉田
孝一 甲斐
Original Assignee
日本国有鉄道
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄道車両のフロントガラスの窓ふき器用洗浄
水を給水するための給水装置に関するものである。
鉄道車両のフロントガラスの洗浄水の給水方式としては
、車両に搭載された貯水タンクの内部を圧縮空気により
加圧し、これによって生じた水圧によってフロントガラ
スに散水する方式が採られてきた。
この方法では車両に用いられている圧縮空気の圧力が一
般に8〜9kg/Cm2であるため、タンクの構造上こ
れを1k19/cIrL2位に降圧する減圧弁が必要で
あった。
また、減圧されたとはいえその圧力に耐えるためにタン
クは相当な強度を必要とした。
さらに内部を加圧されたタンクに車外より注水するため
には、タンク内の圧縮空気を排出しタンク内部を大気圧
にするための切換弁を必要とするなど機構が複雑になる
という欠点があった。
上記の点に鑑み本考案は、加圧しない貯水タンクより水
頭差によって別に設けた小型の加圧タンクに注水し、該
加圧タンクに圧力をかけてフロントガラスに散水する構
成とし、装置の構成を簡単にするとともに、一定量のみ
散水して貯水タンクの水を無駄なく有効に用いることの
できる窓ふき器の給水装置を得ることを目的としたもの
である。
次に本考案を図に示す一実施例によって説明する。
第1図は本考案による給水装置を備えた車両のフロント
ガラス部の斜視図、第2図は本考案による給水装置の一
実施例を示す回路図である。
図において、1はフロントガラス、2は窓ふき器、3は
散水用のノズルを示し、このノズル3から噴出される水
がフロントガラス1の窓ふき器2の摺動面に散水される
ようになっている。
4は貯水タンクで、水5がためられており、その上面は
大気に開放されている。
貯水タンク4の底部には水管6の一端が接続され、その
他端は逆止弁7卦よび水管8を介して加圧水タンク9の
底部に接続されている。
なお、本実施例に釦いては、水管8を加圧水タンク9の
底部に接続しているが、これは上部あるいは横部に接続
してもなんら差支えない。
水管6の途中より分岐された排水管10には排水コック
11が接続されており、車両を運休させる場合に貯水タ
ンク4の水を排水できるようになっている。
加圧水タンク9の底部にはもう一つの水管12の一端が
接続されてかり、この他端はフロントガラス1に対応し
て設けられたノズル13(第1図のノズル3に相当する
もの)に接続されている。
加圧水タンク9の上部には空気管14の一端が接続され
ており、その他端は操作弁15の取出口15aに接続さ
れ、該操作弁15の給気口15bには空気管16を介し
て空気だめ17が接続されている。
前記加圧水タンク9の上端は貯水タンク4の水面が最低
となった場合でも該貯水タンク4の水面よりhlだけ低
くなるように、またノズル13および操作弁15は貯水
タンク4の水面が最高の場合でも該貯水タンク4の水面
よりh2およびh3だけ高くなるようにそれぞれ配置さ
れている。
なお、空気管14にフロート弁等を設けることにより、
操作弁15の取付位置はいずれの位置でもよい。
このような構成において、操作弁15を閉位置に切換え
ると空気管16の接続口である給気口15bは閉じられ
て空気管14が接続されている取出口15aは操作弁1
5の内部において排気口15cにつながり加圧水タンク
9は大気に開放される。
このため、貯水タンク4内の水5は水頭h1により加圧
水タンク9に送水される。
そして、その一部は空気管14の中にも送水されるが操
作弁15は貯水タンク4より高い位置にあるので、該操
作弁15内に1で送水されることはない。
車両の運転中は常時この状態に保たれている。
次に、操作弁、15を散水位置にすると、該操作弁15
内の通路は第2図に示す如く形成されるので、空気だめ
17の圧縮空気は空気管16、給気口15b、取出口1
5a、空気管14の経路で加圧水タンク9に達し、該加
圧水タンク9内の水面を加圧する。
このとき水管8には逆止弁7が設けられているため、水
は水管12を経てノズル13に送られ、該ノズル13よ
り散水される。
通常フロントガラス1の1回の洗しように必要な水製な
水量は500但もあれば十分であるため、加圧水タンク
9は5oocc程度の非常に小容量のものでよく、この
ような小容量のものを耐圧構造とすることは容易である
また、加圧水タンク9の中にためられた水と極めて少量
の管路内の水が散水されてし1うと、例え操作弁15を
元に戻すのを忘れても、それ以上は散水は継続しないの
で誤操作による無駄な散水を防止できる。
さらに、貯水タンク4は大気に開放された水をためるだ
けの容器であるため、強度上の要求は少なく安価な構造
にすることができる。
以上説明したように本考案によれば、安価な貯水タンク
を用いてフロントガラスに加圧散水することができ、さ
らに前述の如く加圧水タンクは小容量のため容易に耐圧
構造にすることができる。
また、車両の空気ブレーキ用の圧縮空気を直接使用する
ことができるため、減圧装置が不要となり構造を簡単に
かつ安価に構成できる。
さらに誤操作による無駄な散水を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による給水装置を備えた車両のフロント
ガラス部の斜視図、第2図は本考案による給水装置の一
実施例の回路を示す回路図である。 1・・・フロントガラス、2・・・窓ふき器、3・・ツ
ズル、4・・・貯水タンク、5・・・水、6,8,12
’・・水管、7・・・逆止弁、9・・・加圧水タンク、
10・・・排水管、11・・・排水コック、13・・・
ノズル、14.16・・・空気管、15・・・操作弁、
15a・・・取出口、15b・・・給気口、15c・・
・排気口、17・・・空気だめ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗浄水を溜めておく貯水タンクと、該貯水タンクに対し
    所定の水頭差を設けて下位に配置され、かつ、逆止弁を
    介して前記貯水タンクに連結された加圧水タンクと、前
    記加圧水タンクに連結され、かつ、フロントガラスに対
    応して配置されるとともに前記貯水タンクに対し所定の
    水頭差を設けて上位に配置したノズルと、前記加圧水タ
    ンクの上部に連結し、かつ、空気溜が連結されており、
    該空気溜から加圧水タンクへ圧力空気の供給を制御する
    操作弁とから成ることを特徴とする鉄道車両用窓ふき器
    の給水装置。
JP13452279U 1979-10-01 1979-10-01 鉄道車両用窓ふき器の給水装置 Expired JPS5851648Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5653664U JPS5653664U (ja) 1981-05-11
JPS5851648Y2 true JPS5851648Y2 (ja) 1983-11-24

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