JPS5850710B2 - 即席ハト麦食品の製造法 - Google Patents

即席ハト麦食品の製造法

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JPS5850710B2
JPS5850710B2 JP55076821A JP7682180A JPS5850710B2 JP S5850710 B2 JPS5850710 B2 JP S5850710B2 JP 55076821 A JP55076821 A JP 55076821A JP 7682180 A JP7682180 A JP 7682180A JP S5850710 B2 JPS5850710 B2 JP S5850710B2
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JP
Japan
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pigeon
barley
food
water
wheat
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JP55076821A
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JPS572648A (en
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謙一 階元
光宗 高津
満幸 田淵
純一 南
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NITSUSHIN SHOKUHIN KK
Original Assignee
NITSUSHIN SHOKUHIN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、即席ハト麦食品の製造法に関するものである
・・ト麦は古来より神経痛、イボ取り、慢性腸炎等に医
薬的効果のある漢方薬として知られており、乾燥脱穀し
たものを粉末や煎汁として、広く利用されてきている。
またハト麦には蛋白質が豊富で、アルギニン、リジン、
システィン等が多く含れている栄養価の高い穀類である
が、漢方薬としての印象が強いために、食用に多用され
ることなく特殊な商品となっている。
近年このようなハト麦独自の薬効と高栄養価に着目し、
その特性を活用して、他の一般食品と同様に常用できる
ように食品としての研究開発も行われている。
しかしハト麦は外皮が固く、調理に時間かっ)かりすぎ
る欠点がある。
すなわちハト麦の喫食できる程度に柔かくするには、−
昼夜水につげ2〜3時間中火で煮なげればならず、消費
者が手軽に利用することができない。
この調理法を解決する方法として、例えば特公昭51−
1457の方法が検討されている。
この方法は、調理することに関しては調理時間が著しく
短く、調理法も容易になっているが含油量が多く、油つ
ぽさ等の食味や健康食品としての観点力)らは好しくな
い。
一方、油を使用しない方法としては特開昭55−190
73がある。
この方法により処理されたバチ麦は、オート□−ル風に
食したり粉砕して、ハト麦茶やパン、ビスケット等に用
いる場合には効果的であるが、熱湯等で柔n)<湯戻し
してn)ら喫食する場合には“麩“のような食感を呈し
好しくない。
そこで本発明者らは、薬効と高栄養価を有するハト麦を
手軽に調理でき、シカ)も湯戻し後の食感も柔7F<て
粘弾性のあるようにすることを目的として、種々検討し
た結果本発明を完成した。
すなわち、本発明は原料ハト麦を、その穀粒の溝に沿っ
て2つ割りし、この2つ割りハト麦を、水に浸漬後α化
しこのα化ハト麦を押圧し、160〜450℃の熱風で
膨化処理を行うことを特徴とする即席ハト麦食品の製造
法である。
以下、本発明について説明する。
原料ハト麦としては、脱穀したハト麦又は搗精ハト麦を
用いる。
本発明方法においては、この原料ハト麦をまずその穀粒
の溝に沿って2つ割りとする。
2つ割りのものを用いる場合は、浸漬及び押圧の処理が
容易にD・つ効率的に行えるのみならず、湯戻し時間も
短縮できる利点がある。
すなわち、第1図に示すように、2つ割りハト麦は従来
の全粒ハト麦に比べ、浸漬時の吸水性が良好で、浸漬所
要時間を短縮でき、またα化も短時間で完了させること
ができる。
更に押圧に際しても、全粒ハト麦が形状がいびつで作業
性が悪力)つたが、2つ割**りすることで、粒子形状
の均一化を実現でき抑圧加工性が向上する。
膨化工程でも2つ割りハト麦の場合、より均一にかつ大
きな膨化度を得ることができ、復元後の食感向上が著し
い。
(第1−2表参照)原料ハト麦を2つ割りするには、例
えば対向するロールの間に該原料ハト麦を通過させるこ
と等によってそのハト麦粒の溝に沿って2分割すること
ができる。
このようにして得られた2つ割りハト麦を水で洗浄し水
に浸漬する。
浸漬は、室温で1時間以上行い水分30〜40多にする
この際必要に応じ。結着防止剤として界面活性剤を添加
すると、後の処理が容易となる。
この浸漬ハト麦をα化するのである・が、α化の方法と
しては蒸煮でも煮沸でもよい。
蒸煮の場合は、100〜140℃で3〜60分、煮沸の
場合は、90〜130℃で10〜120分行う。
このハト麦の水分は、40〜60多である。
次いでこのα化ハト麦を押圧するが、α化ハト麦の水分
を約25〜40%に調整すると押圧が容易に行える。
2つ割り・・ト麦は、全粒物に比べ乾燥速度が速く、乾
燥時間を短縮できるので、特に大量に連続的に製造する
時には、生産効率が極めて向上する。
(第2図参照)押圧は、0.1〜1.0%のロール間隙
を強通して行う方法が作業性の丘からも好適である。
次にこの押圧ノ・ト麦の水分を10〜25%に調整後熱
風膨化処理な行うと、効率的に有利である。
熱風膨化処理は、160〜450℃で10〜60秒で充
分である。
このようにして、得られた熱風膨化・・ト麦は熱湯を江
別し、数分保持するのみで柔かくて、粘弾性のある食品
として喫食することができる。
(第2表)に示すように、本発明方法による膨化−・ト
麦は復元すると、圧力釜で炊いたハトムギと比べ、その
粘りにおいて同程度であり、硬さにおいては、より柔か
く、したがって食べやすい。
また、2つ割り処理を実施しない製品は、復元後、粘り
を生じないために食感として好ましいものとはならない
が、本発明方法によれば粘りが生じ、食感の向上が著し
い。
また、圧力釜、炊飯器いずれにしても、従来方法に準じ
たー・ト麦の調理では、多大の時間と労力とを要するが
、本発明方法による製品は、極めて簡単な調理方法で復
元し、しかも従来品に比べ、食感も良好であるので、ノ
・ト麦の食用化促進にもつながり、産業上有効である。
好みにより調味料、香辛料を添加することによりそのま
ま主食、副食として利用することができる。
また、本発明により得られた熱風膨化ハト麦は、ハト麦
特有の不快臭がなく、そのままオート□−ル風に食する
ことができ、ハト麦茶としであるいはパン、ビスケラト
ルJ後の代替としても巾広く利用することができるもの
である。
実施例を以下に述べる。
実施例 1 搗精・・ト麦1.OK9をその溝に沿ってほぼ2つ割に
する。
これを水洗した後、1夜水に浸漬し、水切りしてシュガ
ーエステル3.02を加えて混合し、これを1.9 F
ig/ctrlの蒸気圧で7分蒸煮した。
次に、80℃の熱風で水分30%としたあと0.3%の
ロール間を強通してから、水分を15%に調整しt0次
いで240℃の熱風で25秒処理し膨化ハト麦を得た。
この膨化ハト麦に熱湯を江別し約30秒保持したあと、
湯を捨が5分間そのまま保持すると食味食感良好な即席
ハト麦食品を得ることができた。
実施例 2 搗精ハト麦1.0Kgをほぼ5〜7メツシユの両分に入
るよう荒砕きしたのち、水洗し1夜水に浸漬した。
この浸漬ハト麦に、シュガーエステル3gを加えて混合
し、1.8Ky/c4の蒸気圧で8分間蒸煮した。
次にこれを80℃の熱風で水分を32%としたあと、0
.1%のロール間を強通させたのち水分を14%とした
次いで、これを235℃の熱風で40秒間処理し、膨化
−・ト麦を、得た。
この膨化−・ト麦は、そのまま食べてもサクサクとした
食感で食べ易かったが、牛乳等を加えると、一般ノシリ
アルと同様に美味しく食べられた。
【図面の簡単な説明】
第1図は2つ割りハト麦(A)と非分割の全粒ノ・ト麦
(B)との吸水経時変化を示す。 第2図は、2つ割り・・ト麦(A)と非分割の全粒・・
ト麦(B)との乾燥曲線を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原料ハト麦を、その穀粒の屑に沿って2つ割りし、
    この2つ割りハト麦を水に浸漬後α化し、次いでα化ハ
    ト麦を押圧し、160〜450℃の熱風で膨化処理を行
    うことを特徴とする・・ト麦食品の製造法。
JP55076821A 1980-06-06 1980-06-06 即席ハト麦食品の製造法 Expired JPS5850710B2 (ja)

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JPS572648A JPS572648A (en) 1982-01-08
JPS5850710B2 true JPS5850710B2 (ja) 1983-11-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0339923Y2 (ja) * 1983-12-13 1991-08-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6070041A (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 Kayuu Shinpan Kk ハトムギを用いたダイエット食品の製造法
JPS63258551A (ja) * 1987-04-16 1988-10-26 Nissin Food Prod Co Ltd 即席そば粒の製造方法

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JPH0339923Y2 (ja) * 1983-12-13 1991-08-22

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