JPS5850148B2 - 通電加熱を利用した鋼管のライニング方法 - Google Patents

通電加熱を利用した鋼管のライニング方法

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JPS5850148B2
JPS5850148B2 JP51020018A JP2001876A JPS5850148B2 JP S5850148 B2 JPS5850148 B2 JP S5850148B2 JP 51020018 A JP51020018 A JP 51020018A JP 2001876 A JP2001876 A JP 2001876A JP S5850148 B2 JPS5850148 B2 JP S5850148B2
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JP
Japan
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lining
steel pipe
heating
lined
electrical heating
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Expired
Application number
JP51020018A
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JPS52103448A (en
Inventor
成輝 鵜木
宏幸 新田
淳 倉持
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通電加熱を利用して鋼管のライニングをする方
法に関するものである。
従来、化学プラントやパイプラインその他種々の配管に
用いる鋼管の耐蝕性、耐摩耗性の向上を図るため、その
内面又は外面もしくは、内外両面に樹脂等によりライニ
ングを施すことが行なわれている。
而して、前記ライニングに際しては、ライニングされる
べき鋼管(以下、被ライニング材と称す)を適宜の温度
に壕で加熱し、これに樹脂等の粉粒体等(以下、ライニ
ング原料と称す)を適宜手段により接触させて前記熱に
より被ライニング材の表面にライニング原料を溶着させ
ているが、このようなライニング施工に於て重要i技術
的要素は被ライニング材の加熱手段及び加熱されたライ
ニング材へのライニング原料の接触手段並びに前記両手
段の連繋工程である。
殊に、加熱手段には設備コスト、加熱温度、均−加熱等
の温度管理、次の工程との連繋、作業性等の諸条件を勘
案して電気炉加熱、高周波誘導加熱、通電加熱その他適
宜の加熱手段が採られているが、本発明は急速加熱、迅
速な温度調整、均一加熱が可能で、然も次工程のライニ
ング原料の接触手段との連繋を極めて円滑になし得る新
規な通電加熱法を採り入れ、従来のライニング法では困
難であった均一なライニング膜厚を得られるばかりでな
く、該膜厚の調整が容易に可能なライニング方法を提供
することを目的としてなされたもので、その構成は、鋼
管の被ライニング材の両端部を導電性材料で形成したロ
ーラ等の回転部材により回転可能に支持し、前記回転部
材に回転を与えて被ライニング材を回転させ乍ら該回転
部材を電極として通電することにより被ライニング材を
加熱する一方、加熱された被ライニング材の内面又は外
面もしくは内外両面に、適宜の樹脂粉粒体のライニング
原料供給装置から供給されるライニング原料を接触させ
ることを特徴とするものである。
次に本発明ライニング方法の実施の一例を図により説明
する。
1は内面に樹脂ライニングを施すべき被ライニング材た
る鋼管、2.2’、3.3’は導電性の良好な材料例え
ば真鍮で形成した回転部材たるローラで、これらは2個
のローラ2,2′ 及び同3,3′を一組として、前記
鋼管1の管端近くの径方向下側に適宜離隔して対向する
よう配設しである。
4゜5は前記各ローラと電気的に絶縁された状態でそれ
らを回転可能に支持するローラ支持体、6,7は前記の
各ローラのうち2,3に回転を伝達する電動機、8は前
記各ローラ2 、2’ 、 3 、3’に電気的に接続
し各ローラに電極としての機能を与える通電加熱用の電
源装置で、以上により被ライニング材たる鋼管1を加熱
するための基本的手段を構成するが、実際には更に次の
構成が付加される。
即ち、上記加熱手段が長さの種々異なる鋼管1に対応で
きるように、前記のローラ3 、3’、ローラ支持体5
及び電動機7を一体的に鋼管1の軸方向へ移動させるた
めのレール9等を利用した移動機構を付設し、渣た鋼管
1が回転部材たるローラ2゜2’、 3 、3’に支持
されて回転を付与され乍ら通電される際、読管1の支持
回転を確実にすると共に各ローラ2,2’、3,3’の
鋼管1に対する接触を密にして電流の充分な導通を確保
するために、前記2組のローラ2,2′、3,3′Iに
対応してその上方から鋼管1を押える押えローラ10,
10’。
11.11’から成る支持機構を配設する。
この押えローラ10,10’、11,11’は例えばエ
アシリンダ(図示せず)で支持されていて、そのうち一
組のローラ11,11’は前記の一組のローラ3゜3′
と同様に軸方向の移動を自在にする。
同、上記例の移動機構や支持機構には上記例と同等の機
能を持つ他の適宜構造のものを用い得ること勿論であり
、渣た図示しないが鋼管1の昇温状態を適宜方法により
検出し、これにより加熱温度を制御するものとする。
12は鋼管1に融着してライニング層を形成する樹脂粉
粒体等のライニング原料を収容した原料槽、13は該原
料槽12に連通させると共に先端側が鋼管1の一端側に
当てがわれ、後端側には図示しないがブロワ−等圧送源
を接続した原料供給管で、以上により前述の加熱手段で
適宜温度に加熱された鋼管1の内面にライニング原料を
接触させる手段としての圧送式のライニング原料供給装
置の基本例を構成する。
尚、ライニング原料供給装置としては上記例に限られず
、例えば吸引式のものを用いてもよく、要するに鋼管1
の加熱されたライニングすべき部分にライニング原料を
供給して接触させることのできるものであればいずれの
形式、構造のものでもよい。
以上により本発明方法を実施するためのライニング装置
の一例が構成されるが、次に該装置によるライニング施
工例を説明する。
被ライニング材を3BX5.5Mの鋼管1とし、その−
1dに合せて叶う3,3′及び押えローラ11.11’
の位置を決めた後、押えローラ10゜10’、11,1
1’を逃がしておき、前記管1をローラ2.2’ 、
3,3’の上に載せ、前記押えローラを元に戻して、鋼
管1のセットを終える。
次に通電加熱用の電源装置8を所望の加熱温度、ここで
は350℃に設定して電源を投入する一方、電動機6,
7を起動しローラ2,2’ 、3,3’を回転させて通
電加熱を始めたところ、約5分で鋼管1の全体が350
℃に昇温した。
一方、ライニング原料としてフッ素樹脂粉末を用い、原
料槽12に収容し、圧送源を起動して前記樹脂粉末を、
回転支持され乍ら通電加熱されている前記鋼管1内に送
、り込んだところ、該樹脂粉末が鋼管1の内面壁に均一
に溶着して膜厚の均等なライニング層が形成された。
このように均等な膜厚のライニング層が容易に形成でき
るのは、被ライニング材たる鋼管1を回転支持し乍ら通
電加熱しライニング原料を供給するので、従来のクラン
プ等によって被ライニング材を一定姿勢に保持した状態
で通電加熱し、ライニング原料を供給する場合のように
、加熱面(1(接触させるために供給される樹脂が一側
面に溜することなく、加熱面全面に行き亘るからであり
、また、被ライニング材の加熱を通電加熱以外の加熱法
によって場合に比べ、加熱温度の制御、保持等の温度管
理を直接的且つ迅速になし得るからである。
即ち、この温度管理については、従来例えば被ライニン
グ材が2B未満の小径の鋼管を電気炉等で加熱した場合
、次のライニング装置に読管をセットする間の温度降下
を防ぐため、取出作業を急速に行なったり、加熱温度を
予め高めにしておくなどの策が必要となり、捷た、ライ
ニング装置に於てライニング原料の供給方法に本発明実
施例と同様の空気圧送手段を利用すれば、先に加熱した
被ライニング材に大きな温度降下を招き、ライニング原
料の完全な溶融ができないので、被ライニング材が6B
未満の鋼管であれば、必ず後処理として再加熱しなけれ
ばならない等の難点がちったが、本発明方法にあっては
、ライニング施工中でも加熱が可能で、従来に汚ける上
記のような温度管理上の難点が生じないからである。
更に、従来方法にあってはフッ素樹脂をライニング原料
として使用することは極めて困難であったが、本発明方
法によれば、前述の実施例に示したようにそれが可能と
なる。
即ち、フッ素樹脂は比較的溶融温度が高い(280℃〜
380℃)ため、従来の電気炉加熱等によって被ライニ
ング材を前記溶融温度に1で加熱するのに時間がかかり
、この結果被ライニング材表面に炭化物が発生してフッ
素樹脂の溶着性を著しく低下させ、到底実用することが
できなかったのであるが、本発明方法によれば、加熱に
通電加熱を利用して急速加熱を可能とし、且つその温度
調節等の温度管理を容易になし得るからである。
伺、本発明方法は通電加熱が可能な金属管に適用できる
こと勿論である。
本発明は上述の通りであって、本発明方法により鋼管等
にライニング施工すれば、従来方法に比してライニング
層の質向上を図ることができるばかりでなく、従来ライ
ニング処理の困難であったフッ素樹脂等によるライニン
グ層の形成も可能となり、然もいずれのライニング施工
に於ても、その作業性を格段に向上させることができる
など、産業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法を実施するためのライニング装置の基本
的構造を示す斜視図である。 1・・・鋼管、2,2’、3,3’・・・ローラ、4,
5・・・ローラ支持体、6,7・・・電動機、8・・・
電源装置、12・・・原料槽、13・・・原料供給管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼管による被ライニング材の両端部を導電性材料で
    形成したローラ等の回転部材により回転可能に支持し、
    前記回転部材に回転を与えて被ライニング材を回転させ
    乍ら該回転部材を電極として通電することにより被ライ
    ニング材を加熱する一方、加熱された被ライニング材の
    内面又は外面もしくは内外両面に、適宜の樹脂粉粒体の
    ライニング原料供給装置から供給されるライニング原料
    を接触させることを特徴とする通電加熱を利用した鋼管
    のライニング方法。
JP51020018A 1976-02-27 1976-02-27 通電加熱を利用した鋼管のライニング方法 Expired JPS5850148B2 (ja)

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JPS52103448A JPS52103448A (en) 1977-08-30
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