JP2532617Y2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2532617Y2
JP2532617Y2 JP215991U JP215991U JP2532617Y2 JP 2532617 Y2 JP2532617 Y2 JP 2532617Y2 JP 215991 U JP215991 U JP 215991U JP 215991 U JP215991 U JP 215991U JP 2532617 Y2 JP2532617 Y2 JP 2532617Y2
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air
heat exchanger
cooling
heater
circulating
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喬資 小山
克典 石井
一朗 矢野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、湿った循環空気の水分
を除去する熱交換器を有する除湿形の衣類乾燥機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の除湿形衣類乾燥機の一例を
示す縦断側面図で、これは前面に被乾燥衣類出入用の扉
(2)を有する外箱(1)内に乾燥室である回転ドラム
(4)を回転自在に支承し、回転ドラム(4)前面に形
成した衣類出入口(3)をドラムカバー(19) を介して
前記扉(2)に臨ませたもので、回転ドラム(4)背面
の排気孔には、回転ドラム(4)の衣類出入口(3)か
ら着脱できるフィルターカバー(18)を介してフィルター
(17)が取付けてある。
【0003】回転ドラム(4)の背面のフィルター(17)
のさらに背後に循環ファン(6)を配設し、回転ドラム
(4)の前方下方にヒーター(11)を配設し、循環ファン
(6)が配設されるケーシング(13)と、ヒーター(11)
が配設されるヒーターケース(12)とを連通して循環風路
(22)を形成する。
【0004】この循環風路(22)の途中で、循環ファン
(6)とヒーター(11) との間に冷却ファン(図示せ
ず)を備えた熱交換器(14)を配設し、熱交換器(14)とヒ
ーター(11)との間の循環風路(22)に排水口(16)を形成し
た。前記熱交換器(14)は熱交換管の周囲に多数枚のフィ
ンを並設するものとする。
【0005】また、外箱(1)内にモーター(図示せ
ず)を設け、該モーターの回転軸と循環ファン(6)の
回転軸とをプーリーを介してベルト(9)(10) で連結
するとともに、モーターの回転軸に設けた他のプーリー
と回転ドラム(4)の外周とにベルト(8)を掛渡す。
【0006】次に動作について説明する。回転ドラム
(4)内に投入した被乾燥衣類から蒸発した水分を含ん
だ湿った温風は、循環ファン(6)によって吸引され、
ケーシング(13)内を通って熱交換器(14)の熱交換管内へ
送られる。この時、熱交換器(14) では、冷却ファンに
より送風される外気がフィン及び熱交換管の外周面に吹
付けられ、この冷たい外気によって熱交換管内の高温多
湿の循環空気(24)が冷却され、該循環空気(24)に含まれ
ている水分が凝縮結露して分離される。
【0007】凝縮した水分は、排水口(16)から機外へ排
出され、水分を除去された循環空気(20)がヒーター(11)
へ送られ、ここで加熱されて熱風となって回転ドラム
(4)内へ送風される。この場合、循環空気は通常約1
3 /分の量が流れ、循環ファン(6)から熱交換器
(14) 、ヒーター(11)を通過して回転ドラム(4)に至
る循環風路(22)内の風速は相当速いものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】熱交換器を出てヒータ
ーへ送られる循環空気は、水分が凝縮結露し相対湿度が
100%であり、また、風速も速いため、霧状に凝縮した
水分が空気とともにヒーターに送られることが多い。こ
のため、ヒーターでは、霧状水分の蒸発潜熱によってヒ
ーターの発熱量がロスし、乾燥効率を悪くしていた。
【0009】本考案の目的は前記従来例の不都合を解消
し、熱交換器から出た循環空気に含まれている霧状水分
をさらに除去でき、乾いた空気をヒーターに供給できて
乾燥効率の向上を図ることのできる衣類乾燥機を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、外箱内に回転ドラムと、該回転ドラムに加熱
循環空気を供給する循環ファン及びヒーターとを設け、
冷却ファンを備え循環空気から水分を除去する熱交換器
を循環風路途中に設けた衣類乾燥機において、熱交換器
の外周に形成される冷却風路を風胴で区画して熱交換器
の吐出側に冷却ファンによる外気冷却部を形成し、該外
気冷却部個所を通過して熱交換器の循環風路から吹出し
た循環空気を熱交換器の流入側の冷却風路を通過させて
ヒーターへ供給する風路を形成したことを要旨とするも
のである。
【0011】
【作用】本考案によれば、外気冷却部個所の熱交換器を
通過して熱交換器から出た霧状水分を含んだ湿った循環
空気は、熱交換器の冷却風路の流入側に導かれ、ここ
で、回転ドラムから出て熱交換器の循環風路内へ流入す
る高温の循環空気による排熱で加温され、霧状水分が蒸
発し、乾いた空気となってヒーターに送られる。
【0012】同時に、熱交換器の循環風路の流入側で
は、外気冷却部を通り熱交換器から出た循環空気に含ま
れている霧状水分の蒸発潜熱を循環空気の温度差によっ
て循環風路内の循環空気が外気冷却部を通過する前に予
め冷却される。
【0013】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の衣類乾燥機の実施例を示す縦
断側面図、図2は同上縦断正面図で、図3に示した従来
例と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。
【0014】本考案の衣類乾燥機も基本構成は従来例と
同様であり、前面に被乾燥衣類出入用の扉(2)を有す
る外箱(1)内に乾燥室である回転ドラム(4)を回転
自在に支承し、回転ドラム(4)前面に形成した衣類出
入口(3)を前記扉(2)に臨ませ、回転ドラム(4)
背面の排気孔には、回転ドラム(4)の衣類出入口
(3)から着脱できるフィルターカバー(18)を介してフ
ィルター(17)が取付けてある。
【0015】回転ドラム(4)背面の排気孔のさらに背
後に循環ファン(6)を配設し、回転ドラム(4)の前
方下方にヒーター(11) を配設し、循環ファン(6)が
配設されるケーシング(13)と、ヒーター(11)が配設され
るヒーターケース(12)とを連通し、ヒーターケース(12)
をドラムカバー(19)を介して回転ドラム(4)の前部開
口に連通して循環風路(22)を形成し、該循環風路(22)を
形成し、該循環風路(22) の途中で、循環ファン(6)
とヒーター(11)との間に熱交換器(14)を配設する。
【0016】また、外箱(1)内にモーター(5)を設
け、該モーター(5)の回転軸と循環風路ファン(6)
の回転軸をプーリーを介してベルト(9)(10) で連結
するとともに、モーター(5)の回転軸に設けた他のプ
ーリーと回転ドラム(4)の外周とにベルト(8)を掛
渡す。
【0017】本考案では前記熱交換器(14)の構成とし
て、これをフィン型とし、該熱交換器(14)の外周に形成
される冷却風路を流入側と吐出側とに区画し、吐出側を
風胴(15) で囲み、該風胴(15)内に冷却ファン(7)を
配設してここに外気冷却部(14a) を形成し、風胴(15)
の下部に吸気口(15 a) と排気口(15b) とを形成す
る。
【0018】そして、熱交換器(14)の熱交換管による
循環風路の吐出口にダクト板(22a)を設けて熱交換器
(14)の吐出口から流入側の冷却風路へ向かう風路を形
成し、流入側の冷却風路を、熱交換器(14)から出た循
環空気(20)の加温部(14b)に形成し、該加温部(14
b)をヒーターケーシング(12)へと連通させた。
【0019】次に動作について説明する。ヒーター(1
1)で加熱された熱風は回転ドラム(4)内の被乾燥衣
類の水分を蒸発させ、高温多湿の空気となって循環ファ
ン(6)によりケーシング(13)に吸込まれ、熱交換器
(14)の循環風路内を通過する。この時、熱交換器(1
4)の熱交換管内を通る循環空気(20)は、吐出側の外
気冷却部(14a)個所では、冷却ファン(7)により吸
気口(15a)から風胴(15)内に吸込まれた冷たい外気
がフィンに吹きかけられ、この冷却空気(21)によって
熱交換され、循環空気(20)中に含まれている水分が凝
縮する。
【0020】この凝縮水の一部は排水口(16)から機外
へ排出されるが、一部は霧状になって相対湿度100%
の循環空気とともに熱交換器(14)の吐出口から出た
後、ダクト板(22a)によって流入側の冷却風路に形成
した加温部(14b)へと送られる。
【0021】この加温部(14b)では、回転ドラム
(4)から吹出された直後の高温の循環空気が熱交換器
(14)の熱交換管内を流れており、この高温の循環空気
(20)の排熱によって、熱交換器(14)外周の冷却風路
に送られた循環空気が加温され、相対湿度が下がるとと
もに空気中に霧状になって残留していた水分も気化し、
乾いた空気となる。そして、ヒーター(11)へと送られ
る。
【0022】一方、回転ドラム(4)を出て加温部(14
b)の熱交換管内を通る循環空気は、外周の冷却風路内
の加温される空気とは反対に、既に外気冷却部(14a)
個所を通過して冷却された外側の冷却風路内の空気によ
り冷却され、水分を凝縮する方向へ加速され、次の外気
冷却部(14a)個所へ至る前に予め冷却される。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように本考案の衣類乾燥機
は、熱交換器を出た霧状水分を含んだ湿った循環空気
を、さらに加温してほぼ完全に乾いた空気としてヒータ
ーに送ることができるので、ヒーターの発熱量がロスす
ることなく、乾燥効率の向上が図れる。
【0024】また、湿った空気の加熱は、回転ドラムか
ら出た高温の循環空気の排熱ドラムから出た高温の循環
空気の排熱を利用し、同時にこの高温の循環空気は外気
冷却される前に霧状水分の蒸発潜熱と外部の循環空気の
湿度差とにより冷却されるので、熱エネルギーを互いに
有効に利用できるもので、除湿度の向上も図れるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衣類乾燥機の1実施例を示す縦断側面
図である。
【図2】本考案の衣類乾燥機の1実施例を示す縦断正面
図である。
【図3】従来例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)…外箱 (2)…扉 (3)…衣類出入口 (4)…回転ドラム (5)…モーター (6)…循環ファン (7)…冷却ファン (8),(9),(10)…ベルト (11)…ヒーター (12) …ヒーターケース (13) …ケーシング (14) …熱交換器 (14a) …外気冷却部 (14b) …加温部 (15) …風胴 (15a) …吸気口 (15b) …排気口 (16) …排水口 (17) …フィルター (18) …フィルターカバー (19) …ドラムカバー (20) …循環空気 (21) …冷却空気 (22) …循環風路 (22a) …ダクト板
フロントページの続き (72)考案者 矢野 一朗 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本 建鐵株式会社船橋製作所内 (56)参考文献 実開 昭59−184798(JP,U) 実開 昭59−34795(JP,U) 実開 昭62−184897(JP,U) 実開 昭58−14890(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に回転ドラムと、該回転ドラムに
    加熱循環空気を供給する循環ファン及びヒーターとを設
    け、冷却ファンを備え循環空気から水分を除去する熱交
    換器を循環風路途中に設けた衣類乾燥機において、熱交
    換器の外周に形成される冷却風路を風胴で区画して熱交
    換器の吐出側に冷却ファンによる外気冷却部を形成し、
    該外気冷却部個所を通過して熱交換器の循環風路から吹
    出した循環空気を熱交換器の流入側の冷却風路を通過さ
    せてヒーターへ供給する風路を形成したことを特徴とす
    る衣類乾燥機。
JP215991U 1991-01-28 1991-01-28 衣類乾燥機 Expired - Lifetime JP2532617Y2 (ja)

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JPH04103897U JPH04103897U (ja) 1992-09-08
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