JPS5849165Y2 - シエル中空中子のブロ−口密閉装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は鋳造用シェル中空中子のブロー口密閉装置に
関するものである。

従来の金型反転排砂によるシェル中空中子造型機は加熱
された金型にシェル砂をブローイングし、金型を反転す
ることにより未硬化のシェル砂をブロー口から排除する
ことにより中空中子を製造シていた。

然し成型されたシェル中子は排砂された後のブロー口は
そのまま開口部になっていた。

そのため溶湯が近くを通る場合にはその開口部に充填物
を装入し溶湯の浸入防止をはからねばならなかった。

この溶湯浸入束に、従来は多くの人手と時間を費し、か
つ取扱い上の不注意による中子の破損も非常に多く発生
し、問題となった。

この考案は上記の問題点を改良し、中子を使用する注湯
時に中子の中に溶湯の浸入を防止しかつその取扱いを簡
便にし、又中子の破損を防止することを目的とする。

この考案を添付図面により説明すると、第１図において
、複数の支持ローラ１に円盤２を半回転往復運動するよ
う設け、その円盤２に２本の支持杆３を固着−支持杆３
の他端に二つ割の金型４゜４を設け、その金型４，４の
接触部の一面にブロー口５を設ける。

円盤２と金型４との間で、金型４に腕板６，６を設げ、
その腕板６，６上の軸受７，７に回転軸８を枢着し、そ
の軸８に複数のアーム９を固着し、そのアーム９に前記
ブロー口５を塞ぐストッパ１０を設げ、又円盤２にスト
ッパ１０を加熱するガスバーナ１１を設ける。

なお図中１２はモータ、１３はチェーン、１４はチェー
ンホイール、２０は支持棒である。

第３図において、１５はシェル中子、ｔはシェル厚さを
示す。

第４図は中空中子１５を用いて容器１６を製作する図面
で１６は下型、１７は上型、１８は注湯口、１９は製品
を示す。

円盤２を半回転させることにより金型４を上下反転させ
る。

又ストッパ１０はガスバーナ１１により加熱し、円盤２
０回転と共にモータ１２の動力により角運動させる。

加熱金型にブローされたシェル砂は、金型４の熱により
硬化を始める。

そこでこの金型を反転させることにより第３図に示すよ
うにストッパ１０が金型ブロー口５を密閉する。

そのため金型４内に残っている未硬化のシェル砂はスト
ッパ１０の熱と金型４の熱により完全に硬化し、ブロー
口を密閉することができる。

かつ密閉時のシェル厚さｔは密閉タイミングを任意に設
定することにより変化させられるものである。

本案は上記の構成であり、金型ブロー口５をストッパ１
０により密閉することにより中空中子１５を密閉し、注
湯暗中子のブロー口に充填物の装入作業がなくなり、中
子取扱いによる破損もなくなり、又中子の破損も防止す
ることができる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の斜視図、第２図はストッパの正面図、
第３図は第１図の■−■線の反転図、第４図は中空中子
を使用して注湯状態を示す断面図である。 １・・・・・・支持ローラ、２・・・・・・円盤、３・
・・・・・支持杆、４・・・・・・金型、５・・・・・
・ブロー口、６・・・・・・腕板、Ｉ・・・・・・・・
・軸受、８・・・・・・回転軸、９・・・・・・アーム
、１０・・・・・・ストッパ、１１・・・・・・ガスバ
ーナ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 半回転する円盤２に固着した支持杆３に一対の金型４，
   ４を設け、該一対の金型４，４にブロー口５を設け、前
   記金型４０側部に回転軸８を設け、該回転軸８に固着し
   たアーム９に、前記ブロー口５を開閉するストッパ１０
   を設けてなるシェル中空中子のブロー口密閉装置。