JPS5848291Y2 - 切り欠ぎ付ボビン - Google Patents
切り欠ぎ付ボビンInfo
- Publication number
- JPS5848291Y2 JPS5848291Y2 JP1976028574U JP2857476U JPS5848291Y2 JP S5848291 Y2 JPS5848291 Y2 JP S5848291Y2 JP 1976028574 U JP1976028574 U JP 1976028574U JP 2857476 U JP2857476 U JP 2857476U JP S5848291 Y2 JPS5848291 Y2 JP S5848291Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- notch
- thread
- end surface
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は紙製の糸巻用ボビンの改良に関するものである
。
。
近時、紡糸速度が著しく向上しており、それにつれて糸
屑の発生を極力防止するために自動糸掛は操作が実施さ
れている。
屑の発生を極力防止するために自動糸掛は操作が実施さ
れている。
この自動糸掛操作に際しては、ボビンの端部に切り欠ぎ
を設け、これによって糸を引掛けるように構成したもの
が多用されている。
を設け、これによって糸を引掛けるように構成したもの
が多用されている。
第１図は従来のボビンの構造の要部を示す正面図であ勺
、ボビン１の端面に直線状に切り欠ぎ２を設けておき、
ボビン１が矢印Ａの方向に回転している間に矢印Ｂのよ
うに糸を落し込んで捕捉するように構成している。
、ボビン１の端面に直線状に切り欠ぎ２を設けておき、
ボビン１が矢印Ａの方向に回転している間に矢印Ｂのよ
うに糸を落し込んで捕捉するように構成している。
前記の切り欠ぎ２は二本の直線で鋭角的にＶ字形に切ジ
込んだもので、入口がやや広くなり、先に行くにしたが
って狭まっている。
込んだもので、入口がやや広くなり、先に行くにしたが
って狭まっている。
この種のボビンの場合には、鋭角に形成された糸捕捉部
３の先端がボビンの高速回転時の空気抵抗および糸掛は
操作の際の作業者の手との接触やボビンチャックとの接
触などによりボビンの紙層がはがれる所謂「めくれ」が
発生することが多く、そのために糸を切断したり、損傷
を与えたうすることが多かった。
３の先端がボビンの高速回転時の空気抵抗および糸掛は
操作の際の作業者の手との接触やボビンチャックとの接
触などによりボビンの紙層がはがれる所謂「めくれ」が
発生することが多く、そのために糸を切断したり、損傷
を与えたうすることが多かった。
捷た、切す欠ぎ２を形成するときにナイフが切断面を押
圧するためにボビン自体に割れが生じ易くなっているこ
とから前記欠点が発生し易かった。
圧するためにボビン自体に割れが生じ易くなっているこ
とから前記欠点が発生し易かった。
そこで、前記「めくれ」を防止する方法として第２図の
ようにＶ字形の切り欠ぎ２を設けたものも検討されてい
るが、切シ欠ぎ２を形成する壁部が突出していないため
に糸の捕捉が困難であるという問題があった。
ようにＶ字形の切り欠ぎ２を設けたものも検討されてい
るが、切シ欠ぎ２を形成する壁部が突出していないため
に糸の捕捉が困難であるという問題があった。
本考案は前記従来のボビンの有する欠点を解消するため
に得られたものである。
に得られたものである。
すなわち、本考案の切り欠ぎ付ボビンは、紙管よりなる
ボビンの端部に、ボビンの回転方向に向って全体的に傾
斜すると共にボビンの端面に向って開口するＶ字形の切
り欠ぎを設け、該切り欠ぎの谷底から切り込みを設け、
この切り込みは前記切り欠ぎを持つボビン端面からボビ
ンの他端面の方向に見てボビンの端面から切り込みに至
る距離が急速に増大する曲線状となし、且つ、前記切り
欠ぎを構成する糸案内面のうち前記ボビンの端面側の糸
案内面とボビンの端面とによって囲まれた糸捕捉部の先
端をボビンの軸線に平行な平坦面としたことを特徴とす
るものである。
ボビンの端部に、ボビンの回転方向に向って全体的に傾
斜すると共にボビンの端面に向って開口するＶ字形の切
り欠ぎを設け、該切り欠ぎの谷底から切り込みを設け、
この切り込みは前記切り欠ぎを持つボビン端面からボビ
ンの他端面の方向に見てボビンの端面から切り込みに至
る距離が急速に増大する曲線状となし、且つ、前記切り
欠ぎを構成する糸案内面のうち前記ボビンの端面側の糸
案内面とボビンの端面とによって囲まれた糸捕捉部の先
端をボビンの軸線に平行な平坦面としたことを特徴とす
るものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第３図及び第４図は本考案の実施例を示すもので、紙管
よりなるボビン１の端部に、ボビン１０回転方向に向っ
て全体的に傾斜したＶ字形の切シ欠ぎ２を設けている。
よりなるボビン１の端部に、ボビン１０回転方向に向っ
て全体的に傾斜したＶ字形の切シ欠ぎ２を設けている。
この切り欠ぎ２はボビン１の端面１ａに向って開口して
いる。
いる。
そして、この切り欠ぎ２の谷底から切シ込みＴを設けて
いる。
いる。
この切り込みＩは切り欠ぎ２を有するボビン端面１ａか
らボビンの他端面１ｂの方向に見てボビン１の端面１ａ
から切り込み７に至る距離が急速に増大する曲線状とな
している。
らボビンの他端面１ｂの方向に見てボビン１の端面１ａ
から切り込み７に至る距離が急速に増大する曲線状とな
している。
前記切り欠ぎ２を構成する糸案内面４，６のうち前記ボ
ビン１の端面１ａ側の糸案内面６とボビン１の端面１ａ
とによって囲まれた糸捕捉部３の先端をボビン１の軸線
（図示せず）に平行な平坦面５となしている。
ビン１の端面１ａ側の糸案内面６とボビン１の端面１ａ
とによって囲まれた糸捕捉部３の先端をボビン１の軸線
（図示せず）に平行な平坦面５となしている。
本考案にかいて、特に重要な点は（イ）糸捕捉部３の前
端が平坦面５となっており、鋭角的に尖った部分がない
点と、（ロ）切り欠ぎ２が全体的にボビン１０回転方向
に向って傾斜している点と、さらに、（ハ）この切り欠
ぎ２はこの切り火ぎ２に続く切り込みＩが切り欠ぎ２を
有するボビン端面１ａからボビンの他端１ｂの方向に見
てボビン１の端面１ａから急速に遠ざかる方向に湾曲し
ている点にある。
端が平坦面５となっており、鋭角的に尖った部分がない
点と、（ロ）切り欠ぎ２が全体的にボビン１０回転方向
に向って傾斜している点と、さらに、（ハ）この切り欠
ぎ２はこの切り火ぎ２に続く切り込みＩが切り欠ぎ２を
有するボビン端面１ａからボビンの他端１ｂの方向に見
てボビン１の端面１ａから急速に遠ざかる方向に湾曲し
ている点にある。
上記湾曲した切り込みＴは糸案内部４，６によって案内
された糸がその張力によって簡単に導入されるとともに
、一旦この切り込みＴによって捕捉された糸は簡単に外
れることがない。
された糸がその張力によって簡単に導入されるとともに
、一旦この切り込みＴによって捕捉された糸は簡単に外
れることがない。
この切り込みｌを湾曲した形に形成することは糸捕捉と
糸把持との上で重要である。
糸把持との上で重要である。
本考案は切り火ぎ２を構成する糸案内面４，６のうち前
記ボビン１の端面１ａ側の糸案内面６とボビン１の端面
１ａとによって囲まれた糸捕捉部３の先端をボビン１の
軸線（図示せず）に平行な平坦面５となしているからボ
ビン端部に尖った部分が一切形成されていない。
記ボビン１の端面１ａ側の糸案内面６とボビン１の端面
１ａとによって囲まれた糸捕捉部３の先端をボビン１の
軸線（図示せず）に平行な平坦面５となしているからボ
ビン端部に尖った部分が一切形成されていない。
したがって、糸捕捉部３に糸や作業者の手などが触れて
も多層の紙層で形成された糸捕捉部３に「めくれ」を生
じることがなく、長期間の使用に十分に耐えることがで
きる。
も多層の紙層で形成された糸捕捉部３に「めくれ」を生
じることがなく、長期間の使用に十分に耐えることがで
きる。
さらに、本考案においては、切り欠ぎ２の谷部に続く切
り込み１がボビンの端面１ａから他端面１ｂの方向に見
て前記ボビン端面１ａから急速に遠ざかるように湾曲し
ているから捕捉された糸はこの切り込みＩに確実に保持
される。
り込み１がボビンの端面１ａから他端面１ｂの方向に見
て前記ボビン端面１ａから急速に遠ざかるように湾曲し
ているから捕捉された糸はこの切り込みＩに確実に保持
される。
この切り込み１の湾曲形状はボビン１の回転方向と糸が
ボビン１の中央部に向って移動する速度の合成線跡を略
本するものであって単に直線状に形成されているものに
比較して糸の移動は円滑に行われる。
ボビン１の中央部に向って移動する速度の合成線跡を略
本するものであって単に直線状に形成されているものに
比較して糸の移動は円滑に行われる。
しかしながら、一旦この切り込みＴに捕捉された糸は切
り込みＩの湾曲により簡単には脱出することができず、
把持が確実に行われる。
り込みＩの湾曲により簡単には脱出することができず、
把持が確実に行われる。
上記の如く、本考案は紙管よジなるボビン１の端部に、
ボビン１０回転方向に向って全体的に傾斜すると共にボ
ビン１の端面１ａに向って開口するＶ字形の切り火ぎ２
を設け、該切り欠ぎ２の谷底から切す込みＩを設け、こ
の切り込み１は前記切り欠ぎ２を持つボビン端面１ａか
らボビンの他端面１ｂの方向に見てボビン１の端面１ａ
から切り込みＩに至る距離が急速に増大する曲線状とな
し、且つ、前記切り欠ぎ２を構成する糸案内面４゜６の
うち前記ボビン１の端面１ａ側の糸案内面６とボビン１
の端面１ａとによって四重れた糸捕捉部３の先端をボビ
ンの軸線に平行な平坦面５としたから糸捕捉部３０強度
が増加してこの糸捕捉部３の「割れ」や「めくれ」が防
止されるとともに、湾曲した切り込みＩに糸を把持する
ので糸捕捉性及び糸保持性が良好である。
ボビン１０回転方向に向って全体的に傾斜すると共にボ
ビン１の端面１ａに向って開口するＶ字形の切り火ぎ２
を設け、該切り欠ぎ２の谷底から切す込みＩを設け、こ
の切り込み１は前記切り欠ぎ２を持つボビン端面１ａか
らボビンの他端面１ｂの方向に見てボビン１の端面１ａ
から切り込みＩに至る距離が急速に増大する曲線状とな
し、且つ、前記切り欠ぎ２を構成する糸案内面４゜６の
うち前記ボビン１の端面１ａ側の糸案内面６とボビン１
の端面１ａとによって四重れた糸捕捉部３の先端をボビ
ンの軸線に平行な平坦面５としたから糸捕捉部３０強度
が増加してこの糸捕捉部３の「割れ」や「めくれ」が防
止されるとともに、湾曲した切り込みＩに糸を把持する
ので糸捕捉性及び糸保持性が良好である。
第１図及び第２図は従来のボビンの要部を示す正面図、
第３図は本考案のボビンの要部を示す正面図、第４図は
第３図に示したボビンの斜視図である。 １・・・・・・ボビン、１ａ・・・・・・ボビン端面、
２・・・・・・切り欠ぎ、３・・・・・・糸捕捉部、４
，６・・、・・・糸案内部、５・・・・・・平坦部、１
・・・・・・切り込み。
第３図は本考案のボビンの要部を示す正面図、第４図は
第３図に示したボビンの斜視図である。 １・・・・・・ボビン、１ａ・・・・・・ボビン端面、
２・・・・・・切り欠ぎ、３・・・・・・糸捕捉部、４
，６・・、・・・糸案内部、５・・・・・・平坦部、１
・・・・・・切り込み。
Claims (1)
- 紙管よりなるボビン１の端部に、ボビン１の回転方向に
向って全体的に傾斜すると共にボビン１の端面１ａに向
って開口するＶ字形の切り欠ぎ２を設け、該切り欠ぎ２
の谷底から切り込み１を設け、この切り込みＩは前記切
り欠ぎ２を持つボビン端面１ａからボビンの他端面１ｂ
の方向に見てボビン１の端面１ａから切り込みＴに至る
距離が急速に増大する曲線状となし、且つ、前記切り欠
ぎ２を構成する糸案内面４，６のうち前記ボビン１の端
面１ａ側の糸案内面６とボビン１の端面１ａとによって
囲１れた糸捕捉部３の先端をボビンの軸線に平行な平坦
面５とした切り欠ぎ付ボビン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976028574U JPS5848291Y2 (ja) | 1976-03-10 | 1976-03-10 | 切り欠ぎ付ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976028574U JPS5848291Y2 (ja) | 1976-03-10 | 1976-03-10 | 切り欠ぎ付ボビン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52120725U JPS52120725U (ja) | 1977-09-13 |
| JPS5848291Y2 true JPS5848291Y2 (ja) | 1983-11-04 |
Family
ID=28488237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976028574U Expired JPS5848291Y2 (ja) | 1976-03-10 | 1976-03-10 | 切り欠ぎ付ボビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5848291Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5064728U (ja) * | 1973-10-03 | 1975-06-11 |
-
1976
- 1976-03-10 JP JP1976028574U patent/JPS5848291Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52120725U (ja) | 1977-09-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6154711B2 (ja) | ||
| JPH05208786A (ja) | 円筒形巻管 | |
| US4093135A (en) | Device for controlling a reserve winding when winding thread on a spool or core | |
| JPS5848291Y2 (ja) | 切り欠ぎ付ボビン | |
| US6244029B1 (en) | Method and device for covering a spun yarn body | |
| JPS6093064A (ja) | ボビンホルダ | |
| JPS6231673A (ja) | 溝付ボビン | |
| US3335476A (en) | Method and apparatus for controlling defects | |
| JPS6260783A (ja) | 溝付ボビン | |
| US3767130A (en) | Strand handling | |
| JP2507085Y2 (ja) | 糸巻き用ボビン | |
| JPH0133564Y2 (ja) | ||
| JPH0133565Y2 (ja) | ||
| JPH0330378Y2 (ja) | ||
| JPS6145089Y2 (ja) | ||
| US4383654A (en) | Traverse drum for winding machine | |
| US4317545A (en) | Method of and apparatus for exchanging full bobbins for empty ones in textile machines, particularly open-end spinning machines | |
| US3468496A (en) | Bobbin with strand engaging means | |
| JP2511551Y2 (ja) | 不良巻取防止装置を備えた糸の巻取装置 | |
| JPH1095571A (ja) | 糸条巻取用チューブ | |
| JPH0530057Y2 (ja) | ||
| JPH0410192Y2 (ja) | ||
| JPH0355582Y2 (ja) | ||
| JPH0324544Y2 (ja) | ||
| JPS5851180Y2 (ja) | ボビン |