JPH0440768Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0440768Y2
JPH0440768Y2 JP12059887U JP12059887U JPH0440768Y2 JP H0440768 Y2 JPH0440768 Y2 JP H0440768Y2 JP 12059887 U JP12059887 U JP 12059887U JP 12059887 U JP12059887 U JP 12059887U JP H0440768 Y2 JPH0440768 Y2 JP H0440768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal tube
resin
resin powder
tube
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12059887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6425379U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12059887U priority Critical patent/JPH0440768Y2/ja
Publication of JPS6425379U publication Critical patent/JPS6425379U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0440768Y2 publication Critical patent/JPH0440768Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は金属管の内面を均一な膜厚で樹脂被覆
する装置に関するものである。
(従来の技術) 金属管の内面に樹脂被膜層を設ける方法として
従来は、予熱炉において金属管を樹脂の溶融温度
以上に加熱したのち予熱炉より搬出し、これを第
3図に示すように、ターニングローラ21上にセ
ツトして、前記金属管22を周方向に回転させつ
つこの金属管22内にエアー供給装置23より供
給される空気によつて粉体貯蔵槽24内の樹脂粉
体25を流動状態と成して一方向から流通させ、
その一部を金属管内に溶着させる装置29を例え
ば第4図に示すように、金属管22の片端に千鳥
状となるよう交互に配置し(No.1,3は金属管2
2の図示左側、No.2,4は同じく右側)交互に金
属管22の反対側から前記樹脂粉体25を流通さ
せてその一部を金属管22内に溶着させる方法が
採用されている。なお、第3図中の26は吸引装
置、27は吸引管、28はシール金具である。し
かし、この方法では金属管の内面周方向には均一
な膜厚の樹脂層を形成できても、長さ方向、特に
管の両管端部では樹脂の膜厚が極めて不均一にな
る。
これは、金属管が予熱炉から搬出されると、予
熱温度(約220℃)と大気雰囲気温度(約20〜40
℃)との差によつてその両端開口部から急速に冷
却し、中央部と比べて温度の低下が著しくなつて
樹脂の溶着量が減少するためである。
したがつて内面両端部の樹脂膜厚が薄くなり、
受注仕様を十分満足させられないという問題があ
る。
そこで、金属管内面の両端部における樹脂膜厚
さを均一にする手段として従来は、 予熱炉において金属管両端部の温度を予め中
央部の温度より上昇させておく方法、 人為的処理によつて金属管内に樹脂粉体を供
給する方法、 が採られていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前者のの方法では、金属管の
内面に施された化成処理被膜を劣化させる為に品
質上問題がある。また後者のの方法では、供給
量のバラツキにより被膜厚さのバラツキが大きい
という問題がある。
本考案はかかる問題点に鑑みて成されたもので
あり、金属管の両管端部における被膜厚さを可及
的均一にできる内面樹脂被覆装置を提供せんとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、予熱した金属管を水平状態で回転さ
せながら該金属管の内面に樹脂粉体を供給して該
内面に樹脂溶着層を形成させる内面樹脂被覆装置
であつて、前記金属管の端部と当接して管端から
の樹脂粉体の飛散を防止するためのコーンガイド
を、金属管側に常時付勢されているスライド自在
なローテーシヨンケースに軸受を介して回転自在
な如く内装したローテーシヨンローラの前端に、
同軸心状に取付けると共に、前記ローテーシヨン
ローラを貫通し、この前端に取付けたコーンガイ
ドに当接する金属管の端面近傍迄その先端が位置
するように配設された非回転の塗料ガイド管の後
端部近傍に、前記樹脂粉体の供給用ホツパーを接
続し、かつ前記塗料ガイド管の後端よりこれに進
退動可能に貫入された塗料送りロツドの前端部近
傍に所要量の樹脂粉体受け取り孔を設けたことを
要旨とする金属管の内面樹脂被覆装置である。
(作 用) 本考案に係る金属管の内面樹脂被覆装置は、予
熱した金属管を水平状態で回転させながら該金属
管の内面に樹脂粉体を供給して該内面に樹脂溶着
層を形成させる内面樹脂被覆装置であつて、前記
金属管の端部と当接して管端からの樹脂粉体の飛
散を防止するためのコーンガイドを、金属管側に
常時付勢されているスライド自在なローテーシヨ
ンケースに軸受を介して回転自在な如く内装した
ローテーシヨンローラの前端に、同軸心状に取付
けると共に、更に前記ローテーシヨンローラを貫
通し、この前端に取付けたコーンガイドに当接す
る金属管の端面近傍迄その先端が位置するように
配設された非回転の塗料ガイド管の後端部近傍に
前記樹脂粉体の供給用ホツパーを接続し、かつ前
記塗料ガイド管の後端よりこれに進退移動可能に
貫入された塗料送りロツドの前端部近傍に所要量
の樹脂粉体受け取り孔を設けて成る構成である
為、金属管内面全域に亘る樹脂粉体の供給前ある
いは供給後に、内面の両端部のみに樹脂粉体を供
給して両端部における樹脂膜厚さを中央部のそれ
と可及的等しくできる。
(実施例) 以下本考案を添付図面に示す一実施例に基づい
て説明する。
第1図において、1は例えば前後進を行うベー
ス上に取付けられて、管端部の増膜を目的とすべ
く、第5図に示すように、従来の内面樹脂被覆ラ
インの最後段における例えば金属管の両端部に配
置される本考案に係る内面樹脂被覆装置であり、
以下の如き構成である。
すなわち、2は中央貫通孔3の一方を円錐状と
なしたコーンガイドであり、端部内面を樹脂被覆
せんとする金属管4の端部に当接して管端からの
樹脂粉体の飛散を防止するためのものである。
5は前記コーンガイド2をその前端に同軸心状
となるよう取付けたローテーシヨンローラであ
り、ローテーシヨンベース6上にスライド自在に
立設されたローテーシヨンケース7に軸受8を介
して回転自在に内設されている。
9は前記ローテーシヨンローラ5を貫通し、更
にコーンガイド2の前端部内面に当接する金属管
4の、例えば端面と同位置にその先端が位置する
ように配設された非回転の塗料ガイド管であり、
その後端部近傍には樹脂粉体の供給用ホツパー1
0が接続され、この塗料ガイド管9内に樹脂粉体
を供給できるように成されている。
11は前記塗料ガイド管9の後端から貫入され
た塗料送りロツドであり、これは例えばエアーシ
リンダ装置12のロツド端に連結されてこのロツ
ドの出退動により塗料ガイド管9内を進退移動可
能と成されている。そして、この塗料送りロツド
11の前端部近傍には例えば前記ホツパー10と
塗料ガイド管9の接続管13の内径と同径の樹脂
粉体受け取り孔14が貫通して設けられ、この受
け取り孔14内に充填された樹脂粉体が塗料送り
ロツド11の進出移動によつて、管端部に供給さ
れることになる。従つて、この受け取り孔14の
径は樹脂粉体を一回供給するのに必要な量を充填
できる寸法と成されている。
なお、図中15は金属管4の管端に所要の圧力
でコーンガイド2を当接させるためのスプリン
グ、16は同じくスプリングガイド、17はスプ
リング受け、18はスプリング15の強さを調整
するためのボルトである。
本考案に係る金属管の内面樹脂被覆装置1は上
記した構成であり、以下の如き順序で管端に樹脂
粉体を供給する。
回転している金属管4に対しローテーシヨンベ
ース6毎本考案装置1を接近移動させて前記金属
管4にコーンガイド2を当接させる。この時、ス
プリング18の作用でコーンガイド2は所要の圧
力で金属管4に押圧されることになる。するとコ
ーンガイド2は軸受8の作用でローテーシヨンロ
ーラ5毎金属管4の回転と同調して回転する。
次に、後端位置においてその樹脂粉体受け取り
孔14内にホツパー10内の樹脂粉体を所定量貯
えた塗料送りロツド11をエアーシリンダ装置1
2によつて進出移動させてこの塗料送りロツド1
1を金属管4内に挿入させ、管端部のみに樹脂粉
体を供給するのである。
なお、本考案装置1を並列配置して一度に複数
の金属管を樹脂被覆せんとする場合には、前記ス
プリング15の作用によつて、金属管4の長さが
異なる場合でも、確実にコーンガイド2を金属管
4の端部に押圧することができる。
ちなみに、サイズが50A×5500mmの鋼管を220
℃に加熱したのち、該鋼管内にポリエチレン樹脂
を内面塗装した時の内面樹脂被膜厚を例にとると
第2図に示すような結果が得られた。
なお、第2図中○−○は、第3図に示す装置2
9を第4図に示すように4台配置した後に本考案
装置を使用した場合(第5図参照)、●−●は第
3図に示す装置29を第4図に示すように4台配
置したのみで本考案装置を使用しない従来の場合
の結果を示している。
第2図に示すように本考案装置を使用した場合
における金属管の内面樹脂被覆は金属管の内面全
長に亘つて均一にすることができる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案にかかる金属管の内
面樹脂被覆装置は、予熱した金属管を水平状態で
回転させながら該金属管の内面に樹脂粉体を供給
して該内面に樹脂溶着層を形成させる内面樹脂被
覆装置であつて、前記金属管の端部と当接して管
端からの樹脂粉体の飛散を防止するためのコーン
ガイドを、金属管側に常時付勢されているスライ
ド自在なローテーシヨンケースに軸受を介して回
転自在な如く内装したローテーシヨンローラの前
端に、同軸心状に取付けると共に、更に前記ロー
テーシヨンローラを貫通し、この前端に取付けた
コーンガイドに当接する金属管の端面近傍迄その
先端が位置するように配設された非回転の塗料ガ
イド管の後端部近傍に、前記樹脂粉体の供給用ホ
ツパーを接続し、かつ前記塗料ガイド管の後端よ
りこれに進退動可能に貫入された塗料送りロツド
の前端部近傍に所要量の樹脂粉体受け取り孔を設
けて成る構成である為、金属管内面全域に亘る樹
脂粉体の供給前あるいは供給後に、内面の両端部
のみに樹脂粉体を供給して両端部における樹脂膜
厚さを中央部のそれと可及的等しくできる。従つ
て、本考案によれば少量の樹脂粉体を使用して金
属管の内面全域に亘つて可及的均一に塗装するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本考案に係る内面樹脂被覆装置の一
実施例を一部断面して示す説明図、ロはイの矢視
ロ図、第2図は実験結果の一例を示す図面、第3
図は従来装置の説明図、第4図は従来装置の配置
例を示す図面、第5図は本考案装置の配置例を示
す図面である。 1は内面樹脂被覆装置、2はコーンガイド、4
は金属管、5はローテーシヨンローラ、7はロー
テーシヨンケース、8は軸受、9は塗料ガイド
管、10はホツパー、11は塗料送りロツド、1
4は樹脂粉体受け取り孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予熱した金属管4を水平状態で回転させながら
    該金属管4の内面に樹脂粉体を供給して該内面に
    樹脂溶着層を形成させる内面樹脂被覆装置1であ
    つて、前記金属管4の端部と当接して管端からの
    樹脂粉体の飛散を防止するためのコーンガイド2
    を、金属管4側に常時付勢されているスライド自
    在なローテーシヨンケース7に軸受8を介して回
    転自在な如く内装したローテーシヨンローラ5の
    前端に、同軸心状に取付けると共に、更に、前記
    ローテーシヨンローラ5を貫通し、この前端に取
    付けたコーンガイド2に当接する金属管4の端面
    近傍迄その先端が位置するように配設された非回
    転の塗料ガイド管9の後端部近傍に、前記樹脂粉
    体の供給用ホツパー10を接続し、かつ、前記塗
    料ガイド管9の後端よりこれに進退移動可能に貫
    入された塗料送りロツド11の前端部近傍に所要
    量の樹脂粉体受け取り孔14を設けたことを特徴
    とする金属管の内面樹脂被覆装置。
JP12059887U 1987-08-06 1987-08-06 Expired JPH0440768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12059887U JPH0440768Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12059887U JPH0440768Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6425379U JPS6425379U (ja) 1989-02-13
JPH0440768Y2 true JPH0440768Y2 (ja) 1992-09-24

Family

ID=31366852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12059887U Expired JPH0440768Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0440768Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4541604B2 (ja) * 2001-07-30 2010-09-08 Agcテクノグラス株式会社 管状部材回転装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6425379U (ja) 1989-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3823045A (en) Pipe coating method
JP2003512947A (ja) スパイラル管の製造方法
JPH0440768Y2 (ja)
KR100911669B1 (ko) 용접비드를 갖는 강관의 압출식 3중 코팅 방법 및 장치
US2795263A (en) Apparatus for applying tape to containers
US3488206A (en) Method of coating the interior surface of a porous pipe
EP0347469A1 (en) Method of rotating and transferring hollow cylindrical bodies
JPS61164669A (ja) 超微粒子スプレ−装置
US5202160A (en) Holdback control in apparatus for coating the internal surfaces of metal tubes
JPS62177183A (ja) 金属管等の内面に金属ライニングを施す方法
KR101779589B1 (ko) 강관의 내,외면 코팅장치 및 그 코팅방법
JPS59213475A (ja) 鋼管の内面ライニング方法
KR101735243B1 (ko) 현장 시공시 변형 없는 파이프의 제조방법 및 이에 의해 제조된 현장 시공시 변형 없는 파이프
JP2006289292A (ja) 回転式塗布装置および回転式塗布方法
JPS6022985B2 (ja) ライニング方法及び同装置
JPS582470Y2 (ja) 金属管の内面被覆に際して使用される粉体樹脂供給装置のノズル
JPH01130934A (ja) 溶接ビードのある防食被覆鋼管の製造装置
JPH06114322A (ja) 管内面塗膜成形装置
US2294422A (en) Soldering machine
JPH0234774B2 (ja)
US2040876A (en) Pipe coating apparatus
KR100974641B1 (ko) 파이프 코팅장치
JPS62121680A (ja) 金属管の内面ライニング方法
JPS6029317B2 (ja) 鋼管連結装置
JPS5915702B2 (ja) 金属管内面の樹脂被覆方法