JP4491098B2 - 低温で導電性ポリチオフェン層を形成するための方法 - Google Patents

低温で導電性ポリチオフェン層を形成するための方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の分野】
本発明は物体上にポリマー性導電層を形成するための方法に関する。本発明は特定的にはポリチオフェン及び誘導体のポリマー性導電層を形成するための方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
導電性ポリマーの製造及び使用は当該技術分野において周知である。DE−A−41 32 614において、ピロール、チオフェン、フラン又は芳香族アミン(あるいはそれらの誘導体)の陽極酸化によるフィルム−形成性導電性ポリマーの製造が電解質溶液中に存在するスルホン化合物を用いて行われている。US−A−5 254 648には導電性ポリチオフェンの製造が記載されている。US−A−5 236 627にはポリピロールの製造法が記載されている。そのようなポリマーに関するいくつかの用途があり、例えばEP−A−803 886に開示されているように、コンデンサーにおける電極としてそれを用いることができ、例えばWO−A−96/266355に開示されているように、それらは静電放電除去(electrostatic discharge elimination)及び電磁遮蔽における金属導体のための代替え品として有用である。導電性ポリマーの層は通常の写真平版法を用いて「ワイア」(“wires”)又はチャネル(channels)に成形することができ、次いでそれを抵抗性「チャネル」の制御された抵抗を必要とする装置、非線形光学素子などにおいてマイクロチップ二次加工のための相互接続具として用いることができる。「ワイア」又はチャネルへの導電性ポリマーのそのような成形はUS−A−5
【0003】
561 030に開示されている。WO−A−97/18944にも導電性ポリマー層の型押しのための方法が開示されている。
【0004】
導電性ポリマーの多くは水溶液から物体に適用することができず、有機溶媒を用いる組成物から適用しなければならず、例えば、ポリアニリンは多くの場合クレゾール中の溶液から加工される。生態学的要求の観点で、有機溶媒を用いる必要は欠点であり、導電性ポリマーの一般的な使用を妨げ得る。EP−A−440957には、水性環境においてポリチオフェンを製造し、水溶液からポリチオフェンを適用するための方法が記載されている。そのような溶液はこれまでほとんど、例えばUS−A−5 312 681、US−A−5 354 613及びUS−A−5 391 472に開示されているように、写真材料において用いられている。
【0005】
導電性ポリマーの使用における他の制限因子は、良好な導電率に導く量でポリマーを適用すると層がしばしば着色し、それはこれらのポリマー層をLCD又はエレクトロルミネセント装置における透明電極として用いるべき場合に望ましくないという事実である。従って、着色を増加させずにポリマーの導電率を向上させ、高い導電率を有する薄くてほとんど無色の導電性ポリマーの層を適用できるようにするために多くの努力がなされている。
【0006】
EP−A−686 662において、水性組成物からコーティングされる高い導電率を有するポリチオフェンの層を形成できることが開示されている。従って、ポリチオフェンの水性組成物はさらにジ−もしくはポリヒドロキシ化合物を含んでなり、該組成物をコーティングして層を乾燥した後、別の製造段階において150〜250℃の温度で層を処理しなければならない。EP−A−686 662に開示されている層は、約300Ω/平方及びそれ未満の低い抵抗率を有するが、もっと低い温度でそして別のアニーリング段階の必要なく低い抵抗率を達成できる方法に対する要求が依然として存在する。
【0007】
【本発明の目的及び概略】
本発明の目的は、高められた温度における追加のアニーリング段階の必要なく物体上に導電性ポリマーの高度に導電性の層を形成するための方法を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、物体上に高度に導電性の層を与えるために用いることができる導電性ポリマーの水性組成物を提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、ディスプレー、例えばLCD’s、エレクトロルミネセンス装置、コンデンサーなどにおける電極として用いることができる導電性ポリマーの高度に導電性の層を有しているポリマーフィルムを提供することである。
【0010】
本発明の目的は、
−ポリチオフェン、
ポリアニオン化合物及び
ε≧15の誘電率を有する非プロトン性化合物
を含有する水性組成物を準備し;
−該組成物を物体上に適用して層を形成し;そして、該層を乾燥して該物体上に導電性ポリマー層を形成する
段階を含んでなり、該物体及び該層を100℃未満の温度に保ち、該導電性ポリマー層が最高で2kΩ/平方の抵抗率を有することを特徴とする物体上にポリマー性導電層を形成するための方法を提供することにより実現される。
【0011】
好ましくは該ポリチオフェンは式
【0012】
【化1】
Figure 0004491098
[式中、R1及びR2のそれぞれは独立して水素又はC1-4アルキル基を示すかあるいは一緒になって場合により置換されていることができるC1-4アルキレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン基、場合によりアルキル−置換されていることができるメチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェニル−置換されていることができる1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレン基を示す]
を有する。
【0013】
本発明の目的はさらに
−式
【0014】
【化2】
Figure 0004491098
[式中、R1及びR2のそれぞれは独立して水素又はC1-4アルキル基を示すかあるいは一緒になって場合により置換されていることができるC1-4アルキレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン基、場合によりアルキル−置換されていることができるメチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェニル−置換されていることができる1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレン基を示す]
を有するポリチオフェン、
−ポリアニオン化合物及び
−スルホン、スルホキシド、有機リン酸エステル、有機ホスホネート、有機ホスファミド、尿素、尿素の誘導体及びそれらの混合物から成る群より選ばれるε≧15の誘電率を有する非プロトン性化合物
を含有する水性組成物を提供することにより実現される。
【0015】
【発明の詳細な記述】
実験の後、ポリチオフェン及びジ−もしくはポリヒドロキシ化合物を含有する層の導電率を向上させるために必要なアニーリング段階は省略できることが見いだされた。そのようなジ−もしくはポリヒドロキシ化合物の代わりに、ε≧15の誘電率を有する非プロトン性化合物(本明細書において非プロトン性はヒドロキシルもしくはカルボキシル基を有していない化合物を示すために用いられる)を用いると、ポリチオフェン及び該非プロトン性化合物(以下、化合物A)を有する水性組成物を物体に適用し、それを100℃未満もしくはより好ましくは90℃未満の温度で単に乾燥することにより、物体に適用された2kΩ/平方未満の抵抗率を有するポリチオフェンの層を形成することができた。50℃未満の温度で乾燥を行った場合でも非常に低い抵抗率を達成することができた。50℃未満の温度で層を単に乾燥することにより、500Ω/平方未満の抵抗率を有する層を形成することが可能であった。かくして特別な別のアニーリング段階は必要でなく、それはポリマー性導電層の形成法を簡単にし、本発明の方法では導電層の形成に用いなければならないカロリーがより低いのでその方法をより安価且つより生態学的なものとするので有利である。さらに、高温におけるアニーリング段階がないことは、120又は150℃より高温で処理されると収縮したりカールしたりする危険のある延伸ポリマーフィルム、例えば延伸ポリエステル上に導電層を適用するために本発明の方法を用いることを可能にする。かくして、本発明の方法を非−熱安定性ポリマー性物体上に導電性ポリマー層を適用するためにも用いることができる。
【0016】
本明細書文書における抵抗率はすべて以下の方法に従って測定される:導電性ポリマーがコーティングされた基質のストリップを採取する。このストリップは27.5cmの長さ及び35mmの幅を有する。ストリップの幅にわたって電極を、互いに10cmの距離で適用する。電極はEmerson & Cumming Speciality polymersから入手可能な導電性ポリマーであるECCOCOAT CC−2から作られている。該電極上に1Vの一定の電位を適用する。回路を流れる電流をPico−アンペアメーターKEITHLEY 485上で測定する。電位及び電流から、測定の幾何学を考慮に入れてΩ/平方における抵抗率を算出する。好ましくは、化合物Aはラクタム、アミド、スルホン、スルホキシド、有機リン酸エステル、有機ホスホネート、有機ホスファミド、尿素、尿素の誘導体及びそれらの混合物の群から選ばれる非プロトン性溶媒である。典型的な有用な化合物Aは、例えばN−メチル−2−ピロリドン、2 ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリドン、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、テトラメチレンスルホン、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスファミドなどである。
【0017】
非−置換もしくは置換などのいずれのチオフェン誘導体の重合により製造されるポリチオフェンも本発明の方法で用いることができるが、ポリチオフェンは好ましくは式
【0018】
【化3】
Figure 0004491098
[式中、R1及びR2のそれぞれは独立して水素又はC1-4アルキル基を示すかあるいは一緒になって場合により置換されていることができるC1-4アルキレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン基、場合によりアルキル−置換されていることができるメチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェニル−置換されていることができる1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレン基を示す]
を有する。さらに好ましくは、R1及びR2が一緒になって−CH2−CH2−基を形成しているポリチオフェンを用いる。そのようなポリチオフェンの製造及び該ポリチオフェンを含有する水性ポリチオフェンポリマー性ポリアニオン分散液の調製は、EP−A−440 957及び対応するUS−A−5,300,575に記載されている。基本的には、該ポリチオフェンの製造は該ポリマー性ポリアニオン化合物の存在下で、ピロールの酸化的重合に典型的に用いられる酸化剤を用いて及び/又は該ポリ酸の存在下で酸素又は空気を用いて、好ましくは場合によりある量の有機溶媒を含有していることができる水性媒体中で、0〜100℃の温度において次式(II)
【0019】
【化4】
Figure 0004491098
[式中:
1及びR2は上記で定義した通りである]
に従う3,4−ジアルコキシチオフェン又は3,4−アルキレンジオキシチオフェンを酸化的に重合させることにより行われる。
【0020】
酸化的重合によりポリチオフェンは正の電荷を得、該電荷の位置及び数は確実には決定できず、従ってポリチオフェンポリマーの繰り返し単位の一般式においてそれは言及されない。
【0021】
酸化剤として空気又は酸素を用いる場合、その導入はチオフェン、ポリ酸及び場合により触媒量の金属塩を含有する溶液中に重合が完了するまで行われる。
【0022】
ピロールの酸化的重合に適した酸化剤は、例えばJ.Am.Soc.85,454(1963)に記載されている。鉄(III)塩、例えばFeCl3、Fe(ClO43ならびに有機酸及び有機残基を含有する無機酸の鉄(III)塩、同様にH22、K2Cr27、過硫酸アルカリもしくはアンモニウム、過ホウ酸アルカリ、過マンガン酸カリウム及びテトラフルオロホウ酸銅などの銅塩のような安価で取り扱いが容易な酸化剤が好ましい。
【0023】
理論的には、チオフェンのモル当たり2.25当量の酸化剤がその酸化的重合に必要である[J.Polym.Sci.Part A,Polymer Chemistry,Vol.26,p.1287(1988)を参照されたい]。しかしながら、実際には、酸化剤はある程度過剰で、例えばチオフェンのモル当たり0.1〜2当量の過剰で用いられる。
【0024】
重合のためには、上記の式に対応するチオフェン、ポリ酸及び酸化剤を有機溶媒又は好ましくは水中に溶解又は乳化し、得られる溶液又は乳液を意図されている重合温度で重合反応が完了するまで撹拌する。その方法により0.05〜55重量%そして好ましくは0.1〜10重量%の固体含有率を有する安定な水性ポリチオフェン分散液が得られる。
【0025】
水性組成物は好ましくは組成物の合計重量に関して0.1〜49重量%の該化合物Aを含有する。より好ましくは、それは組成物の合計重量に関して1〜20重量%の化合物Aを含有する。
【0026】
本発明の方法で用いられる水性組成物は1種もしくはそれより多い結合剤及び1種もしくはそれより多い界面活性剤も含むことができる。他の成分、例えばスペーシング粒子、UV−フィルター、IR−吸収剤なども、導電性ポリマー層の最終的用途にそのような成分の存在が必要な場合、水性組成物に加えることができる。
【0027】
好ましくは乾燥された層においてm2当たり10〜5000mgのポリチオフェンが存在する、好ましくは乾燥された層がm2当たり100〜500mgのポリチオフェンを含むような量で水性組成物を該物体に適用する。
【0028】
導電層を必要としているいずれの物体にも水性組成物を適用することができ、物体は例えばポリマーフィルムのように平らであることができ、あるいは例えばポリマー性ボトル、バッテリーのポリマー性部品などのように3次元的形を有していることができる。
【0029】
平らな基質に導電性コーティングを適用するために本発明の水性組成物を最も有益に用いることができる。これらの基質は無機又は有機であることができる。用いることができる典型的なポリマーフィルムは、例えばポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなど)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリイミド、三酢酸セルロース、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニルなどから作られたフィルムである。無機基質にもポリチオフェン、ポリアニオン及び化合物Aを含有する水性組成物をコーティングすることができ、適した基質は例えばSi、セラミックス、酸化物、例えばインジウム−錫酸化物、ガラス、ポリマーフィルム強化ガラス、柔軟性ガラス/ポリマーフィルム積層体などである。後者は本発明の方法に従って形成される導電層のための非常に優れた支持体であり、それはそのような材料が非常に薄いことができ(10〜400μmのオーダーでさえ)、それでもガラスの寸法安定性とポリマーフィルムの柔軟性の両方を与えるからである。ポリチオフェン、ポリアニオン及び化合物Aを含有する水性組成物から形成される層をディスプレー、例えばLCD’s及びエレクトロルミネセンス装置における透明電極としての用途のために用いる場合、電極のための支持体としてポリマーフィルム強化ガラスを用いるのが非常に有用である。
【0030】
本発明の方法においては、当該技術分野において既知のいずれの手段によっても水性組成物を物体に適用することができる:それをスピン−コーティングすることができ、物体上に噴霧することができ、移動するウェブ上に溶液をコーティングするために用いられる連続コーティング法、例えば浸漬コーティング、ロッドコーティング(rod coating)、ブレードコーティング(blade coating)、エアナイフコーティング、グラビアコーティング、逆ロールコーティング、押出コーティング、スライドコーティング及びカーテンコーティングのいずれによってもそれをコーティングすることができる。これらのコーティング法の概覧は“Modern Coating and DryingTechnology”,Edward Cohen and Edgar B.Gutoff Editors,VCH publishers,Inc,New York,NY,1992に見いだすことができる。本発明の方法により形成される低い抵抗率を有する層を例えば正孔輸送層(hole transport layer)又は電子輸送層(electron transport layer)により覆わなければならない場合、複数の層の同時コーティングのために有用であるとして既知のコーティング法、例えばスライドコーティング、カーテンコーティングなどにより複数の層を同時にコーティングすることが可能である。
【0031】
本発明の方法において印刷法、例えばインキ−ジェット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷などにより水性組成物を基質に適用することが可能である。この場合は組成物を直接電極パターンの形態で適用することができる。
【0032】
本発明の方法により基質に適用される層は、例えばUS−A−5 561 030及びWO−A−97/18944に開示されているような通常の写真平版法を用いることによりパターン形成することができる。
【0033】
本発明の方法により形成される低い抵抗率を有する層を、基質上の薄い電極、好ましくは透明電極が用いられるいずれの用途においても用いることができる。そのような用途には他の中でもディスプレー、例えばLCD’s、エレクトロルミネセントディスプレー、LED’sなどが含まれる。
【0034】
本発明は:
ポリチオフェン、
ポリアニオン化合物及び
スルホン、スルホキシド、有機リン酸エステル、有機ホスホネート、有機ホスファミド、尿素、尿素の誘導体及びそれらの混合物から成る群より選ばれるε≧15の誘電率を有する非プロトン性化合物
を含有する水性組成物も包含する。そのような組成物において、ポリチオフェンは好ましくは式
【0035】
【化5】
Figure 0004491098
[式中、R1及びR2のそれぞれは独立して水素又はC1-4アルキル基を示すかあるいは一緒になって場合により置換されていることができるC1-4アルキレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン基、場合によりアルキル−置換されていることができるメチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェニル−置換されていることができる1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレン基を示す]
を有する。
【0036】
【実施例】
1 ポリチオフェン分散液(PT)(下記では分散液PTと呼ぶ)の製造
a)40,000の数平均分子量(Mn)を有する14gのポリスチレンスルホン酸(218ミリモルのSO3H基)の水溶液の1000ml中に12.9gのペルオキソ二硫酸カリウム(K228)、0.1gのFe2(SO43及び5.68gの3,4−エチレンジオキシ−チオフェンを導入した。かくして得られる反応混合物を20℃で24時間撹拌し、脱塩に供した。
b)上記で調製した500mlの反応混合物を500mlの水で希釈し、粒状化された弱塩基性イオン交換樹脂LEWATIT H 600(Bayer AG,Leverkusen,Germanyの商品名)及び強酸性イオン交換体LEWATIT S 100(Bayer AG,Leverkusen,Germanyの商品名)の存在下で室温で6時間撹拌した。該処理の後、イオン交換樹脂を濾過し、カリウムイオン及び硫酸イオン含有率を測定し、それはそれぞれ1リットル当たり0.4gのK+及び0.1gの(SO42-であった。
【0037】
実施例1
417mlの分散液PT及び50gのメチルピロリドン(化合物A)を結合剤(8.5mlのコ(塩化ビニリデン/アクリル酸メチル/イタコン酸 88/10/2の30%分散液)及び界面活性剤(0.5mlのFLUORAD FC430,3Mの商品名)と混合し、混合物を蒸留水を用いて1000mlとした。
【0038】
この混合物を、上に下塗層(写真材料のための支持体上における通常通り)が存在する100μmの厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム上にコーティングした。混合物は40mμの湿潤厚さでコーティングし、表1に示す条件下で乾燥した。乾燥層は200mg/m2のポリチオフェンを含有した。表1に挙げる抵抗率の値は上記の通りに測定した。層の正味の光学濃度はすべての試料の場合に0.08〜0.10であった。
【0039】
【表1】
Figure 0004491098
実施例2
混合物を100mμの湿潤厚さでコーティングする以外は実施例1を繰り返した。層を35℃の温度で4秒間乾燥し、それは500mg/m2のポリチオフェンを含有した。
【0040】
上記の通りにΩ/平方における抵抗率を測定し、それは330Ω/平方であった。
【0041】
実施例3
N−メチルピロリドンの代わりに1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを用いる以外は実施例1を繰り返した。層を35℃の温度で4秒間乾燥した。上記の通りにΩ/平方における抵抗率を測定し、それは800Ω/平方であった。
【0042】
実施例4
N−メチルピロリドンの代わりに2−ピロリドンを用いる以外は実施例1を繰り返した。層を35℃の温度で4秒間乾燥した。上記の通りにΩ/平方における抵抗率を測定し、それは700Ω/平方であった。
【0043】
実施例5
N−メチルピロリドンの代わりにN,N,N’,N’−テトラメチル尿素を用いる以外は実施例1を繰り返した。層を35℃の温度で4秒間乾燥した。上記の通りにΩ/平方における抵抗率を測定し、それは1900Ω/平方であった。
【0044】
実施例6
N−メチルピロリドンの代わりにホルムアミドを用いる以外は実施例1を繰り返した。層を35℃の温度で4秒間乾燥した。上記の通りにΩ/平方における抵抗率を測定し、それは750Ω/平方であった。
【0045】
実施例7
N−メチルピロリドンの代わりにテトラメチレンスルホンを用いる以外は実施例1を繰り返した。層を35℃の温度で4秒間乾燥した。上記の通りにΩ/平方における抵抗率を測定し、それは1500Ω/平方であった。
【0046】
実施例8
N−メチルピロリドンの代わりにN,N−ジメチルアセトアミドを用いる以外は実施例1を繰り返した。層を35℃の温度で4秒間乾燥した。上記の通りにΩ/平方における抵抗率を測定し、それは1000Ω/平方であった。
【0047】
比較実施例
実施例1を繰り返したが、化合物Aの代わりに22.5mgのソルビトールを加えた。層を35℃の温度で4秒間乾燥した。抵抗率は>106Ω/平方であった。200℃で90秒間アニーリングした後初めて1000Ω/平方の抵抗率を達成した。
【0048】
本発明の方法ではアニーリング段階を省略でき、それでも非常に低い抵抗率を達成できることが明らかである。
本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0049】
1.−ポリチオフェン、
ポリアニオン化合物及び
ε≧15の誘電率を有する非プロトン性化合物
を含有する水性組成物を準備し;
−該組成物を物体上に適用して層を形成し;
−該層を乾燥して該物体上に導電性ポリマー層を形成する
段階を含んでなり、該物体及び該層を100℃未満の温度に保ち、該導電性ポリマー層が最高で2kΩ/平方の抵抗率を有することを特徴とする物体上にポリマー性導電層を形成するための方法。
【0050】
2.該ポリチオフェンが次式:
【0051】
【化6】
Figure 0004491098
[式中、R1及びR2のそれぞれは独立して水素又はC1-4アルキル基を示すかあるいは一緒になって場合により置換されていることができるC1-4アルキレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン基、場合によりアルキル−置換されていることができるメチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェニル−置換されていることができる1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレン基を示す]
を有する上記1項に記載の方法。
【0052】
3.該物体及び該層を50℃未満の温度に保つ上記1又は2項に記載の方法。
【0053】
4.該ポリチオフェンにおいて、R1及びR2が一緒になって−CH2−CH2−基を形成している上記1〜3項のいずれかに記載の方法。
【0054】
5.該非プロトン性化合物がラクタム、アミド、スルホン、スルホキシド、有機リン酸エステル、有機ホスホネート、有機ホスファミド、尿素、尿素の誘導体及びそれらの混合物の群より選ばれる上記1〜4項のいずれかに記載の方法。
【0055】
6.該物体がポリマーフィルムである上記1〜5項のいずれかに記載の方法。
【0056】
7.該物体が柔軟性ガラス/ポリマーフィルム積層体である上記1〜5項のいずれかに記載の方法。
【0057】
8.該フィルム上に電極パターンを形成するために該ポリマー性導電層をさらにパターン形成する上記6又は7項に記載の方法。
【0058】
9.ディスプレー及びエレクトロルミネセント装置における透明電極としての上記8項に記載のパターン形成された導電層の使用。
【0059】
10.−ポリチオフェン、
−ポリアニオン化合物及び
−スルホン、スルホキシド、有機リン酸エステル、有機ホスホネート、有機ホスファミド、尿素、尿素の誘導体及びそれらの混合物から成る群より選ばれるε≧15の誘電率を有する非プロトン性化合物
を含有する水性組成物。
【0060】
11.該ポリチオフェンが次式:
【0061】
【化7】
Figure 0004491098
[式中、R1及びR2のそれぞれは独立して水素又はC1-4アルキル基を示すかあるいは一緒になって場合により置換されていることができるC1-4アルキレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン基、場合によりアルキル−置換されていることができるメチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェニル−置換されていることができる1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレン基を示す]
を有する上記10項に記載の水性組成物。

Claims (2)

  1. −ポリチオフェン、
    ポリアニオン化合物、及び
    N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリドン、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素、ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、テトラメチレンスルホン又はそれらの混合物より選ばれるε≧15の誘電率を有する非プロトン性化合物
    を含有する水性組成物を準備し;
    −該組成物を物体上に適用して層を形成せしめ;
    −該層を乾燥して該物体上に導電性ポリマー層を形成せしめる
    段階を含んでなり、該物体及び該層を100℃未満の温度に保ち、該導電性ポリマー層が最高で2kΩ/□の抵抗率を有することを特徴とする物体上に導電性ポリマー層を形成するための方法。
  2. ディスプレー及びエレクトロルミネセンス装置における透明電極としての請求項1に記載の方法により形成された導電性ポリマー層の使用。
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