JPS5851438Y2 - 熱風送風装置 - Google Patents

熱風送風装置

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Publication number
JPS5851438Y2
JPS5851438Y2 JP1976060832U JP6083276U JPS5851438Y2 JP S5851438 Y2 JPS5851438 Y2 JP S5851438Y2 JP 1976060832 U JP1976060832 U JP 1976060832U JP 6083276 U JP6083276 U JP 6083276U JP S5851438 Y2 JPS5851438 Y2 JP S5851438Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat transfer
transfer space
space layer
fan
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Expired
Application number
JP1976060832U
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English (en)
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JPS52152104U (ja
Inventor
始 松本
Original Assignee
井関農機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 井関農機株式会社 filed Critical 井関農機株式会社
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Publication of JPS52152104U publication Critical patent/JPS52152104U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として穀類乾燥機等に用いられる熱風送風
装置に関するものである。
従来、この種の装置は、別設した火炉からの燃焼ガスを
送風機の風路中に供給し、あるいは風路中に燃焼器を設
けて送風される風を温めて供給する等の手段を採ってい
る。
しかしこのような従来の手段では、施設としてスペース
を広く必要とuオた構造も複雑となることから装置が高
価なものになる。
本考案は、かかる事情に鑑み提案されたものであって、
その目的とするところは、ファンを内蔵したファンケー
シング自体の周壁部を熱交換器とし、かつ吸気過程と送
風過程で二重の熱交換作用が行われるよう構成して、小
型で安価な熱風送風装置を提供するにある。
この目的のため、本考案の装置は、内部に遠心式のファ
ンが内装され、該ファンの回転軸軸方向−側に空気吸込
口、円周接線方向に空気吐出口を開口した円筒形のファ
ンケーシングの、周壁部を、空胴構造にしてその内部に
熱媒体を流通させる伝熱空間層を形威し、該伝熱空間層
を囲んでその外側にカバ一体を配設して通風路を形成し
てなり上記通風路の空気取入口から流入する空気が、上
記ファンケーシング周壁を迂回して伝熱空間層の外壁面
に沿ってファンケーシングの空気吸込口へ吸入され、フ
ァンケーシング内部ではファンによる送風作用で伝熱空
間層の内壁面に接し、伝熱空間層の内外両壁面に耘いて
熱交換が2段階に行われて送風されるように構成してな
ることを特徴とするものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図および第2図において、1は円筒状のファンケー
シングで、一側壁に空気吸入口2を、周壁に空気吐出口
3を具備してふ・す、内部には、上記空気吸込口2に面
して遠心式のファン4を配設しである。
上記ファンケーシング1の周壁部ハ内周壁1aと外周壁
1bの二重壁構造に構成されていて、これら両壁間に熱
媒体を流通させる環状の伝熱空間層5が設けられている
なお上記内周壁1aの内面には、これに沿って周方向に
延びる環状若しくは突起状の複数の放熱フィン6が設け
られている。
また上記ファンケーシング1の外周には、そのケーシン
グ1を囲むように所要の間隔を隔てて筒状カバー7が同
芯的に配設されている。
このカバー7は、ケーシング1の外周壁1bの全幅にわ
たって放射状に突設しこフィン兼用の板状ステー8を介
してケーシング1に一体的に固設されており、そしてこ
のカバー7とケーシング1との間には、ケーシング1の
空気吸込口2を設けた側と反対の他側の側に環状に開口
する空気取入口9を備え、ここから流入する外気を、伝
熱空間層5に沿わせてファンケーシング1の空気吸込口
2に導く通風路10が形成されている。
オた上記力)Z−7には、ファンケーシング1の空気吸
込口2と対向する部位に、風量調整蓋11を備える別の
第2の空気取入口12が設けられている。
上記遠心ファン4の回転軸13は、ファンケーシング1
カ・ら突き出され、台14上に軸受15を介して支持さ
れており、軸端に設けたプーリ16はベルト17を介し
てエンジン18に連結されている。
上記エンジン18の排気管19は、前記伝熱空間層5に
設けた熱媒体供給口20に連結されており、伝熱空間層
5内に導入された熱媒体は排出口21から排出されるよ
うになっている。
オたエンジン18の冷却風は、シュラウド22を通じて
前記第2の空気取入口12に面して配設した放熱体23
に導かれるようになっており、第2の空気取入口12か
ら吸引される風はこの放熱体23に接触して温められる
ようになっている。
勿論上記冷却風を直接に空気取入口12から吸引するよ
うにしてもよい、、オた水冷エンジンを使用する場合は
、ラジェータ部を直接調整蓋11に固定するようにして
もよい。
このような構成では、エンジン18を始動してファン4
を回転させると、そのエンジン18の排ガスは、排気管
19から供給口20を経て伝熱空間層5内に入り、伝熱
空間層5内を回流して排出口21から外部に排出される
一方、ファン40司転により、その起風作用で空気取入
口9から外気が通風路10内に入り、その通風路10内
を、空気取入口9と反対の側へ流通、迂回してファンケ
ーシング1の空気吸込口2からケーシング1内に入り、
そのケーシング1内を旋回して空気吐出口3から外部へ
送風される。
この送風過程で、空気は、まず通風路10内を流通する
際、伝熱空間層5の外周壁1bに接することから、その
外周壁1bからの伝熱作用により第1段の熱交換作用が
行われる。
さらに空気は、ファンケーシング1内を流通する過程で
、ファン4による送風作用により伝熱空間層5の内周壁
1aに接することから、ここでの第2段の熱交換作用が
行われる。
特にファンケーシング1内ではファン4による遠心送風
作用によって空気が伝熱空間層5の内周壁1aに吹き当
てられるようになることから伝熱空間層5の内周壁1a
に対し、空気がよく接触して第2段の熱交換作用が効率
よく行なわれるようになり、かくして外気は伝熱空間層
5の内、外の両壁面による二重の熱交換作用により加熱
され熱風となって吐出口3から送風される。
また、第2の空気取入口12からも、放熱体23と接触
し温められた外気、あるいは放熱体から直接エンジンを
冷して温められた空気、あるいはラジェータを経て温め
られた外気等が吸引さへ空気吸込口2を通ってケーシン
グ1内に導かれる。
第3図に示すものは、本考案の他の実施例であって、フ
ァンケーシング1の周壁は一重構造で、この周壁の内側
に沿って螺旋状に熱媒体を通すパイプ24を配設し、こ
のパイプ24によって伝熱空間層5を形成するようにし
である。
なお必要があれば、このパイプ240表面にフィンを設
けるようにしてもよい。
なチ舶の構成は前記した第1゜2図に示す実施例とほぼ
同様であるので、対応する部位には同じ番号を付して説
明を省略する。
そしてこの実施例にかいても、エンジン18の排ガスは
供給口20からパイプ24内に入り、パイプ24内を流
れて図示しない排出口から排出されるもので、空気取入
口9から流入される空気は通風路10内を流通する過程
およびファンケーシング1内を流通する過程において排
ガスとの熱交換、あるいは第2の空気取入口12から吸
引される温風の作用等については上記した第1,2図に
示す実施例とほぼ同様であるので以下説明を省略する。
なお、上記した各実施例では、いずれもエンジン18の
排ガスを回収して熱風を得るようにしてあるが、従来と
同様に燃焼ガスを導入して外気との間で熱交換を行なわ
せるようにしてもよいことは言うまでもない。
以上の如く本考案によると、送風機による空気流は、吸
気過程ではファンケーシング周壁に形成された伝熱空間
層の外壁面により、また送風過程ではファンによる送風
作用で上記伝熱空間層の内壁面に接触させ、熱交換が2
段階に行われて送風されるから、空気の加熱効果が高く
、また伝熱圭間層は、これを囲むカバ一体により覆われ
ていることから、伝熱空間層の保温性がよく、この点か
らも空気加熱の効率を高め得ると共に、さらに伝熱空間
層は、それがカバ一体により覆われて外部に露出しない
から、これに高温の熱媒体を流通させても、火傷等の事
故のおそれがない、等の作用効果を奏し、かくして送風
機が、熱交換の機能も兼ね備えることから、穀粒乾燥機
の熱風送風装置を構成簡単で小型化できるなどの優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は第1図
の■−■線方向の断面図、第3図は本考案の他の実施例
を示す要部の断面図である。 1・・・・・・ファンケーシング、1a・・・・・・内
周壁、1b・・・・・・外周壁、2・・・・・・空気吸
込口、3・・・・・・空気吐出口、4・・・・・・ファ
ン、5・・・・・・伝熱空間層、6・・・・・・フィン
、7・・・・・・カバー、8・・・・・・ステー、9・
・・・・・空気取入口、10・・・・・・通風路、11
・・・・・・熱風調整蓋、12・・・・・・第2の空気
取入口、13・・・・・・駆動軸、14・・・・・・台
、15・・・・・・軸受、16・・・・・・プーリ、1
7・・・・・・ベルト、18・・・・・・エンジン、1
9・・・・・・排気管、20・・・・・・供給口、21
・・・・・・排出口、22・・・・・・シュラウド、2
3・・・・・・放熱体、24・・・・・・パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に遠心式のファンが内装され、該ファンの回転軸軸
    方向−側に空気吸込口、円周接線方向に空Mffi口を
    開口した円筒形のファンケーシングの、周壁部を、空胴
    構造にしてその内部に熱媒体を流通させる伝熱空間層を
    形威し、該伝熱空間層を囲んでその外側にカバ一体を配
    設して通風路を形成してなシ、上記通風路の空気取入口
    から流入する空気が、上記ファンケーシング周壁を迂回
    して伝熱空間層の外壁面に沿ってファンケーシングノ空
    気吸込ロヘ吸入され、ファンケーシング内部ではファン
    による送風作用で伝熱空間層の内壁面に接し、伝熱空間
    層の内外両壁面において熱交換が2段階に行われて送風
    されるように構成してなる熱風送風装置。
JP1976060832U 1976-05-14 1976-05-14 熱風送風装置 Expired JPS5851438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976060832U JPS5851438Y2 (ja) 1976-05-14 1976-05-14 熱風送風装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976060832U JPS5851438Y2 (ja) 1976-05-14 1976-05-14 熱風送風装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52152104U JPS52152104U (ja) 1977-11-18
JPS5851438Y2 true JPS5851438Y2 (ja) 1983-11-22

Family

ID=28521706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976060832U Expired JPS5851438Y2 (ja) 1976-05-14 1976-05-14 熱風送風装置

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JP (1) JPS5851438Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934407U (ja) * 1972-06-27 1974-03-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52152104U (ja) 1977-11-18

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