JPS5848583B2 - アクリルアミド重合体水溶液の安定化法 - Google Patents

アクリルアミド重合体水溶液の安定化法

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JPS5848583B2
JPS5848583B2 JP13644078A JP13644078A JPS5848583B2 JP S5848583 B2 JPS5848583 B2 JP S5848583B2 JP 13644078 A JP13644078 A JP 13644078A JP 13644078 A JP13644078 A JP 13644078A JP S5848583 B2 JPS5848583 B2 JP S5848583B2
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JP
Japan
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polymer
acrylamide
aqueous solution
acrylamide polymer
polymer aqueous
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JP13644078A
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JPS5562954A (en
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善次郎 河村
勝一 神谷
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶液状態におけるアクリルアミド系重合体の
分解を防ぎ、これを安定化する方法に関するものである
アクリルアミド系重合体は、沈降促進剤、土壌改良剤、
製紙用薬剤、電解精錬用添加剤、摩擦抵抗低減剤、繊維
加工剤、油水分離剤、石油回収用薬剤、各種粘結剤等多
くの産業分野に広く利用されており、重合体の変性の種
類、組合せ等が改変されるたびに新しい用途が開発され
ている。
このように多岐に亘る用途面で、アクリルアミド系重合
体は期待に応える成果を挙げているが、この重合体の最
大の欠点としては他の重合体に比較して分解を起しやす
いということであり、このことから本来発揮されるべき
能力を充分に亭受し得ないでいる場合がある。
例えば、アクリルアミド系重合体水溶液を室温下に放置
すると、しばしば短時間のうちに頭初示していた水溶液
粘度値を維持し得ないという現象が起り、特に比較的高
温下においてはこの性能劣化の傾向は加速され、甚だし
い場合には目的とする用途への使用が不可能となる場合
もある。
このようなことからアクリルアミド系重合体の劣化防止
剤の検討が種々行なわれており、例えば米国特許第3,
3 3 7,3 5 6号や第3,4 9 3.5 3
−9号公報では紫外線吸収剤として2〜(O−アミドフ
エニル)−2.1.3−ペンゾトリアゾールや2−(2
−ヒドロキシフエニノl:/)ペンゾトリアゾールが有
効であると紹介している。
ところで例えば、アクリルアミド系重合体水溶液を圧入
し地下の油層から石油を回収する場面で使用する時には
、一般的には油層温度が約40〜80℃となっており、
かつ圧入されたアクリルアミド系重合体水溶液は注入井
から生産井に至るまで地下の油層に数ケ月〜数十ケ月に
及ぶ長期に存在するためにその間の重合体の品質面での
保障が採油者から要求される。
従って上述の温度領域における重合体品質の経時変化は
できるだけ小さくすることが、アクリルアミド重合体供
給者に課せられた問題であり、この問題を解決したとき
に始めてアクリルアミド系重合体の本来の機能を充分に
亭受することができるものである。
採油という条件下でのアクリルアミド系重合体の品質低
下は、主として該重合体の崩壊ないし解重合に起因する
ものであると信じられ、具体的には未だ明確には解明さ
れていないが水中の溶存酸素等の関与するラジカル反応
に基づくものと考えられている。
このことから、採油という場面における酸素捕捉剤とし
て米国特許第3,5 8 0,3 3 7号公報では塩
化カルシウム等の水溶性2価金属塩を、また米国特許第
3,8 0 0,8 7 7号公報ではフォルムアルデ
ヒドが有効である旨記載している。
本発明者らは、アクリルアミド系重合体水溶液の安定化
方法ないし、安定化のための添加剤に関して種々研究を
重ねた結果、2−メルカプトペンゾイミダゾール誘導体
を添加ないし配合することにより、実質的にアクリルア
ミド系重合体の分解を防ぎ得る事を見い出し、本発明に
到達した。
即ち、本発明はアクリルアミド系重合体に一般式 (式中R1〜R4はメチルまたはエチル、Xは水素、ア
ルカリ金属またはアンモニウムヲ示ス)で表される2−
メルカプトベンゾイミダゾール誘導体を添加することを
特徴とするアクリルアミド系重合体水溶液の安定化法に
関する。
置換基Xが水素であるときは、溶解性が悪いため通常は
ナトリウム塩、カリウム塩またはアンモニウム塩の形で
使用する場合が多い。
本発明でいう安定化されるアクリルアミド系重合体とは
、アクリルアミドのホモ重合体、優位量のアクリルアミ
ド部分を含む共重合体、あるいはこれらの混合物を包含
する。
共重合体を構成する一方の成分である単量体としては、
具体的にはメタアクリルアミド、(メタ)アクリル酸(
塩)、(メタ)アクリ口ニトリル、2−アクリルアミド
ー2−メチルプロパンスルホン酸(塩)、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート、アクリル酸低級アルキルエス
テル、ビニルピリジンなどの親水性単量体である。
また所謂共重合反応に依ったものに限らず、例えばアク
リルアミドホモ重合体中のアミド基の50モルφ以下を
、例えば加水分解したり、メチロール化またはマンニツ
ヒ化するなど高分子反応により他の官能基を導入したも
のも包含する。
本発明が対象としている安定化を意図するアクリルアミ
ド系重合体水溶液の濃度は、約0.0001〜20重量
多水溶液であり、特に約0.0001〜5重量φの水溶
液に対して本発明を適用することが好ましい。
前記の安定化剤は一種又は必要に応じて2種以上を混合
して重合体に添加することができ、また従来から知られ
ている安定化剤と併用することもできる。
このような安定剤の使用量はアクリルアミド重合体10
0重量部に対して0.1〜20重量部が望ましい。
0.1重量部以下では安定化の効果が少なく、また一方
20重量部をこえて添加しても、20重量部の場合とそ
の効果は殆ど変らず従って経済的にも好ましくない。
本発明における、アクリルアミド系重合体に安定化剤を
添加ないし配合する方法としては、粉末状アクリルアミ
ド系重合体に粉末状の安定化剤をミキサー、ブレンダー
等を用いて混合する方法やゲル状アクリルアミド系重合
体に粉末または水溶液状の安定化剤を混合する方法を採
用してもよいし、またはアクリルアミド系重合体水溶液
に安定化剤の粉末ないしその水溶液を添加して攪拌する
方法を採用してもよい。
本発明によって得た安定化されたアクリルアミド系重合
体水溶液の安定化効果は、0℃の如き室温以下の場合で
あっても、また80℃という高温であっても得られるが
、特に高温時における安定効果は有用なものである。
重合体水溶液を作る水の種類については特に限定されず
、海水、河川水、市水、工業用水等の中から任意に選択
することができる。
以下に示す実施例はゲル状の重合体を用いた例で説明し
ているが、当然のことながら低濃度で重合して得た重合
体水溶液にも範囲が及ぶことは本発明の思想を理解すれ
ば認識できる筈である。
以下実施例によって本発明の効果を具体的に説明する。
実施例 1. アクリルアミド230部、脱気したイオン交換水770
部を1.5lのデュワー瓶にとり、PHを8に調節して
アゾビスアミジノプロパン塩酸塩0.05部とニトリロ
トリスプロピオン酸アミド0.05部を添加して25℃
で重合を開始した。
得られた重合体はゲル状の弾性のあるもので、これを約
5間角の小片とし、60℃にて乾燥し乾燥後約’1mm
以下に粉砕した。
この粉砕重合体の一部を脱気イオン交換水に溶解し0.
1多水溶液としたものの溶液粘度は150C.P.であ
った(ブルツクフィールド型粘度計25℃)。
一方乾燥重合体を脱気イオン交換水で0,2′%水溶液
を作り、この溶液の粘度を測定して初期粘度(Ao)と
し、次いでこの水溶液を分割して2−メルカプトベンゾ
イミダゾールベンゼン核メチル置換体のナトリウム塩(
MMB I −N a )を添加しガラス製アンプル
中で70’Cで5日間処理後の粘度(A)を測定し経時
変化を粘度損分百分率(人/AoX100)で第1表に
示した。
実施例 2 実施例1.のアクリルアミド重合体ゲル状物に苛性ソー
ダを加えて二一ダーで混練しアミド基の15モル%を加
水分解させた。
この部分加水分解ポリアクリルアミドを実施例1,と同
様の操作で乾燥し重合体粉末を得た。
粉末重合体を3%塩化ナl− IJウム水溶液に溶解さ
せて、1.5%の重合体水溶液を作り、実施例1.と同
様にして粘度変化挙動を測定し第2表の結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリルアミド系重合体に一般式 (式中R1〜R4はメチルまたはエチル、Xは水素、ア
    ルカリ金属またはアンモニウムを示す)で表される2−
    メルカブトベンゾイミダゾール誘導体を添加することを
    特徴とするアクリルアミド系重合体水溶液の安定化法。
JP13644078A 1977-12-14 1978-11-06 アクリルアミド重合体水溶液の安定化法 Expired JPS5848583B2 (ja)

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JP13644078A JPS5848583B2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 アクリルアミド重合体水溶液の安定化法
SU782701054A SU1356964A3 (ru) 1977-12-14 1978-12-18 Способ стабилизации водного раствора полиакриламида или частично гидролизованного полиакриламида или сополимера акриламида с метакриловой кислотой
US06/101,672 US4393163A (en) 1977-12-14 1979-12-10 Method for stabilizing an acrylamide polymer in a petroleum recovery process
US06/452,266 US4481316A (en) 1977-12-14 1982-12-22 Method for inhibiting the degradation of an aqueous solution of an acrylamide polymer in a petroleum recovery process

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JP13644078A JPS5848583B2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 アクリルアミド重合体水溶液の安定化法

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JPS5562954A JPS5562954A (en) 1980-05-12
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