JPS5814035Y2 - 遠心鋳造用鋳型 - Google Patents

遠心鋳造用鋳型

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Publication number
JPS5814035Y2
JPS5814035Y2 JP3574181U JP3574181U JPS5814035Y2 JP S5814035 Y2 JPS5814035 Y2 JP S5814035Y2 JP 3574181 U JP3574181 U JP 3574181U JP 3574181 U JP3574181 U JP 3574181U JP S5814035 Y2 JPS5814035 Y2 JP S5814035Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
split
gate
centrifugal casting
hot water
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Expired
Application number
JP3574181U
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JPS57152360U (ja
Inventor
均 池田
Original Assignee
株式会社 ラツキ−コ−ポレ−シヨン
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Publication date
Application filed by 株式会社 ラツキ−コ−ポレ−シヨン filed Critical 株式会社 ラツキ−コ−ポレ−シヨン
Priority to JP3574181U priority Critical patent/JPS5814035Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は遠心鋳造用鋳型に関し、例えば錫合金或いは亜
鉛合金等の低融点金属を素材としてブローチ、ペンダン
ト等のアクセサリその他の小物品を遠心鋳造する鋳型の
改良に関する。
このような遠心鋳造機は特公昭45−10722号に係
るものが従来公知であり、この従来例に用いられる鋳型
は、第1図に示す如く、回転されるゴム製ディスク形と
され、回転軸心より放射方向に形成された複数の案内通
路1と、該案内通路1の先端に形成されたキャビティ2
とを該鋳型3内部に設け、前記キャビティ2を開閉自在
とすべく鋳型3が軸方向に分割された1対の分割型3a
、3bがら威す、一方の分割型3aの軸心部に前記案内
通路1に連通するゲート4を設けたものである。
従って衝合した分割型3 a 、3 bの一方の分割型
3aのゲート4より融湯を注入した後、鋳型3を回転さ
せることによりキャビティ2内で所望の遠心鋳造を行な
い、その後は両分割型3 a 、3 bを開放してキャ
ビティ2及び案内通路1内の金属片を取出し、キャビテ
ィ2により鋳造された製品を適宜金属片より分離して製
品を得るものである。
然し乍ら、前記ゲート4から融湯を注入する際、該ゲー
ト4に対面する他方の分割型3bの軸心部に高温の融湯
が直接に注がれるので、該軸心部のゴム素材が早期に老
化する問題がある。
またこの軸心部が高熱を帯びるため、鋳型3が全体とし
て歪み、特に第1図鎖線に示す如く分割型3a、3bが
相互に周縁を離反する方向にソリ状に変形し、キャビテ
ィ2の型ズレによる鋳造品の不良化を招来する問題があ
る。
更に前記軸心部の高熱が鋳型3全体に伝達され、型全体
が高温となって鋳造後の金属片冷却に長時間を要し、生
産性にも問題がある。
而してこれらの諸問題を解決するには、鋳型3の材質を
従来のゴム素材とは別のものに置換することが考慮され
るが、上記アクセサリ等の小物品には極めて細かい形状
模様の造形が要求されることから、鋳型3自体は彫刻工
作の容易なゴム製のままとすることが望ましく、材質を
置換することには問題がある。
本考案は上記に鑑み、鋳型自体の材質は従来と同様ゴム
とする一方、該鋳型の長寿命化を可能にすると共に、常
に所期目的通りの鋳造品を得ることができ且つ生産性を
向上した遠心鋳造用鋳型を提供することが目的であり、
従ってその特徴とする処は、上記従来例の如き1対の分
割型から成る鋳型に於いて、他方の分割型が、ゲートに
対面する軸心部のゴム素材を取除いて成る切欠部を形成
し、該切欠部に固定される湯受部材を備えて成り、この
湯受部材を耐熱性及び金属剥離性のある素材により形成
して成る点にある。
以下図面に基いて実施例を詳述すると、遠心鋳造機は、
第2図に示す如く、上下平行に配置された1対の支持板
11.12に垂直回転軸13を軸受14,15を介して
支持し、該回転軸13をベルト16を介してモータ17
により回転駆動自在とすると共に、同軸13を内部中空
18のパイプとしてこれを空気導管19により電磁弁2
0を介して空気圧縮装置21に連結している。
上側の支持板11には略円筒形のケース22が固定され
、該ケース22内に遠心鋳造回転部が構成される。
前記回転軸13の上端は底板23に挿着され、該底板2
3上に重ね合される浮動板24により空気室25を形成
し、該空気室25は前記回転軸13の中空部18に連通
される。
底板23の周縁には起立する筒壁29が固着され、該筒
壁26の上部に押え板27が設けられ、前記浮動板24
と押え板27との間に鋳型28が配置される。
前記ケース22の上部開口は蓋板26によって開閉自在
に施蓋され、該蓋板29に設けた注入口30から、押え
板27の連通ロ31.後述する鋳型28のゲート32へ
と連通ずる湯道が形成される。
鋳型28は、上記従来例と同様に、回転されるゴム製デ
ィスク形とされ、回転軸心より放射方向に形成された案
内通路38と、該案内通路33の先端に形成されたキャ
ビティ34とを該鋳型内部に設け、前記キャビティ34
を開閉自在とすべく鋳型28が軸方向に分割された1対
の分割型28 a 、28 bから成り、一方(上側)
の分割型28 aの軸心部に案内通路33に連通ずる上
記ゲート32を設けている。
この遠心鋳造機による鋳造に際しては、注入口30から
融湯を注入した後、モータ17により回転軸13を回転
駆動すると共に、空気圧縮装置21より空気室25に圧
縮空気を送って浮動板24を浮動させ、分割型28 a
、28 bを浮動板24と挿え板27との間に挟持し
た状態で遠心鋳造を行なう。
鋳造完了後は、蓋板29を持ち上げてケース22を開口
し、押え板27を筒壁26より成性した後、鋳型28を
ケース22より取出せは゛良い。
而して本考案に係る鋳型の第1実施例は、第2図及び第
3図に示す如く、他方(下側)の分割型28bがゲート
32に対面する軸心部に嵌合孔35を貫通開設しており
、これに対応して浮動板24の軸心部には湯受部材36
がボルト37により固着され、該湯受部材36が浮動板
24の上面に突出している。
従って、この他方の分割型28 bを浮動板24上に設
置した状態で、湯受部材36が浮動板24の上面から前
記嵌合孔35に嵌着されると共に、一方の分割型28
aのゲート32に対面する。
この湯受部材36は、耐熱性及び金属剥離性に優れた素
材、例えばセラミックにより形成される。
尚、1対の分割型28 a 、28 b自体は各種ゴム
により形成されるが、鋳造品を得る融湯の種類により適
宜ゴム質を選択される。
例えば錫鉛合金は溶解温度が600〜850°Fと比較
的低融点であるから一般の天然ゴム等で足りるが、亜鉛
合金は溶解温度が850〜980°Fであるため比較的
耐熱性に優れるシリコンゴム等を用いるのが望ましい。
また図例に於いて、一方の分割型28 aの周縁には多
数の小穴38が設けられ、他方の分割型28 bの周縁
にはこれに対応する多数の突起39が植設され、該突起
39を前記小穴38に嵌脱自在としている。
第4図は本考案に係る鋳型の第2実施例を示し、他方(
下側)の分割型28 bは、ゲート32に対面する軸心
部に湯受部材36を貫通して一体に固着しており、結果
的に該分割型28 bの軸心部のゴム素材を原除いた切
欠部40が形成され、該切欠部40に湯受部材36が適
合固定された形態とされている。
その他の構成は上記第1実施例と同様である。
このような実施例に基く本考案によれば、融湯注入時に
、該融湯は直接には湯受部材36により受けられるので
、鋳型28のゴム素材自体には直接悪影響がなく、鋳型
耐用性の向上及び長寿命化に優れている。
しかもこのようにゴム素材に局部的な温度高低差を生じ
ることがないから、従来の如き歪による型ズレを招来す
ることもなく、常に良品質の鋳造品を得ることができる
また湯受部材36に相当する軸心部に於いては前記嵌合
孔35又は切欠部40の如くゴム素材が取除かれて切欠
部を或しているため、ゴム部分による質量が低減され、
鋳造後の鋳型28が比較的冷め易く、従って鋳造サイク
ルの短縮化による生産性向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例に係る鋳型の断面図、第2図は遠心鋳造
機の断面図、第3図は本考案の第1実施例を示す断面図
、第4図は第2実施例を示す断面図である。 28・・・・・・鋳型、32・・・・・・ゲート、33
・・・・・・案内通路、34・・・・・・キャビティ、
35・・・・・・嵌合孔、36・・・・・・湯受部材、
40・・・・・・切欠部、28 a 、28 b・・・
・・・分割型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転されるゴム製テ゛イスク形状の鋳型が、回転軸心よ
    り放射方向に形成された複数の案内通路と、該案内通路
    の先端に形成されたキャビティとを該鋳型内部に設け、
    前記キャビティを開閉自在とすべく鋳型が軸方向に分割
    された1対の分割型から成り、一方の分割型の軸心部に
    前記案内通路に連通ずるゲートを設けたものに於いて、
    他方の分割型が、前記ゲートに対面する軸心部のゴム素
    材を取除いて成る切欠部を形成し、該切欠部に固定され
    る湯受部材を備えて成り、湯受部材が耐熱性及び金属剥
    離性のある素材により形成されて成ることを特徴とする
    遠心鋳造用鋳型。
JP3574181U 1981-03-13 1981-03-13 遠心鋳造用鋳型 Expired JPS5814035Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3574181U JPS5814035Y2 (ja) 1981-03-13 1981-03-13 遠心鋳造用鋳型

Applications Claiming Priority (1)

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JP3574181U JPS5814035Y2 (ja) 1981-03-13 1981-03-13 遠心鋳造用鋳型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57152360U JPS57152360U (ja) 1982-09-24
JPS5814035Y2 true JPS5814035Y2 (ja) 1983-03-18

Family

ID=29832996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3574181U Expired JPS5814035Y2 (ja) 1981-03-13 1981-03-13 遠心鋳造用鋳型

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59229269A (ja) * 1983-06-13 1984-12-22 Hiromichi Oikawa 回転鋳造機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57152360U (ja) 1982-09-24

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