JPS5849417Y2 - 車両用エアクリ−ナの冷気導入装置 - Google Patents

車両用エアクリ−ナの冷気導入装置

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JPS5849417Y2
JPS5849417Y2 JP5018978U JP5018978U JPS5849417Y2 JP S5849417 Y2 JPS5849417 Y2 JP S5849417Y2 JP 5018978 U JP5018978 U JP 5018978U JP 5018978 U JP5018978 U JP 5018978U JP S5849417 Y2 JPS5849417 Y2 JP S5849417Y2
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JP
Japan
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air
engine
vehicle
duct
cold
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Expired
Application number
JP5018978U
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JPS54152809U (ja
Inventor
守 前山
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 本考案は車両用エアクリーナの冷気導入装置に係り、特
に高温の空気がエアクリーナを通じてエンジンに吸入さ
れることによるエンジンの不調などのトラブルを効果的
に解消せしめることを目的とするものである。
夏期などにおける高外気温下での交通渋滞時には、エン
ジンルーム内の空気が高温となり、このためかかる高温
空気なエアクリーナを介してエンジンに吸入させると、
エンジンが不調になり回転数が変動する等の問題を生ず
る。
そこで、このような問題を避け、より低温の空気をエン
ジンに供給するTこめに、第1図に示される如く、エア
クリーナ1の吸入口2に車外に通じるダクト3を接続し
て、エンジンルーム4外(車外)の空気がエンジン5に
吸入されるような機構が考えられているが、これとても
吸入される空気は、高温の外気であり、しかもラジェー
タ6からの放熱、冷却ファン70作用によるエンジンル
ーム内高温空気の矢印Aの如き回り込みや前行車の排気
ガス、排出熱等の影響を受けて外気温よりかなり高温と
なるのであり、それ故吸入空気取得場所を種々選択した
ところで、その効果を充分に発揮することが出来ないも
のであった。
また、このようなエンジンルーム4外の空気を取り入れ
る手法にあっては、エンジン5の全運転範囲の吸入空気
量を通過させるに充分大きな断面積のダクト3を使用す
る必要があるため、必然的に該ダクト3は大きなものと
なり、エンジンルーム4内で大きな空間を占めて、エン
ジンルーム4内のサービス性が悪くなる問題も内在して
いる。
ここにおいて、本考案者は、かかる問題について種々検
討した結果、夏期などにおける高外気温下にあっては、
一般に車室内が冷房装置によって冷房されており、そこ
では外気よりはるかに温度の低い空気が形成されている
事実に着目し、かかる車室内の冷たい空気(冷気)を利
用してこれをエアクリーナに吸入される空気の一部とす
ることによって、前述したエンジン不調などの問題が悉
く解消され得ることを見い出し、本考案を完成させるに
至ったものである。
すなわち、本考案は、エンジンに燃焼用の清浄空気を供
給するためのエアクリーナと、車室内を冷房する冷房装
置とを備えた車両において、該冷房装置によって冷却さ
れた車室内空気の一部をエアクリーナ内に導くダクトを
設け、かかるダクトを通じて導かれる冷却された車室内
空気が前記エンジンに供給される空気の一部となるよう
にしたことを特徴とするものである。
従って、かかる本考案によってエアクリーナに例えば空
気吸入口部分に供給される空気は、車室内を冷房する冷
房装置によって冷却された車室内空気(?@気)となる
ので、その温度は外気温より格段に低く、それ故エンジ
ン吸入空気温度を低下せしめるに充分な効果を奏するの
であり、以て高外気温下の渋滞時にあってもエンジン吸
入空気温度を低く維持することが出来、吸入空気温上昇
に伴なうエンジン不調の発生を良好に防止し得ることと
なったのである。
また、渋滞時のエンジン吸入空気温度を低下させるに必
要な空気量を通過せしめ得る断面積のダクトを設ければ
よいので、第1図の如きダクトより非常に細いものとす
ることが出来、換言すれば従来のダクトは不要となり、
代わって車室内側からの断面積の小さい冷気供給ダクト
を設ければよいので、結果的にダクトが細くなり、それ
故エンジンルームのサービス性モ改善され得るのである
以下、本考案の一実施例に係る図面に基づいて本考案を
更に詳細に説明する。
第2図に示す配置図において、10は車室構成壁であり
、該構成壁10によってその上方がエンジンルーム、下
方が車室とされている。
エンジンルーム側に配置されるエンジン11への燃焼用
の空気は、エアクリーナ吸入空気通路(吸入口)16よ
りエアクリーナ14に吸入され、該エアクリーナ14内
のエアクリーナエレメント15にて清浄化された後、キ
ャブレータ13、吸気管12を経て供給される。
一方、車室内の空気は、車室側に設けられている冷房装
置24の送風機21により冷却器22に送られ、該冷却
器22にて冷却された後、大部分が空気吹出口26a及
び26bから車内に放出され、車室内の冷房が行なわれ
ることとなる。
そして、冷却器22で冷却された空気の一部と冷却器2
2で凝縮した水は、冷房装置24に設けられた排水口2
3より、車室構成壁10を貫通するドレインホース20
にて気水分離器19に導びかれ、そこで凝縮水はドレイ
ン水として冷気と分離されて車外に放出される。
一方、気水分離器19にて凝縮水から分離された空気(
?@気)は、更に冷気ダクト18を通り、エアクリーナ
吸入空気通路16の途中に設けられた冷気放出口17よ
り放出され、前述したエンジン吸入空気に混入せしめら
れることとなる。
従って、このように冷房装置24から直接車外へ凝縮水
と共に放出している冷却器22通過後の冷気を利用して
、これを冷気ダクト18により放出口17からエアクリ
ーナ吸入空気通路16に導くようにすれば、該通路16
を通じて吸入される燃焼用空気には冷気が混入すること
となって、該燃焼用空気を冷却せしめ、以て渋滞時など
において高温の空気が吸入されてもその温度を低下せし
めることが出来、エンジン不調などのトラブルが効果的
に解消され得るのである。
また、エアクリーナ吸入空気通路16への冷気放出量は
少量であるが、渋滞時にあってはエンジン吸入空気量が
少ないため、その必要量の略80%或はそれ以上を賄う
ことが出来、それ故エンジン吸入空気温度を充分に低下
せしめ得るものであり、一方多量の吸入空気量が必要と
なるときは、車両が走行中であるので、エンジンルーム
内の空気温は車両前方から流入する外気により低下し、
このためエンジンルーム内の空気を大割合にてエンジン
に吸入せしめても何等問題はないのである。
更に、かかる冷気ダクト18からの冷気の導入により、
従来の如き車外から外気を導入するための太いダクトを
エンジンルーム内に長く配置する必要がなくなるので、
エンジンルーム内のサービス性も改善され得るのである
なお、本実施例のように、冷房装置24のドレインホー
ス20から凝縮水と同時に放出されている冷気を利用す
るようにすれば、車室内の冷気を導くために冷房装置2
4や車室構成壁10に特別の加工を施すことなく、極め
て簡単にエアクリーナ14に冷気を供給し得る利点が生
ずることとなる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は
かかる実施例のみに何等限定されるものではなく、本考
案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基
づいて種々なる変更、改良等を加えることが出来る。
例えば、前記実施例にあっては冷気ダクト18がエアク
リーナ吸入空気通路16の開口部に近接して取り付けら
れているが、該冷気ダクト18から放出される冷気がエ
アクリーナ14に吸入されることとなるなら、その取付
位置は種々変更され得るものであり、また該冷気ダクト
18をエアクリーナ吸入空気通路16に取り付けること
なく、その開口部付近に該ダクト18の冷気放出口17
が位置するように配置したりしても何等差支えない。
また、冷房装置24を作動させているときならば、車室
内の空気は既に冷えているので、冷却器22前の空気が
冷気ダクトによってエアクリーナ14の吸入口付近に導
びかれるようにしてもよく、更に冷房装置24から導び
かないで、車室構成壁10の他の場所から冷気をダクト
によって導くようにすることも可能である。
なお、必要に応じてエンジンの温度を感知して冷気ダク
ト18の冷気通路を開閉するバルブを設け、エンジンが
冷えているときは閉じ、所定の高温になったとき開くよ
うにして、冷気の供給を制御するようにすることも出来
る。
しかし、該冷気ダクト18はかなり細くされるので、か
かる制御バルブを設けなくてもエアクリーナ14へ供給
される空気が冷え過ぎる恐れは少°ないのである。
また、必要に応じてダクトを通じて冷気を積極的に送る
ために冷気ダクトにファンを設けても何等差支えない。
このように、本考案は、車室内冷房装置によって形成さ
れる冷気の一部なエアクリーナ内に導くダクトを設けた
ものであって、夏期渋滞時などにはエアクリーナからエ
ンジンに供給される空気が充分に冷却されるので、高温
空気の供給に基づくところのエンジン不調などのトラブ
ルが悉く解消され得ることとなり、またエンジンルーム
内のサービス性も改善され得ることとなったところに、
大きな意義を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術を示すエンジンルームの平面略図であ
り、第2図は本考案の一実施例を示す配置図である。 1.14:エアクリーナ、2:吸入口、3:ダクト、4
:エンジンルーム、5,11:エンジン、10:車室構
成壁、12:吸気管、13:キャブレーク、15:エア
クリーナエレメント、16:エアクリーナ吸入空気通路
、17:冷気放出口、18:冷気ダクト、19:気水分
離器、20ニドレインホース、2に送風機、22:冷却
器、23二排水口、24:冷房装置、26a、26b’
空気吹出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに燃焼用の清浄空気を供給するためのエアクリ
    ーナと、車室内を冷房する冷房装置とを備えた車両にお
    いて、該冷房装置によって冷却された車室内空気の一部
    をエアクリーナ内に導くダクトを設け、かかるダクトを
    通じて導かれる冷却された車室内空気が前記エンジンに
    供給される空気の一部となるようにしたことを特徴とす
    る車両用エアクリーナの冷気導入装置。
JP5018978U 1978-04-14 1978-04-14 車両用エアクリ−ナの冷気導入装置 Expired JPS5849417Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5018978U JPS5849417Y2 (ja) 1978-04-14 1978-04-14 車両用エアクリ−ナの冷気導入装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5018978U JPS5849417Y2 (ja) 1978-04-14 1978-04-14 車両用エアクリ−ナの冷気導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54152809U JPS54152809U (ja) 1979-10-24
JPS5849417Y2 true JPS5849417Y2 (ja) 1983-11-11

Family

ID=28937195

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5018978U Expired JPS5849417Y2 (ja) 1978-04-14 1978-04-14 車両用エアクリ−ナの冷気導入装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6337568B2 (ja) * 2014-03-28 2018-06-06 三菱自動車エンジニアリング株式会社 エンジンの吸気冷却構造

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Publication number Publication date
JPS54152809U (ja) 1979-10-24

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