JPS5851450Y2 - ジンバル型支持装置 - Google Patents

ジンバル型支持装置

Info

Publication number
JPS5851450Y2
JPS5851450Y2 JP604179U JP604179U JPS5851450Y2 JP S5851450 Y2 JPS5851450 Y2 JP S5851450Y2 JP 604179 U JP604179 U JP 604179U JP 604179 U JP604179 U JP 604179U JP S5851450 Y2 JPS5851450 Y2 JP S5851450Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gimbal
pivot pin
balance table
support device
inner gimbal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP604179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55106727U (ja
Inventor
邦夫 佐木
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP604179U priority Critical patent/JPS5851450Y2/ja
Publication of JPS55106727U publication Critical patent/JPS55106727U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5851450Y2 publication Critical patent/JPS5851450Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスラスト軸受等に附設されるジンバル型支持装
置の改良に関する。
第1図及び第2図は、従来のジンバル型支持装置(又は
、カルダン型支持装置)、の1例を示し、同図に示すよ
うに、ジンバル型支持装置は、平衡台1、該平衡台1に
外挿された円環状のインナージンバル2、該インナージ
ンバル2に外挿された円環状のアウタージンバル3、イ
ンナージンバル2とアウタージンバル3とを結合するア
ウターピボットピン4、平衡台1とインナージンバル2
とを結合するインナーピボットピン5より構成されてい
る。
かかるジンバル型支持装置においては、アウター、イン
ナーピボットピン4,5が互いに直角方向に配置されて
いるため、上記平衡台1は、任意の方向に傾き得る自由
度を有している。
このため上記平衡台1に固定されているスラスト軸受a
は、回転ロータbに附設されたスラストカラーCの傾き
に追随して傾くことにより該スラストカラー〇とスラス
ト軸受aとの片あたりを防止している。
ガス軸受では一般に、フィルムの厚さく第2図d寸法に
相当する)が小さいために、上記片あたりは特に問題で
あることから上記のようなジンバル支持装置が多用され
ている。
しかしながら、回転ロータbが、高速になると、ジンバ
ル型支持装置に取付けられたスラスト軸受aは、自励振
動を起すことが知られている。
かかる自励振動は、インナーピボットピン5と平衡台1
との間の回転支持部5at及びアウタージンバルピボッ
トピン4とインナージンバル2との間の回転支持部4a
が、それぞれ、回転ばね特性や、粘性ダンパーの特性を
もたないために生じるもので、かかる支持装置の大きな
欠点となっていた。
本考案は上記に鑑みなされたもので、スラスト軸受が固
着された平衡台1の自励振動の発生を未然に防止したジ
ンバル型支持装置を提供することを目的とする。
このため本考案に係るジンバル型支持装置は、アウター
ピボットピン、インナーピボットピンの何れか一方また
は双方の一端をインナージンバルおよびこの内側または
外側に位置するアウタージンバルまたは平衡台のいずれ
か一方に固定し他端を上記アウタージンバルまたは平衡
台およびインナージンバルのいずれか他方に軸支すると
共に、作動油が充填された油室内に延設せしめて、その
延設端に抵抗部材を突設し、該抵抗部材と油室内の作動
油との流体摩擦により平衡台の自励振動を抑制するよう
にしたことを特徴としている。
以下第3図及び第4図を参照して本考案の1実施例につ
き説明すると、第3図はアウタージンバルとインナージ
ンバルとの結合部近傍を示し、同図において11は第1
図に示すようなスラスト軸受が固定された平衡台、12
はインナージンバル、13はアウタージンバルである。
14は一端がインナージンバル12にねじ込まれて固定
され他端がアウタージンバル13内に打ち込まれて固定
されたブツシュ16に軸支されたアウターピボットピン
である。
該ブツシュ16′の内部には高粘度の作動油が充填され
た油室17が形成されている。
また上記アウターピボットピン14の軸支端側には油室
17内に突出した羽根15が固着されている。
18は油室17を覆蓋するためのカバー、19.20は
油室17からの作動油の洩れを防止するための0リング
である。
この実施例においては、上記羽根15は第4図に示すよ
うに4枚設けられてい□る。
従ってアウターピボットピン14及び羽根15は油室1
7内においてアウターピボットピン14の軸心線廻りに
揺動可能となる。
上記装置はインナージンバル12とアウタージンバル1
3との間に1対(第3図に示す位置及びこれとアウター
ジンバル13またはインナージンバル12の軸心線に対
して対称な位置との合計2ケ所)設けている。
またインナージンバル12と平衡台11との間にもアウ
ターピボットピン14と直交する方向(第1図のインナ
ーピボットピン5の位置)に第3図及び第4図のものと
同一の構造を具えたインナーピボットピンを設けてもよ
い。
要するに、アウタージンバル13とインナージンバル1
2との結合部並びにインナージンバル12と平衡台11
との結合部の何れか一方または双方に第3図及び第4図
に示す構造のものをl対設ければよい。
上記装置においてスラスト軸受と共に平衡台11が振動
すると、インナージンバル12も振動する。
すなわちインナーピボットピン5及びアウターピボット
ピン14が、揺動回転振動をはじめる。
このとき、アウターピボットピン14の先端に固着され
ている羽根15が、高粘度の作動油が充填された油室1
7内で、揺動することになる。
この結果油室17内の高粘度油による減衰作用により、
アウターピボットピン14の振動を抑制せしめることが
できる。
また油室17内の作動油の粘度を変えることにより、上
記振動を防止するのに最適な減衰作用を得ることができ
る。
更にOリング19も、これの内周とアウターピボットピ
ン14の外周との間の摩擦により、副次的な振動減衰作
用を呈し得る。
第5図は本考案の他の実施例を示し、この場合は羽根1
5aに複数個の細孔15bを設けており、該細孔15b
による減衰効果が附加される。
更に第3図とは逆にアウターピボットピンをアウタージ
ンバル13側に固定し、インナージンバル12側に油室
17を設けても上記と同等の作用効果を呈し得る。
以上のように本考案に係るジンバル型支持装置は、アウ
ターピボットピンまたはインナーピボットピンの何れか
一方または双方の一端をインナージンバルおよびこの内
側または外側に位置する平衡台またはアウタージンバル
めいずれか一方に固定し、その他端を上記平衡台または
アウタージンバルおよびインナージンバルのいずれか他
方に軸支すると共に作動油が充填された油室内に延設せ
しめてその延設端に抵抗部材を突設したので、平衡台の
振動に因るインナーピボットピンまたはアウターピボッ
トピンの軸線まわりの振動を油室内の作動油と抵抗部材
との減衰作用により抑制することができる。
従って回転軸の高速回転域においても平衡台に固着され
るスラスト軸受等の自励振動が発生することはなく、該
回転軸の高速運転が可能となる。
また油室内の作動油の粘度を変えることにより平衡台の
振動を抑制するのに最適な減衰作用を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来におけるジンバル型支持装置の
1例を示し、第1図は平面図、第2図は第1図の■−■
線に沿う断面図である。 第3図及び第4図は本考案の1実施例を示し、第3図は
アウタージンバルとインナージンバルとの結合部近傍を
示すアウタージンバルの軸心線に沿う断面図、第4図は
第3図の■−IV線に沿う断面図である。 第5図は本考案の他の実施例を示す第4図に応当する図
である。 11・・・・・・平衡台、12・・・・・・インナージ
ンバル、13・・・・・・アウタージンバル、14・・
・・・・アウターピボットピン、15・・・・・・羽根
、17・・・・・・油室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円環状に形成されたアウタージンバルの内側に円環状に
    形成されたインナージンバルを、該インナージンバルの
    内側に軸荷重が負荷される平衡台をそれぞれ挿入し、上
    記アウタージンバルとインナージンバルとの間に1対の
    アウターピボットピンをその軸心線をこれら両ジンバル
    の半径方向に延在せしめて介設すると共に、上記インナ
    ージンバルと平衡台との間に1対のインナーピボットピ
    ンをその軸心線を上記アウターピボットピンの軸心線と
    直交せしめて介設したものにおいて、上記アウターピボ
    ットピン及びインナーピボットピンの倒れか一方または
    双方の一端を上記インナージンバル及び該インナージン
    バルの内側に位置する平衡台またはインナージンバルの
    外側に位置するアウタージンバルQ)何れか一方に固定
    し、その他端を上記平衡台またはアウタージンバル及び
    インナージンバルのいずれか他方に軸支すると共に作動
    油が充填された油室内に延設せしめて、その延設端に流
    体抵抗を生起せしめるための抵抗部材を突設したことを
    特徴とするジンバル型支持装置。
JP604179U 1979-01-22 1979-01-22 ジンバル型支持装置 Expired JPS5851450Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP604179U JPS5851450Y2 (ja) 1979-01-22 1979-01-22 ジンバル型支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP604179U JPS5851450Y2 (ja) 1979-01-22 1979-01-22 ジンバル型支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55106727U JPS55106727U (ja) 1980-07-25
JPS5851450Y2 true JPS5851450Y2 (ja) 1983-11-24

Family

ID=28812458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP604179U Expired JPS5851450Y2 (ja) 1979-01-22 1979-01-22 ジンバル型支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5851450Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5541885B2 (ja) * 2008-07-10 2014-07-09 ボーグワーナー インコーポレーテッド ターボチャージャ用の球形スラスト軸受装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55106727U (ja) 1980-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3073584A (en) Flexural pivot device
JP2667176B2 (ja) ヘリコプタのピッチ変更及びリードラグ減衰装置
JPS6362915A (ja) 軸受支持体
JPH028102Y2 (ja)
US4527910A (en) Dual clearance squeeze film damper
US5795077A (en) Tilting pad journal bearing
JPH0676806B2 (ja) 回転軸用支持組立体
JPS5925084B2 (ja) ロ−タ装置
US4315660A (en) Aerodynamic multiple-wedge resilient bearing
US3142888A (en) Method of making a flexural pivot device
JPH06340292A (ja) ヘリコプタの主ロータ
JPS5851450Y2 (ja) ジンバル型支持装置
US4217766A (en) Shaft vibration damper
US3618403A (en) Stop assembly for a gyroscope
US3738717A (en) Flexible pad journal bearing
JPH0147649B2 (ja)
JPS61241518A (ja) 油動圧すべり軸受
JPS5917286B2 (ja) 静圧ジヤ−ナル軸受
JPS6044527B2 (ja) 自動調心軸受
JPS5828019A (ja) ナツクル継手
JPS63173796A (ja) 関節式ヘリコプタロータ
JPS6343606B2 (ja)
JPH0227235Y2 (ja)
JPH08277835A (ja) 流体動圧軸受
JPH0464709A (ja) 動圧流体軸受回転装置