JPS5849968B2 - ドウデンシ - Google Patents

ドウデンシ

Info

Publication number
JPS5849968B2
JPS5849968B2 JP11806574A JP11806574A JPS5849968B2 JP S5849968 B2 JPS5849968 B2 JP S5849968B2 JP 11806574 A JP11806574 A JP 11806574A JP 11806574 A JP11806574 A JP 11806574A JP S5849968 B2 JPS5849968 B2 JP S5849968B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
weight
paper
aromatic
pulp particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11806574A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5145295A (ja
Inventor
修一 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP11806574A priority Critical patent/JPS5849968B2/ja
Publication of JPS5145295A publication Critical patent/JPS5145295A/ja
Publication of JPS5849968B2 publication Critical patent/JPS5849968B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は強度や機械的特性が良好で、かつ十分な導電性
を有し、しかも耐熱性、難燃性にもすぐれた導電紙に関
するものである。
更に詳しくは、カーボンブラックを含有スるパルプ粒子
と炭素繊維及び/又はステンレス繊維と耐熱性有機繊維
とからなる前記導電紙に関するものである。
従来技術 従来、導電性を有する紙については、天然パルプと炭素
繊維とを混合抄紙した導電紙(特公昭45−32766
号公報参照)、及び天然パルプとステンレス繊維とを混
合抄紙した導電紙(特公昭49−21242号公報参照
)などが知られている。
しかしながら、かkる導電紙は、炭素繊維、ステンレス
繊維を混抄するため紙としての機械的性質、特に強伸度
等が低下し、また天然パルプを含むため難燃性、耐熱性
も不良である。
発明の目的 本発明は従来の導電紙におけるかかる欠点を除去し、機
械的性質、耐熱性、難燃性も良好な導電紙を提供するこ
とを目的とする。
発明の構成 本発明者らはかかる目的を達成すべく研究の結果、カー
ボンブラックと耐熱性を有しかつ溶媒可溶性の芳香族系
重合体よりなり、該カーボンブラックを耐熱性を有する
溶媒可溶性の芳香族系重合体で被いかつ連結してなる特
殊なパルプ粒子と、炭素繊維又はステンレス繊維と、耐
熱性を有する有機繊維とを混合抄紙して、紙とすること
により、機械的性質、耐熱性、難燃性のすぐれた導電紙
が得られることを見出し、本発明を完成したものである
即ち本発明は、 (A) カーボンブラックと、芳香族ボリア□ド、含
窒素ポリ複素環状化合物及びその前駆体のうちから選ば
れた少くとも1種の耐熱性芳香族系重合体とからなり、
前記カーボンブラックを前記芳香族系重合体で被い且つ
連結してなるパルプ粒子と、 (B) 炭素繊維及び/又はステンレス繊維と、(0
耐熱性有機繊維と、 を混合抄紙して加圧加熱してなる導電紙であって、パル
プ粒子におけるカーボンブラックの含有量が10〜60
0〜60重量%熱性芳香族系重合体の含有量が90〜4
00〜40重量%且つ、導電紙におけるパルプ粒子Aの
含有量が50〜850〜85重量%繊維及び/又はステ
ンレス繊維Bの含有量及び耐熱性有機繊維Cの含有量が
それぞれ5重量%以上であって、且つ両者の合計含有量
が500重量%以下あることを特徴とする、面発熱体と
して特に好適な導電紙である。
次に、前記(A)(B)(C)の各成分について説明す
る。
(A) パルプ粒子 本発明においてパルプ粒子製造に使用するカーボンブラ
ックは、一般に導電性ゴムやプラスチックスに応用され
るもので十分であり、ファーネスブラックやアセチレン
ブラック等が用いられる。
カーボンブラックは粉状体であるため、そのまに紙の中
に抄き込むと、カーボンブラック粒子が抄紙網から漏洩
するため好ましくない。
従って、本発明では予めカーボンブラックをパルプ粒子
中に含有せしめた特殊なパルプ粒子を形成させる。
カーボンブラック粒子含量はパルプ粒子全量の10〜6
00〜60重量%とが必要である。
100重量%満ではカーボンブラック添加の効果が余り
なく、かかるパルプ粒子を抄紙して得られる紙の導電性
は不良である。
一方600重量%越えると、カーボンブラックを添加混
合した溶液の流動性が不良となり、得られるパルプ粒子
の収率が低下するために好ましくない。
前記パルプ粒子の使用量は紙の50〜850〜85重量
%ある。
500重量%満では紙の導電性が不良であり、一方85
5重量%こえると機械的性質が劣るため好ましくない。
本発明において前記パルプ粒子製造に使用する芳香族系
重合体としては、耐熱性を有し、溶媒に可溶性であって
常温において少くとも3重量幅以上、好ましくは7重量
%以上の溶解性を有し、安定な溶液を形成するフィルム
形成能を有する重合体を意味し、次のものが該当する。
a 芳香族ポリアミド: (1)芳香族環を有するジカルボン酸の、好適には酸ハ
ライド等の、高活性誘導体と、芳香族環を有するジアミ
ンとの縮合ポリアミド: 例えばジカルボン酸として、テレフタル 酸、イソフタル酸等を用い、ジアミンとして、メタフェ
レンジアミン、4.4′−ジアミノジフェニルエーテル
、4.4’−ジアミノジフェニルメタン、キシリレンジ
アミン、N−メチル−パラーフェニレンシア□ン等を用
いた、一種のジカルボン酸と一種のジアミンとからなる
ホモポリアミドであっても良く、ジカルボン酸成分とジ
アミン成分のうち、倒れか一方又は両方が2種以上の化
合物よりなる共重合ポリアミドであっても良い。
代表的な芳香族ポリアミドは、例えば、ポリメタフェニ
レンイソフタルアミド、ポリメタキシレンジアミンテレ
フタルアミド、或いはメタフェニレンジアミン、イソフ
タル酸及びテレフタル酸の共重合ポリマー、ポリ(N−
メチルパラフェニレンテレフタルアミド)等があげられ
る。
(2)芳香族環を有するアミノカルボン酸を好適には活
性化して縮合したボリア□ド: 例えば、アミノカルボン酸として、パラ 或いはメタアミノ安息香酸、パラアミノメチル安息香酸
等を使用した一種のアミノカルボン酸のみからのホモポ
リアミドであってもよく、二種以上のアミノカルボン融
の共重合ポリアミドであっても良い。
代表的なものとしては、例えばパラアミノ安息香酸の縮
合物があげられる。
(3)前記(1)[2)を共重合したボリア□ド:代表
的なものとして、例えばメタフェニ レンジアミン、イソフタル酸クロライド、パラアミノ安
息香酸クロライド塩酸塩の三成分を縮合したポリアミド
があげられる。
b 含窒素ポリ複素環状化合物: (1)芳香族ボリア□トイミド; 一般式 %式% 1〜6の炭素原子を有す るアルキレン、アルキリデン、シクロアルキレン又はシ
クロアルキリデン基、−〇 から選ばれた基、(ただしRぼ、1;−10の炭素原子
を有する有機基)、Y 、 Y’は同−又は異なったも
ので良く、各々は1〜6の炭素原子を有する炭化水素基
、ハロゲン原子、1〜3の炭素原子を有するアルコキシ
基1〜3の炭素原子を有するアリルオキシ(arylo
xy )基、2〜10の炭素原子を有するカルボアルコ
キシ基、1〜5の炭素原子を有するカルボアルコキシ基
、1〜5の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基、
から選ばれた少くとも16種である。
mとnは同−又は異なった数で、0〜3 の整数である。
〕上記式のポリアミドイミド繰返し単位少 くとも70モル係、好ましくは85モル係以上で構成さ
れ、 が好ましい。
該ポリアミドは、30モル係係迄特に15モル係次の 繰返し単位を含む乏とができる。
〔ここでRは2〜15の炭素原子を有す るアルキレン基 30モル係係迄に15モル係次の繰返 し単位は、ポリアミドベンツイミダゾール、芳香族ポリ
イミド、芳香族ポリアミド、ポリアゾール(例えばポリ
オキサゾール、ポリオキサジアゾール、ポリチアゾール
、ポリチアジアゾール)ポリベンツアゾール (例えばポリベンツイミダゾール、ポリベンゾチアゾー
ル、ポリベンゾオキサゾール)、ポリヒダントイン・ポ
リパラバン酸、ポリキナゾリンジオン、ポリキナゾロン
、ポリキキノキサリン、ポリオキサジノンを含んでも良
い。
(2)ポリアゾール: 例えばポリオキサゾール、ポリオキサジ アゾール、ポリチアゾール、ポリチアジアゾール、 (3)ポリベンツアゾール; 例工ばポリベンツイミダゾール、ポリベ ンゾチアゾール、ポリベンゾオキサゾール、(4)ポリ
ヒダントイン、ポリパラバン酸、ポリキナゾリンジオン
、ポリキナゾロン: (5)ポリキノキサリン、ポリオキサジノン:C含窒素
ポリ複素環状化合物の前駆体: (1)式 で表わされる単位を有する重合体(ポリアミドの前駆体
): (2)芳香族ポリアミトイ□ド 式 る単位を有するポリアミドヒドラジド; これらはメチル基、アルコキシル基、ハ ロゲン原子等の不活性の置換基を有しても差し支えない
(3)芳香族ポリヒドラジド: これらの前駆体に対し、イソフタル酸、テレフタル酸、
等の芳香族ジカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸無水物、ピロメリット酸無水物等を共重合せしめた
前駆体も使用することができる。
本発明において使用するパルプ粒子の製造に際しては前
記重合体を溶解する際にカーボンブラックを添加して得
られた溶液、又は前記重合体の重合に際して予め、溶媒
中にカーボンプラツクを原料と共に混合し、重合して得
た溶液を、沈殿剤中に導入して微細な粒子として沈殿さ
せ、パルプ粒子となす方法を適用できる。
芳香族系重合体溶液の製造において使用する溶媒として
は、重合体を溶解し、しかも前記カーボンブラックに作
用しない水可溶性溶媒、例えば硫酸、弗化水素酸、発煙
硫酸、クロル硫酸、フロル硫酸、ポリリン酸等の無機溶
媒又はN−メチル−2−ピロリドン、N、N−ジメチル
アセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルア□ド、テトラ
メチル尿素等の有機溶媒が好適である。
前記無機溶媒又は有機溶媒は必要に応じ2種以上混合し
て用いることができる。
また、前記の溶媒に対して、塩化リチウム、塩化カルシ
ウム等の無機塩を添加することによって、重合体に対す
る溶解性を増加せしめた溶媒系を使用することも出来る
溶液中の重合体濃度は重合体の種類、重合体の重合度等
によって異なるが、はぼ2〜15重量係重量ましい。
本発明においてパルプ粒子の製造に使用する沈殿剤とし
ては、重合体溶液の溶媒とは混和性であるが、重合体に
対しては非溶媒である液体又は溶液が望ましい。
このような沈殿剤は使用する溶媒の種類によって異なる
溶媒として有機溶媒を使用した場合は水単独或いはグリ
セリン、エチレングリコール、グリセリン−水混和物、
エーテル等でもよいし、或いはまたMXnで表わされる
無機塩類の1種又は2種以上を溶解している水溶液であ
っても良い。
(ここでMはLt、Na、に、Mgtca*Sr、Ba
Sn+Zu+A1.N:lxはCt + Br +N0
3t・CH3COO,SCN、nは1〜4の整数を示す
)これらの無機塩類としては、例えば塩化カルシウム、
塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩
化亜鉛、塩化ストロンチウム。
塩化アルミニウム、塩化第2錫、塩化ニッケル、臭化カ
ルシウム、硝酸カルシウム、硝酸亜鉛、硝酸アルミニウ
ム、酢酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、チオシア
ン酸カルシウム等が挙げられ特に塩化カルシウム、塩化
リチウム、塩化アルミニウム、チオシアン酸カルシウム
、酢酸ナトリウム等があげられる。
これらの中でも塩化カルシウム−水系の沈殿剤は取扱い
が容易であり、安価でもあるので好ましい。
前記各種の沈殿剤の中で水系のものが特に好適である。
また溶媒として無機溶媒を使用した場合には、使用する
沈殿剤として水単独又は使用した無機溶媒を水で希釈し
た水系沈殿剤を用いるこ′とができる。
前記パルプ粒子の製造に際しては、沈殿剤は高速攪拌を
行ない、導入した溶液から脱溶媒すると同時に剪断作用
又は叩解作用を生せしめる。
このような方法によって製造される本発明のパルプ粒子
は、その粒子中で、カーボンブラック粒子が重合体中に
包埋されるため、カーボンブラックの耐剥離性は極めて
良好である。
本発明におけるパルプ粒子同志のからみ合いが良好とな
るので、得られる合成紙はすぐれた機械的性質を有する
(B) 炭素繊維、ステンレス繊維 炭素繊維としては、レーヨン系繊維、ポリアクリロニト
リル系繊維、リグニン系繊維を高温加熱して得たものの
他、ピッチ系のものとして石油アスファルト、石油熱分
解ピッチ、石油スラッジまたはポリ塩化ビニルを焼成し
て得られるピッチ等を溶融紡糸し不融化・焼成して炭素
繊維としたものが含まれる。
また、ステンレス繊維としては、通常の直径20μ以下
の太さのものを使用するのが好ましい。
金属繊維としては鉄、銅、ステンレスlの繊維があるが
、鉄、銅等は切断強度の点で20μ以下に細くすること
が不可能であるのに対し、ステンレス鋼の繊維は切断強
度が強いため細線化が充分可能であり、 在0.5μの
太さのものまで生産可能と言われている。
前記の炭素繊維及び/又はステンレス繊維の使用量は紙
の5重量幅以上が望ましい。
5重量幅未満では炭素繊維、ステンレス繊維添加の効果
が認められず、導電性は不良である。
(0耐熱性有機繊維 耐熱性有機繊維としては、後述の各種繊維を用いること
ができるが、該繊維も紙の5重量幅以上含有するのが好
ましく、かつ繊維全体として、紙の50重重量を超えな
いことが必要である。
このような繊維としては、次のようなものがあげられ、
これらの繊維は、1種又は2種以上配合して用いること
ができる。
かかる繊維の繊度は0.5〜10デニール、繊維長は1
〜20間であることが望ましい。
このような耐熱性の繊維を形成せしめるための重合体と
しては種々のものが挙げられるが、例えば下記の繊維が
好ましい。
a、芳香族ポリアミドからなる短繊維: 芳香族ポリアミドは前記に同じ。
b、含窒素ポリ複素環状化合物からなる短繊維;含窒素
ポリ複素環状化合物は前記に同じ。
C0含窒素ポリ複素環状化合物の前駆体からなる短繊維
; 含窒素ポリ複素環状化合物の前1駆体は前記に同じ。
d、芳香族ポリエーテルからなる短繊維:芳香族ポリエ
ーテルとしてはポリフェニレンオキサイド、ポリアリー
レンオキサイドがあげられる。
e、芳香族ポリエステルからなる短繊維:芳香族ポリエ
ステルとしては、 (イ)ポリエチレン−2,6−ナフタレート及び/又は
ポリエチレン−2,7−ナフタレート。
(ロ)エチレン−2,6−ナフタレート単位及び/又は
エチレン−2,7−ナフタレート単位を85モル係以上
含有する共重合ポリエステル。
共重合ポリエステルの共重合成分として は、芳香族ジカルボン酸を酸成分として用いた共重合ポ
リエステルが好ましく用いられる。
←→ (j) ポリエチレン−2,6−ナフタレート
及び/又はポリエチレン−2,7−ナ フタレート及び/又は (11)エチレン−2,6−ナフタレート及び/又はエ
チレン−2,7−ナフタレート 単位を85モル係以上含有する共重合ポ リエステルを含有する混合ポリエステル、(−=)
ポリエチレンテレフタレート、(ホ)エチレンテレフタ
レート単位を85モル係以上含有する共重合ポリエステ
ルを含有する混合ポリエステル。
この場合において共重合ポリエステルの 共重合成分として芳香族ジカルボン酸を酸成分として用
いた共重合ポリエステルが好ましく、用いられる。
(へ)(1)ポリエチレンテレフタレート及び(11)
エチレンテレフタレート単位を85モル係以上含有する
共重合ポリエステル、 の混和ポリエステル。
前記パルプ粒子と前記各種短繊維からの抄紙は、従来の
天然パルプから製紙する場合のように、長網式あるいは
円網式の製紙機を用いて湿式法により抄紙するのが良い
前記の如く抄紙して得られたシートは、乾燥後熱プレス
又は熱ロール等の手段によって加圧下加熱することによ
りすぐれた合成紙とすることができる。
加圧する温度はパルプ粒子及び短繊維の結晶性重合度等
によって多少異なるが、1408C〜320℃が適当で
ある。
加圧圧力は加圧温度と同様に、パルプ粒子及び繊維の結
晶性、重合度等によって多少異なるが、200 Kg/
cm以下が望ましい。
発明の効果 本発明による紙は、機械的性質(とくに強伸度)耐熱性
、難燃性にすぐれた導電性を有する紙となり、導電紙の
分野で有効に用いられるばかりでなく、面状発熱体等と
して床暖房、パネルヒーター足温器等の用途にも有効で
あり、また配管の加熱保温材としても好適である。
上記の面状発熱体としては、厚さによっても異なるが体
積固有抵抗は約1Ω−の以下が望ましい。
実施例 次に、実施例により本発明を詳述する。
実施例における主要な測定値について測定方法を説明す
る。
対数粘度ηinh: 95%硫酸又はN−メチル−2−ピロリドン中で濃度0
.5g/1007?Zlとして30℃で測定した。
体積固有抵抗: 3cm×2cmの大きさの試片を採取し、両端に導電塗
料を5mm巾に塗布して、試料の測定部分を2□□□×
2cmの面積となして、抵抗計により体積固有抵抗を測
定し、Ω−mで表わした。
引張強度: JISP8113の方法により測定し、Kり/−で表わ
した。
引張伸度: JISP8132の方法により測定し、係で表わした。
実施例 1 トリメリット酸無水物、4.4′−ジアミ7ノジフェニ
ルメタン、4.4’−ジフェニルメタンジイソシャネー
トとから得られたポリアミドイミド(N−メチル−2−
ピロリドン中対数粘度0.8)5gを95gのN−メチ
ル−2−ピロリドン中に含む溶液にアセチレンブラック
7.59を添加した混合液を、高速攪拌しているホモミ
キサー中の60重量%N−メチル−2−ピロリドン水溶
液中に導入してパルプ粒子を得た。
か!るパルプ粒子を充分洗浄した後、0.84gを水に
分散した分散液と、直径10μの市販のPAN系炭素繊
維(東し株式会社製「トレカ」T−300)を5mmの
長さに切断した短繊維0.12g、ポリメタフェニレン
イソフタルア□ドのN−メチル−2−ピロリドン溶液か
ら湿式紡糸し延伸して得た繊維を5mmの長さに切断し
た短繊維0.24gの水分散液とを、混合してステンレ
ス金網上で抄紙して紙状シートを得た。
その結果は第1表に示す通りであるが、該パルプ粒子と
各短繊維は分散液中で極めて均一に分散するので、抄紙
作業は容易であった。
前記シートを1000Cで乾燥し、230°C1200
K9/crttで熱プレスして厚さ約110μの紙が得
られた。
この紙の体積固有抵抗は0.1Ω−釧で、引張強度は1
.OK7/mi伸度は3%であり、第1表中実験&1に
示す如く、導電性、機械的性質共に優れていた。
表中ふ実験2.3は夫々アセチレンブラックを2.89
.0.6g添加した混合液から得たパルプ粒子0.84
.9(収率90%)を用いた場合であり、この場合も体
積固有抵抗、強度、伸度ともに良好であった。
表中実験層4は比較例であり、アセチレンブラックを0
.26g添加した混合液から得たパルプ粒子を用いた場
合で、強伸度は良好であるが、体積固有抵抗が大きく導
電性は不良であった。
なお、アセチレンブラックを8g添加した混合液は(パ
ルプ粒子中のカーボンブラックは62係となる)、混合
液の流動性が劣り、パルプ粒子の収率が低下し、50係
程度となり、好ましくない。
実施例 2 実施例1と同様にしてアセチレンブラックを2.8g添
加して得た混合液から得たパルプ粒子を充分洗浄して後
所定量のポリ−メタフェニレンイソフタルアミド短繊維
及び実施例1と同じ市販炭素繊維の短繊維と抄紙して得
た紙状シートを乾燥し、熱プレスした結果を第2表に示
す。
第2表中実験&6,7は本発明によるものであり、体積
固有抵抗小さく、導電性良好である。
実験&、5はパルプ粒子の量が少な過ぎる場合の比較例
であり、体積固有抵抗大きく、導電性が劣り、しかも引
張強伸度は不良である。
実験に8はポリメタフェニレンイソフタルア□ド繊維を
含ま傘ホない場合の比較例で、導電性は良好であるが、
引張強伸度は低い。
実施例 3 実施例2における実験ふ7において炭素繊維の混抄率を
変えて抄紙した紙状シートの物性を第3表に示す。
第3表中実験煮9は本発明の範囲外であり、体積固有抵
抗が大きく、導電性は不良である。
実験&、10.11は本発明によるものであり、体積固
有抵抗小さく、強伸度も良好である。
実施例 4 実施例1の実験点2と同様の条件で炭素繊維の代りに直
径8μのステンレス繊維を5朋の長さに切断して用いた
場合、得られたシートの体積固有抵抗は0.03Ω−□
□□ 引張強度 2.1 Kq/mri’ 引張伸度 3係 であり、導電性は優れており、強伸度等の機械的性質も
良好であった。
実施例 5 実施例1実験雁2の紙の酸素指数をASTMD2863
−70の方法に準じて東洋理化工業製0N−1型燃焼性
試験器を用いて上方着火により測定したところ34、O
で、難燃性は良好であった。
比較のため市販の天然パルプ80重量係、炭素繊維20
重重量上りなる導電紙の酸素指数は20.5で難撚性は
劣っていた。
実施例 6 実施例5における各試料を21 ところ、第4表の結果となった。
0℃で放置した 実験層2の導電紙は4日間放置した後も殆んど劣化して
いないが、市販導電紙は1日間放置後指に甚しく劣化し
ていた。
実施例 7 実施例1においてポリアミトイ□ドの代りにポリメタフ
ェニレンイソフタルアミド(浸硫酸中対数粘度1.8)
7gを93gのN−メチル−2−ピロリドン中に含む溶
液にアセチレンブラックを3.8g添加した混合液を高
速攪拌しているホモミキサー中の60重量%N−メチル
−2−ピロリドン水溶液中に導入してパルプ粒子を得た
このパルプ粒子を充分洗浄した後、0.84.9の水分
散液と実施例1と同じ市販のPAN系炭素炭素繊維02
gとポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維((繊度
2 de) 0.24gを5mmの長さに切断した短繊
維の水分散液を混合してステンレス金網上で抄紙してシ
ートを得た。
該シートを100℃で乾燥し、230℃、200Kqi
c4で熱プレスして紙が得られた。
この紙の体積固有抵抗は0.3Ω−m、引張強度は4に
9/mJ。
伸度3幅であり、導電性及び機械的性質ともに良好であ
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)カーボンブラックと、芳香族ポリアミド、含窒
    素環状化合物及びその前駆体のうちから選ばれた少(と
    も1種の耐熱性芳香族系重合体とからなり、前記カーボ
    ンブラックを前記芳香族系重合体で被い且つ連結してな
    るパルプ粒子と、(B) 炭素繊維及び/又はステン
    レス繊維と。 (0耐熱性有機繊維と、 を混合抄紙し加圧加熱してなる導電紙であって、パルプ
    粒子におけるカーボンブラックの含有量が10〜60重
    量%、前期耐熱性芳香族様重合体の含有量が90〜40
    重量%であり、且つ、導電紙におけるパルプ粒子にの含
    有量が50〜85重量%で、炭素繊維及び/又はステン
    レス繊維Bの含有量及び耐熱性有機繊維Cの含有量がそ
    れぞれ5重量係以上であって、且つ両者の合計含有量が
    50重重量板下であることを特徴とする導電紙。
JP11806574A 1974-10-16 1974-10-16 ドウデンシ Expired JPS5849968B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11806574A JPS5849968B2 (ja) 1974-10-16 1974-10-16 ドウデンシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11806574A JPS5849968B2 (ja) 1974-10-16 1974-10-16 ドウデンシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5145295A JPS5145295A (ja) 1976-04-17
JPS5849968B2 true JPS5849968B2 (ja) 1983-11-08

Family

ID=14727131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11806574A Expired JPS5849968B2 (ja) 1974-10-16 1974-10-16 ドウデンシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5849968B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060266486A1 (en) * 2005-05-26 2006-11-30 Levit Mikhail R Electroconductive aramid paper
JP4694909B2 (ja) * 2005-07-19 2011-06-08 帝人テクノプロダクツ株式会社 耐熱性導電紙およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5145295A (ja) 1976-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4060451A (en) Polyamide-imide and mica pulp particles and paper-like sheets made therefrom
CN1715313B (zh)
US5443859A (en) Carbon film and process for preparing the same
US5281363A (en) Polyaniline compositions having a surface/core dopant arrangement
US5225495A (en) Conductive polymer film formation using initiator pretreatment
JPH02500288A (ja) 伝導性重合体・ポリイミド混合物及びその製造方法
DE112007003428B4 (de) Lösungsmittel-lösliche Polyimid-Copolymere sowie Verfahren zu deren Herstellung
JP3409232B2 (ja) 導電性樹脂成形体とその製造方法
US4029835A (en) Heat resistant sheet
JP7430787B2 (ja) グラファイトシート用ポリイミドフィルムおよびこれから製造されたグラファイトシート
JP4491098B2 (ja) 低温で導電性ポリチオフェン層を形成するための方法
JPS5912800B2 (ja) シ−ト
CA1067244A (en) Process for producing pulp-forming particles and synthetic paper-like sheets made therefrom
EP0040833B1 (en) Papery product
JPS5849968B2 (ja) ドウデンシ
JP3467345B2 (ja) 半導電性樹脂シート及びその製造方法
JPS5819800B2 (ja) シ−ト
JPS60126400A (ja) 耐熱紙
JPS6024879B2 (ja) シ−ト
JPS595720B2 (ja) 難燃性紙
JPS6018705B2 (ja) 耐熱性パツキン
JPH0790179A (ja) 複合成形体およびその製造方法
JPS59624B2 (ja) 耐熱性不織布及び紙状物の製造方法
JPH07149892A (ja) 芳香族ポリアミドフィルム
JP2663610B2 (ja) 高誘電率膜状物及びコンデンサ